33 / 58
続いては獣人の国へ
しおりを挟む
「おお! なんと! あのドワーフの国との援軍を取り決めてこれたのか! フェイ殿!」
その報告をエルフ国に持ち帰った時、エルフ王は大喜びをしていた。
「ええ。何とかなりました」
「これもフェイ殿のおかげじゃ。これで肩の荷がひとつおりたわい」
「ですが、お父様。ドワーフ国から援軍が得られたとはいえ、それだけで大帝国を退けられるとは思えませぬ」
「そうじゃ。まだまだ我々の戦力は不足しておる。連中に一泡吹かせるには程遠い。そうなると、さらなる援軍を他種族から取り付けてこなければならんだろうなぁ」
「お父様。獣人の国はいかがでしょうか?」
ユースはそう提案する。
「獣人とな」
「はい。獣人は確かに気性の荒い、攻撃的な種族ではありますが、身体能力が高く、戦力になりえます」
「だがのぉ。なんのツテもない獣人とどうやって」
「ともかく行って見なければどうしようもありませぬ」
「うむ。そうだの。前回と同じく、お前たち三人で使者として獣人の国に行ってきてくれ」
「「了解しました。お父様」」
二人は平服する。
「わかりました。国王陛下」
俺もそれに倣う。俺がお父様では変だろう。
「では行ってきてくれたまえ! 獣人の国へ」
「「「はい!」」」
俺達は向かう。次なる目的地は獣人の国だ。
◆◆◆◆◆
「っと……もうすぐ獣人の国だよな」
「ええ。もうすぐのはずです」
ジャングルのような森をコンパスと地図を頼りに進む。
「なんだか、声がする」
声がした。少女のような声だ。
「ふんふふふふーん♪ ふふふーん♪ ふーん♪」
そこには小さな湖があった。俺達は物陰から覗き見る。猫のような耳をした獣人の少女だった。
とんでもない美少女ではあるが、覗かれているとも気づいていない彼女はその健康的で美しい裸体を思う存分に晒して水浴びをしていた。
どことなく元気で活発な印象を受ける少女だった。獣人の種族性によるものかもしれない。
「フェ、フェイ様! あまりジロジロと見ないでください!」
ユースが俺に怒鳴ってきた。
「ジロジロ見てなんかないよ!」
「本当ですか?」
「ともかくこの場を離れた方が良さそうです。獣人相手にいらぬ誤解を与えてしまいかねない」
俺達はぞろぞろと移動を始めた。その時だった。俺は小枝を踏んだ。
ピシィ! という音がする。
「だ、誰にゃ! 誰かそこにいるのにゃ!」
やばい。完全にバレた。俺達は姿を露見してしまう。
「エルフの女はともかく、人間の男! ミーシャの裸を覗き見てたにゃ! 変態にゃ! 覗き魔にゃ! 絶対許さないにゃ!」
「ま、待ってよ! 不可抗力だ!」
「う、うるさいにゃ!」
獣人。自分でミーシャと言っていたな。ミーシャは猫のような鋭い爪をむき出しにして、完全に攻撃態勢に入っていた。
――と、その時だった。
「ん? なんだにゃっ!」
湖の奥深くから、強烈なクロコダイルが出てきたのである。
「うにゃあああああああああああああーーーーーーー! ワニにゃあああああああああああーーーーーー! どうしてこんなところにワニがーーーーーーーー! 食べられるにゃああああああーーーーーーー!」
ミーシャは大慌てだった。見捨てるわけにもいかない。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
クロコダイルは口を大きく開けてミーシャに襲い掛かってきた。
「うにゃああああああああああああーーーーーーーーー! もう終わりにゃあああーーーーーーーーー! 死ぬにゃーーーーーーーーーーーーーー! 短い命だったにゃーーーーーーーーー!」
「食らえ!」
俺は護身用に持ってきた魔剣グラムを引き抜く。
ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
クロコダイルは爆発により吹き飛んだ。
「うにゃ? 助かったのかにゃ」
「ふう。何とかなった」
「ありがとうなのにゃ! 人間! あなた様は命の恩人なのにゃ!」
獣人の少女。ミーシャは俺の手を握ってくる。
「う、うん。どういたしまして。それより服を着てよ」
「うにゃ!? わ、忘れてたにゃ!? ミーシャ今裸だったにゃ!?」
慌ててミーシャは服を取りに行く。
◆◆◆
「それでエルフ、それから人間の男。この近くには獣人の国しかないにゃ? 他は大体森が続いているだけにゃ? そんな辺鄙なところに何をしにきたのにゃ?」
「私達は獣人に援軍の要請をしたく、この地に馳せ参じました」
「援軍の要請? 誰かと闘うのかにゃ?」
「はい。人間の大国。大帝国フィンと闘うのです」
「ミーシャに言われてもわからないにゃ。けど獣人の国に案内する事くらいはできるにゃ」
「それで構いません。十二分にありがたいです」
「詳しい話は獣人王様として欲しいにゃ!」
「はい。お話できれば幸いです」
こうして俺達はミーシャを助けた事により、獣人の国へとすんなり入国していく事ができたのである。
その報告をエルフ国に持ち帰った時、エルフ王は大喜びをしていた。
「ええ。何とかなりました」
「これもフェイ殿のおかげじゃ。これで肩の荷がひとつおりたわい」
「ですが、お父様。ドワーフ国から援軍が得られたとはいえ、それだけで大帝国を退けられるとは思えませぬ」
「そうじゃ。まだまだ我々の戦力は不足しておる。連中に一泡吹かせるには程遠い。そうなると、さらなる援軍を他種族から取り付けてこなければならんだろうなぁ」
「お父様。獣人の国はいかがでしょうか?」
ユースはそう提案する。
「獣人とな」
「はい。獣人は確かに気性の荒い、攻撃的な種族ではありますが、身体能力が高く、戦力になりえます」
「だがのぉ。なんのツテもない獣人とどうやって」
「ともかく行って見なければどうしようもありませぬ」
「うむ。そうだの。前回と同じく、お前たち三人で使者として獣人の国に行ってきてくれ」
「「了解しました。お父様」」
二人は平服する。
「わかりました。国王陛下」
俺もそれに倣う。俺がお父様では変だろう。
「では行ってきてくれたまえ! 獣人の国へ」
「「「はい!」」」
俺達は向かう。次なる目的地は獣人の国だ。
◆◆◆◆◆
「っと……もうすぐ獣人の国だよな」
「ええ。もうすぐのはずです」
ジャングルのような森をコンパスと地図を頼りに進む。
「なんだか、声がする」
声がした。少女のような声だ。
「ふんふふふふーん♪ ふふふーん♪ ふーん♪」
そこには小さな湖があった。俺達は物陰から覗き見る。猫のような耳をした獣人の少女だった。
とんでもない美少女ではあるが、覗かれているとも気づいていない彼女はその健康的で美しい裸体を思う存分に晒して水浴びをしていた。
どことなく元気で活発な印象を受ける少女だった。獣人の種族性によるものかもしれない。
「フェ、フェイ様! あまりジロジロと見ないでください!」
ユースが俺に怒鳴ってきた。
「ジロジロ見てなんかないよ!」
「本当ですか?」
「ともかくこの場を離れた方が良さそうです。獣人相手にいらぬ誤解を与えてしまいかねない」
俺達はぞろぞろと移動を始めた。その時だった。俺は小枝を踏んだ。
ピシィ! という音がする。
「だ、誰にゃ! 誰かそこにいるのにゃ!」
やばい。完全にバレた。俺達は姿を露見してしまう。
「エルフの女はともかく、人間の男! ミーシャの裸を覗き見てたにゃ! 変態にゃ! 覗き魔にゃ! 絶対許さないにゃ!」
「ま、待ってよ! 不可抗力だ!」
「う、うるさいにゃ!」
獣人。自分でミーシャと言っていたな。ミーシャは猫のような鋭い爪をむき出しにして、完全に攻撃態勢に入っていた。
――と、その時だった。
「ん? なんだにゃっ!」
湖の奥深くから、強烈なクロコダイルが出てきたのである。
「うにゃあああああああああああああーーーーーーー! ワニにゃあああああああああああーーーーーー! どうしてこんなところにワニがーーーーーーーー! 食べられるにゃああああああーーーーーーー!」
ミーシャは大慌てだった。見捨てるわけにもいかない。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
クロコダイルは口を大きく開けてミーシャに襲い掛かってきた。
「うにゃああああああああああああーーーーーーーーー! もう終わりにゃあああーーーーーーーーー! 死ぬにゃーーーーーーーーーーーーーー! 短い命だったにゃーーーーーーーーー!」
「食らえ!」
俺は護身用に持ってきた魔剣グラムを引き抜く。
ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
クロコダイルは爆発により吹き飛んだ。
「うにゃ? 助かったのかにゃ」
「ふう。何とかなった」
「ありがとうなのにゃ! 人間! あなた様は命の恩人なのにゃ!」
獣人の少女。ミーシャは俺の手を握ってくる。
「う、うん。どういたしまして。それより服を着てよ」
「うにゃ!? わ、忘れてたにゃ!? ミーシャ今裸だったにゃ!?」
慌ててミーシャは服を取りに行く。
◆◆◆
「それでエルフ、それから人間の男。この近くには獣人の国しかないにゃ? 他は大体森が続いているだけにゃ? そんな辺鄙なところに何をしにきたのにゃ?」
「私達は獣人に援軍の要請をしたく、この地に馳せ参じました」
「援軍の要請? 誰かと闘うのかにゃ?」
「はい。人間の大国。大帝国フィンと闘うのです」
「ミーシャに言われてもわからないにゃ。けど獣人の国に案内する事くらいはできるにゃ」
「それで構いません。十二分にありがたいです」
「詳しい話は獣人王様として欲しいにゃ!」
「はい。お話できれば幸いです」
こうして俺達はミーシャを助けた事により、獣人の国へとすんなり入国していく事ができたのである。
0
あなたにおすすめの小説
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい
夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。
彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。
そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。
しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる