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第5巻第1章 ヘンダーソン王国にて
デリックとカーリ
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「ふう。こんなところか」
ジョンが倒れるまでジョンの相手をした後、道場にいた全員が力尽きて倒れるまで稽古に付き合ったデリックは、涼しい顔で息を吐く。
ざっと30人はいた弟子たち1人ずつとそれぞれが力尽きるまで戦い続けて、少し汗をかいてはいるものの、息は上がっていなかった。
「相変わらずすごいね、剣神さんは」
マヤは収納袋からタオルを出してデリックに手渡す。
「すまんな」
軽く顔を拭いたデリックは、道場の端でいつの間にやら寝息を立て始めているジョンに目をやった。
「無事眠ったようだな」
「そうだね。でもさ、王子様を寝かすだけならクロエさんの魔法でも良かったじゃん? どうしてわざわざ戦ったりしたのさ」
「それはだな……」
珍しく歯切れの悪いデリックに、マヤの後ろから大きなため息が聞こえてきた。
「師匠、さてはジョン王子と戦いたかっただけでしょう?」
「何をいうか。私がこんな小僧と戦いたいわけ……」
「はあ、相変わらずですね、師匠。マヤ、よく聞けよ?」
それからウォーレンは、デリックの困った部分について話始めた。
なんでも、デリックは将来有望な子供の剣士や、世の中で強いと言われている剣士と出会うと、戦ってみずにはいられないらしいのだ。
今回は、剣の君と呼ばれ他国にも名のしれた剣士であるジョンに出会ってしまったため、戦わずにはいられなかったらしい。
「まあ、デリックさんってめちゃくちゃ強いし、そういうところがあって当然なのかもね」
「ですね。剣士として高みを目指し続けて魔王になっちゃったような方ですし」
何だか納得してしまったマヤに同意するようにオリガもうんうんとうなずく。
「流石、剣神様……え、喋り、たいの? いいけど……」
カーサが一瞬黙ったかと思うと、次の瞬間にカーリの意識が表に出てくる。
「おお、デリック! 久しぶりだな!」
「何だ? まさかお前……」
名前で呼び捨てにした上、久しぶりなどという人物はそうそういないデリックは、唯一有り得そうな人物を思い浮かべる。
「そうだ、カーリだ」
「おおっ! 本当に久しぶりだな! まさかお前とまた話せる日が来るとは……」
「というかお前、本当に気がついていなかったのだな」
少し呆れた様子のカーリに、デリックはバツが悪そうに指先で頬をかく。
「仕方ないだろう、まさか本当にお前の精神が蘇ったなどと誰が信じられる」
「それは確かにそうかもしれん。しかし、であればデリック、今もお前は我が本物か疑っているということだな?」
「いや、私にそのように語りかけるやつ奴などお前くらい――いや、そういうことか。ああ、疑っているとも!」
途中でなにかに気がついたデリックは力強く告げると、剣を抜いてカーリへと切っ先を向ける。
「そうこなくてはな! いくぞ、デリック!」
自らの発言の意図を汲み取ったデリックに、嬉しそうに口角をあげたカーリが前触れもなく斬りかかる。
それを受け止めたデリックもまた、好戦的な笑みを浮かべており、すぐさま次の太刀をカーリに叩き込んだ。
そこからはもはや何をやっているのかわからないレベルの剣撃の応酬だった。
「えーっと、もう何もわかんないや。はい、ウォーレンさん。強化」
なんとか何が起きているのかわかろうとしていたマヤだったが、途中で諦めて横にいた聖魔石の剣を握らせて強化魔法をかける。
「何だよ突然」
「いや、もう何やってるか私にはわからないからかわりに見てもらおうと思って。どう? 何やってるかわかる?」
「わかるにはわかるが、レベルが違いすぎて言葉にできん」
「やっぱりかあ。まあいいや、今のカーリは私達の仲間だし」
次元の違う戦いに、誰も止めに入ることができず、ただただその戦いを見守ることしかできないのだった。
***
「「………………」」
30分後、先ほどおそらくこの世界最高峰の剣の戦いが繰り広げられていた道場では、デリックとカーリが正座させられていた。
その前には、にっこりと微笑んでいるクロエが仁王立ちしていた。
ぱっと見は絶世の美女が微笑んでいるだけなのだが、今のクロエは怒りのオーラでその金髪が逆立っているようにすら錯覚するほど、静かに怒っている。
「お二人とも、随分楽しそうでしたね?」
相変わらずの笑顔で口調だけは優しげに話しかけるクロエに、カーリとデリックは2人揃ってビクッと肩を震わせる。
ちなみに先ほどの異次元の戦いは、ブチギレて自分の限界を超えたクロエが7重の防御魔法を自分に付与して2人の間に飛び込んだことで強制的に終了されられていた。
