「あまがみのみこと」

あまがみのみこと

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「あまがみのみこと」「激闘の日々」「炎の剣士」第一章:魂の共鳴と炎と歌声の運命の出会い

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ボリケットンデンシーと名付けられた星は地球と似た環境で

ありながら魔法が存在し12の国によって統治されていた

しかし森羅万象の摂理が魔王の瘴気に覆われ有象無象に至るまで万物の破滅の萌芽が見え隠れする時代

人々は希望を失いかけていた辺境の小さな村の奥にある慎ましくも

こぢんまりとした教会で一人の少女「ミコト」は孤児として暮らしていた彼女は幼い頃から不思議な魂に響く歌を歌う事が出来た

その歌声は触れた者の痛みを和らげ心を癒す力を持ち人々の心の闇を晴らし僅かながらも生きる希望を与えていた

しかし、ある日その平穏は突如として破られた村を巨大な魔物グロームが襲ったグロームは闇の力をまき散らし村人たちを次々と絶望の淵に突き落とし里人たちは次々と倒れていく村の自警団が応戦するもグロームの圧倒的な力の前になすすべがなかった

その光景を目の当たりにした「ミコト」は恐怖に震えながらも続々と倒れゆく群衆を前に彼女は戦慄を押し殺し聖なる歌を歌い始めた

「お願い皆どうか負けないで!【聖歌セイクリッド・カンティクル】」

「ミコト」の澄み切った旋律が響き渡り彼女の体から淡い一条の光が放たれグロームが放つ闇の玉に触れると闇の玉は眩い光に包まれ光の粒子がグロームの闇の瘴気を浄化していく新たに彼女の体から眩いばかりの輝光が放たれ敵を包み込むグロームは苦しそうにのたうち回り

その体から湧き出る源泉が干上がる、だが無尽蔵に周囲の瘴気を吸収してゆく大敵であるグロームの抗い難い衝動が空間を満たし「ミコト」の抵抗の意志は喪失し畳み掛ける様に闇の力を射出し彼女に致命的な一撃を発射する「ミコト」は燃焼し尽くした情熱の代償に、その躯は傾きかけていた

その時、一人の少年が炎を纏った剣を構え彼女の前に立ちはだかった少年の名は「リュウガ」彼は「銀髪の歌姫」の魂の欠片を探し求めて旅をする謎の剣士

「一人で戦うなんて無謀すぎる……お前は……この世界に光をもたらす存在だ……ここで終わらせる……わけにはいかない……」

「リュウガ」は「ミコト」に冷たく言い表すと同時に攻撃

「【グレン・ソードダンス紅蓮剣舞】」

剣を振り抜くと轟音と共に炎が奔る彼の武器から炎が放たれた烈火が渦巻き灼熱の斬撃がグロームの闇を切り裂く

しかし闇の力は強大で「リュウガ」の力と対立している敵の力が拮抗し押し返されてしまう

「クッ……まだ足りない!……」

その時「ミコト」は何かに導かれ前から知っている感覚と祈り自然と口から溢れる音色が再び迸った

「【ルーメン・レゾナンス光輝共鳴歌】」

グロームが放つ闇の玉が「ミコト」に迫る「リュウガ」はそれを打ち消そうとするが力が足りない

諦めず「リュウガ」は跳び込み炎と歌の呼応の刃を振り下ろす

「これで終わらせる!【エンテン・レゾナント焔天共鳴斬】」

その瞬間、彼女の調べが「リュウガ」の炎の魔法と響き合い異なる二つの熱量が一点で合流し重なり合わさる事で剣先の炎が黄金の光を宿す

そして光炎が灼熱と聖光の奔流となって闇の玉とグロームを呑み込み絶叫と共にその敵の巨体を焼き尽くした

やがて闇は完全に消滅し村に静寂が戻る
戦いが終わり村人たちは感謝と畏敬の念で「ミコト」を見ていた

「俺の炎と……お前の歌……」

「リュウガ」は初めて自分以外の他者の灯した光に我が内の炎が呼応し共鳴した事に驚きを隠せないでいた「ミコト」も

また自分の韻律が誰かの持つ可能性を限界を超えた、その先の爆発へと増幅させ導く事を知った

「私の歌声が……あなたの炎と……ひとつに……」

「リュウガ」は「ミコト」に背を向け静かに語りかける

「お前のその歌声は力だ……だが……その力だけでは……この世界の闇は打ち払えない俺と共に来るか?……」

朦朧とする中その言葉が「ミコト」の頭に響いた時

彼女の意識の中に「あまがみのみこと」の出来事が流れ込んできた、そして神様の声が直接心に響く

『「ミコト」よ私はこの並行世界の神様である「銀髪の歌姫」の魂の欠片を宿す者を彼と共に探す旅をしてください頼みましたよ』

「私の歌声は……あなたと一緒なら……もっと強くなれる?……」

彼女は自分の歌声が誰かの力を増幅させることを知り誰かを守る力であると同時に「リュウガ」と一緒なら、この世界の闇に立ち向かえる

かもしれないと微かな希望を見出した「ミコト」は「リュウガ」と共に

まだ見ぬ世界へと旅立つ事を決意する
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