8 / 50
第8話
しおりを挟む
「ちょっと寄りたいところがあるんだ」と、カヤはルーポにまだ歩けるか尋ねた。
ルーポが「大丈夫です」と答えると、カヤはうなずき歩き始めた。
リノとジュリアスの家からそう遠くないところにある下宿屋にカヤは入った。
ルーポは初めて王都に来た時のことを少し思い出し、懐かしくなった。
カヤについてある部屋に入った。
ベッドと小さなチェストがあるだけの狭い部屋だった。
「ここで暮らしているんだ。
たまに遊びに来い」
カヤはそう言うとチェストから小さな布袋を取り出し、中の金貨を確認すると、その中の1枚をルーポに渡した。
「お守りだと思って持っておけ。
少しはおまえを助けてくれるかもしれない」
そして残りを懐に仕舞い込んだ。
「そんな、いただけません」
ルーポが手のひらに乗せられた金貨を握り込まないようにしたまま、おどおどと焦っている。
「じゃあ、出世払いで返してくれ。
じゃあ、出るぞ」
それだけ言うとカヤは部屋を出ていこうとした。
ルーポは金貨の処理をどうしたらいいのかわからず困ってしまったが、このまま置いていかれるのも困る。
仕方なくルーポはズボンのポケットの内側にある小さな隠しポケットの中にそれをしまい込み、急いでカヤの後を追った。
自分の前を歩くカヤの背中を見ながら、ルーポは不思議に思った。
アルベルトのいる大きな屋敷がカヤの実家で、あそこにはカヤの部屋もまだ残されており、このままするりと生活してもなんの支障もなさそうだ。
それなのに、なぜカヤはこんなに窮屈なところに住んでいるんだろう。
ルーポは疑問に思ったが、なぜか尋ねる気になれなかった。
なんだか、相手の中に踏み込みすぎる気がした。
「おまえはいいのか?」
不意にカヤがルーポに聞いた。
「一昨日、出会ってからそのまま連れてきてしまったからな。
ルーポは自分の家に戻らなくてもいいのか?」
あ、と小さな声を上げ、ルーポは戻りたいと言った。
二人はお互いが出会ったベンチのそばにある廃墟へと向かった。
屋根も崩れ落ち、これで風雨をしのいでいたのかと思うと胸が苦しくなる思いで、カヤはルーポが廃墟に入るのを見ていた。
かろうじて「棚」と思われるところからルーポは大事そうに何かを取り出した。
それはぼろぼろの布に包まれた簡易の上皿天秤と乾燥させた薬草だった。
「おまえの商売道具だな」
ルーポは力強くうなずいた。
仕立屋に行ったとき、店主から基本の薬草を入れた薬袋を携えるのが薬師の正装なのだと教わった。
この中に何を入れるのかは、その薬師の気に入りであり、得意とする薬草なのだと聞いた。
ルーポが所持していた薬草は種類は少なかった。
「ここは前王の薬草園だったところだと聞いています。
前の内乱で攻撃されてこんなふうになったけど、あっちのほうにはまだ薬草が生えていて、ありがたいです」
ルーポが示したところは草ぼうぼうで、カヤにはどれが雑草でどれが薬草なのかも見当がつかなかったが、ルーポは頬を緩めてそこを見ていた。
ひとしきり辺りを見回すと「ありがとうございます。帰りましょう」とルーポは天秤と薬草を持って言った。
カヤはうなずき、二人は帰路についた。
屋敷に戻るとさっそくアルベルトが二人を浴室に押し込んだ。
今回は驚くことなく二人は素直にそれに従い、手早く服を脱ぎ、身体と髪を洗い、湯船につかった。
ヴェルミオンが渡してくれた目の粗い櫛のお陰で、ルーポの細く繊細な髪は絡まることが少なくなった。
「やっぱり短くなったなぁ」
カヤはまたルーポの首の後ろから後頭部にかけて撫で上げた。
ルーポはくすぐったくて、少し身をよじったが、それだけで止まっていた。
「カヤ様の髪は長いですね」
髪を洗うため結び紐が解かれ、滝のように流れる真っすぐな黒髪をルーポは眺める。
そして、右肩のピンクの花のタトゥーをまじまじと見た。
カヤは器用に長い髪をまとめて左の肩にかけ、右肩が露わになるようにしてやった。
散り砕ける水しぶきや花弁一枚一枚への細かい彩色、そして右頬の深い傷痕までよく見えるようになった。
ルーポは不躾にタトゥーを凝視する。
こんな鮮やかで繊細なタトゥーは見たことがない。
綺麗だなぁ。
そして、このような技を持つヤピリという国に関心がいった。
「カヤ様、ヤピリというのはどんなところですか?」
タトゥーに目を奪われたまま、ルーポが尋ねた。
おどおどしたところのない、無邪気な好奇心にカヤの頬がふわりと緩んだ。
「メリニャから随分遠い国だ。
たくさんの国も山も砂漠も越え、最後には海も越えなければならない」
「海?」
ルーポは心底驚いたような声を上げた。
「本当にあるのですか、メリニャよりも大きな水が?
