俺の、きゅん。は世界で一番可愛い!!(と思いたい)

あきすと

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仲直りできるかな?

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初めて、ろっくんが…きゅん。にキツイ言葉を言った。
分かってる、心配してくれてるから出た言葉なんだよね。
そのくらいはさ、きゅん。でも理解はできるんだけど。やっぱり、実際に耳にすると
ぜんっぜん言葉の重みが違うから、何となく怖かった。
いつもいつも、ろっくんの想いに浸りながら暮らしていた。
ろっくんの想いの大きさを感じられる事が、きゅん。にとっては幸せで。
大好きな人の笑顔が見られない事は、とても悲しい事だと思うから。

しばらく、ベランダに行って物思いに耽っていた。
夜風は、まだ生ぬるい。髪が風に流れて少しだけ心が軽くなる。
「ろっくん…」
何にも変わらないって思ってたのは、きゅん。だけだった?
深いため息が出ちゃった。珍しい。
もうそろそろ、戻らないと、一緒に晩御飯作りたくて今日は献立も考えたんだ。
ちゃんと、謝らないとずっと心の中がモヤモヤして、イヤな感じだ。
両手で、頬を軽く叩いて。
泣かないって、決めた。

きゅん。は、そんなに弱くないし。大人なんだからきっとまた仲直りできる。
…でも、ちょっとまだ気が重いけど。
階段を下りた先に、ろっくんが待っていた。

ぁあああ、ろっくん!!我慢できなくてやっぱり抱き付いた。しっかりと抱き留められて
嬉しくて嬉しくて、たまらない。
「やっぱり、好きだよぉ…、ろっくんは、きゅん。の王子様なんだもん」
『きゅん。に、何かあったら俺は…どうしたらいいんだよ。きゅん。は、自分で思ってる以上に
可愛いんだからな、自覚しろよ。』
「だって…、信じてない訳じゃないけど、ろっくんの欲目だって思っちゃうんだもん。」

ろっくんの匂い、手の感触、体温がどれもこれも心地よくて、体の中から溶けちゃいそう。
『俺だって、ギリギリで踏みとどまってるの。きゅん。の体が…まだ、慣れてないだろうし。可愛くて
どうにかしそうな程なので…、もう観念して今夜あたり覚悟して。』
「!?ぇえええ、言っちゃうの?それ。きゅん。は、構わないよ。でも、あの…きゅん。アレ、持ってないしぃ…」
一応、持ってた方が良いんだろうけど。最近全然使わないから、買っても無かったなんて
ちょっと、自分でもどうかと思いながら。

『アレは、別にいらなくない?』
「ほんとう?でも、きゅん。このままずっと、女の子だったら…できちゃうカモ。」
『外せば大丈夫だろ。』
「…この、クソ野郎!」

あ、しまった。ついつい地が出ちゃった。でも、今のは仕方なくない?
『冗談だって、きゅん。さ、何手伝ってくれるんだ。コネコネ?』
「きゅん。、ハンバーグのコネコネあんまり好きじゃないから、今日は違うの作って。」
『OK~、』
ちょっと遅めの晩御飯を一緒に作って、楽しく過ごした。
一緒にお風呂に入りたかったけど、ウチのお風呂場があんまり広くなくて風邪を引くと
大変だからって、ろっくんが気を使ってくれた。
多分、なんだけど…ろっくんはまだきゅん。の事をちゃんと直視するのが気恥ずかしいのかも。
元は、男のきゅん。だから、ちょっと複雑なのかな?

一緒に寝る時も、ろっくんは紳士的でいかがわしい事もして来なかった。
きゅん。としては、もっと積極的でも平気だけど。
今の体になると、感情の波に時々飲まれそうになって。振り回されてると、すごく疲れちゃう。
つい、イライラしたり。ろっくんに八つ当たりしたくなったりする。
あの、お腹が痛くなった辺りから、きゅん。ちょっと、おかしくなった気もする。
女の子の体については、知らない事ばっかりで。
寝る前にお布団で横になりながら、考え事をしていると、ろっくんがきゅん。の腰をそっと撫でてくれる。

「くすぐったい」
『細い腰…。前も充分細かったけど、女の人の曲線って綺麗だな。』
「くびれは、あこがれる?」
『どうだろ、きゅん。だから良いんだと思う。』
「…ん、」
『どうした?きゅん。』
「ぅうん、何でもない…気のせいだと思う。」
一瞬、何かが…?伝う感覚がして下腹部を手のひらで撫でていると
『もしかして、あぁ…そう言う事か』
ろっくん、何か知ってるみたいな雰囲気だけど。バレてないよね?
ドキドキしながら、もぞもぞとタオルケットを掛け直して、ろっくんの方を向いて
目を閉じる。すぐ側に、ろっくんの息遣いを感じながらいると体を抱き寄せられた。

