10 / 15
⑩一人の朝
しおりを挟む
なるべく意識しないで、忙しく生活していると考え込む
時間が確かに減っていた。
とても、静かな朝。いつもだったら僕が朝食の準備をあわただしく
している時間だけど、今日は落ち着いている。
居るべき人が居ないから、ソワソワしていたけど
帰ってくる事は分かってる。
今日は和食の朝ごはん。
胚芽押麦の混ざった白米、合わせ味噌の大根菜の味噌汁、卵焼きに
サニーレタス、ミニトマトとハーブウィンナー。
最近懐かしくて買っている、食卓海苔。
「ごちそうさまでした…。」
ごくごく平凡なメニュー。
もう少し時間があれば、朝から焼き魚とかもできるんだろうけど。
一瞬、ノビの事を思い出していた。
ノビは食べる事に関しては、不思議な執着と言うか
こだわりがあるから。
たった数日、食が乱れるだけでもかなりストレスになるのか
分かりやすく気落ちする。
今日も、連絡が来なかったらコッチから聞いてみようか。
なんて思いだす。
放っておいても大丈夫、とは頭では解っていても付き合いの長い
同居人の事を無意識に気遣うのは、当たり前の様な気さえする。
早出になっているから、一息つく間もなくすぐに出かける準備をした。
今日も開店してすぐに、何人かの常連さんが来店してくれる。
あいさつを交わして、席に落ち着いた姿を見ながらサラダなどのプレートを
提供して回る。
奥さんはパンをトーストするのに忙しいし、マスターはコーヒーを淹れている。
3人で立ち回るのには丁度いい空間で働けることが、やっぱり心地いい。
老若男女、色んなお客さまが訪れては休んでゆき、またそれぞれの場所に
帰って行く。
僕が関われるのは、本当にわずかな時間でしかないけれど
それでも、お客さまと
ささやかな交流ができると凄く嬉しい。
バイトをし始めた高校生の頃から、接客業しかした事がなかったし
他の職種もあまり考えてはいなかった。
ランチタイムは2時半までとなっている。
少し遅めの休憩をとっていると
携帯の画面通知が表示された。
「……ぁ、」
メッセージには
【あさって帰るから、何か食べたい。】
とても分かりやすく、ノビからの連絡が来ている。
やっぱり…。
元々、かなりのインドア派で休日も家でまったりと
過ごしたいノビは家が大好きなんだよなぁ。
あさってか、結構長く思えてしまう。
まかない後にコーヒーを飲んで、軽いため息をついてから
携帯を自分のロッカーに戻してくると
休憩を終えた。
頭の中はすっかり、あさっての夕食のメニューを考えだしている。
時間が確かに減っていた。
とても、静かな朝。いつもだったら僕が朝食の準備をあわただしく
している時間だけど、今日は落ち着いている。
居るべき人が居ないから、ソワソワしていたけど
帰ってくる事は分かってる。
今日は和食の朝ごはん。
胚芽押麦の混ざった白米、合わせ味噌の大根菜の味噌汁、卵焼きに
サニーレタス、ミニトマトとハーブウィンナー。
最近懐かしくて買っている、食卓海苔。
「ごちそうさまでした…。」
ごくごく平凡なメニュー。
もう少し時間があれば、朝から焼き魚とかもできるんだろうけど。
一瞬、ノビの事を思い出していた。
ノビは食べる事に関しては、不思議な執着と言うか
こだわりがあるから。
たった数日、食が乱れるだけでもかなりストレスになるのか
分かりやすく気落ちする。
今日も、連絡が来なかったらコッチから聞いてみようか。
なんて思いだす。
放っておいても大丈夫、とは頭では解っていても付き合いの長い
同居人の事を無意識に気遣うのは、当たり前の様な気さえする。
早出になっているから、一息つく間もなくすぐに出かける準備をした。
今日も開店してすぐに、何人かの常連さんが来店してくれる。
あいさつを交わして、席に落ち着いた姿を見ながらサラダなどのプレートを
提供して回る。
奥さんはパンをトーストするのに忙しいし、マスターはコーヒーを淹れている。
3人で立ち回るのには丁度いい空間で働けることが、やっぱり心地いい。
老若男女、色んなお客さまが訪れては休んでゆき、またそれぞれの場所に
帰って行く。
僕が関われるのは、本当にわずかな時間でしかないけれど
それでも、お客さまと
ささやかな交流ができると凄く嬉しい。
バイトをし始めた高校生の頃から、接客業しかした事がなかったし
他の職種もあまり考えてはいなかった。
ランチタイムは2時半までとなっている。
少し遅めの休憩をとっていると
携帯の画面通知が表示された。
「……ぁ、」
メッセージには
【あさって帰るから、何か食べたい。】
とても分かりやすく、ノビからの連絡が来ている。
やっぱり…。
元々、かなりのインドア派で休日も家でまったりと
過ごしたいノビは家が大好きなんだよなぁ。
あさってか、結構長く思えてしまう。
まかない後にコーヒーを飲んで、軽いため息をついてから
携帯を自分のロッカーに戻してくると
休憩を終えた。
頭の中はすっかり、あさっての夕食のメニューを考えだしている。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる