ホワイトチョコは好きですか?

春山 一貴

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④3月13日 夜

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「美咲、どした?(笑)」

「京ちゃん、新田君から返信が来ないの…既読もつかないの…」

「あーまじか、送ってから何時間経ってるの?」

「えっと…もう一時間」 

「まだ一時間かよ(笑)」

「ええぇー…!?」

「いやいや、一時間くらいは待てるでしょ(笑)ていうかね、もし付き合えたとしても、一時間返信が来ないだけでそんなに情緒不安定になってたら新田君に愛想つかされるよ?」

「嘘…」

「ほんとだよ(笑)」

「それはだめ…」

「あんたね(笑)そういうとこあるんなら最初から新田君にアピールしなよ(笑)」

「え?どういうこと??」

「あははは(笑)もう最高だわ(笑)」

「なんで笑うのー…」

「あーごめんごめん(笑) あ、そういえばさ」

「どうしたの?京ちゃん?」

「新田君、バスケの指定校推薦で高校行くんだよね?」

「うん、そうらしいよ」

「今日その高校の近く通りがかったとき、バスケの試合やってたからもしかしたらそれで返信が送れてるのかもねー」

「そ、そうなの!?」

「かもだよ。新田君にはあたしから聞いたって言っちゃダメだよ?」

「わ、わかった。じゃもう少し待っておくね…」

「心配すんなって!新田君は返信を怠るような子じゃ無いんでしょ?」

「うん、そうだけどー、、」

「なら、彼を信じること!」

「うん…」

「ならよし!」


 京香の声を聞いて美咲はすっかり笑顔を取り戻していた。緊張も取れいつも通りの彼女に戻ったころ電話中のスマホが鳴った。


「あっ!!」

「どした?みさき?」

「新田君!」

「ん?」

「新田君から返信来たー!!」

「良かったじゃんー!」

「明日会ってくれるって…」

「おー!いつ会うの?」

「夕方。明日も朝から練習試合だからそれが終わった後にだって」

「おけ、じゃあそれまではあたしと練習ね」

「え!」

「失敗したくないでしょ?」

「いいの…??」

「あたり前でしょ?(笑)それよりチョコ、作れたの?」

「あーーー!!!」

「ぶっ(笑)あんたは、ほんと(笑)そういうとこあるよね(笑)」


こうして美咲は明日の午後、新田君と夕方に会う前に京香と告白の特訓をすることになった。
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