ほっぺたに、ろっくんの髪がかかって少しチクッとする。
唇が触れ合って、キスをした。ろっくんの手は、きゅん。のお臍の辺りを少し押しながら
撫でてる。
気持ちよくて、このまま寝ちゃいそう。でも、せっかくろっくんが、来てくれてるのに寝ちゃうのは
かわいそうな気がして。吐息が、熱を含んでて舌が絡むだけで、体のどこかが疼く。
今まで何度もしてきたキスだけど、どこかが違う。
笑いだしそうになるのを我慢していると、ナイティの上から胸に触れられる。

「やっと、触った…ね。」
『Dくらい?』
「わかんないよ…ん、…」
『痛くない?きゅん。』
「ぅん。…ドキドキするね」
『なんでこんなの、着てるんだよ…余計、ヤラシイって思わなかった?』
ろっくんの声が、楽しそう。
ナイティは、ワンピースになってて透ける素材の部分や、レースも使われてて
見た目にも好きだったから、いつかライブで着れないかな?と思って買ったものだった。

「でも、綺麗なんだもん…きゅん。だって、着てみたかったの」
『だから、こんな事になるんだよ…。』
生地と一体のパッドから、胸がずらされて胸元が涼しい。
「ぁ…」
『電気、消してあるのがもったいないな。』
ろっくんは、何の躊躇いもなくきゅん。の胸を指先で触れる。
「えっち…、んん…また、変な感じする、」
きゅん。の事なんておかまいなしに、ろっくんは乳首を舐めたりしてる。
頭の奥が、よく分かんないけど揺ら揺らして、心地よさでいっぱいで
感覚が、溢れすぎてて辛い。

ろっくんは、きゅん。が男の時よりも心なしか優しく優しく
触れてくれている気がした。
腰の辺りより下に、熱がこもってる気がして
ろっくんにしがみついて、そっと耳打ちをした。

きゅん。は困って、ろっくんは何故か少し笑ってた。
ろっくんは、きゅん。よりもまだ…女の子を知ってる気がして
面白くないなぁって思う。
まぁ、ろっくんはスケベさんだから…。
色々と異性のお勉強だけは励んでいたのかも(さすがに失礼?)

足もとの裾が、めくり上げられて何だか気まずくてきゅん。は、ろっくんの顔が
見れなかった。でも、ろっくんに…どうにかして欲しくてこの身を委ねてみる事に
したけれど。
やっぱり、恥ずかしいカモ…。
腰を少しだけ浮かせて、下着の感触が無くなったと思ってたら
『コレ、だろ?きゅん。が、漏らしたかも~って言ってたの』
「!?ちょ、っと…見せなくていいから…!ばかぁ…」
『濡れてて、イヤだったのはこのせい。別に漏らしたわけでもないって。って、教えたかったんだよ。』
「そう、なの…?ひゃ…っ!?なぁに…」

太ももの辺りに掛かる吐息とか、指の這う感覚が生々しくて体が跳ねる。
似た様な事は、男の時でもしてた。そう言い聞かせるけど、頭が追いつかないし
気持ちよさを受け止めるので精いっぱい。
体をよじりながら、逃がせられなくて、お布団に背中や頭、腰を押しつける。
立ててた膝の間に、ろっくんがいつの間にか屈んでて
下から聞こえる、音を聞かされて卒倒しそうになった。

「~……っ…!!」

その後から、記憶がとびとびになってて…。
とりあえず、きゅん。は、ろっくんにひんひん言わせられながら
最後は、疲れてぐっすり寝てしまったらしいです。

最後まではしてないから、安心して。と翌朝言われて
ろっくんて、なかなかの性欲お化けだなぁと
自分の彼氏のポテンシャルに、怖くなったり。

「ろっくんとは、もうキスしない…」
『ぇ~?なんで』
「だって、…昨日の夜『そんなん言ったら、きゅん。だって、男の時俺の』ゎぁあ、言わなくてもいいからぁ…」
『お互い様って事…。おはよう、きゅん。今日も朝から世界一可愛くて、えっちだな』
「テンション高いね、ろっきゅん。よーし、きゅん。も、ろっくん見習わないとね。今日も、きゅん。の王子様が
朝からカッコイイ♪ふふっ、だぁいすきだよ」

会社に行く前に、朝から何度もキスをして抱き締めあって
いっぱい笑顔になって。

この時のきゅん。は、まだ知らなかったの。
きゅん。の体にはまた新たな変化が起き始めている事を…。
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