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第三章「魔法学園の劣等生 魔法技術大会編」
第126話「飛行レース ④ ムシモンマスター」
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「インセクターお前はやればできる子なのだ。しっかり頑張るのだぞ!」
「分かったよお姉ちゃん!」
「優勝した時のご褒美も期待しておくのだぞ♡」
おいおい、もしかしてこの学園長……ショタか?
見た感じ少年の方が年上に見えるのだが、この世界は見た目と中身が反比例している時がある。
アメリアしかり、アープルしかりだ。
べ、別に自分を正当化しているわけじゃ……ないんだからね!
「よし。出てこいスズーメ!」
インセクターが紅白のムシモンボールを地面に投げると魔法陣が描かれる。
魔法陣の中から全長三メートルほどの巨大な蜂が現れた。まるでまだ、めばをだ
「あれは……A級モンスターのスズメバチ!」
名前まんまかよ!
「インセクター選手。スタートして下さい!」
スズメバチがインセクターをその足でつかむ。
そして――
ずぶり!
やけに生々しい音が響いた。
「お兄さん!」
アープルが目を背ける。
インセクターのケツに巨大スズメバチの太い針が深々と突き刺さっているのだ。
「あああ……! ばばばばば!」
インセクターが奇声を上げ始めた。
おいおい。大丈夫なのか? 太さといい長さといい結構深く刺さっているぞ。もしかして、スズメバチは彼を餌としか認識していないとか……
これで頭からむしゃむしゃとか咀嚼される光景でも見ようものなら、しばらくは眠れなくなりそうだ。
「みみみ……みなぎるをぉぉぉ!」
インセクター少年の細い身体がぐんぐんと大きくなっていく。
なんということでしょう。あの枯れ木のように細かった少年が、スズメバチの力によって、今では筋肉逞しい大柄の青年へと変身したではありませんか。
「ふはははは! オレは今究極の力を手に入れたのだ!」
ケツに太い針で刺されたままインセクターはチャン学園長を抱きしめ、そのまま唇を重ねた。
うをぉぉぉい! いいのか?
「帰ってきたら続きをしてやる!」
「うん。待ってるのだ!」
とろんとした表情でチャン学園長が答えた。
完全に二人の世界だ。
インセクター君は未成年ですよね。条例とか色々引っかかる年齢ですよね?
「では、行ってくる。勝利を得るために!」
セリフはカッコいいのだが見た目がシュール。どう見てもスズメバチが捕獲した餌にしか見えないところがちょっと引いた。オレは嫌だなアレ。
「スズーメゴー!」
インセクターの命令に合わせて、スズメバチが飛び立つ。先のタニアのロケットには遠く及ばないがスピードも悪くない。何より障害物レースにおいてスズメバチの機動性に勝てる者はいない。
スズメバチはもう石柱エリアにまで到着していた。そういえば、あそこは先程タニアが爆破していたが……と思っていると、地面から石柱が生えてきた。
「土魔法!」
「公平に勝負せんとな。このアホな爆裂キテレツ娘に文句を言われても嫌だしのう」
チャン学園長の力らしい。この距離であれだけの魔法を使えるとは……ただのクマ柄パンツの女の子ではないということか。
「今、失礼なことを考えていなかったか?」
おっと、どうやら思ったことが顔に出てしまっていたらしい。
「そんなことないもん。何も考えてないもん」
「うわーノゾミン白々しい」
お願いだからタニアは黙っていてくれ。お前が口を開くとろくなことがない。
「インセクター選手、早くも折り返し地点か!」
「しまった。こんな奴らにかまっていたせいでインセクターの雄姿を見逃してしまった!」
スズメバチがどんどん進み石柱の林をあっさりと通過。折返し地点の巨木を余裕で回る。
渓谷を抜けると残りはモンスターのいる森だけとなった。
スズメバチが森に到着するよりも早く、鳥のモンスターが空へと現れた。
これだけ騒がしくしていれば神経質にもなるというものだ。
「ふん。たかがモンスター如きに負けるインセクターではない!」
チャン学園長は余裕の笑みを浮かべた。
その言葉通り、インセクターとモンスターの戦闘は一方的だった。スズメバチの機動力はすさまじくモンスターの攻撃を全く寄せ付けない。インセクターはモンスターの攻撃をよけつつ火魔法の攻撃を放つ。鳥のモンスターとってスズメバチはまさしく天敵だった。あっさりとモンスターを撃退し、余裕でゴールする。
ゴールと同時にインセクターはその場に崩れ落ちた。
「インセクター!」
チャン学園長が駆け寄る。インセクターは崩れ落ちたまま動かない。
スズメバチは針を抜き光の粒となって消えていった。
「インセクター選手新記録です!」
アナウンスが流れるも、当の本人たちはそれどころではない。
「大丈夫か?」
オレも心配になり駆け寄った。
「大丈夫……いつものことだ」
チャン学園長はいたわるようにインセクターの頭を撫でた。
「よく頑張ったな……」
なぜだ。戦闘も危なげなくこなしたというのになぜインセクターはこうも消耗しているのだ。
やはり蟲使いというのは精神や体力を激しく消耗するものなのか。
「いやぁ、蟲使いってのはさぁ、蟲を召還した後に蟲と一体となることで蟲本来の力を使うことができるんだよね」
タニアが言いにくそうな顔で説明しだした。
「つまり?」
「はっきり言っちゃうと……インセクター君はこのスズメバチを操っている間……お尻に針を刺したままなんだよね」
刺したというか、突っ込んだままというか……うん。それは疲れるわ。しかもあんなハードな曲芸みたいな飛行を続けていれば、いくら体を固定しているとはいえ……色々と大変だろう……そう、色々と……
「彼は、本当の勇者なんだな」
「そうだよ。誰にも真似できない本当の勇者さ!」
そんな勇者にはなりたくねぇ。
何だろう。彼の雄姿に心の底から祝福してあげたいのに……なぜだかそんな気分が削がれてしまうのは……
「お前は本物の勇者だ!」
チャン学園長がインセクターのほほにキスする。
他に蟲を操る方法ってないものか。こんなんじゃ、戦いや試合に勝っても将来が心配すぎる。
「なあ、こんな方法じゃなくて、例えば蟲に魔具を取り付けて、蟲使いと蟲をリンクさせたりとかできないのか?」
これだけ魔法技術が発達しているのだ。それくらいのことはできるはずだ。実際、そうやって遠くの者と会話できる魔具もある。オレがアメリアたちと念話で使っているものだってそれの応用みたいなものだ。
「なん……だと……!」
オレはチャン学園長に折り畳み式の通話魔具を見せ簡単な説明をする。
チャンは驚いた表情のままオレの話を聞いていた。
「なんとういうことだ……これを使えば、インセクターのお尻の貞操は守られるというのだな」
お尻の貞操はとっくの昔に奪われていいますが……
「これ以上……苦しむことはないと思います」
「ありがとう。本当にありがとう!」
先ほどと違い、チャンの表情は明るいものになっていた。
「これで……お尻が痛いと泣くこともない! 男友達から変な目で見られることもないのだな!」
思春期の少年には色々と悩みがあるようだった。
「これで学園の……いや、世界中の蟲使い! ムシモンマスターが救われた!」
まだ解決していないだろ。むしろ大変なのはこれからだ。思いつきで言ったはいいが、実現するにはこれからが大変だ。
「もちろん。開発には協力してくれるのだろ?」
さも当然のように言われオレは一瞬言葉を失った。
「我が学園で万全のサポートをするぞ」
「ああ、考えておくよ」
「絶対だぞ。魔術競技大会が終わったら返事を聞くぞ! いい返事を期待しているからな!」
いつの間にか、変な約束を取り付けてしまっていた。
「お兄さん、いいんですか?」
アープルが心配そうに聞いてくる。ラップ学園長の依頼は完遂したといってよかった。何しろ犯人はオレだったのだから。あの第三皇女がどう動くかもまだわからない。
「まあ、なんとかなるさ」
オレは気楽な気持ちでそう答えた。
「分かったよお姉ちゃん!」
「優勝した時のご褒美も期待しておくのだぞ♡」
おいおい、もしかしてこの学園長……ショタか?
見た感じ少年の方が年上に見えるのだが、この世界は見た目と中身が反比例している時がある。
アメリアしかり、アープルしかりだ。
べ、別に自分を正当化しているわけじゃ……ないんだからね!
「よし。出てこいスズーメ!」
インセクターが紅白のムシモンボールを地面に投げると魔法陣が描かれる。
魔法陣の中から全長三メートルほどの巨大な蜂が現れた。まるでまだ、めばをだ
「あれは……A級モンスターのスズメバチ!」
名前まんまかよ!
「インセクター選手。スタートして下さい!」
スズメバチがインセクターをその足でつかむ。
そして――
ずぶり!
やけに生々しい音が響いた。
「お兄さん!」
アープルが目を背ける。
インセクターのケツに巨大スズメバチの太い針が深々と突き刺さっているのだ。
「あああ……! ばばばばば!」
インセクターが奇声を上げ始めた。
おいおい。大丈夫なのか? 太さといい長さといい結構深く刺さっているぞ。もしかして、スズメバチは彼を餌としか認識していないとか……
これで頭からむしゃむしゃとか咀嚼される光景でも見ようものなら、しばらくは眠れなくなりそうだ。
「みみみ……みなぎるをぉぉぉ!」
インセクター少年の細い身体がぐんぐんと大きくなっていく。
なんということでしょう。あの枯れ木のように細かった少年が、スズメバチの力によって、今では筋肉逞しい大柄の青年へと変身したではありませんか。
「ふはははは! オレは今究極の力を手に入れたのだ!」
ケツに太い針で刺されたままインセクターはチャン学園長を抱きしめ、そのまま唇を重ねた。
うをぉぉぉい! いいのか?
「帰ってきたら続きをしてやる!」
「うん。待ってるのだ!」
とろんとした表情でチャン学園長が答えた。
完全に二人の世界だ。
インセクター君は未成年ですよね。条例とか色々引っかかる年齢ですよね?
「では、行ってくる。勝利を得るために!」
セリフはカッコいいのだが見た目がシュール。どう見てもスズメバチが捕獲した餌にしか見えないところがちょっと引いた。オレは嫌だなアレ。
「スズーメゴー!」
インセクターの命令に合わせて、スズメバチが飛び立つ。先のタニアのロケットには遠く及ばないがスピードも悪くない。何より障害物レースにおいてスズメバチの機動性に勝てる者はいない。
スズメバチはもう石柱エリアにまで到着していた。そういえば、あそこは先程タニアが爆破していたが……と思っていると、地面から石柱が生えてきた。
「土魔法!」
「公平に勝負せんとな。このアホな爆裂キテレツ娘に文句を言われても嫌だしのう」
チャン学園長の力らしい。この距離であれだけの魔法を使えるとは……ただのクマ柄パンツの女の子ではないということか。
「今、失礼なことを考えていなかったか?」
おっと、どうやら思ったことが顔に出てしまっていたらしい。
「そんなことないもん。何も考えてないもん」
「うわーノゾミン白々しい」
お願いだからタニアは黙っていてくれ。お前が口を開くとろくなことがない。
「インセクター選手、早くも折り返し地点か!」
「しまった。こんな奴らにかまっていたせいでインセクターの雄姿を見逃してしまった!」
スズメバチがどんどん進み石柱の林をあっさりと通過。折返し地点の巨木を余裕で回る。
渓谷を抜けると残りはモンスターのいる森だけとなった。
スズメバチが森に到着するよりも早く、鳥のモンスターが空へと現れた。
これだけ騒がしくしていれば神経質にもなるというものだ。
「ふん。たかがモンスター如きに負けるインセクターではない!」
チャン学園長は余裕の笑みを浮かべた。
その言葉通り、インセクターとモンスターの戦闘は一方的だった。スズメバチの機動力はすさまじくモンスターの攻撃を全く寄せ付けない。インセクターはモンスターの攻撃をよけつつ火魔法の攻撃を放つ。鳥のモンスターとってスズメバチはまさしく天敵だった。あっさりとモンスターを撃退し、余裕でゴールする。
ゴールと同時にインセクターはその場に崩れ落ちた。
「インセクター!」
チャン学園長が駆け寄る。インセクターは崩れ落ちたまま動かない。
スズメバチは針を抜き光の粒となって消えていった。
「インセクター選手新記録です!」
アナウンスが流れるも、当の本人たちはそれどころではない。
「大丈夫か?」
オレも心配になり駆け寄った。
「大丈夫……いつものことだ」
チャン学園長はいたわるようにインセクターの頭を撫でた。
「よく頑張ったな……」
なぜだ。戦闘も危なげなくこなしたというのになぜインセクターはこうも消耗しているのだ。
やはり蟲使いというのは精神や体力を激しく消耗するものなのか。
「いやぁ、蟲使いってのはさぁ、蟲を召還した後に蟲と一体となることで蟲本来の力を使うことができるんだよね」
タニアが言いにくそうな顔で説明しだした。
「つまり?」
「はっきり言っちゃうと……インセクター君はこのスズメバチを操っている間……お尻に針を刺したままなんだよね」
刺したというか、突っ込んだままというか……うん。それは疲れるわ。しかもあんなハードな曲芸みたいな飛行を続けていれば、いくら体を固定しているとはいえ……色々と大変だろう……そう、色々と……
「彼は、本当の勇者なんだな」
「そうだよ。誰にも真似できない本当の勇者さ!」
そんな勇者にはなりたくねぇ。
何だろう。彼の雄姿に心の底から祝福してあげたいのに……なぜだかそんな気分が削がれてしまうのは……
「お前は本物の勇者だ!」
チャン学園長がインセクターのほほにキスする。
他に蟲を操る方法ってないものか。こんなんじゃ、戦いや試合に勝っても将来が心配すぎる。
「なあ、こんな方法じゃなくて、例えば蟲に魔具を取り付けて、蟲使いと蟲をリンクさせたりとかできないのか?」
これだけ魔法技術が発達しているのだ。それくらいのことはできるはずだ。実際、そうやって遠くの者と会話できる魔具もある。オレがアメリアたちと念話で使っているものだってそれの応用みたいなものだ。
「なん……だと……!」
オレはチャン学園長に折り畳み式の通話魔具を見せ簡単な説明をする。
チャンは驚いた表情のままオレの話を聞いていた。
「なんとういうことだ……これを使えば、インセクターのお尻の貞操は守られるというのだな」
お尻の貞操はとっくの昔に奪われていいますが……
「これ以上……苦しむことはないと思います」
「ありがとう。本当にありがとう!」
先ほどと違い、チャンの表情は明るいものになっていた。
「これで……お尻が痛いと泣くこともない! 男友達から変な目で見られることもないのだな!」
思春期の少年には色々と悩みがあるようだった。
「これで学園の……いや、世界中の蟲使い! ムシモンマスターが救われた!」
まだ解決していないだろ。むしろ大変なのはこれからだ。思いつきで言ったはいいが、実現するにはこれからが大変だ。
「もちろん。開発には協力してくれるのだろ?」
さも当然のように言われオレは一瞬言葉を失った。
「我が学園で万全のサポートをするぞ」
「ああ、考えておくよ」
「絶対だぞ。魔術競技大会が終わったら返事を聞くぞ! いい返事を期待しているからな!」
いつの間にか、変な約束を取り付けてしまっていた。
「お兄さん、いいんですか?」
アープルが心配そうに聞いてくる。ラップ学園長の依頼は完遂したといってよかった。何しろ犯人はオレだったのだから。あの第三皇女がどう動くかもまだわからない。
「まあ、なんとかなるさ」
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