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第2話
各務と自転車で駅前まで戻ってきた。
なんだかもう少し各務と話してみたい。
だけど話すことがない。
今日はこのままお別れかな。
ちょっと名残惜しかったけど、明日また学校で会うしな。
「なぁ、鹿耳」
「うん?」
「ちょっと万年筆見ていかね?」
「あ、うん!」
俺は各務に誘われるまま、駐輪場に自転車をとめて駅前の商業ビルに入っている文具店に向かった。
汗臭いかと心配したら各務がスプレーとデオドラントシートをくれたので、2人でトイレで顔も洗い、それらを使ってさっぱりした。
「この間使っていたのは、入学祝いにねだって買ってもらった万年筆なんだ。
金ペンでさ」
「金ペン?」
「ああ、ペン先が金のと鉄のがあって。
金は柔らかいからしなって、書き味が違うんだ。
鉄は硬い書き味だし錆の心配もしないといけないけど、値段が手ごろなんだ。
ほら」
見せられたのはスケルトンのものだった。
「こんなカジュアルなのもあるんだ」
「うん。千円ちょっと」
「え。万年筆って全部何万円もすると思ってた」
「俺もそうだったよ」
各務はにやっと笑った。
「試し書きしてみろよ」
「わぁ、思った以上にカラフル」
「これは瓶のインク。
種類すごいだろ。
どれにする?」
俺は「将軍」と名前がついているインクの入った万年筆を取ると、備え付けの紙に書いてみた。
ねずみ色なんだけど、なんとも表現しがたい渋いカッコいい色だった。
「こんなにするするって書けるんだ。
もっと書き方にコツがいるのかと思った」
「ははははは、もうちょっと筆圧を弱くしてもいいかも」
「こっちの色、試してもいい?」
「ああ」
今度は渋い緑。
次は深いオレンジ。
次は茶色がかった黄色。
次は深いけど華やかなピンク。
「すごいすごい。綺麗だなぁ」
俺はすっかり夢中になって試してみる。
ふと各務を見ると、すっごく優しい顔をして俺を見ていた。
思わず俯く。
なんだよ、その顔。
初めて見た。
「か、各務の使っているインクはどれ?」
不自然だったか?
いや、そんなことはない。
そうそう、あの手帳に書かれた明るい青はここにはなさそうだった。
「あ。あれ?
もうないんだ」
「なんで?」
「作っていたメーカーが倒産しちゃって。
あのターコイズ、好きなんだけど似たような色もなくて」
「そうなんだ、残念。
綺麗な色だったのに」
「鹿耳も好き?」
「うん」
「おまえさ、さっきの万年筆買えよ」
「?」
「インク、分けてやる」
「いや、いいよ。
もうないんだろ、大事に使えよ」
「ボトルインクはなかなか減らないんだよ。
このまんまじゃ悪くなるから、さっさと使い切るほうがいいんだ」
「でも」
「この俺でも5本はボトルインクを持っているからな。
なかなか消費しないんだ、心配するな」
各務の青を使う?
俺が?
あの不愛想な各務がこんなにしゃべるのも知らないし、あんな顔をするのも知らない。
そんなことをさせる万年筆。
各務を変える青いインク。
「資金ならあるだろ、さっきもらったじゃん」
「あ、そっか」
「あ、コンバーターも買って」
「?」
「インクタンクだよ。
使い方見せてやるから」
俺は各務に勧められるままに、さっきのスケルトンの万年筆とコンバーターというものを買った。
「明日、それ持ってこい。
学校の帰りにうちに行こう」
「ふぇ」
「そのほうが話が早いから。
なにか予定ある?」
「いや、ないけど」
「じゃ、決まりだな。
お疲れさん」
俺たちは駐輪場で別れた。
翌日の放課後、俺は各務の部屋にいた。
「万年筆、持ってきたか」
「うん」
各務は俺を自分の勉強机に座らせると、いそいそと万年筆とボトルインクを並べる。
そして俺の隣に立った。
まずはパッケージから出せと言われて取り出した。
「わ、顔が描いてある」
キャップをひっぱってはずすとペン先にはにっこりと笑う顔が描いてあり、「万年筆さん」というキャラになりそうだった。
「かわいいだろ」
俺、昨日から各務の意外な顔ばっかり見ているんだけど。
かわいいけど、おまえが「かわいいだろ」って自慢してどうするよ。
各務は同じ万年筆のスケルトンじゃないのを持っていた。
こっちはウィンクしてる。
「軸も外して」
言われるがままに各務の真似をしてみる。
「コンバーターをぶち差す」
「こう?」
「ああ。
でここをねじってみ」
「うん」
コンバーターのおしりについているねじをいじると中で上下するものがある。
「これでインクを吸引するんだ。
まず下まで下げて」
「うん」
その間に各務はあの綺麗なターコイズの瓶のふたを開ける。
「中つっこんで。
ペン先を瓶の底につけるなよ」
「うん」
「それでコンバーターのねじをねじる」
くるくるとねじを回すと、吸引されたインクが上がってくる。
すごい。
明るくてソーダみたいな青。
瓶の中よりもっと書いた時の色に近い青。
「綺麗」
見とれているとねじを反対に回して数滴落とせと言われたので、そうする。
「ほんとは柔らかい布でやるんだからな」
各務はそう言って、インクにまみれた「万年筆さん」の顔をティッシュで拭う。
ペン先の顔はつるりと金属の輝きを取り戻した。
キャップをはめると少し置いておくように言われる。
スケルトンの本体から中の明るい青のインクがくっきりと見える。
綺麗。
「新品の万年筆はすぐにインクが出ないから」
各務は蓋をしたインク瓶を俺に手渡してくれた。
ガラスの底は分厚く重い。
ボトルのデザインもかわいい。
「なにか飲む?
炭酸?」
「うん」
各務は部屋から出ていき、俺はインクを見ていたが、やがて各務の部屋を見始めた。
結構きれいにしてある。
ま、俺も人が来るときには掃除しておくけど。
本棚にはどんな本が入ってるのかな。
えろいものがあったらからかってやろうかな。
あ、「王国」全部持ってんだ。
いいな。あれ巻数が多いからまだ全部揃えられていないんだよなぁ。
「鹿耳も『王国』、読むの?」
「ひゃ、うん。読む」
「面白いよな。先はまだまだ長そうだし楽しみ」
各務はトレイに昨日飲んだレモンの味の炭酸とポテチ、そしてミニドーナツを載せて戻っていた。
「手が汚れる前にやっとくか」
各務はトレイをそっとベッドの上に置いて、白い紙を2枚、机の上に出した。
「まずはこっちの紙に試し書きしてみ」
「うん」
俺は新品の万年筆のキャップを外し、昨日文房具店でやったようにくるくると紙に円を描いてみた。
「わ、すごい。
つるつる。
すっごく書き味がいい。
それにやっぱ、綺麗」
「インク、ちゃんと出てるな。
じゃ、次、こっち」
俺はもう1枚の紙にも同じように円を描いてみた。
ん?
なんか、がりがりする。
ひっかかりがあるというか、なんというか。
それに描いたはじからにじんでしまった。
「どう?」
「んー、気持ちよくない。なんで?」
「紙が違うんだよ。
今書いたのは普通のコピー用紙。
さっきのはトモエリバー」
「へー」
「万年筆、インク、ときたら次は紙の沼が待ってるからな。気をつけろよ、鹿耳」
「ぐへぇ」
俺がヘンな声を出すと、各務は笑って学校の鞄から帆布のペンケースを取り出し、そこから黒いあの万年筆を出した。
「これも試してみ」
「ん」
俺は遠慮なく受け取る。
こいつはキャップをねじって外すのか。
こういうのだよなぁ、俺が「万年筆」と聞いてなんとなくイメージするのって。
書き味のよかった紙にまた円を描く。
うわぁ、全然違う!
俺は自分の名前を書いたり、「永」を書いてみたりする。
なんていうんだろう、とめはねはらいがびしっと決まる、というか。
竹みたいにしなる、というか。
「これが金ペン!」
「ははははは、そうだよ」
俺が思わず声を大きくしてしまうと、各務は本当に嬉しそうに笑い、紙や万年筆を片づけ、炭酸やドーナツを並べてくれた。
そのあとは、昨日のバイトを各務は去年もやったとか、今日は腕がぱんぱんだったとか、『王国』やほかのまんがのこととか。
学校でこんなに親しく話したことがない。というくらいしゃべった。
帰る頃になって、各務から「これ、やるよ」と渡されたものがあった。
ペラリと薄い中綴じのノート?
「中身、トモエリバーだから」
「え、なに書こう」
「ポエムでも書いとけば」
「書かないよ!」
各務は笑うと、今度は小さな瓶を渡してきた。
「これって」
「ターコイズのインク」
混色したプラモデルの塗料の残りを保存しておく瓶だけど、蒸発しにくく密閉されるから万年筆のインクの小分けにも使うと各務が言った。
大切なものなのに。
「あ、ありがと」
「こちらこそ、ありがとな。
また来いよ」
「うん。
また明日」
俺は各務の青を持って各務の家から出た。
あの小さなノートにあの万年筆でなにを書こう。
まずは俺の名前かな。
おしまい
***
ブログ「各務ブルー」解説とあとがき
https://etocoria.blogspot.com/2019/06/kagamiblue-atogaki.html
なんだかもう少し各務と話してみたい。
だけど話すことがない。
今日はこのままお別れかな。
ちょっと名残惜しかったけど、明日また学校で会うしな。
「なぁ、鹿耳」
「うん?」
「ちょっと万年筆見ていかね?」
「あ、うん!」
俺は各務に誘われるまま、駐輪場に自転車をとめて駅前の商業ビルに入っている文具店に向かった。
汗臭いかと心配したら各務がスプレーとデオドラントシートをくれたので、2人でトイレで顔も洗い、それらを使ってさっぱりした。
「この間使っていたのは、入学祝いにねだって買ってもらった万年筆なんだ。
金ペンでさ」
「金ペン?」
「ああ、ペン先が金のと鉄のがあって。
金は柔らかいからしなって、書き味が違うんだ。
鉄は硬い書き味だし錆の心配もしないといけないけど、値段が手ごろなんだ。
ほら」
見せられたのはスケルトンのものだった。
「こんなカジュアルなのもあるんだ」
「うん。千円ちょっと」
「え。万年筆って全部何万円もすると思ってた」
「俺もそうだったよ」
各務はにやっと笑った。
「試し書きしてみろよ」
「わぁ、思った以上にカラフル」
「これは瓶のインク。
種類すごいだろ。
どれにする?」
俺は「将軍」と名前がついているインクの入った万年筆を取ると、備え付けの紙に書いてみた。
ねずみ色なんだけど、なんとも表現しがたい渋いカッコいい色だった。
「こんなにするするって書けるんだ。
もっと書き方にコツがいるのかと思った」
「ははははは、もうちょっと筆圧を弱くしてもいいかも」
「こっちの色、試してもいい?」
「ああ」
今度は渋い緑。
次は深いオレンジ。
次は茶色がかった黄色。
次は深いけど華やかなピンク。
「すごいすごい。綺麗だなぁ」
俺はすっかり夢中になって試してみる。
ふと各務を見ると、すっごく優しい顔をして俺を見ていた。
思わず俯く。
なんだよ、その顔。
初めて見た。
「か、各務の使っているインクはどれ?」
不自然だったか?
いや、そんなことはない。
そうそう、あの手帳に書かれた明るい青はここにはなさそうだった。
「あ。あれ?
もうないんだ」
「なんで?」
「作っていたメーカーが倒産しちゃって。
あのターコイズ、好きなんだけど似たような色もなくて」
「そうなんだ、残念。
綺麗な色だったのに」
「鹿耳も好き?」
「うん」
「おまえさ、さっきの万年筆買えよ」
「?」
「インク、分けてやる」
「いや、いいよ。
もうないんだろ、大事に使えよ」
「ボトルインクはなかなか減らないんだよ。
このまんまじゃ悪くなるから、さっさと使い切るほうがいいんだ」
「でも」
「この俺でも5本はボトルインクを持っているからな。
なかなか消費しないんだ、心配するな」
各務の青を使う?
俺が?
あの不愛想な各務がこんなにしゃべるのも知らないし、あんな顔をするのも知らない。
そんなことをさせる万年筆。
各務を変える青いインク。
「資金ならあるだろ、さっきもらったじゃん」
「あ、そっか」
「あ、コンバーターも買って」
「?」
「インクタンクだよ。
使い方見せてやるから」
俺は各務に勧められるままに、さっきのスケルトンの万年筆とコンバーターというものを買った。
「明日、それ持ってこい。
学校の帰りにうちに行こう」
「ふぇ」
「そのほうが話が早いから。
なにか予定ある?」
「いや、ないけど」
「じゃ、決まりだな。
お疲れさん」
俺たちは駐輪場で別れた。
翌日の放課後、俺は各務の部屋にいた。
「万年筆、持ってきたか」
「うん」
各務は俺を自分の勉強机に座らせると、いそいそと万年筆とボトルインクを並べる。
そして俺の隣に立った。
まずはパッケージから出せと言われて取り出した。
「わ、顔が描いてある」
キャップをひっぱってはずすとペン先にはにっこりと笑う顔が描いてあり、「万年筆さん」というキャラになりそうだった。
「かわいいだろ」
俺、昨日から各務の意外な顔ばっかり見ているんだけど。
かわいいけど、おまえが「かわいいだろ」って自慢してどうするよ。
各務は同じ万年筆のスケルトンじゃないのを持っていた。
こっちはウィンクしてる。
「軸も外して」
言われるがままに各務の真似をしてみる。
「コンバーターをぶち差す」
「こう?」
「ああ。
でここをねじってみ」
「うん」
コンバーターのおしりについているねじをいじると中で上下するものがある。
「これでインクを吸引するんだ。
まず下まで下げて」
「うん」
その間に各務はあの綺麗なターコイズの瓶のふたを開ける。
「中つっこんで。
ペン先を瓶の底につけるなよ」
「うん」
「それでコンバーターのねじをねじる」
くるくるとねじを回すと、吸引されたインクが上がってくる。
すごい。
明るくてソーダみたいな青。
瓶の中よりもっと書いた時の色に近い青。
「綺麗」
見とれているとねじを反対に回して数滴落とせと言われたので、そうする。
「ほんとは柔らかい布でやるんだからな」
各務はそう言って、インクにまみれた「万年筆さん」の顔をティッシュで拭う。
ペン先の顔はつるりと金属の輝きを取り戻した。
キャップをはめると少し置いておくように言われる。
スケルトンの本体から中の明るい青のインクがくっきりと見える。
綺麗。
「新品の万年筆はすぐにインクが出ないから」
各務は蓋をしたインク瓶を俺に手渡してくれた。
ガラスの底は分厚く重い。
ボトルのデザインもかわいい。
「なにか飲む?
