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タイムオーバー
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私は元々人間界で生きていた。今の名前と前世の名前は全く違うし職業も違う。
前世では結婚もしていた。
しかし、ある日突然胸が痛みだし、気づいたら心臓発作で死んでしまっていた。
私のイメージでは亡くなった人は天国、あるいは地獄に行くものだと思っていたが、実際は地獄の閻魔大王の前でもなく天国への入口でもなくてある建物の前にいた。
「ここはどこだ‥」
そう思っていると突然ドアが開いた。
「遅かったので迎えに来ました。どうぞ!」
突然ドアが開いて綺麗なお姉さんがでてきた。この人は何者だと思いながらも、ドアの前に立っていてはいけないと思い建物の中にはいる。
「失礼します」
建物の中には私と同じように、ここはどこだとパニックになっている人が、結構いた。
とても混んでいるみたいで、さっき声を掛けてくれたお姉さんはもう遠くのほうにいる。
なにをしたらいいか、あのお姉さんに聞こうと思いながらも、聞く勇気がでず私はお姉さんの方をチラチラと見ることしかできなかった。しばらく、お姉さんの方をチラチラ見ているとお姉さんと目があった。
そうするとお姉さんは近くまで来て、声を掛けてきてくれた。
「すこしお待ちくださいね」
私は素直に返事をする。
「わかりました」
そう言ってから1時間くらい立ち始めた頃から睡魔がおそってきてしまいそのまま寝てしまった。
「起きてください!」
突然の声に驚き私はゆっくりと目を開けた。
「転生できなくなりますよ!」
まだ起ききってない状態の中、すごい緊迫した声で意味が分からないこと言ってくるのですぐに目が覚めた。緊迫した声で話しかけてきたから、多分今は、大変な状況なんだろうがお姉さんにまた声をかけられたので、気分を良くしてニヤニヤしていると後から突然おじさんの声が聞こえてくる
「はぁ‥あなたタイムオーバーですよ」
40代とは思えない甲高い声で話しかけてくるので、一瞬ビクッとするが、さっきおじさんが言っていた、タイムオーバーの意味が気になるので聞いてみる。
「あの‥タイムオーバーとはどういうことですか?」
タイムオーバーという言葉からして、何か悪いことがあるんだろうと思いながら聞いてみた。
だが、先程まですこし怒った表情だったおじさんとお姉さんはすこし笑っている。私はなぜ笑っているのだろうと思い、おじさんのほうを見ているとおじさんは見られてることに気づき深刻な顔をして話し始めた。
「簡単に言えばあなたは転生できる制限時間を過ぎてしまったので転生ができないということです」
私はビックリして聞きなおした。
「転生??」
「あなたご存知ないんですか?うちの部下から説明があったと思うんですが‥」
ここで私は生まれて初めて後悔した。ここまでの人生上手く行ってきたのにまさかここで失敗するとは‥。
だか、私が寝ている間にあったのだろうから誰も攻められない。
「あの、もう一度説明してもらっていいですか?」
怒らないように慎重に聞いてみると、おじさんは優しく説明してくれる。
「死んだ人はまず来世転生できるかどうかここにくるんですよ。」
さっきのタイムオーバーって‥
意味がわかったうえで聞いてみる。
「タイムオーバーってことはもしかして私は転生できないんですか?」
さっきから言ってるじゃないかという顔をしながらおじさんは答えてくれた。
「まぁタイムオーバーなんで仕方がないですね‥」
簡単に言ってくれる。だから先程笑っていたのかと納得もいった。
私は、寝ていたことをまた後悔しているとおじさんが、突然わけのわからないことを言ってきた。
「あなた見た目もいいですし、ここで働きませんか?」
突然の仕事の勧誘だ。この仕事は聞く限りでは、これからの人の人生を左右する仕事だというのに、素性もわからない私を誘っていいものだろうか?と思い、どういう意味だと聞こうとした瞬間に
「あなたはどのみち地獄しかみちはないですからね」
衝撃の一言を放たれた。そこから私は考える。私の地獄に対してのイメージはそれは悪く、針の山の地獄を歩いたり舌を抜かれたりというイメージがあった。そんな地獄を味わうよりは、よくわからない場所でも働いた方がいいという結論にいたる。
そして、二つ返事で私は
「働きます」
とても笑顔で元気よく返事をした。あのおじさんはすごいうれしそうな顔をあのお姉さんは、すごい残念そうな顔をしている。
