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②休みの日
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ノビは、子供の頃からずっと一緒。
友情でもあるし、なんだかここ数年の感覚としては
まるで兄弟みたいに育って来たから。
一人っ子同士、家が向かい。
仲良くならないはずがなかった。
事細かな思いでの日々は、わざわざ
思い出す必要がない。
喫茶店の僕の休みの日に、気を遣って
コーヒーを淹れてくれる。
長年、一緒にい過ぎてもう相手の趣味趣向も
知り尽くしている。
『やっと休みなんだし、今日くらいはゆっくりしたら?』
ノビの言葉には、心が緩む。
心地いい言葉。
でも、そうも言っていられない。
部屋の掃除に、洗濯にアイロンがけに…と
腰を落ち着けられるのは、まだ少し先になる。
『俺の眼鏡しらない…?』
少しだけ抜けたところがあるノビは、洗顔をした後や
お風呂の後によく眼鏡を置き忘れている。
「おじいちゃんみたい…。ほら」
僕は洗濯機の上に無造作に置いてあった
ノビの、とても細くてガラス細工みたいなフレームの
眼鏡をそっとノビの手元へと戻した。
『まだ早いって。』
「ほっそいから、コワいよ。壊れない?」
あぁ、とノビは言いながら服の裾で
眼鏡を軽く拭いている。
『壊れない、壊れない』
「雑~っ、大事にしてるんでしょ。本当は」
ノビは、ごく自然に眼鏡を掛けてから
数回瞬きをして
『ん、レンズはさすがに拭いてないよ。』
僕が洗濯機に洗い終えた洗濯物を取りに行くと
ノビは流れで、朝ごはんの食器を洗い始める。
誰かに、何かを科さないのがノビと僕との暮らしかもしれない。
「……ぇ」
洗濯ものの絡まりを、ゆっくりとほぐしている。
見間違えだろうか。
「嘘…っ」
思わず身を乗り出して確認してみる。
信じたくない、現実を受け入れたくない。
思考のシャットダウンが僕を襲う。
【今日はここまで。次回をお楽しみに】
友情でもあるし、なんだかここ数年の感覚としては
まるで兄弟みたいに育って来たから。
一人っ子同士、家が向かい。
仲良くならないはずがなかった。
事細かな思いでの日々は、わざわざ
思い出す必要がない。
喫茶店の僕の休みの日に、気を遣って
コーヒーを淹れてくれる。
長年、一緒にい過ぎてもう相手の趣味趣向も
知り尽くしている。
『やっと休みなんだし、今日くらいはゆっくりしたら?』
ノビの言葉には、心が緩む。
心地いい言葉。
でも、そうも言っていられない。
部屋の掃除に、洗濯にアイロンがけに…と
腰を落ち着けられるのは、まだ少し先になる。
『俺の眼鏡しらない…?』
少しだけ抜けたところがあるノビは、洗顔をした後や
お風呂の後によく眼鏡を置き忘れている。
「おじいちゃんみたい…。ほら」
僕は洗濯機の上に無造作に置いてあった
ノビの、とても細くてガラス細工みたいなフレームの
眼鏡をそっとノビの手元へと戻した。
『まだ早いって。』
「ほっそいから、コワいよ。壊れない?」
あぁ、とノビは言いながら服の裾で
眼鏡を軽く拭いている。
『壊れない、壊れない』
「雑~っ、大事にしてるんでしょ。本当は」
ノビは、ごく自然に眼鏡を掛けてから
数回瞬きをして
『ん、レンズはさすがに拭いてないよ。』
僕が洗濯機に洗い終えた洗濯物を取りに行くと
ノビは流れで、朝ごはんの食器を洗い始める。
誰かに、何かを科さないのがノビと僕との暮らしかもしれない。
「……ぇ」
洗濯ものの絡まりを、ゆっくりとほぐしている。
見間違えだろうか。
「嘘…っ」
思わず身を乗り出して確認してみる。
信じたくない、現実を受け入れたくない。
思考のシャットダウンが僕を襲う。
【今日はここまで。次回をお楽しみに】
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