転生窓口

夕凪

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思い出2

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「やっと学校終わった~今日暇だし遊ぶ?」

「いいよ~」

その日もいつも通り友達の優花ゆうかと遊ぶ約束をした私は遊ぶために急いで帰ろうと優花と一緒に教室をでて校門の前を歩いている。

「今日の課題面倒くさいよね~そう言いながら優花はその宿題をカバンからだす」

私もカバンから出そうとするがどこにも見当たらない。多分教室に忘れてきたのだ。

「ごめん優花。忘れ物したから先に帰ってて、すぐに追いつくから」

一言言ってから急いで教室に向かって走る。

「りょーかい」

教室に入るとほとんど生徒はいなく残っているのは私も含めて3人だけだった。いつも奈央なおさんをいじめてる香織かおりといじめられてる奈央さんと今さっき教室に入った私がいた。

「すいません、すいません」

いつも通りというのもあれだが香織が奈央さんになにかいちゃもんつけて奈央さんが香織にあやまっている。
人ごとなのでかわいそうだな~と思いながら通り過ぎようとしたが、その日はなぜかわからないが正義感がはたらき香織を注意してしまったのだ。

「やり過ぎじゃない?香織」

「はぁ?由香の分際でなにいってるの?」

あ、いらないこと言ったと思って後悔してる間に突然水が入ったバケツが出てき、バケツからあふれんばかりにと入れられてる水をかけられた。

「由香も今日から奈央の仲間だ~」

私はなぜ香織を注意してしまったのだろう。
いらない正義感をはたらかせずにまずは先生に言うべきだった。自分の行動に2度目の後悔をした。
そこから香織に散々

「かわいいからって調子にのるな」

「正義のヒーロー気取りですか」

などとバカにされた後香織が消えている隙に急いで教室を飛び出し優花のもとに追いついた。

「ごめん遅くなった」

「何かあった?」

優花はどんな時も優しいのである

「何にもないよ」

私がそう答えると優花は心配そうな顔をしつつも

「それなら良かった。何かあったら言ってね親友なんだから」

私はこの時に改めて優花の友達でよかったと思った。
そこから地獄の日々が始まったのである。


翌日普通に登校するとまた香織に水をかけられた。

「あ、ごめん~手が滑った」

昨日の今日でこれだからわざとじゃないだろうと言いたいのを我慢し耐えていると優花が走ってきた。

「香織!由香になにしてんの?」

「手が滑ったんだよ。しょうがないじゃん」

優花は今にも飛びかかりそうな目で香織を見ている。周りが私をちらちら見ている。これ以上の騒ぎにしてはならないにしてはならないと思い私がゆっくりと優花に耳打ちをする。

「みんなが見てるから怒らないで」

そうすると優花は小さくうなずいて怒りをおさめている。かんじんの香織の方を見ると先ほどの優花のにらみがきいたのか少し私たちと距離を置いている。

「まぁ今日はいいや」

この一言をはなって香織は教室に戻っていった。そこから優花は私になにも聞かず翌日からも普通に接してくれた。
こんなことがだいた2年続いた3年生の夏。私はよく優花に助けられてたので私がお金を出し一緒に遠くの海に1泊2日で遊びに行く約束をした。

そして当日。

「今日楽しみだね!優花」

「そうだね~」

いつも通りのたわいのない会話をしていると運悪く海で香織に出会ってしまった。なんて酷い偶然なんだと思って優花の方を見ると優花も同じような事を思っている顔をしている。

「あ、優花由香ペアじゃん。今日はおでかけかな?」

私たちは無視する。そうすると突然香織が手に持っていてた海に持ってくるはずもない牛乳を優花に突然かけた。いつもは態度に表さない優花だが

「せっかくのお気に入りの服が‥」

まだ水着に着替えず私服でうろうろしていたので服はびしょ濡れである。そういえばこの服は初めて自分のバイトでためたお金で買った服だと言っていた。かけられたのが牛乳なら洗った大丈夫だからと言いたいがそんなことを言える立場ではない。
私はほんとに申し訳ない気持ちで一杯だった。そして、こちらを向いた優花は

「全部全部おまえのせいなんだよ!」

「ごめん‥」

この一言しか言えなかった。そのまま優花は走りさってしまった。このやり取りを笑いながら見ていた香織は

「ざまぁお前は今日から一人だよ」

そう言いながら香織もさってしまった。残された私は泣いたただひたすら泣いた。二人で泊まるよていだった旅館から優花の荷物はなくなっていた。旅館から家に帰った後も旅館にいる間も言えば夏休み中毎日のようにメールを送ったが何の返事も来なかった。
こうして夏休みは終わった。
始業式の日には学校にでた。優花に話しかけても相手にもしてくれない。今まで友達でだったのがウソだったよううな態度をとる。
こうして、私は優花に話しかけなくなった。優花も話しかけてこなかった。
そのまま私は毎日イジメられながら卒業した。




これが私の人生で最も辛かった高校生活である。
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