地球に優しい? 侵略者

空川億里

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第41話 デールン少尉

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 が、護送車はザースコと衝突寸前に自動的に停車した。
 運転席に人がいなくなるとオートマチックでそうなるよう設定されていたのだろう。
 ザースコも多分そうなるだと予想はしたが、装置の故障で止まらないケースもあるので、やはり最後まで気が気でなかった。
 デールン少尉からレイガンを受け取ったザースコの部下の1人が護送車に乗りこんだ。 
 しかし、すぐに何者かに内部から突き飛ばされ、背中から落下する。腹が血みどろになっていた。
 護送車の中に1人、まだチャマンカ兵が残っていたのだ。その手にはプラズマ・ソードが握られている。
 ザースコもデールンから渡されたベルトについたホルスターからプラズマ・ソードのグリップを抜き、スイッチをオンにした。
 青い炎のような刃が伸び、ザースコ少佐は剣を構える。
 チャマンカ兵との間で、プラズマ・ソードで斬り合う戦いが始まった。
 激しい斬り合いが続き、ザースコは思わずグリップを地面に落とす。
 隙を逃さず相手が剣で、上から斬り殺そうとした。
 ザースコはベルトのホルスターからレイガンを抜く。トリガーを引くと、見えない射線か放たれて、相手の体を貫いた。
 チャマンカ兵のシールドの内側に入っていたので、レーザーは、はね返されずに済んだのだ。
 血しぶきをあげながら、チャマンカ兵が地面に倒れる。
 ザースコは、護送車の中に入った。
 捕虜になったショードファ人と、地球人達の姿はあったが、チャマンカ兵の姿はない。
「チャマンカ兵は、今の奴が最後の1人だ」
 そう話したのはショードファ人のドクターだ。ワランファ准将の姿もある。
「よくやったザースコ少佐、恩にきる。そして、デールン少尉もよくやってくれた。他の2人はどうしたんだ?」
「2人共先程戦死しました。ショードファ兵にふさわしい英雄的な最期でした」
「そうであったか」
 ワランファは、残念そうに肩を落とした。
「で、この後どうやって逃げるのだ?」
 
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