異世界ってどんなところ?教えてクーニャン先生

くま太郎 雅臣

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④ 主とミリアとクーニャン先生?

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 なんとか部屋にたどり着いたタイガは、部屋の広さよりさっきの出来事をどう誤魔化すか悩んでいた。
 マズイ、ひじょ~にマズイ、何がって?ロビーに戻る時あの部屋の前を通らなければならないからである。前を通った時あの子が出てきたら、また叫ぶに決まってる。
 そんな事を考えながら、部屋の中をウロウロしてあると、誰かが扉をノックしてきた。

「タイガさん」
「・・・・」
「タイガさ~ん」
「・・・・」
「部屋で自分を慰めてるんですか~」
「してね~よ!」

 扉を開けると、ミリアとさっきの金髪美少女が立っていた。凄く気まずくなり扉を閉めようとした時、ミリアは足を入れ阻止してきた。

「なぜ、閉めるんですか」
「いや・・ちょっと」
「犯罪の匂いがします」
「刑事ドラマかっ!」

 くだらないやり取りをして、ロビーまで連行されるタイガ。金髪美少女がさっきからチラチラ見てくる、俺ってどう見ても不審者だよな、どうしたら誤解が解けるんだ。

「タイガさんに紹介します、こちらがお屋敷の主、ソラリス・マーキュリー様です」
「はっ・・はじめまして」
「どうしたんですか?顔が引きつってますよ」
「き・・気のせいだろ」

 ソラリスが耳打ちでミリアに何かを話し出す。だんだんミリアの目がつり上がり猫率を上げる、気がつくと目の前には1匹のネコが、猫率を100%まで上げたミリアはタイガに襲いかかる。

「痛い、イタタタッ」

 タイガの足にしがみつき、ネコキックの嵐、思わずネコ掴みで引き離すと今度は爪を立て顔を引っ掻く。

「いったぁ~い、そこまでしなくても良いだろ」
「主の裸を見た罰です」
「ミリア、もう良いですよ」
「しかし・・・」

 あれ?ソラリスさんも日本語話せるのか?てっきり異世界語だと思ったのに。

「なぁ~ミリア、ソラリスさんも日本語なんだな」
「そぉ~ですよ、この世界、異世界は殆どが日本語です」
「そうなんだ」

 言語が日本語だと感心していると、何処からか気配を感じタイガは周りをキョロキョロ見渡したが何もいない。気がつくと頭の上に真っ黒いネコが乗っていた。

「ニャゼ日本語か、私が説明するニャ」
「クーニャン先生」
「クーニャン何処に行ってたのですか」
「はっ?クーニャン?」

 タイガの頭から降りると黒猫は人型に変身した、黒いフリフリの服で体型や身長はミリアと同じくらい、違う所は髪型や眼の色くらい。

「あと、胸はぺったんこですね」
「黙れニャ!!」

 クーニャンの強烈なネコパンチがタイガのアゴを撃ち抜き、気を失ってしまった。



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