炭酸?」
「うん」
各務は部屋から出ていき、俺はインクを見ていたが、やがて各務の部屋を見始めた。
結構きれいにしてある。
ま、俺も人が来るときには掃除しておくけど。
本棚にはどんな本が入ってるのかな。
えろいものがあったらからかってやろうかな。
あ、「王国」全部持ってんだ。
いいな。あれ巻数が多いからまだ全部揃えられていないんだよなぁ。
「鹿耳も『王国』、読むの?」
「ひゃ、うん。読む」
「面白いよな。先はまだまだ長そうだし楽しみ」
各務はトレイに昨日飲んだレモンの味の炭酸とポテチ、そしてミニドーナツを載せて戻っていた。
「手が汚れる前にやっとくか」
各務はトレイをそっとベッドの上に置いて、白い紙を2枚、机の上に出した。
「まずはこっちの紙に試し書きしてみ」
「うん」
俺は新品の万年筆のキャップを外し、昨日文房具店でやったようにくるくると紙に円を描いてみた。
「わ、すごい。
つるつる。
すっごく書き味がいい。
それにやっぱ、綺麗」
「インク、ちゃんと出てるな。
じゃ、次、こっち」
俺はもう1枚の紙にも同じように円を描いてみた。
ん?
なんか、がりがりする。
ひっかかりがあるというか、なんというか。
それに描いたはじからにじんでしまった。
「どう?」
「んー、気持ちよくない。なんで?」
「紙が違うんだよ。
今書いたのは普通のコピー用紙。
さっきのはトモエリバー」
「へー」
「万年筆、インク、ときたら次は紙の沼が待ってるからな。気をつけろよ、鹿耳」
「ぐへぇ」
俺がヘンな声を出すと、各務は笑って学校の鞄から帆布のペンケースを取り出し、そこから黒いあの万年筆を出した。
「これも試してみ」
「ん」
俺は遠慮なく受け取る。
こいつはキャップをねじって外すのか。
こういうのだよなぁ、俺が「万年筆」と聞いてなんとなくイメージするのって。
書き味のよかった紙にまた円を描く。
うわぁ、全然違う!
俺は自分の名前を書いたり、「永」を書いてみたりする。
なんていうんだろう、とめはねはらいがびしっと決まる、というか。
竹みたいにしなる、というか。
「これが金ペン!」
「ははははは、そうだよ」
俺が思わず声を大きくしてしまうと、各務は本当に嬉しそうに笑い、紙や万年筆を片づけ、炭酸やドーナツを並べてくれた。
そのあとは、昨日のバイトを各務は去年もやったとか、今日は腕がぱんぱんだったとか、『王国』やほかのまんがのこととか。
学校でこんなに親しく話したことがない。というくらいしゃべった。
帰る頃になって、各務から「これ、やるよ」と渡されたものがあった。
ペラリと薄い中綴じのノート?
「中身、トモエリバーだから」
「え、なに書こう」
「ポエムでも書いとけば」
「書かないよ!」
各務は笑うと、今度は小さな瓶を渡してきた。
「これって」
「ターコイズのインク」
混色したプラモデルの塗料の残りを保存しておく瓶だけど、蒸発しにくく密閉されるから万年筆のインクの小分けにも使うと各務が言った。
大切なものなのに。
「あ、ありがと」
「こちらこそ、ありがとな。
また来いよ」
「うん。
また明日」
俺は各務の青を持って各務の家から出た。
あの小さなノートにあの万年筆でなにを書こう。
まずは俺の名前かな。
おしまい
***
ブログ「各務ブルー」解説とあとがき
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