大量にあるのに、飲むことができない不思議な水があるのですか?」
「ああ、あるぞ。
俺はこの目で見てきた」
言葉では知ってはいるが、「海」というものをルーポは想像できずにいた。
「小さな国なのに、いや、小さな国だからこそなのか、暑い季節もあるし、雪が降る寒い季節もある」
「雪!」
「海」に続いて、書物でしか目にしたことのない「雪」までも耳にするとはルーポは思ってもいなかった。
薬局内にある小さな図書館には、もちろん薬草に関する本が多く収蔵されており、海辺に生える植物も雪の下に眠っているのを掘り起こして使う薬草も載っていたので、ルーポは知識として知っていた。
「メリニャより湿度が高くて、蒸し暑いのが難点だが、あとはいいところだった。
平和で人は勤勉で、そして飯が美味い」
カヤは微笑みながら続ける。
「空はいつも、おまえの目のように淡い青色をしていたよ。
雪の降る季節と蒸し暑い季節の間に、このピンクの花が一気に咲くんだ。
それが淡い青色に映えて、美しかった。
ルーポの目を見ると、花のことも一緒に思い出すよ」
カヤはルーポの目がよく見えるように後頭部に手を添えると、少し上を向かせた。
ルーポが大きな青い目でカヤを見た。
「懐かしいな」
「そんな遠いところに、カヤ様はなぜ行かれたのですか」
「……あ、ああ」
柔らかな表情をしていたカヤの顔が少し歪んだ。
ルーポは失敗した、と思った。
聞いてはいけないことを尋ねてしまったのだと察した。
「傭兵としてヤピリに行ったんだ」
「ようへい?」
「雇われ兵のことだ。
金をもらえれば、どんな国の兵士にもなる」
厳しい声の響きにルーポは身を縮めた。
立派な騎士様なのに、どうして雇われ兵なんて…
大きなカヤの手はまだルーポの後頭部に添えられたままで、ルーポはカヤの顔を見上げるしかできなかった。
「俺の父親は自分の後を俺に継がせようとしていた。
が、生憎、俺にはその才がなくてな。
勝手に騎士養成学校に入って、卒業すると同時に傭兵としてメリニャを出た」
確か騎士の養成学校の卒業は十五歳くらいだったはずだ。
それから単身、雇われ兵として生きてきたと聞き、ルーポは自分よりカヤのほうが大変だったのではないかと思い、自分が少し恥ずかしくなり、そして小さなカヤの身を案じた。
「そこまでするとやっと父は俺を諦め、今は弟が後を継ごうとしている。
あいつのほうが才がある。
試験に無事に合格するはずだ」
カヤはにやりと笑い、ルーポの頭から手を外した。
「いろんな国があった。
いろんな戦いに出た。
その中でもヤピリは、いい国だった」
そう言うと、カヤはざばりと湯船から立ち上がった。
ルーポも慌てて立ち上がる。
急すぎて軽く立ち眩みがした。
よろけたルーポの身体をカヤは難なく支えた。
一瞬、裸の胸に抱き込まれたようになった。
「す、すみません」
慌てるルーポをカヤは離さなかった。
「まだふらついている。
急ぐんじゃない」
ほんの少しの間、濡れた肌が密着した。
熱かった。
「いいか、ゆっくり動くんだぞ」
カヤの言葉に静かにうなずく。
そしてカヤに腕を支えられながら、ルーポは浴槽から出た。
「あ、ありがとうございます」
ルーポが礼を言っている間に、カヤも浴槽から上がった。
「気をつけろよ」
カヤはくしゅりとルーポの濡れた髪をなで、浴室から出ていった。
ルーポも、今度は慎重になりながらそれについていった。
ルーポが「大丈夫です」と答えると、カヤはうなずき歩き始めた。
リノとジュリアスの家からそう遠くないところにある下宿屋にカヤは入った。
ルーポは初めて王都に来た時のことを少し思い出し、懐かしくなった。
カヤについてある部屋に入った。
ベッドと小さなチェストがあるだけの狭い部屋だった。
「ここで暮らしているんだ。
たまに遊びに来い」
カヤはそう言うとチェストから小さな布袋を取り出し、中の金貨を確認すると、その中の1枚をルーポに渡した。
「お守りだと思って持っておけ。
