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第五話
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14歳になりました。昨日で教師とお別れということになった。もう一般常識である歴史と地理は完璧覚えた。それに試験に出るモンスターの情報、魔法のことなどもしっかり覚えた。これでこの国の学園であるビーニアス王立学園の筆記試験は大体クリアできるはずだ。
「今日はモンスターと戦いに行くか」
朝御飯を食べているときに、お父さんが話しかけてきた。俺は実力はあるけれど、危険だと言われていままで一度もモンスターと戦ったことがない。
「まだ危険だと思うわ」
「アルトの実力なら大丈夫だよ。アルトは俺達より強いかもしれないんだぞ」
「それもそうね。アルトちゃん、くれぐれも危険なことはしないでね」
「はい、分かりました」
危険なことなんてないと思うんだけどな。魔法の神のスキルも持っているし、ステータスも以上に高いし。
「よし、ここら辺だな」
俺達が来ているのは近くの森だ。ここには弱いモンスターばかり出るから万が一にも死ぬことはないはずだ。
「アルト、あっちにモンスターがいるぞ」
お父さんが指を指した方を見ると角の生えたウサギがいる。あいつの名前はホーンラビットというモンスターだ。雑魚の代表とも言われるほど一般的なモンスターで、肉がうまい。
ちなみにモンスターにはランクがあり、SSS~Eランクまである。冒険者にも同じランクがついており、同じランクのモンスターか、それ以下のモンスターをターゲットにする。ホーンラビットのランクはEだ。
「あのモンスターは弱いが、召喚魔法を使う。どんなモンスターと戦うときも召喚魔法を使うといい。アルトはまだ使えないけどな」
使えないって言うより、使わないっていうのが正しいかな。ともかく、召喚魔法を見れるのは正直嬉しい。いままで見たことがないからな。
「我が契約せしモンスターよ、我が魔力を糧に現れよ!!召喚!!」
お父さんが召喚するのは契約したモンスターのようだ。
青く光る魔法陣が現れ、段々とモンスターの姿が現れる。
「アルト、すごいだろ。これが俺の契約したモンスター、サラマンダーのサラーだ」
あの、全身が燃えている赤い蜥蜴がサラマンダーか。
お父さんは火魔法が得意だし、なんともぴったりなモンスターだ。でもサラーって名前はダサすぎる。俺の名前がこの世界の基準でダサくないことを祈ろう。
「サラー、あのモンスターを倒せ!」
「キイイイイイイ!」
金切声を上げ、サラーが突進していく。
ホーンラビットは突然のことに驚いているか、動きが止まっている。そしてサラーが口から炎の息を吐く。その炎に巻き込まれたホーンラビットは跡形もなく消え去る。
なんとも凄まじい。魔法で岩などを消し去ったことはあるかが生き物を殺したことはない。
「素材も残らずに燃えてしまったか。凄いだろうアルト」
「うん、とっても凄かった」
まさか召喚したモンスターがあそこまで強いとは思わなかった。これは俺のモンスターにも期待できるな。神様が願っているのが出てくると言ってたし。
「サラー、戻っていいぞ」
そういうとお父さんのもっていた翡翠色の石の中に入っていく。 あれが契約石という契約したモンスターの住み処のようだ。 ちなみにサラマンダーのランクはCランクだ。
「じゃあ次はアルトが倒せよ。召喚魔法は使えないけど、強力な魔法があるだろう」
「わかった」
さぁ、モンスターよ出てこい。できればたくさん。
そんな俺の願いが通じたのか、3体のホーンラビットが現れる。どうやら俺達には気付いて無いようで、のんびり日光浴をしている。
「ホーンラビットの群れか、初めてには丁度いいな。頑張れよ」
「はい」
俺は無詠唱でファイヤーボールを三つ発動する。どれもホーンラビットを一撃で葬り去るほどの威力がある。
「相変わらず無詠唱の同時発動とは恐ろしいな」
俺は無詠唱で魔法を同時に発動できるが、普通の人は1つづつ詠唱して発動する。2つ同時に発動するのも無詠唱もそれだけで天才と言える。両方を発動する俺は超天才を越えている。
「喰らえ!」
俺はファイヤーボールを一体に1つづつ衝突させる。爆発が起こり土煙が勢いよく舞う。
「す、凄いな」
余裕だな。あの程度のモンスターなら動かずに何体でも倒せるな。
そのあとも何体かモンスターを倒していく。全て火魔法とサラーで倒したため、全く素材は残らなかった。
「お帰りなさい。どうだった?」
「アルトは凄かった。俺達なんて足下にも及ばないぐらいだよ」
「まぁ、そんなに。流石だわ」
お母さんも誉めてくるとは嬉しいな。
晩御飯を食べた俺は自分の部屋に戻った。今日はやらないといけないことがある。それはステータスの確認だ。モンスターを倒したからLVが上がっているだろう。
(鑑定!!)
名前 アルト・エルドラント 14歳
LV9
種族 人間だと思われるもの
【ステータス】
体力2580000
魔力∞
力1080000
俊敏600000
防御力350000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
雷魔法LV10
光魔法LV10
闇魔法LV10
無属性魔法LV10
回復魔法LV10
時空間魔法LV10
付与魔法LV10
召喚魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
鑑定LV10
【ユニークスキル】
魔法の神
アイテムボックス
全言語理解
ナビゲーター
【称号】
全属性の魔法を習得せしもの
人間卒業
神に愛されしもの
LVは上がっているし、ステータスも上昇している。成長度がおかしいけど。だけど新しいスキルとかは何も手にいれてないな。魔法系のスキルは手に入らないとしても、剣術とかはあると思うけど。地球でも剣術の修行とかはしていたのに。
もう寝るか。育ち盛りの子供だから睡眠は大事だ。Zzz・・・・
「今日はモンスターと戦いに行くか」
朝御飯を食べているときに、お父さんが話しかけてきた。俺は実力はあるけれど、危険だと言われていままで一度もモンスターと戦ったことがない。
「まだ危険だと思うわ」
「アルトの実力なら大丈夫だよ。アルトは俺達より強いかもしれないんだぞ」
「それもそうね。アルトちゃん、くれぐれも危険なことはしないでね」
「はい、分かりました」
危険なことなんてないと思うんだけどな。魔法の神のスキルも持っているし、ステータスも以上に高いし。
「よし、ここら辺だな」
俺達が来ているのは近くの森だ。ここには弱いモンスターばかり出るから万が一にも死ぬことはないはずだ。
「アルト、あっちにモンスターがいるぞ」
お父さんが指を指した方を見ると角の生えたウサギがいる。あいつの名前はホーンラビットというモンスターだ。雑魚の代表とも言われるほど一般的なモンスターで、肉がうまい。
ちなみにモンスターにはランクがあり、SSS~Eランクまである。冒険者にも同じランクがついており、同じランクのモンスターか、それ以下のモンスターをターゲットにする。ホーンラビットのランクはEだ。
「あのモンスターは弱いが、召喚魔法を使う。どんなモンスターと戦うときも召喚魔法を使うといい。アルトはまだ使えないけどな」
使えないって言うより、使わないっていうのが正しいかな。ともかく、召喚魔法を見れるのは正直嬉しい。いままで見たことがないからな。
「我が契約せしモンスターよ、我が魔力を糧に現れよ!!召喚!!」
お父さんが召喚するのは契約したモンスターのようだ。
青く光る魔法陣が現れ、段々とモンスターの姿が現れる。
「アルト、すごいだろ。これが俺の契約したモンスター、サラマンダーのサラーだ」
あの、全身が燃えている赤い蜥蜴がサラマンダーか。
お父さんは火魔法が得意だし、なんともぴったりなモンスターだ。でもサラーって名前はダサすぎる。俺の名前がこの世界の基準でダサくないことを祈ろう。
「サラー、あのモンスターを倒せ!」
「キイイイイイイ!」
金切声を上げ、サラーが突進していく。
ホーンラビットは突然のことに驚いているか、動きが止まっている。そしてサラーが口から炎の息を吐く。その炎に巻き込まれたホーンラビットは跡形もなく消え去る。
なんとも凄まじい。魔法で岩などを消し去ったことはあるかが生き物を殺したことはない。
「素材も残らずに燃えてしまったか。凄いだろうアルト」
「うん、とっても凄かった」
まさか召喚したモンスターがあそこまで強いとは思わなかった。これは俺のモンスターにも期待できるな。神様が願っているのが出てくると言ってたし。
「サラー、戻っていいぞ」
そういうとお父さんのもっていた翡翠色の石の中に入っていく。 あれが契約石という契約したモンスターの住み処のようだ。 ちなみにサラマンダーのランクはCランクだ。
「じゃあ次はアルトが倒せよ。召喚魔法は使えないけど、強力な魔法があるだろう」
「わかった」
さぁ、モンスターよ出てこい。できればたくさん。
そんな俺の願いが通じたのか、3体のホーンラビットが現れる。どうやら俺達には気付いて無いようで、のんびり日光浴をしている。
「ホーンラビットの群れか、初めてには丁度いいな。頑張れよ」
「はい」
俺は無詠唱でファイヤーボールを三つ発動する。どれもホーンラビットを一撃で葬り去るほどの威力がある。
「相変わらず無詠唱の同時発動とは恐ろしいな」
俺は無詠唱で魔法を同時に発動できるが、普通の人は1つづつ詠唱して発動する。2つ同時に発動するのも無詠唱もそれだけで天才と言える。両方を発動する俺は超天才を越えている。
「喰らえ!」
俺はファイヤーボールを一体に1つづつ衝突させる。爆発が起こり土煙が勢いよく舞う。
「す、凄いな」
余裕だな。あの程度のモンスターなら動かずに何体でも倒せるな。
そのあとも何体かモンスターを倒していく。全て火魔法とサラーで倒したため、全く素材は残らなかった。
「お帰りなさい。どうだった?」
「アルトは凄かった。俺達なんて足下にも及ばないぐらいだよ」
「まぁ、そんなに。流石だわ」
お母さんも誉めてくるとは嬉しいな。
晩御飯を食べた俺は自分の部屋に戻った。今日はやらないといけないことがある。それはステータスの確認だ。モンスターを倒したからLVが上がっているだろう。
(鑑定!!)
名前 アルト・エルドラント 14歳
LV9
種族 人間だと思われるもの
【ステータス】
体力2580000
魔力∞
力1080000
俊敏600000
防御力350000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
雷魔法LV10
光魔法LV10
闇魔法LV10
無属性魔法LV10
回復魔法LV10
時空間魔法LV10
付与魔法LV10
召喚魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
鑑定LV10
【ユニークスキル】
魔法の神
アイテムボックス
全言語理解
ナビゲーター
【称号】
全属性の魔法を習得せしもの
人間卒業
神に愛されしもの
LVは上がっているし、ステータスも上昇している。成長度がおかしいけど。だけど新しいスキルとかは何も手にいれてないな。魔法系のスキルは手に入らないとしても、剣術とかはあると思うけど。地球でも剣術の修行とかはしていたのに。
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