格闘戦争記

日本のスターリン

文字の大きさ
6 / 23

6章 最強の侍四天王

しおりを挟む
「次の任務が決まった。打倒三帝は一時延期だ。」
「次の任務は何なの?」
「大和帝国州の竹島の奪還だ。大和帝国州の竹島が日本幕府の侍四天王の一人に侵攻されて落とされたそうだ。そこを奪い返すのが次の任務だ。」
「竹島だって?!あの強豪を陥落させるとは…。手強い敵になりそうだな…。」



 一督戦隊は竹島で攻撃を開始した。

「空円斬!!!!」
「炎雷弾!!!」
「気炎放射!!!」

 一督戦隊は日本幕府軍の軍勢に攻撃を開始した。すると侍四天王の一人が出てきた。

「僕は五郎丸五郎丸である!最強の侍四天王だ!!!」
「お前が竹島を落とした侍四天王の一人か!」
「僕は侍四天王最強だ!お前たちでは僕を倒せない!赤!葵!行くぞ!」
 
 側近の赤井赤と青井葵が五郎丸とともに向かって来た。

「いくわよ!!!食らいなさい!」
「死になさい!!!!」
 
 赤と葵がドリル状のエネルギー波を繰り出した。一は第二形態・第三形態へと変身しエネルギー波を葵に跳ね返した。葵はエネルギーのドリルに飲み込まれて消滅した。

「やるわね!」

 赤はそう言うと同時に一のパンチを胸に受け瞬殺された。一は第二形態に戻った。

「厄介な側近は片づけた!後は大ボスだけだ!」
「雑魚どもを片付けたぐらいでいい気になるなよ!反逆者の処刑ぐらい僕一人でも十分だ。」

 五郎丸はエネルギーを練って刀を具現化させた。武器の使用は禁止されているが、エネルギーを練る事で具現化させた物は本人の努力のなせる賜物と認められ、格闘技で使用できるのだ。
 五郎丸はエネルギーの刀で切りかかる。直樹と一は刀手で応戦した。

「空円斬!!!」

 直樹は五郎丸の刀を受け止めながら、空円斬を放った。五郎丸は一旦引き、空円斬を切り裂いた。それと同時にエネルギーの刀を直樹に投げつけた。直樹の足に刀が突き刺さった。

「うがあああ!!!」

 一は丸腰になった五郎丸に切りかかった。しかし、五郎丸は直樹に刺さった刀を気合いで引き寄せて、一の攻撃を受け止めた。

「はあああ!!!」
「くうう!!!」

 五郎丸は一を弾き飛ばした。そして五郎丸は一を滅多刺しにしようとした。一はその全てを刀手で受け流した。

「なかなかやるな!」
「そっちこそ!」
「空円斬!!!」

 ハルヒの回復術で回復した直樹が応戦した。

「こんなもの!」
 
 五郎丸は片手で空円斬を受け流した。そして一に切りかかった!一は弾き飛ばされた。

「ならば、これでどうだ!?」

 一は一か八かの試しに刀を具現化させてみた。

「エネルギーの刃はにわか仕込みで使いこなせるほど甘くないぞ!」

 五郎丸の斬撃で一の具現化した刀は粉々に折れてしまった。

「くぅ!もっと集中して練らねば…これでどうだ!!!」

 一は具現化した刀で五郎丸に斬撃した。五郎丸は刃で受け止め、一の刃は欠けてしまった。

「これならいける!!!」
「この短時間で刀の具現化をここまで使いこなすとは…だが、完璧には使いこなせまい!」

 一は第三形態に変身した。そして、再度刀を具現化させた。

「何度やっても同じだ!!!いくら才能が有ろうともなんの訓練もなしに、刀の強度を完璧に精錬させることはできん!!!」

 一と五郎丸は剣戟した。すると今度は五郎丸の刀が斬り落とされ、一はそのまま五郎丸の身体を切りさいた。

「そんな!!!!」

 五郎丸は絶命してしまった。

「確かに刀を完璧に具現化する事は出来なかった。だが85%ぐらいまでは即興でも具現化できた。後は二つの力の珠を具現化した刀に移動させるだけさ。85%もの強度があれば力の珠で強化し完璧以上のパワーアップさせられる。」
「やったな!一!」
「やっぱ一は凄いや!」

 一督戦隊は日本幕府軍の残党たちも蹴散らし、竹島の奪還に成功した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

むしゃくしゃしてやった、後悔はしていないがやばいとは思っている

F.conoe
ファンタジー
婚約者をないがしろにしていい気になってる王子の国とかまじ終わってるよねー

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

200万年後 軽トラで未来にやってきた勇者たち

半道海豚
SF
本稿は、生きていくために、文明の痕跡さえない200万年後の未来に旅立ったヒトたちの奮闘を描いています。 最近は温暖化による環境の悪化が話題になっています。温暖化が進行すれば、多くの生物種が絶滅するでしょう。実際、新生代第四紀完新世(現在の地質年代)は生物の大量絶滅の真っ最中だとされています。生物の大量絶滅は地球史上何度も起きていますが、特に大規模なものが“ビッグファイブ”と呼ばれています。5番目が皆さんよくご存じの恐竜絶滅です。そして、現在が6番目で絶賛進行中。しかも理由はヒトの存在。それも産業革命以後とかではなく、何万年も前から。 本稿は、2015年に書き始めましたが、温暖化よりはスーパープルームのほうが衝撃的だろうと考えて北米でのマントル噴出を破局的環境破壊の惹起としました。 第1章と第2章は未来での生き残りをかけた挑戦、第3章以降は競争排除則(ガウゼの法則)がテーマに加わります。第6章以降は大量絶滅は収束したのかがテーマになっています。 どうぞ、お楽しみください。

処理中です...