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第十一話「ベースボールアワー~都市伝説白球譚~」
11-2.
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「相手チーム都市伝説ばかりじゃないですか!」
こちらのチームの反対側でキャッチボールをしたりバットの素振りをしたり、練習をする面々はほとんどが今まで退治してきた都市伝説達だ。中には消し去ってしまった奴もいる気がする。
「声をかけて集まってもらった!『都市伝説で打線組んでみた』ってやつじゃな!」
カンラカラと笑う天子。ツッコむ気も起きない。
「あと、こちらのチームに天子様と空子さんがもう一人ずついるようなのですが……」
天子によく似た、豪華なドレスを着た人物が内野観客席の下のベンチに座って優雅にお茶を飲んでいる。その隣にはこれまた空子に似た人物がメイド服を着てそのお茶を入れていた。
「なんか知らんがあっちの魔王っぽい人と一緒に公園に転がってたから誘ってみた!」
「そんなことが……」
「ユニホームも用意しておいたから着替えておくように!」
渡されたユニホームにはチーム名であるスカイフォックスのロゴが大きく入っている。いつの間に用意したのか。
もはや悪い予感しかしない駆人をよそに、天子が元気いっぱいに叫ぶ。
「さあ、試合開始じゃ!」
天子の号令に沿って、それぞれのユニホームを着た両チームの面々が整列する。相手チームは都市伝説だけあってなかなか威圧感がすごい。特にフジツボ辺り。
礼の後、天子チームのメンバーが守備位置に散らばる。最初の攻撃は都市伝説軍からだ。天子がマウンドに上がり、相手の打者と対峙する。
「プレイボール!」
試合開始だ。都市伝説軍の一番打者はメリーさん。バットを構える姿はなかなか堂に入っている。天子チームの投手天子は投球姿勢に入る。
「トルネード投法で豪速球じゃ!」
言葉通りにバッターに背を向けるまでに大きく体をひねり、そのひねりを戻す勢いを球に乗せて投げた。
ストライク。豪速球とはいかないまでもなかなかの速さとコントロールだ。
「天子様なかなかいい球投げますね」
「伊達に野球好きじゃないんじゃよ」
続く第二球。同じフォームで投じた二球目はバットにはじかれ、打球は二塁手の頭を越える。ライト前ヒット、打者は一塁に。出塁を許してしまった。
「む。なかなかやるのう。だがここからじゃ」
次の打者は二番、百キロババア。足に自信のある選手だ。
天子は一塁走者メリーさんを気にしつつ、クイックモーションで投げる。しかしその瞬間、メリーさんがスタートを切った!二塁手ぽん吉が叫ぶ。
「空子さん!盗塁だ!」
天子の放った球は捕手空子のミットに収まり、そのまま二塁に送球される。なかなかのスピードで放たれた送球は、ベースカバーに入ったぽん吉のグローブにぴったり送られた。そしてそのままぽん吉はタッチに姿勢に入るが……。
「よし、もらった!って、来ない?」
顔をあげれば、目の前にも、一塁にもメリーさんの姿はない。
「私メリーさん。今、二塁にいるの……」
構えるぽん吉のすぐ後ろ、二塁にメリーさんが立っている。目を離した瞬間、『メリーさん』の能力で二塁に瞬間移動したのだ。メリーさんには苦手意識のあるぽん吉は跳びあがる。
「うおおびっくりした。……、おい、これありなのかよ」
「あ~。流石に次から無しにしてもらえるかのう」
「分かった……」
メリーさんは静かに頷く。
気を取り直して、百キロババアに第二球。投球の瞬間、百キロババアはバットを横にして構える。
「送りバントか!」
一塁線に余裕をもって転がる球を天子がつかみ取り一塁へ投げる。
「セーフ!」
百キロババアの俊足で自身もセーフに、その間にメリーさんは三塁へ進んだ。
「ちょっと姉さん。いきなりピンチじゃないですか」
「だ、大丈夫じゃ。なんとかなるじゃろ……」
続いて打席に入ったのは三番打者魔王。異界から来た魔王を名乗るこの大男は、その肩書きに恥じぬ迫力を持っている。バットを構えるその姿からはものすごい威圧感がにじみ出る。
「あわわわ。わしが誘ったとはいえ、恐ろしい形相じゃ……」
天子は完全にビビっていた。何とか投球するも、四球連続のボール。四球で出塁させてしまった。
これでノーアウト満塁。一つもアウトが取れないまま、大ピンチを迎えてしまう。初回からいきなりの窮地に、守備陣はマウンドに集まる。
「なんじゃなんじゃお主ら!わしはまだやれるぞ!」
「それはまだ十球くらいしか投げてませんから投げていただかないと困りますけど……」
「ならいいじゃろ!この程度のピンチわしが抑えて見せる!」
「おい天子。ちょっと気負い過ぎだぜ」
「はい。点を取られても取り返せばいいんです。一、二点くらいあげちゃってもいいさと考えましょう」
「……。そうじゃな!しかし、ノーアウト満塁のこの場面。都市伝説が本当かどうか確かめるには絶好の機会じゃ!せっかくじゃからその検証も兼ねる!」
天子の平常心が戻ったところで守備陣は定位置に戻る。天子の目が闘志で燃え上がる。
対する打者は四番、口裂け女だ。大きなマスクで表情は見えないが、佇まいからは余裕が感じられる。
天子の投じた第一球は外角いっぱい、見逃しのストライク。続いて第二球は外に外れてボール。続けて投げた球は、バットに当たったものの、ファール。これでワンボールツーストライクに追い込んだ。
口裂け女がバットを握りなおす。それと同時に天子も一呼吸置き、投じた第五球。さっきまでの直球より若干球速が遅い。口裂け女が踏み込んでバットを振るう。ジャストミート!
……、とはならなかった。天子の投げたボールはバッターの少し手前でガクリと高さを落とし、バットを避けるようにして、キャッチャーのミットに収まった。
ストライク。空振り三振でワンアウト。天子チームから歓声があがる。
「天子様、フォークなんて投げられたんですか」
「ふふふ。秘密兵器じゃよ」
続く打者は五番フジツボゴーレム。流石にあの時のような規格外の大きさではないが、二メートル前後もあれば巨体には変わらない。
天子が投じた第一球はいきなりフォーク。これは下に外れてボール。続いて外角低めへ直球を投じて見逃しストライク。ゴーレムはこう見えて慎重なバッティングをするらしい。
そして第三球。ゴーレムのスイングは、外角高めの直球を見事にとらえた。
鋭い打球が三遊間を抜け……、ない!
遊撃手駆人がライナー性の打球に横っ飛びで食らいついた。見事直接キャッチして打者走者はアウト。倒れこんだまま三塁に送球、それを三塁手テンコ姫がとって飛び出していた三塁走者メリーさんもアウト。
これでスリーアウトチェンジ。ノーアウト満塁のピンチを見事に無得点で切り抜けた。
駆人がユニホームについた砂をはたきながらベンチに戻っていると、天子チームのメンバーが、頭や肩を叩きながら通り過ぎていく。最後に天子がタックル気味に抱き着いた。
「うおおお。よくとってくれたカルトよ。お主のおかげで都市伝説立証、つまり無得点に抑えられた」
「ど、どうも。天子様もナイスピッチングでしたよ」
「おう。ありがとな。さあ、次はわしらの攻撃の番じゃ!」
こちらのチームの反対側でキャッチボールをしたりバットの素振りをしたり、練習をする面々はほとんどが今まで退治してきた都市伝説達だ。中には消し去ってしまった奴もいる気がする。
「声をかけて集まってもらった!『都市伝説で打線組んでみた』ってやつじゃな!」
カンラカラと笑う天子。ツッコむ気も起きない。
「あと、こちらのチームに天子様と空子さんがもう一人ずついるようなのですが……」
天子によく似た、豪華なドレスを着た人物が内野観客席の下のベンチに座って優雅にお茶を飲んでいる。その隣にはこれまた空子に似た人物がメイド服を着てそのお茶を入れていた。
「なんか知らんがあっちの魔王っぽい人と一緒に公園に転がってたから誘ってみた!」
「そんなことが……」
「ユニホームも用意しておいたから着替えておくように!」
渡されたユニホームにはチーム名であるスカイフォックスのロゴが大きく入っている。いつの間に用意したのか。
もはや悪い予感しかしない駆人をよそに、天子が元気いっぱいに叫ぶ。
「さあ、試合開始じゃ!」
天子の号令に沿って、それぞれのユニホームを着た両チームの面々が整列する。相手チームは都市伝説だけあってなかなか威圧感がすごい。特にフジツボ辺り。
礼の後、天子チームのメンバーが守備位置に散らばる。最初の攻撃は都市伝説軍からだ。天子がマウンドに上がり、相手の打者と対峙する。
「プレイボール!」
試合開始だ。都市伝説軍の一番打者はメリーさん。バットを構える姿はなかなか堂に入っている。天子チームの投手天子は投球姿勢に入る。
「トルネード投法で豪速球じゃ!」
言葉通りにバッターに背を向けるまでに大きく体をひねり、そのひねりを戻す勢いを球に乗せて投げた。
ストライク。豪速球とはいかないまでもなかなかの速さとコントロールだ。
「天子様なかなかいい球投げますね」
「伊達に野球好きじゃないんじゃよ」
続く第二球。同じフォームで投じた二球目はバットにはじかれ、打球は二塁手の頭を越える。ライト前ヒット、打者は一塁に。出塁を許してしまった。
「む。なかなかやるのう。だがここからじゃ」
次の打者は二番、百キロババア。足に自信のある選手だ。
天子は一塁走者メリーさんを気にしつつ、クイックモーションで投げる。しかしその瞬間、メリーさんがスタートを切った!二塁手ぽん吉が叫ぶ。
「空子さん!盗塁だ!」
天子の放った球は捕手空子のミットに収まり、そのまま二塁に送球される。なかなかのスピードで放たれた送球は、ベースカバーに入ったぽん吉のグローブにぴったり送られた。そしてそのままぽん吉はタッチに姿勢に入るが……。
「よし、もらった!って、来ない?」
顔をあげれば、目の前にも、一塁にもメリーさんの姿はない。
「私メリーさん。今、二塁にいるの……」
構えるぽん吉のすぐ後ろ、二塁にメリーさんが立っている。目を離した瞬間、『メリーさん』の能力で二塁に瞬間移動したのだ。メリーさんには苦手意識のあるぽん吉は跳びあがる。
「うおおびっくりした。……、おい、これありなのかよ」
「あ~。流石に次から無しにしてもらえるかのう」
「分かった……」
メリーさんは静かに頷く。
気を取り直して、百キロババアに第二球。投球の瞬間、百キロババアはバットを横にして構える。
「送りバントか!」
一塁線に余裕をもって転がる球を天子がつかみ取り一塁へ投げる。
「セーフ!」
百キロババアの俊足で自身もセーフに、その間にメリーさんは三塁へ進んだ。
「ちょっと姉さん。いきなりピンチじゃないですか」
「だ、大丈夫じゃ。なんとかなるじゃろ……」
続いて打席に入ったのは三番打者魔王。異界から来た魔王を名乗るこの大男は、その肩書きに恥じぬ迫力を持っている。バットを構えるその姿からはものすごい威圧感がにじみ出る。
「あわわわ。わしが誘ったとはいえ、恐ろしい形相じゃ……」
天子は完全にビビっていた。何とか投球するも、四球連続のボール。四球で出塁させてしまった。
これでノーアウト満塁。一つもアウトが取れないまま、大ピンチを迎えてしまう。初回からいきなりの窮地に、守備陣はマウンドに集まる。
「なんじゃなんじゃお主ら!わしはまだやれるぞ!」
「それはまだ十球くらいしか投げてませんから投げていただかないと困りますけど……」
「ならいいじゃろ!この程度のピンチわしが抑えて見せる!」
「おい天子。ちょっと気負い過ぎだぜ」
「はい。点を取られても取り返せばいいんです。一、二点くらいあげちゃってもいいさと考えましょう」
「……。そうじゃな!しかし、ノーアウト満塁のこの場面。都市伝説が本当かどうか確かめるには絶好の機会じゃ!せっかくじゃからその検証も兼ねる!」
天子の平常心が戻ったところで守備陣は定位置に戻る。天子の目が闘志で燃え上がる。
対する打者は四番、口裂け女だ。大きなマスクで表情は見えないが、佇まいからは余裕が感じられる。
天子の投じた第一球は外角いっぱい、見逃しのストライク。続いて第二球は外に外れてボール。続けて投げた球は、バットに当たったものの、ファール。これでワンボールツーストライクに追い込んだ。
口裂け女がバットを握りなおす。それと同時に天子も一呼吸置き、投じた第五球。さっきまでの直球より若干球速が遅い。口裂け女が踏み込んでバットを振るう。ジャストミート!
……、とはならなかった。天子の投げたボールはバッターの少し手前でガクリと高さを落とし、バットを避けるようにして、キャッチャーのミットに収まった。
ストライク。空振り三振でワンアウト。天子チームから歓声があがる。
「天子様、フォークなんて投げられたんですか」
「ふふふ。秘密兵器じゃよ」
続く打者は五番フジツボゴーレム。流石にあの時のような規格外の大きさではないが、二メートル前後もあれば巨体には変わらない。
天子が投じた第一球はいきなりフォーク。これは下に外れてボール。続いて外角低めへ直球を投じて見逃しストライク。ゴーレムはこう見えて慎重なバッティングをするらしい。
そして第三球。ゴーレムのスイングは、外角高めの直球を見事にとらえた。
鋭い打球が三遊間を抜け……、ない!
遊撃手駆人がライナー性の打球に横っ飛びで食らいついた。見事直接キャッチして打者走者はアウト。倒れこんだまま三塁に送球、それを三塁手テンコ姫がとって飛び出していた三塁走者メリーさんもアウト。
これでスリーアウトチェンジ。ノーアウト満塁のピンチを見事に無得点で切り抜けた。
駆人がユニホームについた砂をはたきながらベンチに戻っていると、天子チームのメンバーが、頭や肩を叩きながら通り過ぎていく。最後に天子がタックル気味に抱き着いた。
「うおおお。よくとってくれたカルトよ。お主のおかげで都市伝説立証、つまり無得点に抑えられた」
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