「元はと言えばカーリが……」
「はい?」
「ひいぃっ……なんでもありません」
笑顔の奥で全く笑っていない瞳に見据えられ、デリックが魔王とは思えない情けない声をあげる。
「どうして私が怒っているか、わかってますよね?」
「カーリが、話の、邪魔を、した、から」
クロエに恐れをなして早々に意識の奥に引込っんでしまったカーリの代わりにカーサが答える。
その答えに、クロエはうなずいた。
「そうです。ジョンちゃんと勝負したのは、私もジョンちゃんを止められなかったので仕方なかったとしても、カーリさんと戦うのは今じゃなくていいですよね?」
「「はい……」」
すっかりクロエに叱られた2人は、まるで子供のようにしゅんとして下を向く。
「私達には時間がないんです。デリック様はともかく、カーリさんは知っていますよね?」
「…………」
「カーリさん?」
「…………ちょ、カーサ、お前我を裏切――」
「わかってましたよね?」
「はいいぃぃっ!」
カーサによって強制的に意識の奥から表に引きずり出されたカーリは、クロエに問いかけに震え上がりながら返事をする。
それからもしばらく、クロエによる説教は続いた。
「ねえオリガ、クロエさんってあんなに怖かったっけ?」
マヤは魔王とそれに比肩しうる初代剣聖を正座させて説教するクロエを見て顔を引きつらせる。
「い、いえ、あまり怒ったところを見たことがないような優しい子だったはずですが……」
「いつもは優しい人って、ブチギレた時めちゃくちゃ怖かったりするし、クロエさんもそういうタイプだったってことかあ……」
マヤとオリガが「クロエだけは怒らせようにしよう」と思いながらそんなことを話していると、クロエが言いたいことを言い終わったのか、ようやく本題に入りそうだった。
「まあいいでしょう。私はマルコス様の情報さえ手に入ればそれでいいんです。話してくれますね、デリック様?」
「ああ、私の知っていることなら全て話そう」
デリックが立ち上がると、隣りにいたカーリも立ち上がる。
それを確認したクロエは少し離れたところにいたマヤたちに手招きする。
「終わった?」
「ええ、失礼しました」
「いやいや、クロエさんがいなかったらあの二人倒れるまで戦ってただろうから、むしろ助かったよ。私でも止められなかったと思うしね」
「隣の部屋が応接室になっている。案内しよう」
デリックの案内で応接室に移動した一同は、ようやく本題であるマルコスの話が始めたのだった。
ジョンが倒れるまでジョンの相手をした後、道場にいた全員が力尽きて倒れるまで稽古に付き合ったデリックは、涼しい顔で息を吐く。
ざっと30人はいた弟子たち1人ずつとそれぞれが力尽きるまで戦い続けて、少し汗をかいてはいるものの、息は上がっていなかった。
「相変わらずすごいね、剣神さんは」
マヤは収納袋からタオルを出してデリックに手渡す。
「すまんな」
軽く顔を拭いたデリックは、道場の端でいつの間にやら寝息を立て始めているジョンに目をやった。
「無事眠ったようだな」
「そうだね。でもさ、王子様を寝かすだけならクロエさんの魔法でも良かったじゃん? どうしてわざわざ戦ったりしたのさ」
「それはだな……」
珍しく歯切れの悪いデリックに、マヤの後ろから大きなため息が聞こえてきた。
「師匠、さてはジョン王子と戦いたかっただけでしょう?」
「何をいうか。私がこんな小僧と戦いたいわけ……」
「はあ、相変わらずですね、師匠。マヤ、よく聞けよ?」
それからウォーレンは、デリックの困った部分について話始めた。
なんでも、デリックは将来有望な子供の剣士や、世の中で強いと言われている剣士と出会うと、戦ってみずにはいられないらしいのだ。
今回は、剣の君と呼ばれ他国にも名のしれた剣士であるジョンに出会ってしまったため、戦わずにはいられなかったらしい。
「まあ、デリックさんってめちゃくちゃ強いし、そういうところがあって当然なのかもね」
「ですね。剣士として高みを目指し続けて魔王になっちゃったような方ですし」
何だか納得してしまったマヤに同意するようにオリガもうんうんとうなずく。
「流石、剣神様……え、喋り、たいの? いいけど……」
カーサが一瞬黙ったかと思うと、次の瞬間にカーリの意識が表に出てくる。
「おお、デリック! 久しぶりだな!」
「何だ? まさかお前……」
名前で呼び捨てにした上、久しぶりなどという人物はそうそういないデリックは、唯一有り得そうな人物を思い浮かべる。
「そうだ、カーリだ」
「おおっ! 本当に久しぶりだな! まさかお前とまた話せる日が来るとは……」
「というかお前、本当に気がついていなかったのだな」
