11 / 20
宝石箱に届いた手紙 六通目
しおりを挟む
ひきだしの向こうの君へ
お返事ありがとうございます。
お花とハーブの写真も、ありがとう。
ビオラとローズマリーね。どちらもこちらの世界では聞いたことないかな。だからきっと植物とかも違うのね。でも、ビオラは可愛くて、ローズマリーは綺麗。どんな匂いがするのかとか、想像すると楽しいな。
菊の発芽や、寄せ植えの写真も、楽しみにしてるね。
君が察した通り、この世界では太陽の運行は一年周期で、年の始めに日が昇って、年の暮れに日が沈みます。
そっちだと、一日周期なんてビックリ、え、毎日太陽が昇って、沈むなんて、ちょっとこちらじゃ想像出来ないや。
でも、日が昇る次はこちらでも朝と呼ぶし、日が沈む頃を夕と呼ぶよ。日が昇る頃五十日が朝、次の五十日が昼、次の五十日が夕、その後の五十日が夜で、二百日で一年。
同じところもあれば、違うところもあるね。
ああ、君はすごく良い子だあ。
大丈夫、分かってるんだよ、ちゃんと毎日勉強した方が良いことは!
ちなみに、一足早く遂に明日、魔法学の試験があります。ヒェッ! 演習はいけるけど、座学の方はそんなに得意とは言えないから、勉強してます!!(今は息抜きでお返事書いてるけど……)
この手紙書いたら、もうちょっと頑張ります。
君に言われて、そうかと気付いたけど、違う世界の君に送ってるんだから、こっちの世界では、手紙に書いたことは、誰にも知られないんだね。それじゃあ、秘密とかも打ち明けて行こうかな。
まずは、君が気にしていた、図書室で遇ったクラスメイトのことを少し。
前の手紙で宣言した通り、手紙を書いた次の日に改めて話しかけてみたよ。彼女は図書室で私を見かけた時みたいに、驚いた顔してました。
ちょっとふざけて、「本読むとか柄じゃないよね」って言ったら、本当に慌てて「そんなことない」って否定してくれて、ちょっと悪い事したかな? ま、でも本当に読書が好きって、普段の私とギャップがあるとはよく言われるのよね。だから、慣れっこなんだけどな。
それで、その子も歴史が好きなんだって。だから、すごく話が弾んじゃって!
その子は、結構大人しい子だと思ってたんだけど、好きなこと話す時は熱い子だったみたい!
諸々試験が終わったら、色々と面白そうな本を貸してくれるんだって! 私からも面白かった本をいくつか貸すつもり。
ふふん、新しくお友達になりましたとも!
ちなみに、その子本当に大人しい子だから、私と話してる様子を見て、他のクラスメイトもビックリしてたよ。
それでは、今回はこの辺で。
ひきだしのこちらから
お返事ありがとうございます。
お花とハーブの写真も、ありがとう。
ビオラとローズマリーね。どちらもこちらの世界では聞いたことないかな。だからきっと植物とかも違うのね。でも、ビオラは可愛くて、ローズマリーは綺麗。どんな匂いがするのかとか、想像すると楽しいな。
菊の発芽や、寄せ植えの写真も、楽しみにしてるね。
君が察した通り、この世界では太陽の運行は一年周期で、年の始めに日が昇って、年の暮れに日が沈みます。
そっちだと、一日周期なんてビックリ、え、毎日太陽が昇って、沈むなんて、ちょっとこちらじゃ想像出来ないや。
でも、日が昇る次はこちらでも朝と呼ぶし、日が沈む頃を夕と呼ぶよ。日が昇る頃五十日が朝、次の五十日が昼、次の五十日が夕、その後の五十日が夜で、二百日で一年。
同じところもあれば、違うところもあるね。
ああ、君はすごく良い子だあ。
大丈夫、分かってるんだよ、ちゃんと毎日勉強した方が良いことは!
ちなみに、一足早く遂に明日、魔法学の試験があります。ヒェッ! 演習はいけるけど、座学の方はそんなに得意とは言えないから、勉強してます!!(今は息抜きでお返事書いてるけど……)
この手紙書いたら、もうちょっと頑張ります。
君に言われて、そうかと気付いたけど、違う世界の君に送ってるんだから、こっちの世界では、手紙に書いたことは、誰にも知られないんだね。それじゃあ、秘密とかも打ち明けて行こうかな。
まずは、君が気にしていた、図書室で遇ったクラスメイトのことを少し。
前の手紙で宣言した通り、手紙を書いた次の日に改めて話しかけてみたよ。彼女は図書室で私を見かけた時みたいに、驚いた顔してました。
ちょっとふざけて、「本読むとか柄じゃないよね」って言ったら、本当に慌てて「そんなことない」って否定してくれて、ちょっと悪い事したかな? ま、でも本当に読書が好きって、普段の私とギャップがあるとはよく言われるのよね。だから、慣れっこなんだけどな。
それで、その子も歴史が好きなんだって。だから、すごく話が弾んじゃって!
その子は、結構大人しい子だと思ってたんだけど、好きなこと話す時は熱い子だったみたい!
諸々試験が終わったら、色々と面白そうな本を貸してくれるんだって! 私からも面白かった本をいくつか貸すつもり。
ふふん、新しくお友達になりましたとも!
ちなみに、その子本当に大人しい子だから、私と話してる様子を見て、他のクラスメイトもビックリしてたよ。
それでは、今回はこの辺で。
ひきだしのこちらから
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
繰り返しのその先は
みなせ
ファンタジー
婚約者がある女性をそばに置くようになってから、
私は悪女と呼ばれるようになった。
私が声を上げると、彼女は涙を流す。
そのたびに私の居場所はなくなっていく。
そして、とうとう命を落とした。
そう、死んでしまったはずだった。
なのに死んだと思ったのに、目を覚ます。
婚約が決まったあの日の朝に。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる