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10:二段ジャンプ攻撃だったよね?
しおりを挟むかなり泣いて、やっと泣き止んだおじいさんは、でも、膝を抱えたまま動かなくなった。
頷いてもくれないし、顔を上げてもくれない。水を差し出しても、パンの実を出してもダメ。無反応。完全無視。
まるでお地蔵さんだ。
大木の根っこに座り込んでいるのもお地蔵さん度を爆上げしている。拝んでみようかと思うくらい。
「仕方ない。マイケル、これ持ってくれる?」
「ワカタ」
大きな荷物袋を担いでいるマイケルに、わたしは抱えていた麻袋を渡した。これで両手は自由だ。ちなみに大事な瓢箪水筒は腰にぶらさげている。
「失礼しまーす」
一声かけて、わたしはおじいさんの正面に膝をついた。両腕を伸ばしておじいさんの腰のあたりへ。
わたしの手が触れると、おじいさんがビクっと震えた。
「触りますよー」
遅いかもって思ったけど、言葉と同時にわたしはおじいさんの体を抱き寄せた。
わたしの右肩を、相手の下腹あたりへ差しいれて、息を整えて、せーの!
「っどっせぇえぇいっ!」
と、肩に担ぎ上げた。
「暴れないでくださいねー」
わたしの力では、おじいさんを抱っこするのは無理。
でも、ぎりぎり肩に担ぐことはできる。
本当はベッドから車椅子に移動させる程度の移動にしか使わないはずの持ち上げ方のはずだけど、コツを掴めば非力な女性でも成人男性を運べなくもない。いわゆるお米様抱っこというやつだ。
これは聖杯からインストールされたものではなく、わたし自身が持っている記憶だ。何かの研修で、介護者体験をしたことがあった。たぶん、新人研修だな。介護職ではなかったと思うし。うん。
やっぱり会社員経験がある成人だわ、わたし。
この体はわたしの中身よりずっと若い。
とりあえず使えるものは何でも使わなくてはいけない。マヨでも知識でも体力でも、生き残るために必要なら駆使するべし。
こんなジクジクした森の中に長居したら、健康なひとでも病気になるし、具合が悪いひとは悪化する。
おじいさんは動かなかった。硬直してるのかもしれない。
今はそれがありがたいので、放っておく。
担いでみてわかったのは、おじいさんが意外に背が高いことだ。あと、とんでもなく痩せていること。骨と内臓しかないんじゃないだろうか。
とはいえ、わたしの体力は有限だ。さっさと道に出なくては。
「マイケル、行こう」
「ワカタ」
マイケルは小さな体でふたり分の荷物と、おじいさんの杖も持ってくれた。ケウケゲンは相変わらずわたしの頭の上だ。平たいので邪魔にはならない。
だ
け
ど
重い。人間は重い。骨と内臓だけでも重い。
奥歯を食いしばって足を出す。一歩、一歩。
足を交互に出したら前に進めるんだ。簡単かんたん!
……いや、無理。
というか、わたし、思ったより力無いな。
もうちょっとイケるんじゃないかと思ってたけど、足は震えるし、腕は痺れてくるし、腰も背中も痛くなってきた。
でも担ぎ上げた以上、投げ出すわけにはいかない。
投げちゃダメだ投げちゃダメだ投げちゃダメだ投げちゃダメだ!
ぶつぶつ唸っていると、控えめに腰のあたりを突かれた気がした。
わたしはおじいさんを見た。
まあ、担いでいるから腰のあたりしか見えないんだけども。
「……、……テ、」
たぶん、おじいさんが何か言っている。
お米様抱っこだから、おじいさんの頭は下になっている。マイケルのほうが顔が近い。
「なんですか? マイケル、聞き取れる?」
「シテ……オロシテ……?」
何かのかがやき君のセリフみたいだ。けど、文脈と状況からして、「下ろして」だな。
「おじいさんが歩いてくれるんなら喜んで」
「ワカタ」
マイケルが伝えてくれたので、わたしはゆっくりしゃがんでおじいさんを立たせた。
あああああー、重たかったぁあああー!
けど、口には出さない。痩せ我慢だ。
せっかく歩く気になってくれたんだから、そっち優先で。
すかさずマイケルが杖をおじいさんに差し出してくれた。ほんとにデキる子だ。自分で考えて、動けている。すばらしい。
「疲れたら休みましょう。でも、こんな森の中から早く出て、人里に出たほうがいいと思うんです。魔物も出るし」
そう言うと、おじいさんは俯いたまま視線だけ上げた。とても恨めしそうに見つめられてはさすがに怯む。
え、わたし、何かしました?
