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第1章
第4話 その婚約!破棄します!No1
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私はそそくさと大広間へと戻る。良いタイミングだったかクソ親父が私を探していたみたいで物凄く汗をかきながら私の元へ近寄る。
「何をしているヴァルシア!!もう既にお前の婚約者が待っているぞ!!早く行け!」
「は、はいお父様!」
急に出会い頭怒る父に萎縮してしまった私は駆け足で転ばぬよう大広間の中央にいる私の婚約者である男爵様の元へ向かう。
「も、申し訳ありません…!私がハネス家の長女、ヴァルシア・ハネスと申します…」
礼儀作法として私はスカートをたくし上げ、赤い髪をなびかせながら軽く会釈し挨拶をする。
「デュッデュッデュッ…ぜ、全然いいでふよ…あ、会えて光栄でゅふ!」
うぅ!、なにその変な笑い声は…!いや、笑い声なのそれ!本当に気持ちが悪い。
意を決した私は思い切って男爵様を凝視する。
まずはデブ…醜いデブで汗も物凄くかいているし、この男爵からはなんかこう、酸っぱいような匂いもする、私の理想的な男爵様の真反対の男が息を切らしながら気味の悪い笑みを浮かべているではないか……。
「……うぇ」
思わず顔を引きつらせてしまった私だが、幸いこの豚男爵は気づいていなかったようで一安心だ。
「デュッデュッ…ぼ、僕はセルシア家の男爵…ブタール・セルシアとも、申しまふ」
何その名前…!本当にブタみたいな名前じゃないの!!それにちゃんと名前に恥じてないし!。
「そ、それにひ…しても、とてもお美しいデュッ!ですね…!デュッデュッデュッ…」
なんなのこの人…ちょっ!近寄んないでよ!……あ!どこ触ってんだ!
この豚男爵はあろう事か初対面である私に近寄り、ドレスの後ろに手を回したかと思えばお尻を鷲掴みにしてきたのだ
(こいつ最悪!礼儀作法がなってないし!というか何で急にお尻!?)
「デュッデュッデュッ……もちもちやわやわで…デュッデュッデュッデュッデュッ!」
「ちょ、やめてくださいませ…!」
「い、良いじゃないでゅふか…ぼ、僕達はもうふ、夫婦なのでゅふから!」
「で、ですから!手を離して……ひゃん!」
ちょ!入っちゃいけないとこに指入れてる入れてる!!
「デュッ!な、鳴き声も可愛らしいデュッ!」
本当にやめて!私あまりキレた事ないけど本当に今回はキレるわよ!?
私は必死に彼の手を離そうとするが、流石に男を振り解けるほど私は力が弱かった為引き剥がすことが出来ない。
「も、もうここで誓いのき、キッデュッをぉ、」
「キッデュッて何よ!キッスって言えよ!」
そんな私のツッコミを無視して彼は汚く醜い唇を私に近づけてくる。
「や、やめ!」
プツン……と私の脳内で糸が切れる音がした…これが何を意味するのか。
続きは明日へ!!
「何をしているヴァルシア!!もう既にお前の婚約者が待っているぞ!!早く行け!」
「は、はいお父様!」
急に出会い頭怒る父に萎縮してしまった私は駆け足で転ばぬよう大広間の中央にいる私の婚約者である男爵様の元へ向かう。
「も、申し訳ありません…!私がハネス家の長女、ヴァルシア・ハネスと申します…」
礼儀作法として私はスカートをたくし上げ、赤い髪をなびかせながら軽く会釈し挨拶をする。
「デュッデュッデュッ…ぜ、全然いいでふよ…あ、会えて光栄でゅふ!」
うぅ!、なにその変な笑い声は…!いや、笑い声なのそれ!本当に気持ちが悪い。
意を決した私は思い切って男爵様を凝視する。
まずはデブ…醜いデブで汗も物凄くかいているし、この男爵からはなんかこう、酸っぱいような匂いもする、私の理想的な男爵様の真反対の男が息を切らしながら気味の悪い笑みを浮かべているではないか……。
「……うぇ」
思わず顔を引きつらせてしまった私だが、幸いこの豚男爵は気づいていなかったようで一安心だ。
「デュッデュッ…ぼ、僕はセルシア家の男爵…ブタール・セルシアとも、申しまふ」
何その名前…!本当にブタみたいな名前じゃないの!!それにちゃんと名前に恥じてないし!。
「そ、それにひ…しても、とてもお美しいデュッ!ですね…!デュッデュッデュッ…」
なんなのこの人…ちょっ!近寄んないでよ!……あ!どこ触ってんだ!
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(こいつ最悪!礼儀作法がなってないし!というか何で急にお尻!?)
「デュッデュッデュッ……もちもちやわやわで…デュッデュッデュッデュッデュッ!」
「ちょ、やめてくださいませ…!」
「い、良いじゃないでゅふか…ぼ、僕達はもうふ、夫婦なのでゅふから!」
「で、ですから!手を離して……ひゃん!」
ちょ!入っちゃいけないとこに指入れてる入れてる!!
「デュッ!な、鳴き声も可愛らしいデュッ!」
本当にやめて!私あまりキレた事ないけど本当に今回はキレるわよ!?
私は必死に彼の手を離そうとするが、流石に男を振り解けるほど私は力が弱かった為引き剥がすことが出来ない。
「も、もうここで誓いのき、キッデュッをぉ、」
「キッデュッて何よ!キッスって言えよ!」
そんな私のツッコミを無視して彼は汚く醜い唇を私に近づけてくる。
「や、やめ!」
プツン……と私の脳内で糸が切れる音がした…これが何を意味するのか。
続きは明日へ!!
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