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第13章:狂気の正義と、壊れた男たちの向かう先
任務を放棄し始める冒険者達
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13-1
かつて王都グランヴェルにおいて、「冒険者の殿堂」と呼ばれ、日夜男たちの熱気と怒号、そして給仕する女性たちの悲鳴にも似た嬌声が響いていた冒険者ギルド。
今、その巨大な両開きの扉は半ば閉ざされ、かつての栄華は見る影もない。中は墓場のような静寂と、澱んだ空気に支配されていた。
受付カウンターに、いつもなら十数人はいた女性職員の姿はない。
かつて男たちのセクハラまがいの言動に耐え、尻を撫でられても笑顔を強制されていた彼女たちは、魔王討伐と同時に全員が辞表を叩きつけて去っていった。今は、初老の男性職員が数人、怯えたようにノロノロと書類を整理しているだけだ。
薄暗い酒場スペースには、まだ数十人の男たちがたむろしていた。
だが、かつてのような「俺が最強だ」と言わんばかりの覇気はない。彼らの目は不安で視線が定まっていなかった、髭は伸び放題で、テーブルには空になった安酒の瓶が転がっている。彼らは一様に、世界の崩壊を嘆く亡霊のようだった。
「……おい、聞いたか? また『黒鉄の牙』の連中がやられたらしいぞ」
一人の男が、震える手でグラスを握りしめながら呟いた。
「あぁ……。あいつら、女5人のパーティと遭遇したときに、『俺達の荷物持ちになれば命だけは助けてやる』って声をかけたらしいな。あいつら娼館の女を冒険に同行させたり、ちょっとぶっ飛んだことやるのが好きだったからな……。だが、昨日はその女たちにボコボコにされて、身ぐるみを剥がれて武器まで取り上げられたらしい」
ドンッ!
男が酒瓶をテーブルに叩きつけた。瓶が割れ、中身が飛び散るが、誰も気にしない。
「おかしいだろ!? 『黒鉄の牙』は男2人の上級職だぞ? 荷物持ちの女3人が逃げたとしても、本来なら男2人いれば女5人ごときに負けるわけがねぇ! 魔王が死んだって話だけど、それだけでこの有り様……絶対におかしい!」
男の目には涙すら浮かんでいる。
「女だぞ? 俺たちが守ってやらなきゃ何もできない、弱い生き物のはずだろ!? なのに城の女たちも数百人がいなくなって、女冒険者になったり、商売を始めたり……俺達の荷物持ちだった女達も何処かに消えちまった。これじゃ俺達自身がアイテム拾いながらクエストしなきゃいけねーじゃねーか」
男たちの荷物持ちだった女達はとっくに自分たちの町に帰っていた。新しい荷物持ちの女が見つからないため男たちはギルドのクエストをやってないのだ。
「王様も行方不明だっていうし、この国はどうなっちまったんだ!」
「ああ、そうだ! これはきっと、魔王の残党か何かが、女たちに強力な呪いをかけているに違いないんだ!」
その言葉に、周りの男たちが一斉に顔を上げた。
彼らの瞳には、狂信的な光が宿っていた。
認められないのだ。3000年もの間、絶対的な真理として刷り込まれてきた「男が支配者であり、女は従属者である」という常識が、一夜にして覆ったことを。
彼らにとって、女が対等に口を利き、男より強い力を持つ今の状況こそが「異常」であり「悪い呪い」なのだ。
城の地下牢には、娼館行きを拒んだり、男の躾に反抗的な女たちが何人も収容されていたはずだった。だが今や、その地下牢が逆に男たちで埋め尽くされているという噂もある。
「俺たちが、目を覚まさせてやらなきゃならねぇ……」
一人の男が立ち上がった。
「そうだ。狂っちまった女たちを捕まえて、娼館に戻して、本当の女の仕事に戻してやらないと。女本来の幸せな姿に戻してやるのが、俺たち男の義務なんだ!」
「おお……そうだ、それが正義だ!」
***
ギルドの外、黄昏時の路地裏。
一人の女性が、買い出しの帰りに足早に歩いていた。
彼女は元見習い剣士で、今は独立して小さな食堂を営んでいる。男たちの荷物持ちをやらされていて、数日前に呪いが解けてから体が軽くなり、ようやく自分の店を持つという夢を叶えたばかりだった。背中には護身用のショートソードを背負っているが、基本的には非戦闘員に近い。
その背後に、複数の影が忍び寄る。
「……いたぞ。一人だ」
「可哀想に、あんなに警戒して……完全に魔物に精神を乗っ取られてやがる」
影の正体は、元上級冒険者の男たち五人組だった。かつてはデーモン討伐にも参加した実力者たちだが、今の彼らは英雄ではない。その目は濁り、野犬のような殺気を放っている。
「行くぞ。不意打ちで気絶させて、アジトへ連れ込む。女は一人ずつ、正気に戻してやるんだ」
「ああ、それが『正義』だ」
男たちが一斉に飛び出した。
「キャッ!?」
女性が振り返るより早く、男の一人が背後から布を口に当て、もう一人が足を払う。
「ぐぅっ……!?」
「静かにしろ! 俺たちは味方だ、お前を助けに来たんだよ!」
「暴れるな! くそっ、なんて力だ……これは女の力じゃない魔物になりかけているのか? 力が強まっていやがる!」
女性は必死に抵抗し、男の腕を振りほどこうとする。呪いが解けた彼女の筋力は、男たちと互角だった。だが、男たちは腐っても元上級冒険者、連携して彼女を押さえつける。
「いいから大人しくしろ! お前のためなんだよ! 俺達だけだぞお前みたいな女を面倒見れるのは!」
男が拳を振り上げた、その時だった。
ヒュンッ――ドスッ!
風を切る音と共に、振り上げられた男の腕を一本の矢が射抜いた。
「ギャアアアッ!?」
「誰だ!?」
男たちが振り返ると、建物の屋根の上に人影があった。
夕日を背に立ち、巨大な魔導ライフルを構えた銀髪の少女――ミアだ。風になびくスナイパースーツが、夕焼けに染まっている。
「そこまでよ、あなたたち。……本当に、懲りない人たちね」
ミアの冷徹な声が響く。
「っ、あの女だ! 『ブレイブ・ハート』といつも一緒にいる『魔弾の射手』だ!」
「殺せ! あの女は魔物の上位種の呪いでおかしくなっている! もう殺して魂を解放するしかない!」
男たちは女性を放り出し、一斉にミアに向かって殺到した。彼らの目に、かつてのような「女を人間とみなしていた頃の」感情は微塵もない。目の前の存在を、完全に「手に負えなくなった、処分しなければいけない化け物」として認識しているのだ。
「何しやがるんだ! 女が男に刃向かうなんて、自然の摂理に反してるんだよォ!」
狂乱の叫びと共に、剣や魔法が放たれる。
だが、ミアは動じない。彼女はスコープから目を離さずに呟いた。
「……グレース、お願い」
「はーい♡」
路地の陰から、可愛らしい魔法少女の衣装を着たグレースが飛び出した。
「みんなまとめて、お仕置きです! 『フレイム・バインド』!」
彼女が真司に作ってもらったドラゴンの骨から作った魔道士の杖を振ると、炎の鞭が生き物のように伸び、男たちの手足を瞬時に絡め取った。
「熱っ!? な、なんだこの魔法は!?」
「シンジさんが有効だって言ってた、拘束魔法の応用ですよ。さあ、大人しくしてくださいね」
「くそっ、離せ! お前ら、なにかに騙されてるんだ! ステータスだってなにかの呪いだ、俺達はそんなおまえたちのことを思ってやってるんだ!?」
「なにかの呪いってなんのよ……私たちはそんなことあなた達にやってほしいって頼んでないわ」
グレースが悲しげに眉を寄せる。
そこに、治安部隊の制服を着たエリア率いる剣士隊が到着した。
「確保して! 全員、城の留置所へ!」
エリアの号令で、女性冒険者たちがテキパキと男たちを縛り上げていく。かつては男たちの後ろを歩くだけだった彼女たちが、今は男たちを取り押さえている。
助け出された女性が、震えながらエリアに抱きついた。
「怖かった……急に囲まれて、大勢でわたしを連れて行こうとして……」
「もう大丈夫。怪我はない?」
エリアが優しく背中をさする一方で、連行されていく男たちは口々に叫んでいた。
「間違ってる! 男たちを拘束しやがって許さないからな女ども!」
「俺たちだけだぞお前たちの面倒を見れるのは! 今まで散々お前達女を使ってきてやったのに!」
その叫びは、誰の心にも届くことはなかった。彼らの正義は、もはやこの世界では狂気でしかなかったのだから。
かつて王都グランヴェルにおいて、「冒険者の殿堂」と呼ばれ、日夜男たちの熱気と怒号、そして給仕する女性たちの悲鳴にも似た嬌声が響いていた冒険者ギルド。
今、その巨大な両開きの扉は半ば閉ざされ、かつての栄華は見る影もない。中は墓場のような静寂と、澱んだ空気に支配されていた。
受付カウンターに、いつもなら十数人はいた女性職員の姿はない。
かつて男たちのセクハラまがいの言動に耐え、尻を撫でられても笑顔を強制されていた彼女たちは、魔王討伐と同時に全員が辞表を叩きつけて去っていった。今は、初老の男性職員が数人、怯えたようにノロノロと書類を整理しているだけだ。
薄暗い酒場スペースには、まだ数十人の男たちがたむろしていた。
だが、かつてのような「俺が最強だ」と言わんばかりの覇気はない。彼らの目は不安で視線が定まっていなかった、髭は伸び放題で、テーブルには空になった安酒の瓶が転がっている。彼らは一様に、世界の崩壊を嘆く亡霊のようだった。
「……おい、聞いたか? また『黒鉄の牙』の連中がやられたらしいぞ」
一人の男が、震える手でグラスを握りしめながら呟いた。
「あぁ……。あいつら、女5人のパーティと遭遇したときに、『俺達の荷物持ちになれば命だけは助けてやる』って声をかけたらしいな。あいつら娼館の女を冒険に同行させたり、ちょっとぶっ飛んだことやるのが好きだったからな……。だが、昨日はその女たちにボコボコにされて、身ぐるみを剥がれて武器まで取り上げられたらしい」
ドンッ!
男が酒瓶をテーブルに叩きつけた。瓶が割れ、中身が飛び散るが、誰も気にしない。
「おかしいだろ!? 『黒鉄の牙』は男2人の上級職だぞ? 荷物持ちの女3人が逃げたとしても、本来なら男2人いれば女5人ごときに負けるわけがねぇ! 魔王が死んだって話だけど、それだけでこの有り様……絶対におかしい!」
男の目には涙すら浮かんでいる。
「女だぞ? 俺たちが守ってやらなきゃ何もできない、弱い生き物のはずだろ!? なのに城の女たちも数百人がいなくなって、女冒険者になったり、商売を始めたり……俺達の荷物持ちだった女達も何処かに消えちまった。これじゃ俺達自身がアイテム拾いながらクエストしなきゃいけねーじゃねーか」
男たちの荷物持ちだった女達はとっくに自分たちの町に帰っていた。新しい荷物持ちの女が見つからないため男たちはギルドのクエストをやってないのだ。
「王様も行方不明だっていうし、この国はどうなっちまったんだ!」
「ああ、そうだ! これはきっと、魔王の残党か何かが、女たちに強力な呪いをかけているに違いないんだ!」
その言葉に、周りの男たちが一斉に顔を上げた。
彼らの瞳には、狂信的な光が宿っていた。
認められないのだ。3000年もの間、絶対的な真理として刷り込まれてきた「男が支配者であり、女は従属者である」という常識が、一夜にして覆ったことを。
彼らにとって、女が対等に口を利き、男より強い力を持つ今の状況こそが「異常」であり「悪い呪い」なのだ。
城の地下牢には、娼館行きを拒んだり、男の躾に反抗的な女たちが何人も収容されていたはずだった。だが今や、その地下牢が逆に男たちで埋め尽くされているという噂もある。
「俺たちが、目を覚まさせてやらなきゃならねぇ……」
一人の男が立ち上がった。
「そうだ。狂っちまった女たちを捕まえて、娼館に戻して、本当の女の仕事に戻してやらないと。女本来の幸せな姿に戻してやるのが、俺たち男の義務なんだ!」
「おお……そうだ、それが正義だ!」
***
ギルドの外、黄昏時の路地裏。
一人の女性が、買い出しの帰りに足早に歩いていた。
彼女は元見習い剣士で、今は独立して小さな食堂を営んでいる。男たちの荷物持ちをやらされていて、数日前に呪いが解けてから体が軽くなり、ようやく自分の店を持つという夢を叶えたばかりだった。背中には護身用のショートソードを背負っているが、基本的には非戦闘員に近い。
その背後に、複数の影が忍び寄る。
「……いたぞ。一人だ」
「可哀想に、あんなに警戒して……完全に魔物に精神を乗っ取られてやがる」
影の正体は、元上級冒険者の男たち五人組だった。かつてはデーモン討伐にも参加した実力者たちだが、今の彼らは英雄ではない。その目は濁り、野犬のような殺気を放っている。
「行くぞ。不意打ちで気絶させて、アジトへ連れ込む。女は一人ずつ、正気に戻してやるんだ」
「ああ、それが『正義』だ」
男たちが一斉に飛び出した。
「キャッ!?」
女性が振り返るより早く、男の一人が背後から布を口に当て、もう一人が足を払う。
「ぐぅっ……!?」
「静かにしろ! 俺たちは味方だ、お前を助けに来たんだよ!」
「暴れるな! くそっ、なんて力だ……これは女の力じゃない魔物になりかけているのか? 力が強まっていやがる!」
女性は必死に抵抗し、男の腕を振りほどこうとする。呪いが解けた彼女の筋力は、男たちと互角だった。だが、男たちは腐っても元上級冒険者、連携して彼女を押さえつける。
「いいから大人しくしろ! お前のためなんだよ! 俺達だけだぞお前みたいな女を面倒見れるのは!」
男が拳を振り上げた、その時だった。
ヒュンッ――ドスッ!
風を切る音と共に、振り上げられた男の腕を一本の矢が射抜いた。
「ギャアアアッ!?」
「誰だ!?」
男たちが振り返ると、建物の屋根の上に人影があった。
夕日を背に立ち、巨大な魔導ライフルを構えた銀髪の少女――ミアだ。風になびくスナイパースーツが、夕焼けに染まっている。
「そこまでよ、あなたたち。……本当に、懲りない人たちね」
ミアの冷徹な声が響く。
「っ、あの女だ! 『ブレイブ・ハート』といつも一緒にいる『魔弾の射手』だ!」
「殺せ! あの女は魔物の上位種の呪いでおかしくなっている! もう殺して魂を解放するしかない!」
男たちは女性を放り出し、一斉にミアに向かって殺到した。彼らの目に、かつてのような「女を人間とみなしていた頃の」感情は微塵もない。目の前の存在を、完全に「手に負えなくなった、処分しなければいけない化け物」として認識しているのだ。
「何しやがるんだ! 女が男に刃向かうなんて、自然の摂理に反してるんだよォ!」
狂乱の叫びと共に、剣や魔法が放たれる。
だが、ミアは動じない。彼女はスコープから目を離さずに呟いた。
「……グレース、お願い」
「はーい♡」
路地の陰から、可愛らしい魔法少女の衣装を着たグレースが飛び出した。
「みんなまとめて、お仕置きです! 『フレイム・バインド』!」
彼女が真司に作ってもらったドラゴンの骨から作った魔道士の杖を振ると、炎の鞭が生き物のように伸び、男たちの手足を瞬時に絡め取った。
「熱っ!? な、なんだこの魔法は!?」
「シンジさんが有効だって言ってた、拘束魔法の応用ですよ。さあ、大人しくしてくださいね」
「くそっ、離せ! お前ら、なにかに騙されてるんだ! ステータスだってなにかの呪いだ、俺達はそんなおまえたちのことを思ってやってるんだ!?」
「なにかの呪いってなんのよ……私たちはそんなことあなた達にやってほしいって頼んでないわ」
グレースが悲しげに眉を寄せる。
そこに、治安部隊の制服を着たエリア率いる剣士隊が到着した。
「確保して! 全員、城の留置所へ!」
エリアの号令で、女性冒険者たちがテキパキと男たちを縛り上げていく。かつては男たちの後ろを歩くだけだった彼女たちが、今は男たちを取り押さえている。
助け出された女性が、震えながらエリアに抱きついた。
「怖かった……急に囲まれて、大勢でわたしを連れて行こうとして……」
「もう大丈夫。怪我はない?」
エリアが優しく背中をさする一方で、連行されていく男たちは口々に叫んでいた。
「間違ってる! 男たちを拘束しやがって許さないからな女ども!」
「俺たちだけだぞお前たちの面倒を見れるのは! 今まで散々お前達女を使ってきてやったのに!」
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