聞きたいけど、おじいさんはほとんど声が出ない。説明を求めるのはきっと負担になってしまう。
どうしようかと思ったら、頭の上が急に涼しくなった。
ポイン
効果音みたいな軽やかな音とともに、ケウケゲンが跳ねたのだ。プクプクに膨らんだケウケゲンはポインポインと空中(!)でバウンドを繰り返して、おじいさんの頭にぶつかった。
「……っ!」
たぶん、声なき悲鳴があがった。
わたしは慌ててケウケゲンを取り戻した。
おじいさんは自分の頭を抱えこんで、背中を丸くしている。防御姿勢だ。
やっぱり、今のは攻撃だよね? 二段ジャンプ攻撃だったよね?
なんでケウケゲンがおじいさんを攻撃するの?
「ごめんなさい、大丈夫ですか?」
慌てておじいさんの背を撫でて、わたしはケウケゲンをがっちり左手でホールドした。
「ケーちゃん、弱ってるひとに意地悪しない!」
わたしはケウケゲンを目の高さに持ち上げてそう言った。
ピンクの口のちょっと上あたりを見たのは、なんとなくそのあたりが目かなって思ったからだ。
ケウケゲンはプクっと膨らんでわたしの手から頭の上に跳ねた。
拗ねた?
……今、拗ねたよね?
・呼んだらそばに来てくれる
・わたしに対して反抗的な態度をとった人への攻撃行動
・拗ねた態度
・頭の近く(というか上)で寝る
これって、これって、懐いたネコちゃん仕草ではなくってっ?
動揺のあまり、縁もゆかりもない自信のあるお嬢様口調になってしまった。
落ち着こう、わたし。
ビークール。深呼吸。
わたしはケウケゲンを抱き直し、麻袋を肩に担ぎなおして視線をあげた。
「とにかく、道へ出よう! レッツゴー!」
「レツゴ!」
わたしとマイケルは意気揚々と、おじいさんはトボトボと。
とにかくドロドロの土と下草を踏み締めて前に進んだ。
道。
それはどこかへ通じるもの。
わたしの前になくて、後ろに出来るもの。
ではなくて、道に出た。道。これで人の住むところに行けるはずだ。
わたしにとって道というのはアスファルト舗装された道路や石やタイルがきれいに敷き詰められたものなんだけど……。
この国の道はかなり汚かった。汚れているというか、手入れがされていない。土の道そのものはかなり固くてしっかり『道』なんだけど、雑草まみれだし、あちこちヒビや亀裂がはいっている。雨が降っていないといってたから、乾き切ってもいる。
オフロードカーならともかく、荷車にも馬にも向かなさそうな気がする。
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空は暗澹とした雲。振り返れば鬱蒼とした森、反対側は荒れた野原だ。進むとしたら一本道をいくしかない。亀裂をまたいだり、飛び出した岩を避けたりして進むのはできる気がする。
悩むのは方向だ。
「マイケル、町がどっちだかわかる?」
「……まち?」
「ヒト族がたくさんいるところのことだよ」
尋ねてみたけど、マイケルは首を横に振った。
それもそうだなと思った。ゴブリンは人間から見れば討伐対象になる害獣みたいな扱いなのだ。わざわざ人間が集まっている場所に行くはずがない。
道は基本的に集落と集落を結ぶから、どっちに行っても町はあるだろうけれど、できれば近いほうがいい。
困ったな。
と、おじいさんが、杖にすがりながら片方の腕を伸ばした。来た方を背中にして、左手。
厚い雲のせいで視界が悪くて先に何があるかよくわからないけど、道はずっと続いているようではある。
「ありがとうございます」
わたしはおじいさんにお礼を言って、指された方に向き直った。
建物も通行人も見えないが、行くしかない。
ここはおじいさんを信じよう。
「行こう、マイケル!」
「レツゴ!」
わたしたちは歩きだした。
杖を使うおじいさんに配慮した歩みはとても遅いけど、一歩ずつ進むしかないのだ。
曇天でも日は暮れるし、また日は昇る。
わたしたちは暗くなったら荒野側に少しずれて、野宿した。枯れ枝や枯れた草は豊富なので集められたので、マイケルが火を起こしてくれた。
ふしぎな水筒のおかげで水には不自由がない。パンの実とマヨネーズで食事をした。
夜は冷えるから、火を絶やさないように気をつけて、できるだけみんなでくっつきあった。おじいさんは少し嫌そうだったけど、冷え対策なんだから我慢してもらうしかない。
そして明るくなったらまた歩き出した。
おじいさんはあれから何も言わない。時々、恨めしそうな視線を感じたけれど実害はないから気にしないことにした。
歩いている間、わたしはマイケルといろんな話をした。
ゴブリンのことも訊いてみた。
なんと、ゴブリンには性別がない。つまり生殖しない。彼らはパンの実みたいな殻付きの実から生まれて、力尽きたら萎んで枯れるんだって。