こうして私の転生窓口の仕事が始まったのである。
前世では結婚もしていた。
しかし、ある日突然胸が痛みだし、気づいたら心臓発作で死んでしまっていた。
私のイメージでは亡くなった人は天国、あるいは地獄に行くものだと思っていたが、実際は地獄の閻魔大王の前でもなく天国への入口でもなくてある建物の前にいた。
「ここはどこだ‥」
そう思っていると突然ドアが開いた。
「遅かったので迎えに来ました。どうぞ!」
突然ドアが開いて綺麗なお姉さんがでてきた。この人は何者だと思いながらも、ドアの前に立っていてはいけないと思い建物の中にはいる。
「失礼します」
建物の中には私と同じように、ここはどこだとパニックになっている人が、結構いた。
とても混んでいるみたいで、さっき声を掛けてくれたお姉さんはもう遠くのほうにいる。
なにをしたらいいか、あのお姉さんに聞こうと思いながらも、聞く勇気がでず私はお姉さんの方をチラチラと見ることしかできなかった。しばらく、お姉さんの方をチラチラ見ているとお姉さんと目があった。
そうするとお姉さんは近くまで来て、声を掛けてきてくれた。
「すこしお待ちくださいね」
私は素直に返事をする。
「わかりました」
そう言ってから1時間くらい立ち始めた頃から睡魔がおそってきてしまいそのまま寝てしまった。
「起きてください!」
突然の声に驚き私はゆっくりと目を開けた。
「転生できなくなりますよ!」
まだ起ききってない状態の中、すごい緊迫した声で意味が分からないこと言ってくるのですぐに目が覚めた。緊迫した声で話しかけてきたから、多分今は、大変な状況なんだろうがお姉さんにまた声をかけられたので、気分を良くしてニヤニヤしていると後から突然おじさんの声が聞こえてくる
「はぁ‥あなたタイムオーバーですよ」
40代とは思えない甲高い声で話しかけてくるので、一瞬ビクッとするが、さっきおじさんが言っていた、タイムオーバーの意味が気になるので聞いてみる。
「あの‥タイムオーバーとはどういうことですか?」
タイムオーバーという言葉からして、何か悪いことがあるんだろうと思いながら聞いてみた。
だが、先程まですこし怒った表情だったおじさんとお姉さんはすこし笑っている。私はなぜ笑っているのだろうと思い、おじさんのほうを見ているとおじさんは見られてることに気づき深刻な顔をして話し始めた。
「簡単に言えばあなたは転生できる制限時間を過ぎてしまったので転生ができないということです」
私はビックリして聞きなおした。
「転生??」
「あなたご存知ないんですか?うちの部下から説明があったと思うんですが‥」
ここで私は生まれて初めて後悔した。ここまでの人生上手く行ってきたのにまさかここで失敗するとは‥。
だか、私が寝ている間にあったのだろうから誰も攻められない。
「あの、もう一度説明してもらっていいですか?」
怒らないように慎重に聞いてみると、おじさんは優しく説明してくれる。
「死んだ人はまず来世転生できるかどうかここにくるんですよ。」
さっきのタイムオーバーって‥
意味がわかったうえで聞いてみる。
「タイムオーバーってことはもしかして私は転生できないんですか?」
さっきから言ってるじゃないかという顔をしながらおじさんは答えてくれた。
「まぁタイムオーバーなんで仕方がないですね‥」
簡単に言ってくれる。だから先程笑っていたのかと納得もいった。
私は、寝ていたことをまた後悔しているとおじさんが、突然わけのわからないことを言ってきた。
「あなた見た目もいいですし、ここで働きませんか?」
突然の仕事の勧誘だ。この仕事は聞く限りでは、これからの人の人生を左右する仕事だというのに、素性もわからない私を誘っていいものだろうか?と思い、どういう意味だと聞こうとした瞬間に
「あなたはどのみち地獄しかみちはないですからね」
衝撃の一言を放たれた。そこから私は考える。私の地獄に対してのイメージはそれは悪く、針の山の地獄を歩いたり舌を抜かれたりというイメージがあった。そんな地獄を味わうよりは、よくわからない場所でも働いた方がいいという結論にいたる。
そして、二つ返事で私は
「働きます」
とても笑顔で元気よく返事をした。あのおじさんはすごいうれしそうな顔をあのお姉さんは、すごい残念そうな顔をしている。
こうして私の転生窓口の仕事が始まったのである。
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