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第2章
〜Side勇者〜パーティのその後(胸糞悪い展開なので注意!)
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「今凄い音がしましたが大丈夫ですか?……勇者様!?」
そう言って入ってきたのはドアの前に立っていた看守だった。中に入ると勇者パーティ4人が床に倒れ、もう1人いたはずの少年がいなくなっていた。
慌てて勇者の肩を揺すり起こしにかかる。
「勇者様!勇者様!起きてください!」
すると勇者のマハトが目を覚ました。
「ん?俺は一体?……そうだ!アイツはどこに行った!!この俺に歯向かうとは絶対に許さねぇ!!!!」
状況を把握すると、叫ぶように言い放った。
しばらくすると他の面々も気がついたのかマハト同様に怒りを露わにする。聖女のイデルが「ヒール」を使い皆の怪我を治した途端、魔法使いのアヴィがとんでもない事を言い出した。
「ちょっとアイツどこにやったのよ!もしかしてアンタが逃がしたんじゃないでしょうね?」
そう言いながら看守を問い詰め始めたのだ。
「ま、まさか!私が入った時には姿がありませんでした!!」
「怪しいですよね~?私達が気絶している間に逃がせるのは貴方しかいませんよね~?」
看守の答えにイデルが噛みついてくる。
「そうだ…お前のせいだよな?俺は今最高にイラついてんだよ…。オラァ!!」
マハトはユラユラと看守に近づき持っていた剣で胸を斬りつけた。
「勇者…様…?どうし…て……」
斬られた看守は一瞬何が起こったか分からず斬られたところを押さえる。だが大量の血が流れ出し床に倒れた。
「マハトだけずるい~!イデル治して!」
「いいですよ~(笑) 私もムカついてましたし。」
「俺にも殺らせてくれよ!」
そう言ってイデルが「ヒール」をかけると看守から流れ出す血が止まった。ただ失った血液までは戻らず顔面蒼白で倒れたままである。
「た、助けて……」
自分を見下ろす勇者パーティに助けを求めるが返ってきた言葉は残酷なものだった。
「何度でも助けてあげるわ!だってこれからがお楽しみなんですもの…(笑)」
イデルが聖女とは思えない笑みを浮かべそう言ってきた。
看守はその後、何度も回復させられては魔法を当てられ、斬られ、殴られ……。最後は骨の髄まで燃やされ跡形もなく消されてしまった。
「はぁ~、少しはスッキリしたかも…?」
「そうだな、あの王のところに戻るか。」
「いつまであのジジィの言いなりになるつもりだ?」
「時が来るまでですよ…。」
そう言い残して勇者パーティは部屋を後にするのだった。
そう言って入ってきたのはドアの前に立っていた看守だった。中に入ると勇者パーティ4人が床に倒れ、もう1人いたはずの少年がいなくなっていた。
慌てて勇者の肩を揺すり起こしにかかる。
「勇者様!勇者様!起きてください!」
すると勇者のマハトが目を覚ました。
「ん?俺は一体?……そうだ!アイツはどこに行った!!この俺に歯向かうとは絶対に許さねぇ!!!!」
状況を把握すると、叫ぶように言い放った。
しばらくすると他の面々も気がついたのかマハト同様に怒りを露わにする。聖女のイデルが「ヒール」を使い皆の怪我を治した途端、魔法使いのアヴィがとんでもない事を言い出した。
「ちょっとアイツどこにやったのよ!もしかしてアンタが逃がしたんじゃないでしょうね?」
そう言いながら看守を問い詰め始めたのだ。
「ま、まさか!私が入った時には姿がありませんでした!!」
「怪しいですよね~?私達が気絶している間に逃がせるのは貴方しかいませんよね~?」
看守の答えにイデルが噛みついてくる。
「そうだ…お前のせいだよな?俺は今最高にイラついてんだよ…。オラァ!!」
マハトはユラユラと看守に近づき持っていた剣で胸を斬りつけた。
「勇者…様…?どうし…て……」
斬られた看守は一瞬何が起こったか分からず斬られたところを押さえる。だが大量の血が流れ出し床に倒れた。
「マハトだけずるい~!イデル治して!」
「いいですよ~(笑) 私もムカついてましたし。」
「俺にも殺らせてくれよ!」
そう言ってイデルが「ヒール」をかけると看守から流れ出す血が止まった。ただ失った血液までは戻らず顔面蒼白で倒れたままである。
「た、助けて……」
自分を見下ろす勇者パーティに助けを求めるが返ってきた言葉は残酷なものだった。
「何度でも助けてあげるわ!だってこれからがお楽しみなんですもの…(笑)」
イデルが聖女とは思えない笑みを浮かべそう言ってきた。
看守はその後、何度も回復させられては魔法を当てられ、斬られ、殴られ……。最後は骨の髄まで燃やされ跡形もなく消されてしまった。
「はぁ~、少しはスッキリしたかも…?」
「そうだな、あの王のところに戻るか。」
「いつまであのジジィの言いなりになるつもりだ?」
「時が来るまでですよ…。」
そう言い残して勇者パーティは部屋を後にするのだった。
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