ゴブリンの実を付ける木はあの森の奥の奥にあって、誰も近づいてはいけないのだと、マイケルは教えてくれた。へえー。ゴブリン、知られざる生態。
ケウケゲンはずっとわたしの頭の上か肩にいて、マヨネーズをよく食べた。
おじいさんに二度目の攻撃はしなかったけど、まるで無視しているみたいにも思える。嫌いなのかな。
この子、ほんとに一体なんなんだろう。
そうそう。
道中、二回、ファンファーレを聞いた。どっちも食事をしていた時だった。
入手アイテムはなし。アナウンスは浄化レベルが上がったと言ったけど、何がきっかけだったのかわからない。
まあ、わからないことは考えないことにしているから放置だ。
雨は降らなかった。晴れることもなかった。風は湿気が多くて生臭い。ただ気温は暑からず、寒からず。夜は冷えたけど、すてきなマントと焚き火があったからなんとかなった。
そしてついに、ゴブリンの森を出てから五日目の昼。
わたしたちは町らしいところにたどり着いた。
緩やかな丘の上に向かって建物が立っている小さな集落は、町というより村というべきだろうか。登り坂の道沿いに、十軒ちょっとの家が建っている。
石を積み上げてモルタルで埋めてある壁と細めの石で葺いてある屋根、ドアは木製だ。半分くらいの屋根に、細い煙突が見える。暖炉整備率が五〇パーセント程度なら、冬の厳しさはほどほどってことになるんじゃないかな。
たぶんだけど。
気になるのは、そこじゃない。
「ここ……静かすぎない?」
つい、口に出た。
村は静まり返っている。人の気配がしない。犬や猫、鳥の類も見当たらないし、家畜の気配もない。
周辺に町らしいものがないのだから、この村の主産業は農業のはずだ。でも、農地も見当たらなかった。見渡す限りの荒野だったんだから間違いない。
野宿続きでここまで歩いてきたのだ。わたしも、おじいさんも、たぶんマイケルも疲れている。ケウケゲンは元気そうだ。
せめて休めるところが欲しい。
「マイケル、おじいさん、ここで待っててください」
「ワカタ」
「……」
無言はイエスとみなす。
麻袋はマイケルに預けて、ケウケゲンを胸に抱き、わたしは一番入り口に近い家の戸口に立った。
勇気を出してノックする。
「こんにちは、旅のものなのですが」
返事はない。
もう一度声をかけたがやっぱり無音だ。
わたしはその家の裏に回ってみた。
枝を組み合わせた垣根と葉っぱの落ちた木がいくつかあった。裏口らしいところには樽やバケツ、農具らしいものが置いてある。やっぱり農家でいいような気がする。
「こんにちはー。お留守ですかー」
閉ざされた板戸の下りた窓もノックして、声を掛けた。
と。
「……早く、出ていけ。ここは、もう、ダメだ」
板の向こうから、しわがれた小さな声がした。
好意的な反応じゃないけど、人だ。
人がいる!
「ダメって、どういうことですか?」
わたしは板戸の窓に張り付いて、聞き返した。
「……黒の病、みん、な、死んだ……ア、タシも、」
「病? 黒の病って、まさか」
思い浮かんだのはゾンビ状態だったマイケルだ。まさか、あのビョーキと同じものがこの村に?
これ、どういうことなの。
【ここまでのひみつのパラメータ】(本人たちは知りません)
なまえ:マヨネーズ(仮)
しゅぞく:ヒト
せいべつ:おんな
ねんれい:10代後半(推定)
しょくぎょう:聖女(たぶん) 奇跡:lv14 浄化:lv8
そうび:すてきなローブ すてきなマント
もちもの:ふしぎな水筒 丈夫な麻袋(パンの実が詰まっている)
つよさ :2 きようさ:11 じょうぶさ:5
すばやさ:3 かしこさ:10 せいしん:800
うんのよさ:10 みりょく:20
とくしゅ:マヨネーズを胸から出す
なまえ:マイケル
しゅぞく:ゴブリン
せいべつ:なし
ねんれい:??
そうび:あさのチュニック
もちもの:だいじな荷物袋(いろんな道具が入っている)
つよさ :4 きようさ:10 じょうぶさ:8
すばやさ:11 かしこさ:15 せいしん:3
うんのよさ:4 みりょく:2
とくしゅ:とてもやさしい
なまえ:ケウケゲン(仮)
しゅぞく:??
せいべつ:??
ねんれい:??
そうび:なし
もちもの:なし
つよさ :? きようさ:? じょうぶさ:?
すばやさ:? かしこさ:? せいしん:?
うんのよさ:? みりょく:?
とくしゅ:跳ねる
なまえ:おじいさん(仮)
しゅぞく:ヒト
せいべつ:おとこ
ねんれい:ものすごいお年寄り
そうび:ボロボロのぬののふく ボロボロのくつ ボロボロのつえ
もちもの:なし
つよさ :? きようさ:? じょうぶさ:?
すばやさ:? かしこさ:? せいしん:?
うんのよさ:? みりょく:?
とくしゅ:?
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