1 / 2
第1章
最初の衝動
しおりを挟む
少年の体は、燃えるように熱くなっている。
内側の尽きることのない燃料が、彼を奮い立たせている。
もう少し。あともう少し先へ。
彼は緑のトンネルをどんどん先へ進む。
いたるところから甲高いセミの鳴き声が聞こえ、これもまたトンネルのように、音が彼全体を包んでいる。
まだ「何も知らない」ということによって表される澄み切った瞳は、ただ前へと向けられている。
そばの川辺を流れる清澄な水のように、彼の目はこれから自然と起こりうるであろう一連の流れを見据えていた。
「まだ歩くの?」
彼の後を付いて歩いてくる女性がそう聞く。その何気ない声は彼にとってはもはや歌声であった。
「もう少し」
彼は、体の奥深いところからの、とある確信によって生まれた止めどもない興奮が言葉とともに流れ出てしまうような気がした。しかし、彼はそう一言いい終わった途端、本当に長らく待ち望んだことが「もう少し」で成就する予感が身内をよぎり、興奮はさらに加熱した。
「あと少し。あと少しで誰にも見つからない場所に着く。僕はこの日のために、念入りに『場所探し』をしていたんだ。そこで必ず美夏さんの体に触るんだ」
さらに彼は頭の中でこう言葉を継いだ。
「もう我慢できない。美夏さんのおっぱい、おしり、そして、まんこを思いっきり触るんだ」
そこで彼はふと、この汗だくの背中に冷や水を掛けられたように冷静に考えた。
「いや待てよ……さすがにいきなりは触らせてくれないだろうから、せめて心の準備はさせてあげないと」
そこから行動に移す速さはまさに電光石火であった。
「ねえ、美夏さんは毎日セックスしてるの?」
「えぇ!?」
「だってこの前結婚したでしょ。それなら旦那さんと毎日のようにセックスしてるんじゃないの?」
「いきなり何変なこと言いだすの、優くん」
「セックスってどんな感じ? やっぱ気持ちいい? 僕もセックスしてみたいなー」
「優くんにはまだ早いっ。まだ15でしょ?」
目的地に到着した。
いよいよ彼の底知れない「力」は彼の体の中を対流し、熱の塊が出口を探して荒々しくめぐっている。
性の世界を窺い知って3,4年しか経たない少年は、今まさに艱難辛苦の旅を終えようとしているかのような感慨深さと、さらに深い興奮を覚えた。所詮、彼の経験してきた性への渇望と、そのように望むことへの労苦はほんの数年のうちの葛藤の日々であったが、彼にとっては長い旅であったかのように感じた。
「じゃあ、ハグだけでいいから」
「えーっ」
親戚という仲とはいえ、凛々しい少年からの求愛ともとれる言葉に、彼女の声は熱を帯びた。
その声質はいよいよ美しいものとなって行った。
それはまるで周囲のセミの声や、川の流れの音、それから青い空と、熱気を帯びた空気に、同調して融けて行くかのようだった。
「じゃあ、もう、ハグだけだよ」
思いの他すんなりと許可が降りたため少年は少し驚いたが、その言葉を聞いた瞬間、彼の右足は彼女へと向かって進んでいた。
一歩。
そしてもう一歩。
その時だけ、ケガをして歩行が困難な人のような速度で足は進んだ。
少年のすぐ三十センチ目の前に、汗で薄くきらめいた白い首筋がある。
彼女は両手を広げて少年を受け入れるようなポーズをとる。
すんなりとそれに従い、彼女の胸へと体を預けた。
信じられないほどの柔らかさ。
この世でもっとも柔らかく、もっとも優しいものが彼を守っている。
適度に成熟した大人の女性の乳房を感じた少年は、幸福を感じずにはいられなかった。
そして、その幸福をさらに推し進めたいとも思わずにはいられなかった。
貪るように彼女を抱きつつ、股間のものを彼女に押し付けた。
ちょうど彼のもっとも敏感な先端が、彼女のもっとも敏感なある一点に当たる形になった。
「あっ。優くん。ね。当たってるよ」
さらに少年は強く抱きしめた。その拍子に、二人の、快楽の一点同士がほどよく擦れ合う。
「っん。あん。優くん……おちんちん当たってるよ」
気づけば少年は背伸びをしては擦り、背伸びをしては擦りと、足りない背丈を合わせるように必死にお互いの股間を擦りつける動きを繰り返していた。少年のまだ敏感な幼いペニスは、この行為で得られる、お互いが着ているズボンで擦って得られる刺激で、すでに溢れ返りそうになっていた。
少年は彼女の深い内部の味を知る前に、外側でのこんな些細な快楽に絶頂を迎える寸前であった。
内側の尽きることのない燃料が、彼を奮い立たせている。
もう少し。あともう少し先へ。
彼は緑のトンネルをどんどん先へ進む。
いたるところから甲高いセミの鳴き声が聞こえ、これもまたトンネルのように、音が彼全体を包んでいる。
まだ「何も知らない」ということによって表される澄み切った瞳は、ただ前へと向けられている。
そばの川辺を流れる清澄な水のように、彼の目はこれから自然と起こりうるであろう一連の流れを見据えていた。
「まだ歩くの?」
彼の後を付いて歩いてくる女性がそう聞く。その何気ない声は彼にとってはもはや歌声であった。
「もう少し」
彼は、体の奥深いところからの、とある確信によって生まれた止めどもない興奮が言葉とともに流れ出てしまうような気がした。しかし、彼はそう一言いい終わった途端、本当に長らく待ち望んだことが「もう少し」で成就する予感が身内をよぎり、興奮はさらに加熱した。
「あと少し。あと少しで誰にも見つからない場所に着く。僕はこの日のために、念入りに『場所探し』をしていたんだ。そこで必ず美夏さんの体に触るんだ」
さらに彼は頭の中でこう言葉を継いだ。
「もう我慢できない。美夏さんのおっぱい、おしり、そして、まんこを思いっきり触るんだ」
そこで彼はふと、この汗だくの背中に冷や水を掛けられたように冷静に考えた。
「いや待てよ……さすがにいきなりは触らせてくれないだろうから、せめて心の準備はさせてあげないと」
そこから行動に移す速さはまさに電光石火であった。
「ねえ、美夏さんは毎日セックスしてるの?」
「えぇ!?」
「だってこの前結婚したでしょ。それなら旦那さんと毎日のようにセックスしてるんじゃないの?」
「いきなり何変なこと言いだすの、優くん」
「セックスってどんな感じ? やっぱ気持ちいい? 僕もセックスしてみたいなー」
「優くんにはまだ早いっ。まだ15でしょ?」
目的地に到着した。
いよいよ彼の底知れない「力」は彼の体の中を対流し、熱の塊が出口を探して荒々しくめぐっている。
性の世界を窺い知って3,4年しか経たない少年は、今まさに艱難辛苦の旅を終えようとしているかのような感慨深さと、さらに深い興奮を覚えた。所詮、彼の経験してきた性への渇望と、そのように望むことへの労苦はほんの数年のうちの葛藤の日々であったが、彼にとっては長い旅であったかのように感じた。
「じゃあ、ハグだけでいいから」
「えーっ」
親戚という仲とはいえ、凛々しい少年からの求愛ともとれる言葉に、彼女の声は熱を帯びた。
その声質はいよいよ美しいものとなって行った。
それはまるで周囲のセミの声や、川の流れの音、それから青い空と、熱気を帯びた空気に、同調して融けて行くかのようだった。
「じゃあ、もう、ハグだけだよ」
思いの他すんなりと許可が降りたため少年は少し驚いたが、その言葉を聞いた瞬間、彼の右足は彼女へと向かって進んでいた。
一歩。
そしてもう一歩。
その時だけ、ケガをして歩行が困難な人のような速度で足は進んだ。
少年のすぐ三十センチ目の前に、汗で薄くきらめいた白い首筋がある。
彼女は両手を広げて少年を受け入れるようなポーズをとる。
すんなりとそれに従い、彼女の胸へと体を預けた。
信じられないほどの柔らかさ。
この世でもっとも柔らかく、もっとも優しいものが彼を守っている。
適度に成熟した大人の女性の乳房を感じた少年は、幸福を感じずにはいられなかった。
そして、その幸福をさらに推し進めたいとも思わずにはいられなかった。
貪るように彼女を抱きつつ、股間のものを彼女に押し付けた。
ちょうど彼のもっとも敏感な先端が、彼女のもっとも敏感なある一点に当たる形になった。
「あっ。優くん。ね。当たってるよ」
さらに少年は強く抱きしめた。その拍子に、二人の、快楽の一点同士がほどよく擦れ合う。
「っん。あん。優くん……おちんちん当たってるよ」
気づけば少年は背伸びをしては擦り、背伸びをしては擦りと、足りない背丈を合わせるように必死にお互いの股間を擦りつける動きを繰り返していた。少年のまだ敏感な幼いペニスは、この行為で得られる、お互いが着ているズボンで擦って得られる刺激で、すでに溢れ返りそうになっていた。
少年は彼女の深い内部の味を知る前に、外側でのこんな些細な快楽に絶頂を迎える寸前であった。
1
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる