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「同性だって思った事もあったけど、辰海のこの体見てると
違和感が無さ過ぎて逆に恐いな。」
『貧弱だって、笑わない?』
笑えない、異性に対してよりかは断然
辰海の体の方にグッとくる。
今まで保たれて来た関係や、前世との絡みもあるからか
暴かれてしまう事に対する期待値が異常だと自分でも思う。
家族が居ない隙に、まるで間男みたいに
辰海の家に上がり込んで、何をするでも無く
イチャイチャする。
満たされる。脳がバカになりそうな程に、嬉しくて
まるで、目の前に好物を出された時の様な至福感。
「笑う奴は、見る目が無さ過ぎ。」
『ほんと?昔、体育の前に着替えてたらクラスの…まぁ、男子に
からかわれたんだよ。』
「へえ。なんて?」
辰海はやや人見知りで、どちらかと言えば受け身な性格だ。
きっと、誰かにいじられたりしても上手く言い返したりできる
タイプでは無いだろうな。
『…その、胸?の事でちょっと、言われて』
「ぅわ、嫌な予感する。マジで?まさか見られた?」
俺でさえも、最近ようやく辰海の胸に触れられたってのに
これは、かなり由々しき事態だったのでは。
『ほら、シャツ着るでしょ?夏場とか、気になり始めて』
「まどろっこしいな。なんて言われたんだよ?」
辰海の頬が徐々に赤らめていく。
まさか、変な事されてたんじゃないだろうな?
『俺は、気にしてなかったんだけど…。色がどうとか、カタチの事まで
言われて。まさか、同性でそんな風に見らるって思わなかったから。』
「あーーー。」
微妙に、俺の罪悪感も刺激された。
俺は、辰海の事をとって喰らいたい程に好きなのが大前提ではある。
ただ、多感な時期に同級生に植え付けられたものは
俺が思う以上に根深いのかもしれない。
『びっくりした。だって、俺…男だよ?それからはあんまりクラスで着替えをしない様にした。』
「なまじ、顔まで可愛いもんだから…好奇の目に晒されるかもしれないし。」
『見せて、とか触らせろって…言われた時は、しばらく学校行くのが嫌になったりね。』
「…俺が、同学年だったらなぁ。」
『ふふっ、守ってくれた?』
いや、でもその同級生の気持ちも僅かだけど分かりそうではある。
勝気でも無いし、大人しいからな。辰海は。
「近寄らせないようには、しただろうな。」
『そんな、セカイもあったのかもしれないね。』
にこりと辰海は笑って、俺に膝枕をしてくれる。
少し長めのニットの袖から、指先がのぞく。
今日も可愛い。可愛すぎて若干しんどい。
指先で、俺の頬に触れてはくすくす笑ってる。
「俺も、お前と同じクラスだったら…苦しんだかもしれない。」
『俺は誰にも何にもしてないのにね。』
ニットも、なんか無駄にフワフワした良い匂いがする。
声も確かに男だし、体つきはスレンダー。
仕草がなよなよしてる訳でもなければ、むしろ時々ものすごく
男らしい。
この絶妙なバランスにも、心が持っていかれる。
狂わせる要素と、正気にさせる要素の混ざり方が
絶妙なんだろうな。
「俺が、今世にどれだけ…賭けて来たか。」
『執念だよね。』
「我ながら、最後の神力を使い果たして良かったって思ってる。」
程よい弾力の太腿に手を添えると、辰海は一瞬体を跳ねさせた。
『そだった、下履いてないんだった。忘れてた。』
事後にイチャイチャしてるから、半端な恰好で居る事を
すっかり忘れていた。
「寒くない?」
『うん。平気だよ。悠寅は?』
「うーん、ちょっとだけ寒いというか。温まりたいトコあるんだけど、いいか?」
『ぇ、何だろ…ちょぉ…ゎ…、っあ…、何してんのバカ…っ』
一旦辰海の膝から退いて、裾の長い辰海のニットに自分の
頭を突っ込んだ。
ほの暗い、少しだけさっきまでの名残を感じさせる。
下着は履いているものの、細い腰や胸までの陰影がはっきり分る。
「ここに住みたい。」
『ひゃぁ…っん…!』
腹部に額をくっつけると、辰海は違和感のせいか
飛び上がりそうな程に反応を示す。
違和感が無さ過ぎて逆に恐いな。」
『貧弱だって、笑わない?』
笑えない、異性に対してよりかは断然
辰海の体の方にグッとくる。
今まで保たれて来た関係や、前世との絡みもあるからか
暴かれてしまう事に対する期待値が異常だと自分でも思う。
家族が居ない隙に、まるで間男みたいに
辰海の家に上がり込んで、何をするでも無く
イチャイチャする。
満たされる。脳がバカになりそうな程に、嬉しくて
まるで、目の前に好物を出された時の様な至福感。
「笑う奴は、見る目が無さ過ぎ。」
『ほんと?昔、体育の前に着替えてたらクラスの…まぁ、男子に
からかわれたんだよ。』
「へえ。なんて?」
辰海はやや人見知りで、どちらかと言えば受け身な性格だ。
きっと、誰かにいじられたりしても上手く言い返したりできる
タイプでは無いだろうな。
『…その、胸?の事でちょっと、言われて』
「ぅわ、嫌な予感する。マジで?まさか見られた?」
俺でさえも、最近ようやく辰海の胸に触れられたってのに
これは、かなり由々しき事態だったのでは。
『ほら、シャツ着るでしょ?夏場とか、気になり始めて』
「まどろっこしいな。なんて言われたんだよ?」
辰海の頬が徐々に赤らめていく。
まさか、変な事されてたんじゃないだろうな?
『俺は、気にしてなかったんだけど…。色がどうとか、カタチの事まで
言われて。まさか、同性でそんな風に見らるって思わなかったから。』
「あーーー。」
微妙に、俺の罪悪感も刺激された。
俺は、辰海の事をとって喰らいたい程に好きなのが大前提ではある。
ただ、多感な時期に同級生に植え付けられたものは
俺が思う以上に根深いのかもしれない。
『びっくりした。だって、俺…男だよ?それからはあんまりクラスで着替えをしない様にした。』
「なまじ、顔まで可愛いもんだから…好奇の目に晒されるかもしれないし。」
『見せて、とか触らせろって…言われた時は、しばらく学校行くのが嫌になったりね。』
「…俺が、同学年だったらなぁ。」
『ふふっ、守ってくれた?』
いや、でもその同級生の気持ちも僅かだけど分かりそうではある。
勝気でも無いし、大人しいからな。辰海は。
「近寄らせないようには、しただろうな。」
『そんな、セカイもあったのかもしれないね。』
にこりと辰海は笑って、俺に膝枕をしてくれる。
少し長めのニットの袖から、指先がのぞく。
今日も可愛い。可愛すぎて若干しんどい。
指先で、俺の頬に触れてはくすくす笑ってる。
「俺も、お前と同じクラスだったら…苦しんだかもしれない。」
『俺は誰にも何にもしてないのにね。』
ニットも、なんか無駄にフワフワした良い匂いがする。
声も確かに男だし、体つきはスレンダー。
仕草がなよなよしてる訳でもなければ、むしろ時々ものすごく
男らしい。
この絶妙なバランスにも、心が持っていかれる。
狂わせる要素と、正気にさせる要素の混ざり方が
絶妙なんだろうな。
「俺が、今世にどれだけ…賭けて来たか。」
『執念だよね。』
「我ながら、最後の神力を使い果たして良かったって思ってる。」
程よい弾力の太腿に手を添えると、辰海は一瞬体を跳ねさせた。
『そだった、下履いてないんだった。忘れてた。』
事後にイチャイチャしてるから、半端な恰好で居る事を
すっかり忘れていた。
「寒くない?」
『うん。平気だよ。悠寅は?』
「うーん、ちょっとだけ寒いというか。温まりたいトコあるんだけど、いいか?」
『ぇ、何だろ…ちょぉ…ゎ…、っあ…、何してんのバカ…っ』
一旦辰海の膝から退いて、裾の長い辰海のニットに自分の
頭を突っ込んだ。
ほの暗い、少しだけさっきまでの名残を感じさせる。
下着は履いているものの、細い腰や胸までの陰影がはっきり分る。
「ここに住みたい。」
『ひゃぁ…っん…!』
腹部に額をくっつけると、辰海は違和感のせいか
飛び上がりそうな程に反応を示す。
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