王道じゃなくて悪かったな

夏休み編

6. 夏休みマジックは恋の味…？

　うまい飯を食った後は風呂に入っておやすみ～っとしたいんだけど、何故か俺の部屋に圭ちゃんが来ました。

　あ、言ってなかったけど一泊2日で朔蘭ちゃんの別荘借りてんの！

　そんでまあ、今圭ちゃんと二人なんだけど、部屋に備え付けのデッカいテレビで映画見てます。

　すげえ感動。ファ○タビ。え、ニュートストーカーじゃん。

　うお！河童だ！なんか絵面えずらきもいな…笑



　…えっ！終わり？！気になる気になる！え！？続編？！グ○ンデ○バ○ドどーなんの！？ええ！？！？


「なんか、すごい続き気になるね。」

「ああ、だな…」

「てか圭ちゃん映画観るためだけに来たの？一人で観れたくね？」

「いや、その、話があって…」


　あ、待って待って。これやばい展開じゃない？
　俺氏いつ恋愛フラグ立てたの？いつ？


「その、響也…、俺、お前のこと…」

「…うん？」

「えと、あー…、す、すき、になっちゃって…」

「それで？」

「付き合いたいとかはないんだけど、気持ちだけ、知っといて欲しくて…」

「うん、そうなんだ。」

「ん、その、セックスとかも無くていい。今まで通り友達として、仲良くして欲しいんだ。」

「おーけー。それならヨユーだべ。とりあえず今日はもう遅いし、寝ようぜ。」

「ああ、そうだな。俺は部屋に戻る。」

「えー、別に添い寝くらいしよーぜ。あれだよ、ソフレ！」

「そふ、…？ああ、添い寝フレンドか。そんなことしたら俺保たない、かも。」

「だいじょぶだいしょぶ。いけるよ。うん、もう寝よ！何も考えずにとりあえず勢いで！そしたら案外寝れるかもよ！」

「寝るのに勢いがいるのか…？」


　ちっちゃいことは気にするな☆
　それわかちこわかちこ～！


　俺別にゆってぃ好きなわけじゃないけどね。

　さて、俺は寝るぜ。何もないぜ。きっと朝になっても何もないぜ。

　圭ちゃんヘタレくんだからさ！！