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第11話 第二階層突破
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オークを倒したソルはSPを『150』獲得した。物陰に潜んで次の行動を考える。
やはり防御力やHPなどの防御面が不安だと考えた。これから先、もっと強力なモンスターも出てくる事だろう。
それを考えると即死してしまうような防御力やHPでは心ともない。
ソルはオークを倒した事で得たSPを防御面にステータスとして割り振る事を決めた。
スキル『ステータス変換』を使用し、SPをステータスに変換する。
ソルは自身のステータスを確認した。
【名 前】 ソル・ユグドラシル
【年 齢】 15歳
【固有スキル】 レベル0
※レベル0で固定される。経験値取得が意味をなさない。
【レベル】 0
【HP】 101
【MP】 5
【攻撃力】 80
【防御力】 51
【俊敏性】 1
【魔力】 1
【魔力防御力】 1
【運気】 1
【スキル】 『強化』『回し斬り』『ステータス変換』
この世で間違いなく、最弱だとしか思えなかった、貧困なステータス(状況)から多少は前に進んだようだった。
多少は見れるステータスになってきた。だが、まだまだだった。まだ始まったばかりだ。この裏ダンジョンが何階層まであるのかもわからない。
先は長い。ソルはもっと強くならなければならなかった。
だが、ソルはこれである程度安定的に立ち回れるようになったというのも事実だ。
防御面に関しても運悪く当たってしまえば即死という事態は防げる。
もっともそれは相手が並みの攻撃を仕掛けてきた場合ではあるが。
「……よし」
ソルは次なる標的を狙う。オークはこの階層に何匹かいたはずだ。個体の強さに自信がある為であろう。イルミラージュ程、群れる習性は持ち合わせてはいないようではある。
ソルは死角に隠れつつ、機会(チャンス)を伺う。
(来た……)
オークが一匹やってくる。
ソルは身を乗り出す。
「ちっ! なんだ! てめぇはっ!」
オークもまた剣を構えた。今度はあまり虚を突けなかったようだ。オークは反撃の体勢を整えてくる。
――だが。ここでソルがHPと防御力にステータスを割り振った事が活きてきた。
一撃貰ったくらいでは、あくまで浅い攻撃に限るが死なないのである。
死ななければ何とかなる。その安心感がソルの大胆な攻勢を可能にしていた。
「く、くそっ!」
オークは破れかぶれに剣を振り下ろしてくる。だが、その剣はソルの剣よりも遅かった。
ザシュッ!
「ば、馬鹿なっ! こんなチビに……」
剣で斬り裂かれたオークは地に伏した。おびたたしい血流を垂れ流し、血の水たまりを作る。
ソルもまた肩口を斬り裂かれてはいたが、それでもまともに攻撃を食らうより先に相手が力尽きたからであろう。
軽傷で済んでいた。だが、これがもしソルのHPが10で防御力が1だった場合、果たして無事で済んだかはわからない。
ダメージを食らう恐怖ですくみ上り、積極果敢に攻め込む事は困難であったであろう。
こう積極的に攻める事が出来たのも、運が悪くなければ死なないという余裕があったからに違いがない。
「な、なんだ!」
「ど、どうしたんだ!」
仲間の悲鳴を聞きつけたのか、近くにいたオーク二匹がこちらに駆け寄ってきた。
二匹とも当然のように武器を持っていた。斧、それからハンマー。
だが、もはや臆する事はなかった。ソルは僅かずつではあるが自信を手にしていった。最初の時のように恐怖に足がすくんでいるだけのひ弱な少年ではなくなりつつある。
一人前の剣士への道を歩み始めつつある。
「くっ! こいつっ!」
ソルはイルミラージュを討伐した際に使用した技スキル『回し斬り』を発動する。
「はああああああああああああああああああっ!」
回転による一撃によりオーク2体が斬り裂かれる。
「「ぎゃああああああああああああああああああああ!」」
オークは断末魔を上げて果てた。周囲には3体のオークの死体が出来上がる。
「はぁ……はぁ……はぁ」
ソルは肩で息をしていた。無我夢中だった。生き延びる為に。ただひたすらに剣を振るった。
だが、以前より落ち着いて剣を振るえるようになってきた。慣れてきたのだろう。
慣れだ。
この世界にもステータスに変換できない要素というものがある。
その一つが剣技というものだ。エドが習得した固有スキル『久遠の剣聖』というのは剣の腕が飛躍的に上達する、というものであった。
だが、そのスキルによる効果というものは主観的なものであった。
ステータスのように客観視できるものではない。
ソルの剣技の上昇もそうだ。数値にこそならないが、それでも間違いなく向上している。
精神的な強さなんかもそうだ。数字になるものではない。だが、場数を踏む事で剣技同様、間違いなく向上していった。
ソルは第三階層へと歩みを進める。
◇
オーク3体を撃破した事でソルはSPを3×150で『450』入手した。
第三階層へ続く。
