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エルフの国で超高待遇で働くことになる
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エルフの国に着いた俺は、しばらく待たされる事となった。城の中での出来事だ。
なんでもユースは俺がこうしてこのエルフの国を訪れることになった経緯を父親。
つまりはエルフ王に説明したかったそうだ。
「フェイ様、整いましたので王室までお越しください」
「い、いいのか? 俺はこんな格好だけど」
俺の恰好はただの布の服を着た粗野なものだった。典型的な旅人のような恰好である。とてもエルフ王の前に行く恰好とは思えない。
「……そうですね。使用人に召し物を用意させます」
そう言って、エルフメイドをユースは連れてきた。エルフのメイドは服を持っていた。
「お手伝いさせて頂きます」
エルフメイドは俺の服を脱がそうとしてきた。すごい美人だった。エルフは皆美人だなのだろう。
そんな美人に服を脱がされるのは気恥ずかしかった。
「だ、大丈夫です! 自分で脱げますから」
「……そうですか」
ユースとメイドは俺をじっと見守る。
「あまり見ないでくれると助かります」
「そうですか……でしたら私は先に父のところへ行っています。準備ができ次第王室まできてください」
そう言って、ユースは俺を残して先へと向かった。そして礼服に着替えた俺は王室へと向かう。
「これはこれは、鍛冶師のフェイ殿と申しましたか。私はエルフの国王です」
国王が俺にそう挨拶をしてくる。エルフの国王は同年代と思うほどに若かった。ただ威厳を保つためか、髭を生やしている。エルフのため、年を取らないのであろう。
「なんでも娘、ユースティアがあなた様に命を助けられたそうで。その事に対して大変感謝をしております」
「いえ。それほどの事をしたつもりは」
「それ程の事ですよ。父にとっては娘というのは自分の命よりも大切に思っているほどであります」
「ええ。そうですわ。母にとっても娘は自分の命より大切なものであります。鍛冶師様、あなたの来国を我々はエルフの民を代表して歓迎しております」
そうして隣にいる王妃も言う。王妃もすごい美人で若かった。やはりエルフは年を取らない種族なのだろう。ユースの姉と言われても普通に信じられそうだった。
「そう言ってもらえてありがたいです」
「それで鍛冶師殿は今、どこの国にも仕えていないそうで」
「は、はい。そうなります」
「是非、私どもの国で武器を鍛造してはくれませぬか? 私どもの国に鍛冶師はいないのです。あなたにはこの国の鍛冶師になって欲しいのです」
「ええ。是非お願いしたいのです」
「ですが……」
俺は言葉を濁らせる。
「フェイ殿のお気持ちはよくわかります。あなた様程の逸材であれば引く手数多だ。そのため、待遇も気にしていらっしゃるのでしょう」
待遇。確かに気にはなる。前の職場みたいなひどい扱いを受けないかは気になるところではあった。
「まず賃金ですが、月金貨100枚」
「金貨100枚!?」
「なに、不足ですか!? ならば金貨200枚で」
す、少なくて声をあげたんじゃない。俺は宮廷で月金貨1枚で働かされていたんだぞ。100倍じゃないか。それどころか、声を張り上げただけで200倍になった。
増えすぎて驚いただけなのに。
具体的にいえば金貨1枚で一般家庭が一カ月暮らせるくらいだ。もう一か月働くだけで数年は遊んで暮らせそうだ。
「労働時間はあなた様の好きな時に、好きなように鍛錬をしていただければいいです。休みたい時は好きに休んでください」
エルフの王妃はそう告げる。
「住まいはこの王城を好きに使って頂いて構いません。使用人にも我々王族と同じように扱うように言っておきます。使用人を好きにお使いください。さらには、あなた様専用の鍛錬場も新設します。いかがでしょうか? 何かご不満が」
「ふ、不満は特にないです」
「左様ですか。では正式に合意という事で。あとで必要な書面にサインをお願いします」
「は、はい! これからよろしくお願いします!」
「これから是非、我が国のためにあなた様のお力をふるってください。期待していますよ、鍛冶師のフェイ様」
「ええ。娘のユースティア共々、我々は歓迎しております」
エルフ王及び王妃はそう言って、俺に深く頭を下げてきた。
「よろしくお願いします。フェイ様。あなた様の力に我が国の命運がかかっているのです。期待しております。私に協力できる事があればなんなりと申してください。できうる限りの事はさせて頂きます」
ユースは太陽のように暖かい笑みを浮かべた。
俺はこうしてエルフの国で超高待遇で働くことになったのである。
なんでもユースは俺がこうしてこのエルフの国を訪れることになった経緯を父親。
つまりはエルフ王に説明したかったそうだ。
「フェイ様、整いましたので王室までお越しください」
「い、いいのか? 俺はこんな格好だけど」
俺の恰好はただの布の服を着た粗野なものだった。典型的な旅人のような恰好である。とてもエルフ王の前に行く恰好とは思えない。
「……そうですね。使用人に召し物を用意させます」
そう言って、エルフメイドをユースは連れてきた。エルフのメイドは服を持っていた。
「お手伝いさせて頂きます」
エルフメイドは俺の服を脱がそうとしてきた。すごい美人だった。エルフは皆美人だなのだろう。
そんな美人に服を脱がされるのは気恥ずかしかった。
「だ、大丈夫です! 自分で脱げますから」
「……そうですか」
ユースとメイドは俺をじっと見守る。
「あまり見ないでくれると助かります」
「そうですか……でしたら私は先に父のところへ行っています。準備ができ次第王室まできてください」
そう言って、ユースは俺を残して先へと向かった。そして礼服に着替えた俺は王室へと向かう。
「これはこれは、鍛冶師のフェイ殿と申しましたか。私はエルフの国王です」
国王が俺にそう挨拶をしてくる。エルフの国王は同年代と思うほどに若かった。ただ威厳を保つためか、髭を生やしている。エルフのため、年を取らないのであろう。
「なんでも娘、ユースティアがあなた様に命を助けられたそうで。その事に対して大変感謝をしております」
「いえ。それほどの事をしたつもりは」
「それ程の事ですよ。父にとっては娘というのは自分の命よりも大切に思っているほどであります」
「ええ。そうですわ。母にとっても娘は自分の命より大切なものであります。鍛冶師様、あなたの来国を我々はエルフの民を代表して歓迎しております」
そうして隣にいる王妃も言う。王妃もすごい美人で若かった。やはりエルフは年を取らない種族なのだろう。ユースの姉と言われても普通に信じられそうだった。
「そう言ってもらえてありがたいです」
「それで鍛冶師殿は今、どこの国にも仕えていないそうで」
「は、はい。そうなります」
「是非、私どもの国で武器を鍛造してはくれませぬか? 私どもの国に鍛冶師はいないのです。あなたにはこの国の鍛冶師になって欲しいのです」
「ええ。是非お願いしたいのです」
「ですが……」
俺は言葉を濁らせる。
「フェイ殿のお気持ちはよくわかります。あなた様程の逸材であれば引く手数多だ。そのため、待遇も気にしていらっしゃるのでしょう」
待遇。確かに気にはなる。前の職場みたいなひどい扱いを受けないかは気になるところではあった。
「まず賃金ですが、月金貨100枚」
「金貨100枚!?」
「なに、不足ですか!? ならば金貨200枚で」
す、少なくて声をあげたんじゃない。俺は宮廷で月金貨1枚で働かされていたんだぞ。100倍じゃないか。それどころか、声を張り上げただけで200倍になった。
増えすぎて驚いただけなのに。
具体的にいえば金貨1枚で一般家庭が一カ月暮らせるくらいだ。もう一か月働くだけで数年は遊んで暮らせそうだ。
「労働時間はあなた様の好きな時に、好きなように鍛錬をしていただければいいです。休みたい時は好きに休んでください」
エルフの王妃はそう告げる。
「住まいはこの王城を好きに使って頂いて構いません。使用人にも我々王族と同じように扱うように言っておきます。使用人を好きにお使いください。さらには、あなた様専用の鍛錬場も新設します。いかがでしょうか? 何かご不満が」
「ふ、不満は特にないです」
「左様ですか。では正式に合意という事で。あとで必要な書面にサインをお願いします」
「は、はい! これからよろしくお願いします!」
「これから是非、我が国のためにあなた様のお力をふるってください。期待していますよ、鍛冶師のフェイ様」
「ええ。娘のユースティア共々、我々は歓迎しております」
エルフ王及び王妃はそう言って、俺に深く頭を下げてきた。
「よろしくお願いします。フェイ様。あなた様の力に我が国の命運がかかっているのです。期待しております。私に協力できる事があればなんなりと申してください。できうる限りの事はさせて頂きます」
ユースは太陽のように暖かい笑みを浮かべた。
俺はこうしてエルフの国で超高待遇で働くことになったのである。
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