少し呆れた様子のカーリに、デリックはバツが悪そうに指先で頬をかく。
「仕方ないだろう、まさか本当にお前の精神が蘇ったなどと誰が信じられる」
「それは確かにそうかもしれん。しかし、であればデリック、今もお前は我が本物か疑っているということだな?」
「いや、私にそのように語りかけるやつ奴などお前くらい――いや、そういうことか。ああ、疑っているとも!」
途中でなにかに気がついたデリックは力強く告げると、剣を抜いてカーリへと切っ先を向ける。
「そうこなくてはな! いくぞ、デリック!」
自らの発言の意図を汲み取ったデリックに、嬉しそうに口角をあげたカーリが前触れもなく斬りかかる。
それを受け止めたデリックもまた、好戦的な笑みを浮かべており、すぐさま次の太刀をカーリに叩き込んだ。
そこからはもはや何をやっているのかわからないレベルの剣撃の応酬だった。
「えーっと、もう何もわかんないや。はい、ウォーレンさん。強化」
なんとか何が起きているのかわかろうとしていたマヤだったが、途中で諦めて横にいた聖魔石の剣を握らせて強化魔法をかける。
「何だよ突然」
「いや、もう何やってるか私にはわからないからかわりに見てもらおうと思って。どう? 何やってるかわかる?」
「わかるにはわかるが、レベルが違いすぎて言葉にできん」
「やっぱりかあ。まあいいや、今のカーリは私達の仲間だし」
次元の違う戦いに、誰も止めに入ることができず、ただただその戦いを見守ることしかできないのだった。
***
「「………………」」
30分後、先ほどおそらくこの世界最高峰の剣の戦いが繰り広げられていた道場では、デリックとカーリが正座させられていた。
その前には、にっこりと微笑んでいるクロエが仁王立ちしていた。
ぱっと見は絶世の美女が微笑んでいるだけなのだが、今のクロエは怒りのオーラでその金髪が逆立っているようにすら錯覚するほど、静かに怒っている。
「お二人とも、随分楽しそうでしたね?」
相変わらずの笑顔で口調だけは優しげに話しかけるクロエに、カーリとデリックは2人揃ってビクッと肩を震わせる。
ちなみに先ほどの異次元の戦いは、ブチギレて自分の限界を超えたクロエが7重の防御魔法を自分に付与して2人の間に飛び込んだことで強制的に終了されられていた。
「元はと言えばカーリが……」
「はい?」
「ひいぃっ……なんでもありません」
笑顔の奥で全く笑っていない瞳に見据えられ、デリックが魔王とは思えない情けない声をあげる。
「どうして私が怒っているか、わかってますよね?」
「カーリが、話の、邪魔を、した、から」
クロエに恐れをなして早々に意識の奥に引込っんでしまったカーリの代わりにカーサが答える。
その答えに、クロエはうなずいた。
「そうです。ジョンちゃんと勝負したのは、私もジョンちゃんを止められなかったので仕方なかったとしても、カーリさんと戦うのは今じゃなくていいですよね?」
「「はい……」」
すっかりクロエに叱られた2人は、まるで子供のようにしゅんとして下を向く。
「私達には時間がないんです。デリック様はともかく、カーリさんは知っていますよね?」
「…………」
「カーリさん?」
「…………ちょ、カーサ、お前我を裏切――」
「わかってましたよね?」
「はいいぃぃっ!」
カーサによって強制的に意識の奥から表に引きずり出されたカーリは、クロエに問いかけに震え上がりながら返事をする。
それからもしばらく、クロエによる説教は続いた。
「ねえオリガ、クロエさんってあんなに怖かったっけ?」
マヤは魔王とそれに比肩しうる初代剣聖を正座させて説教するクロエを見て顔を引きつらせる。
「い、いえ、あまり怒ったところを見たことがないような優しい子だったはずですが……」
「いつもは優しい人って、ブチギレた時めちゃくちゃ怖かったりするし、クロエさんもそういうタイプだったってことかあ……」
マヤとオリガが「クロエだけは怒らせようにしよう」と思いながらそんなことを話していると、クロエが言いたいことを言い終わったのか、ようやく本題に入りそうだった。
「まあいいでしょう。私はマルコス様の情報さえ手に入ればそれでいいんです。話してくれますね、デリック様?」
「ああ、私の知っていることなら全て話そう」
デリックが立ち上がると、隣りにいたカーリも立ち上がる。
それを確認したクロエは少し離れたところにいたマヤたちに手招きする。
「終わった?」
「ええ、失礼しました」
「いやいや、クロエさんがいなかったらあの二人倒れるまで戦ってただろうから、むしろ助かったよ。私でも止められなかったと思うしね」
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