やはり防御力やHPなどの防御面が不安だと考えた。これから先、もっと強力なモンスターも出てくる事だろう。
それを考えると即死してしまうような防御力やHPでは心ともない。
ソルはオークを倒した事で得たSPを防御面にステータスとして割り振る事を決めた。
スキル『ステータス変換』を使用し、SPをステータスに変換する。
ソルは自身のステータスを確認した。
【名 前】 ソル・ユグドラシル
【年 齢】 15歳
【固有スキル】 レベル0
※レベル0で固定される。経験値取得が意味をなさない。
【レベル】 0
【HP】 101
【MP】 5
【攻撃力】 80
【防御力】 51
【俊敏性】 1
【魔力】 1
【魔力防御力】 1
【運気】 1
【スキル】 『強化』『回し斬り』『ステータス変換』
この世で間違いなく、最弱だとしか思えなかった、貧困なステータス(状況)から多少は前に進んだようだった。
多少は見れるステータスになってきた。だが、まだまだだった。まだ始まったばかりだ。この裏ダンジョンが何階層まであるのかもわからない。
先は長い。ソルはもっと強くならなければならなかった。
だが、ソルはこれである程度安定的に立ち回れるようになったというのも事実だ。
防御面に関しても運悪く当たってしまえば即死という事態は防げる。
もっともそれは相手が並みの攻撃を仕掛けてきた場合ではあるが。
「……よし」
ソルは次なる標的を狙う。オークはこの階層に何匹かいたはずだ。個体の強さに自信がある為であろう。イルミラージュ程、群れる習性は持ち合わせてはいないようではある。
ソルは死角に隠れつつ、機会(チャンス)を伺う。
(来た……)
オークが一匹やってくる。
ソルは身を乗り出す。
「ちっ! なんだ! てめぇはっ!」
オークもまた剣を構えた。今度はあまり虚を突けなかったようだ。オークは反撃の体勢を整えてくる。
――だが。ここでソルがHPと防御力にステータスを割り振った事が活きてきた。
一撃貰ったくらいでは、あくまで浅い攻撃に限るが死なないのである。
死ななければ何とかなる。その安心感がソルの大胆な攻勢を可能にしていた。
「く、くそっ!」
オークは破れかぶれに剣を振り下ろしてくる。だが、その剣はソルの剣よりも遅かった。
ザシュッ!
「ば、馬鹿なっ! こんなチビに……」
剣で斬り裂かれたオークは地に伏した。おびたたしい血流を垂れ流し、血の水たまりを作る。
ソルもまた肩口を斬り裂かれてはいたが、それでもまともに攻撃を食らうより先に相手が力尽きたからであろう。
軽傷で済んでいた。だが、これがもしソルのHPが10で防御力が1だった場合、果たして無事で済んだかはわからない。
ダメージを食らう恐怖ですくみ上り、積極果敢に攻め込む事は困難であったであろう。
こう積極的に攻める事が出来たのも、運が悪くなければ死なないという余裕があったからに違いがない。
「な、なんだ!」
「ど、どうしたんだ!」
仲間の悲鳴を聞きつけたのか、近くにいたオーク二匹がこちらに駆け寄ってきた。
二匹とも当然のように武器を持っていた。斧、それからハンマー。
だが、もはや臆する事はなかった。ソルは僅かずつではあるが自信を手にしていった。最初の時のように恐怖に足がすくんでいるだけのひ弱な少年ではなくなりつつある。
一人前の剣士への道を歩み始めつつある。
「くっ! こいつっ!」
ソルはイルミラージュを討伐した際に使用した技スキル『回し斬り』を発動する。
「はああああああああああああああああああっ!」
回転による一撃によりオーク2体が斬り裂かれる。
「「ぎゃああああああああああああああああああああ!」」
オークは断末魔を上げて果てた。周囲には3体のオークの死体が出来上がる。
「はぁ……はぁ……はぁ」
ソルは肩で息をしていた。無我夢中だった。生き延びる為に。ただひたすらに剣を振るった。
だが、以前より落ち着いて剣を振るえるようになってきた。慣れてきたのだろう。
慣れだ。
この世界にもステータスに変換できない要素というものがある。
その一つが剣技というものだ。エドが習得した固有スキル『久遠の剣聖』というのは剣の腕が飛躍的に上達する、というものであった。
だが、そのスキルによる効果というものは主観的なものであった。
ステータスのように客観視できるものではない。
ソルの剣技の上昇もそうだ。数値にこそならないが、それでも間違いなく向上している。
精神的な強さなんかもそうだ。数字になるものではない。だが、場数を踏む事で剣技同様、間違いなく向上していった。
ソルは第三階層へと歩みを進める。
◇
オーク3体を撃破した事でソルはSPを3×150で『450』入手した。
第三階層へ続く。
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「ストレートすぎだろ、それ……」
「分かりやすくていいじゃないですかー。不幸な生い立ちの私が幸せになるところを、是非是非読んでみてくださいね(はーと)」
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