少しはおまえを助けてくれるかもしれない」
そして残りを懐に仕舞い込んだ。
「そんな、いただけません」
ルーポが手のひらに乗せられた金貨を握り込まないようにしたまま、おどおどと焦っている。
「じゃあ、出世払いで返してくれ。
じゃあ、出るぞ」
それだけ言うとカヤは部屋を出ていこうとした。
ルーポは金貨の処理をどうしたらいいのかわからず困ってしまったが、このまま置いていかれるのも困る。
仕方なくルーポはズボンのポケットの内側にある小さな隠しポケットの中にそれをしまい込み、急いでカヤの後を追った。
自分の前を歩くカヤの背中を見ながら、ルーポは不思議に思った。
アルベルトのいる大きな屋敷がカヤの実家で、あそこにはカヤの部屋もまだ残されており、このままするりと生活してもなんの支障もなさそうだ。
それなのに、なぜカヤはこんなに窮屈なところに住んでいるんだろう。
ルーポは疑問に思ったが、なぜか尋ねる気になれなかった。
なんだか、相手の中に踏み込みすぎる気がした。
「おまえはいいのか?」
不意にカヤがルーポに聞いた。
「一昨日、出会ってからそのまま連れてきてしまったからな。
ルーポは自分の家に戻らなくてもいいのか?」
あ、と小さな声を上げ、ルーポは戻りたいと言った。
二人はお互いが出会ったベンチのそばにある廃墟へと向かった。
屋根も崩れ落ち、これで風雨をしのいでいたのかと思うと胸が苦しくなる思いで、カヤはルーポが廃墟に入るのを見ていた。
かろうじて「棚」と思われるところからルーポは大事そうに何かを取り出した。
それはぼろぼろの布に包まれた簡易の上皿天秤と乾燥させた薬草だった。
「おまえの商売道具だな」
ルーポは力強くうなずいた。
仕立屋に行ったとき、店主から基本の薬草を入れた薬袋を携えるのが薬師の正装なのだと教わった。
この中に何を入れるのかは、その薬師の気に入りであり、得意とする薬草なのだと聞いた。
ルーポが所持していた薬草は種類は少なかった。
「ここは前王の薬草園だったところだと聞いています。
前の内乱で攻撃されてこんなふうになったけど、あっちのほうにはまだ薬草が生えていて、ありがたいです」
ルーポが示したところは草ぼうぼうで、カヤにはどれが雑草でどれが薬草なのかも見当がつかなかったが、ルーポは頬を緩めてそこを見ていた。
ひとしきり辺りを見回すと「ありがとうございます。帰りましょう」とルーポは天秤と薬草を持って言った。
カヤはうなずき、二人は帰路についた。
屋敷に戻るとさっそくアルベルトが二人を浴室に押し込んだ。
今回は驚くことなく二人は素直にそれに従い、手早く服を脱ぎ、身体と髪を洗い、湯船につかった。
ヴェルミオンが渡してくれた目の粗い櫛のお陰で、ルーポの細く繊細な髪は絡まることが少なくなった。
「やっぱり短くなったなぁ」
カヤはまたルーポの首の後ろから後頭部にかけて撫で上げた。
ルーポはくすぐったくて、少し身をよじったが、それだけで止まっていた。
「カヤ様の髪は長いですね」
髪を洗うため結び紐が解かれ、滝のように流れる真っすぐな黒髪をルーポは眺める。
そして、右肩のピンクの花のタトゥーをまじまじと見た。
カヤは器用に長い髪をまとめて左の肩にかけ、右肩が露わになるようにしてやった。
散り砕ける水しぶきや花弁一枚一枚への細かい彩色、そして右頬の深い傷痕までよく見えるようになった。
ルーポは不躾にタトゥーを凝視する。
こんな鮮やかで繊細なタトゥーは見たことがない。
綺麗だなぁ。
そして、このような技を持つヤピリという国に関心がいった。
「カヤ様、ヤピリというのはどんなところですか?」
タトゥーに目を奪われたまま、ルーポが尋ねた。
おどおどしたところのない、無邪気な好奇心にカヤの頬がふわりと緩んだ。
「メリニャから随分遠い国だ。
たくさんの国も山も砂漠も越え、最後には海も越えなければならない」
「海?」
ルーポは心底驚いたような声を上げた。
「本当にあるのですか、メリニャよりも大きな水が?
大量にあるのに、飲むことができない不思議な水があるのですか?」
「ああ、あるぞ。
俺はこの目で見てきた」
言葉では知ってはいるが、「海」というものをルーポは想像できずにいた。
「小さな国なのに、いや、小さな国だからこそなのか、暑い季節もあるし、雪が降る寒い季節もある」
「雪!」
「海」に続いて、書物でしか目にしたことのない「雪」までも耳にするとはルーポは思ってもいなかった。
薬局内にある小さな図書館には、もちろん薬草に関する本が多く収蔵されており、海辺に生える植物も雪の下に眠っているのを掘り起こして使う薬草も載っていたので、ルーポは知識として知っていた。
「メリニャより湿度が高くて、蒸し暑いのが難点だが、あとはいいところだった。
平和で人は勤勉で、そして飯が美味い」
カヤは微笑みながら続ける。
「空はいつも、おまえの目のように淡い青色をしていたよ。
雪の降る季節と蒸し暑い季節の間に、このピンクの花が一気に咲くんだ。
それが淡い青色に映えて、美しかった。
ルーポの目を見ると、花のことも一緒に思い出すよ」
カヤはルーポの目がよく見えるように後頭部に手を添えると、少し上を向かせた。
ルーポが大きな青い目でカヤを見た。
「懐かしいな」
「そんな遠いところに、カヤ様はなぜ行かれたのですか」
「……あ、ああ」
柔らかな表情をしていたカヤの顔が少し歪んだ。
ルーポは失敗した、と思った。
聞いてはいけないことを尋ねてしまったのだと察した。
「傭兵としてヤピリに行ったんだ」
「ようへい?」
「雇われ兵のことだ。
金をもらえれば、どんな国の兵士にもなる」
厳しい声の響きにルーポは身を縮めた。
立派な騎士様なのに、どうして雇われ兵なんて…
大きなカヤの手はまだルーポの後頭部に添えられたままで、ルーポはカヤの顔を見上げるしかできなかった。
「俺の父親は自分の後を俺に継がせようとしていた。
が、生憎、俺にはその才がなくてな。
勝手に騎士養成学校に入って、卒業すると同時に傭兵としてメリニャを出た」
確か騎士の養成学校の卒業は十五歳くらいだったはずだ。
それから単身、雇われ兵として生きてきたと聞き、ルーポは自分よりカヤのほうが大変だったのではないかと思い、自分が少し恥ずかしくなり、そして小さなカヤの身を案じた。
「そこまでするとやっと父は俺を諦め、今は弟が後を継ごうとしている。
あいつのほうが才がある。
試験に無事に合格するはずだ」
カヤはにやりと笑い、ルーポの頭から手を外した。
「いろんな国があった。
いろんな戦いに出た。
その中でもヤピリは、いい国だった」
そう言うと、カヤはざばりと湯船から立ち上がった。
ルーポも慌てて立ち上がる。
急すぎて軽く立ち眩みがした。
よろけたルーポの身体をカヤは難なく支えた。
一瞬、裸の胸に抱き込まれたようになった。
「す、すみません」
慌てるルーポをカヤは離さなかった。
「まだふらついている。
急ぐんじゃない」
ほんの少しの間、濡れた肌が密着した。
熱かった。
「いいか、ゆっくり動くんだぞ」
カヤの言葉に静かにうなずく。
そしてカヤに腕を支えられながら、ルーポは浴槽から出た。
「あ、ありがとうございます」
ルーポが礼を言っている間に、カヤも浴槽から上がった。
「気をつけろよ」
カヤはくしゅりとルーポの濡れた髪をなで、浴室から出ていった。
ルーポも、今度は慎重になりながらそれについていった。
50
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる