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第九話
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「行ってらっしゃい」
「行ってきます!」
元気に家を飛び出し、親が明日からは制服なのに受験だと張り切って買った服を着て学園へと向かう。今日は待ちわびた受験の日。もちろん目指すはSクラスの合格。
クラスはSクラス、Aクラス、Bクラス、Cクラスに分けられている。Sクラスは魔法試験の時に無詠唱と同時発動ができて、近接戦闘術の試験で近接戦闘ができて、筆記試験でもいい点数を取ったものが入ることができる。どの項目も合格できるはずだ。ちなみにSクラスは平均で5人が入っているが、年によって変化する。無詠唱と同時発動のどちらもできるのは超天才だが、そんなのは何人もいる。運動ができて頭もめちゃくちゃいいやつは大体の学校にいて、それが集まってくるという感じだ。
学園に到着するまでには時間がかかるからステータスの確認をしよう。
(鑑定!!)
名前 アルト・エルドラント 15歳
LV28
種族 人間だと思われるもの
【ステータス】
体力2900000
魔力∞
力1500000
俊敏1000000
防御力3500000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
雷魔法LV10
光魔法LV10
闇魔法LV10
無属性魔法LV10
回復魔法LV10
時空間魔法LV10
付与魔法LV10
召喚魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
鑑定LV10
剣術LV10
格闘術LV10
投擲術LV10
錬金術LV10
気配探知LV10
隠密LV10
料理LV10
裁縫LV10
細工LV10
鍛冶LV10
【ユニークスキル】
魔法の神
アイテムボックス
全言語理解
ナビゲーター
【称号】
全属性の魔法を習得せしもの
スキルの王
人間卒業
神に愛されしもの
学園に来るまで毎日LV上げを頑張ったが、出現するモンスターは弱すぎるため、なかなかLVが上がらなかった。そしてめちゃくちゃ苦労したのがスキルの獲得だ。なかなか手に入らないから、本格的に獲得しようとしたときはすごい時間がかかった。
毎日剣を振り続けて、モンスターと剣だけで戦った3日目にようやく剣術LV1を出にいれたのだ。錬金術は欲しかったから手にいれようとしたときは毎日鉱石を目の前に置いて変化しろ、変化しろと念じ続けた。5時間念じ続けてようやくLV1が手に入った。元々錬金術は生まれつき以外はあまり手にいれないスキルなのだ。
これを何日も何日も続けてLV10にしたのだ。しかし、これでも成長のスピードが異常に速いのだ。お母さんは何年も料理して料理のスキルがLV8なのだ。料理の手伝いをしてオレの方が料理が上手くなったときにはお母さんがすねちゃって大変だったんだよな。それにお父さんは何年も剣術の修行をしてLV2という低いLV。適性もあるかもしれないけど。
ステータスの確認をしているうちに学園についた。
「うおー!頑張るぜ!!」
「ふふふ、勉強の成果を見せるときが来たわ!」
「はぁー、緊張してきたな~」
「デュフフ、かわいい女の子はいないかなぁ~。食べたいなー」
まだ学園の門が開くのに20分はあるというのに、沢山の人が集まり、気合いをいれている。一人完全に頭のいかれたやつがいたけど。
俺は学園の玄関の近くに座り、門が開くのをじっくり待つことにした。こういうだら~とした待ち時間がけっこう好きなんだよね、のんびりできて。しかし、暇だな~。とりあえず計画を考えるか。
まずは筆記試験。Sクラスに入れる点数をとりつつ目立たない点数をとる。次の近接戦闘術の試験は、試験官とある程度の戦闘を繰り広げつつ、勝利しておくがあまり強いイメージを与えないようにする。そして魔法試験は同時発動と無詠唱をしつつもあまり威力を出さないようにして、同時発動も2つまでにしておく。そしてSクラスに入れるけどあまり目立たない成績におさめておくと。完璧だな。首席とかは冗談じゃない。
こんなことをするならSクラスじゃなくてもいい気がするが、Sランクだと入学金やらなんやらが免除される。さらに、実力主義の学園だから貴族の偉そうなのを見なくてもすむという完璧なクラス。最高だな。
後10分ぐらいか。じっくりなにも考えずに待つことにしよう。そう思い腰を石のブロックに下ろそうとしたとき、女の子の悲鳴が聞こえた。
「きゃー!やめてください!」
「黙りなさい!!あんなことをしたあなたが悪いのよ!」
「そうよそうよ!」
「何を考えてるのよ!」
門の前の一番人が集まっている場所よりも少し離れた場所で数人の女子が一人の女の子を囲っている。襲われている女の子は見えないが、声が今にも泣きそうだ。のんびりしたいが、困っている女の子を見捨てるわけにはいかないな。
「そういうのはよくないと思うよ」
俺は一番声を荒げている黄土色の髪のリーダーっぽい女の子に話しかける。
「何よ貴方。わたくしに文句があるわけ?」
「この美しく尊いお嬢様に、文句があるんですか?」
「そうよそうよ!」
うわー、なんかやだなー。正直こんなやつらに構いたくないんだけどな。
「そうやっていじめをするのはよくないと思うよ」
「は!?ふざけないで!!わたくしは伯爵家の長女、イサベル・コーネットですわよ」
「あ、俺も伯爵家の長男です」
そうやって貴族の権力を使おうとしたな。甘い!俺も貴族だ。あんまり自覚無いけど。
「ふ、ふん!この女が悪いのよ。ちょっとかわいいからって、貴族のイケメンの人の落としたペンを拾って媚売っちゃったりして。しかも、そのイケメンはわたくしの許嫁ですのよ!これでいいですか!」
「え、そんだけ?ならいいじゃん。許してあげなよ」
「は!?そんだけですって?ふざけるのも大概にして!貴族にとって許嫁は大事なのですよ!」
「まぁまぁ、落ち着いて」
「これが落ち着いていられますか!さっさとそこをどいてください!あなたもやられたいんですか?」
あ、ダメなやつやこれ。どうしようもない。逃げるかなぁー。ていうか、俺に許嫁っているのかな?
「いいんです。私が悪かったので」
いきなりそう言って、今まで黙っていたいじめられていた女の子が立ちあがる。その姿を見た俺は衝撃のあまり固まってしまった。
綺麗な銀色の髪に深紅の瞳。シミひとつない雪のように白い肌。そして完璧なスタイル。だけど貧乳。完全な貧乳。本当に何もない。いや、いいんだよ。貧乳でも可愛いんだから。だけど、ちょっとかわいいってあのうるさいやつが言ってたけど全然違うじゃん。この世界で一番かわいいよ!まぁ今はそれどころじゃないか。
「い、いや、いんにゃよ……」
噛んでしまった。うわーん!泣きたいよー。かなりの大失態だ。
「ほらっ!あなたはもう関係ないんだから!!」
「そ、そうは言ってもなぁ……」
「あなたはいいんです。私がしてしまった事ですし」
「だって、ただペンを拾ってあげただけじゃん」
「そうですけど……」
「黙りなさい!!今ここで謝罪して、今日の試験を受けることをやめるならば許してあげます」
「でも……お父さんが私のために……折角お金を貯めてくれたのに」
「そんなことは関係ありません!!」
ブチッ!血管がちぎれるかのように怒りが溢れてくる。折角お金を貯めてくれた親のことも考えずに自分勝手に試験を受けるな、だとぉ?この女の子だって努力してきたのだろうのに。さすがにそんなことを言うやつにはお仕置きをしたいな。でも、できるだけ穏やかに内密に終らせておきたいな。
「さすがにそこまで言うことはないんじゃないかな?どうしても許せないなら、俺がお前の事をボコボコにするよ?」
完全に挑発だ。こういう傲慢なやつは確実に誘いに乗ってくる。そこで穏やかに終了というかんじにする、予定だ。
「ちっ!良いですわよ。私に喧嘩を売ったことを後悔させてあげるわ!」
よしよし、後試験まで5分ぐらいか。それまでに終わらせなければな。
「よし。じゃあ何でもありだが死ぬような攻撃はなし。そっちは何人で攻撃してきてもいいよ。俺は一人で戦うから」
「ふん!よくもそんなことを。泣いて謝っても許しませんからね」
「望むところだ」
俺が負けるなんてことは万が一にもないだろうな。こういうやつらは偉そうなだけでそこまで強くないんだ。
「あの、私はどうすれば?」
完全に勝つことを考えていた俺に美少女が話しかけてくる。
「そこで観戦しててくれればいいよ。酷いことを言うようだけど足手まといになるから」
さすがに今のはダメだったかな。自分の問題を勝手に人が解決するなんてとでも思ってるのかな?でも、助けたくなっちゃうよね。うん。
「でも、そんな。私だって無詠唱と同時発動は出来るんです。だから足手まといにはならないと思います。それに召喚魔法も結構強いのが出ますし」
「そんだけだろ。いいから黙って見ててくれ。魔法なんて使わなくても勝てるから」
「?それはどういうことですか?」
「見てればわかるよ」
「そろそろ準備は出来ましたか?」
「あぁ、いつでもかかってくるといい」
今の一言で場に緊張が走る。俺とあのイサベルとかいうクソ野郎の間は大体10メートル。しかも相手は全員で攻撃を仕掛けてくるようだ。
「「数多のモンスターよ。我が声に答え、顕現せよ!」」
「我に従う意志のあるモンスターよ、現れろ!」
相手側は全員召喚魔法を使う。詠唱が違うのは人によってイメージしやすい言葉が違うのだ。そしてこの詠唱はランダム召喚だろう。
現れたのはCランクのモンスター、ワイルドボアとDランクのモンスターのブラックウルフが2体。このランクのモンスターってことはまあまあ魔力は高いんだな。
お仕置き開始だ!
「行ってきます!」
元気に家を飛び出し、親が明日からは制服なのに受験だと張り切って買った服を着て学園へと向かう。今日は待ちわびた受験の日。もちろん目指すはSクラスの合格。
クラスはSクラス、Aクラス、Bクラス、Cクラスに分けられている。Sクラスは魔法試験の時に無詠唱と同時発動ができて、近接戦闘術の試験で近接戦闘ができて、筆記試験でもいい点数を取ったものが入ることができる。どの項目も合格できるはずだ。ちなみにSクラスは平均で5人が入っているが、年によって変化する。無詠唱と同時発動のどちらもできるのは超天才だが、そんなのは何人もいる。運動ができて頭もめちゃくちゃいいやつは大体の学校にいて、それが集まってくるという感じだ。
学園に到着するまでには時間がかかるからステータスの確認をしよう。
(鑑定!!)
名前 アルト・エルドラント 15歳
LV28
種族 人間だと思われるもの
【ステータス】
体力2900000
魔力∞
力1500000
俊敏1000000
防御力3500000
【魔法】
火魔法LV10
水魔法LV10
風魔法LV10
土魔法LV10
雷魔法LV10
光魔法LV10
闇魔法LV10
無属性魔法LV10
回復魔法LV10
時空間魔法LV10
付与魔法LV10
召喚魔法LV10
生活魔法LV10
【スキル】
鑑定LV10
剣術LV10
格闘術LV10
投擲術LV10
錬金術LV10
気配探知LV10
隠密LV10
料理LV10
裁縫LV10
細工LV10
鍛冶LV10
【ユニークスキル】
魔法の神
アイテムボックス
全言語理解
ナビゲーター
【称号】
全属性の魔法を習得せしもの
スキルの王
人間卒業
神に愛されしもの
学園に来るまで毎日LV上げを頑張ったが、出現するモンスターは弱すぎるため、なかなかLVが上がらなかった。そしてめちゃくちゃ苦労したのがスキルの獲得だ。なかなか手に入らないから、本格的に獲得しようとしたときはすごい時間がかかった。
毎日剣を振り続けて、モンスターと剣だけで戦った3日目にようやく剣術LV1を出にいれたのだ。錬金術は欲しかったから手にいれようとしたときは毎日鉱石を目の前に置いて変化しろ、変化しろと念じ続けた。5時間念じ続けてようやくLV1が手に入った。元々錬金術は生まれつき以外はあまり手にいれないスキルなのだ。
これを何日も何日も続けてLV10にしたのだ。しかし、これでも成長のスピードが異常に速いのだ。お母さんは何年も料理して料理のスキルがLV8なのだ。料理の手伝いをしてオレの方が料理が上手くなったときにはお母さんがすねちゃって大変だったんだよな。それにお父さんは何年も剣術の修行をしてLV2という低いLV。適性もあるかもしれないけど。
ステータスの確認をしているうちに学園についた。
「うおー!頑張るぜ!!」
「ふふふ、勉強の成果を見せるときが来たわ!」
「はぁー、緊張してきたな~」
「デュフフ、かわいい女の子はいないかなぁ~。食べたいなー」
まだ学園の門が開くのに20分はあるというのに、沢山の人が集まり、気合いをいれている。一人完全に頭のいかれたやつがいたけど。
俺は学園の玄関の近くに座り、門が開くのをじっくり待つことにした。こういうだら~とした待ち時間がけっこう好きなんだよね、のんびりできて。しかし、暇だな~。とりあえず計画を考えるか。
まずは筆記試験。Sクラスに入れる点数をとりつつ目立たない点数をとる。次の近接戦闘術の試験は、試験官とある程度の戦闘を繰り広げつつ、勝利しておくがあまり強いイメージを与えないようにする。そして魔法試験は同時発動と無詠唱をしつつもあまり威力を出さないようにして、同時発動も2つまでにしておく。そしてSクラスに入れるけどあまり目立たない成績におさめておくと。完璧だな。首席とかは冗談じゃない。
こんなことをするならSクラスじゃなくてもいい気がするが、Sランクだと入学金やらなんやらが免除される。さらに、実力主義の学園だから貴族の偉そうなのを見なくてもすむという完璧なクラス。最高だな。
後10分ぐらいか。じっくりなにも考えずに待つことにしよう。そう思い腰を石のブロックに下ろそうとしたとき、女の子の悲鳴が聞こえた。
「きゃー!やめてください!」
「黙りなさい!!あんなことをしたあなたが悪いのよ!」
「そうよそうよ!」
「何を考えてるのよ!」
門の前の一番人が集まっている場所よりも少し離れた場所で数人の女子が一人の女の子を囲っている。襲われている女の子は見えないが、声が今にも泣きそうだ。のんびりしたいが、困っている女の子を見捨てるわけにはいかないな。
「そういうのはよくないと思うよ」
俺は一番声を荒げている黄土色の髪のリーダーっぽい女の子に話しかける。
「何よ貴方。わたくしに文句があるわけ?」
「この美しく尊いお嬢様に、文句があるんですか?」
「そうよそうよ!」
うわー、なんかやだなー。正直こんなやつらに構いたくないんだけどな。
「そうやっていじめをするのはよくないと思うよ」
「は!?ふざけないで!!わたくしは伯爵家の長女、イサベル・コーネットですわよ」
「あ、俺も伯爵家の長男です」
そうやって貴族の権力を使おうとしたな。甘い!俺も貴族だ。あんまり自覚無いけど。
「ふ、ふん!この女が悪いのよ。ちょっとかわいいからって、貴族のイケメンの人の落としたペンを拾って媚売っちゃったりして。しかも、そのイケメンはわたくしの許嫁ですのよ!これでいいですか!」
「え、そんだけ?ならいいじゃん。許してあげなよ」
「は!?そんだけですって?ふざけるのも大概にして!貴族にとって許嫁は大事なのですよ!」
「まぁまぁ、落ち着いて」
「これが落ち着いていられますか!さっさとそこをどいてください!あなたもやられたいんですか?」
あ、ダメなやつやこれ。どうしようもない。逃げるかなぁー。ていうか、俺に許嫁っているのかな?
「いいんです。私が悪かったので」
いきなりそう言って、今まで黙っていたいじめられていた女の子が立ちあがる。その姿を見た俺は衝撃のあまり固まってしまった。
綺麗な銀色の髪に深紅の瞳。シミひとつない雪のように白い肌。そして完璧なスタイル。だけど貧乳。完全な貧乳。本当に何もない。いや、いいんだよ。貧乳でも可愛いんだから。だけど、ちょっとかわいいってあのうるさいやつが言ってたけど全然違うじゃん。この世界で一番かわいいよ!まぁ今はそれどころじゃないか。
「い、いや、いんにゃよ……」
噛んでしまった。うわーん!泣きたいよー。かなりの大失態だ。
「ほらっ!あなたはもう関係ないんだから!!」
「そ、そうは言ってもなぁ……」
「あなたはいいんです。私がしてしまった事ですし」
「だって、ただペンを拾ってあげただけじゃん」
「そうですけど……」
「黙りなさい!!今ここで謝罪して、今日の試験を受けることをやめるならば許してあげます」
「でも……お父さんが私のために……折角お金を貯めてくれたのに」
「そんなことは関係ありません!!」
ブチッ!血管がちぎれるかのように怒りが溢れてくる。折角お金を貯めてくれた親のことも考えずに自分勝手に試験を受けるな、だとぉ?この女の子だって努力してきたのだろうのに。さすがにそんなことを言うやつにはお仕置きをしたいな。でも、できるだけ穏やかに内密に終らせておきたいな。
「さすがにそこまで言うことはないんじゃないかな?どうしても許せないなら、俺がお前の事をボコボコにするよ?」
完全に挑発だ。こういう傲慢なやつは確実に誘いに乗ってくる。そこで穏やかに終了というかんじにする、予定だ。
「ちっ!良いですわよ。私に喧嘩を売ったことを後悔させてあげるわ!」
よしよし、後試験まで5分ぐらいか。それまでに終わらせなければな。
「よし。じゃあ何でもありだが死ぬような攻撃はなし。そっちは何人で攻撃してきてもいいよ。俺は一人で戦うから」
「ふん!よくもそんなことを。泣いて謝っても許しませんからね」
「望むところだ」
俺が負けるなんてことは万が一にもないだろうな。こういうやつらは偉そうなだけでそこまで強くないんだ。
「あの、私はどうすれば?」
完全に勝つことを考えていた俺に美少女が話しかけてくる。
「そこで観戦しててくれればいいよ。酷いことを言うようだけど足手まといになるから」
さすがに今のはダメだったかな。自分の問題を勝手に人が解決するなんてとでも思ってるのかな?でも、助けたくなっちゃうよね。うん。
「でも、そんな。私だって無詠唱と同時発動は出来るんです。だから足手まといにはならないと思います。それに召喚魔法も結構強いのが出ますし」
「そんだけだろ。いいから黙って見ててくれ。魔法なんて使わなくても勝てるから」
「?それはどういうことですか?」
「見てればわかるよ」
「そろそろ準備は出来ましたか?」
「あぁ、いつでもかかってくるといい」
今の一言で場に緊張が走る。俺とあのイサベルとかいうクソ野郎の間は大体10メートル。しかも相手は全員で攻撃を仕掛けてくるようだ。
「「数多のモンスターよ。我が声に答え、顕現せよ!」」
「我に従う意志のあるモンスターよ、現れろ!」
相手側は全員召喚魔法を使う。詠唱が違うのは人によってイメージしやすい言葉が違うのだ。そしてこの詠唱はランダム召喚だろう。
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お仕置き開始だ!
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