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Side-2:最悪の敵
N-CAv:#M/R
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◆◇◆◇◆◇◆◇
その頃の人界軍王都、王城内部。
かつてトランスフィールド、人界軍らが一堂に介した、この円卓の部屋。
そこに再び、人界軍とトランスフィールドの面々は一堂に介していた。
人界軍、主な代表としては———レイ・ゲッタルグルトと、現人界王、黒。
彼らがこれより何を問われるかと言うのは———、
『では、監視対象物……『N-CAv:#M』に関しての、調査結果の報告をするとしよう……この私が、直々な』
トランスフィールド、カイラ国の王にして、彼の地の実質的な最高権力者———ヴァラスク・カイ。
その者がわざわざ腰を上げねばならぬほどの情報というのは、それほどまでに機密性の高い情報ということなのだろう。
……第二次王都防衛戦。新型の浮遊型神話的生命体が、西大陸一面に渡って侵攻してきたこの作戦において。
敵の最前線を引っ張っていた漆黒の機体、その正体は———『ブラン・カーリー』の証言によると、この機体の名は『Nexus-Chaos°Avalon:#Memories』と言うらしく、その名が広まると共に、コードネームを『N-CAv:#M』として機体の調査が始まった。
『では、今の所の調査結果を報告しておこう。N-CAv:#M……ブラン・カーリーは有人兵器だと口にしていたが、その実それは本当であった~……』
話された内容は、以下の通りだった。
N-CAv:#M……そのコックピットブロックと思しき殻の中に、もはや修復不可能なまでに破損した女性の身体らしきものが放置されていたこと。
本機体の材質は、西大陸や東大陸で採取されるいかなる鉱物や天然資源とも一致しない、極めて特異にして謎深い物質であること。
構造を調べたものの、どこか人界軍由来のサイドツーと酷似する点が多いらしく、機体装甲も新品同然であることから、人界軍のサイドツーを基に、つい最近建造された可能性があると言うこと。
この機体の動力源は、神力であること。
『~~……では、報告を終わるとしよう。今のが我々の持ちうる、N-CAv:#Mに関する情報だ。……これ以上の情報は、何一つ得られなかっ———』
「信用して、いいのですか?」
声を上げたのは、黒だった。
『信用……とは』
「お前たちが何の情報をも隠蔽せず、その技術の独占も行っていないことを———信用してもいいのかと聞いているだが」
その質問が発せられた瞬間、場は一瞬厳格な空気に包まれた。人界軍には圧力がかねてよりかかっている中で、この新しい人界軍の王はここまで踏み込んでくるのか、と。
『…………ああ、約束しよう。情報には何の嘘偽りもなく、現時点で判明しているいかなる情報、技術をも隠蔽してはいない。これを破った場合には、私自ら首を斬ろう』
「……そうか」
そこまで言うのなら、と流石に黒も引き下がる。しかし依然として、彼はこの状況に対して薄ら笑みを浮かべたままであった。
『では次に、そちらのWS-895の建造計画進行状況を聞いておこう。どうなっている、FM種抗重力型力場形成式機関は』
「来たる第二次真珠海作戦、それに間に合わせるためにも、FM機関の開発は後回しとなった。
その代わり、ヒノカグツチには莫大な武装を———」
『我々が何のためにあのような予算を注ぎ込んだかをわかっているのか?!』
『サイドツー・カスタムヌルの建造もなしにしたと言うのに……っ!』
『貴様らはいつもいつも迷惑しかかけんな!
この前はクーデターまで起きた、こちらの負担も考えてほしいもので…………』
飛び交うヤジに対し、ヴァラスク王は落ち着いて話し始める。
『まあよい。第一次真珠海作戦、その成果でお釣りが来るくらいだ。……ならば今は、そのお釣りが全部水の泡になるやもしれぬ話を進めようではないか。
ヴェンデッタ2号機———ヴェンデッタ・シンパイロット、ケイ・チェインズ。……この者の処分はどうする?』
『カイラ国の兵士殺害、ヘヴンズバーストによる数万人の殺害……その他利敵行為、敵前不戦……どうするというのだ?……処分が下されるのは、オリュンポス突入作戦成功後になるかもしれぬとは言え……』
『余罪の多い少年なこと』
「処分を決めるのもいいが、第二次真珠海作戦の要は、偶然にもケイ・チェインズに任された……今は、そのケイの精神の安定化をどうするかを先に模索すべきで———」
『この場を使ってそんな些細なことを議論するつもりか! ここは人界軍とトランスフィールド、その連合軍の最高会議! いくら型破りな王とは言え、話す順序を弁えてもらおうか!』
発言し始めたのは、トランスフィールドの小国を収める太り気味の王。男らしからぬ甲高い声が場を取り仕切る。
……が、ソレが琴線に触れたのか、黒の口調は、とても目上に向けるソレではなくなってしまった。……元からそうだったかもしれない。
「ならばそれは俺の言葉だ。今話すべきは、過去の罪ではない———今本当に話すべきことは、明日を生きるために何をすべきなのか、ということのみ。
……いいか? 機神がもしも願いを叶えようものなら、俺たちはおろか、お前達を含めた全人類がロストに変わるんだぞ?……この意味を分かっていてでも、まだそんなくだらないことに固執するか……!」
『そもそも!!!! ロストなどというものは本当に存在するのか?!
プロジェクトエターナルがどうだか言っているが、アレは全部嘘なんじゃないのか!! ロストなどという生物は、今の今まで目撃例がない!
このような情報をどうやって信用しろと言うのだ! 大体願いを叶える願望器などと…………ロストといい、ソウルレスといい、非現実的な妄想が過ぎるぞ!!!!』
…………
別に、誰にとっても打つ手なし、と言うことではなかった。
一見場を取り仕切ったかのように思える発言だったが、反論の余地は腐るほどにある。……そも、魔術という時点で、トランスフィールドの人間にとっては非現実的なものの典型だろうに。
……ならば、と。黒は最大の手段を以て、その非現実的なモノに対する事実性を裏づけようと、腰を上げる。
「俺の———左腕を見ろ」
突然の命令。あまりに部をわきまえぬ発言に、皆が驚きつつも目を向けた、その瞬間であった。
パン、パンパン……と。
あまりにも一瞬にして、3発の銃声が……黒の左腕に向けられる。左腕はその血と肉を露出させながら崩れ落ちた。
……その音の発信源は……黒自身の右腕よりだった。
「さあ、この場で俺を撃ちたいヤツはいるか! いるんだったら、そのピストルで俺の顔でも撃ち抜いてみるといい、さあ!」
もはや誰も、この状況には混乱して動けない中。文字通りピストルを構えた人界軍の人間がいた。
「んっ!」
そのピストルを構えた女の人影———人界軍副司令、フリー・ラナメルは……またしても言葉通り、ピストルで黒の顔面を撃ち抜いてみせた。
……もちろん、その衝撃をモロに食らった黒は、後頭から地面に叩きつけられる。
「えっ……ちょっと、人界王?! いやいや、なん……急に何して……えっ?」
皆が皆驚愕する。その場に居合わせたレイでさえも、その展開にはたじろぐことしかできなかった。
『あ……あわ……わ……!』
『人殺し……人殺しが出た!!!!』
『……どのように収集をつければ良いのか』
「あー……安心して、落ち着いて、そしてよく聞いてください、この場にお集まりの皆様方。
…………私は人を殺してはいませんし、今のを食らってなお、この男は———死んではいません」
皆が疑問を口に出す間もなく、フリーは堂々と言い放ってみせた。その瞬間。
「ああ…………そうだ、俺は……死んでない。むしろ……ピンピンしている」
言葉通りであった。何事もなく立ち上がった黒は、その顔すらも———その場で再生していた。
そう、再生だ。破損した骨と肉は再度形成され、みるみるうちに傷口と血の溜まりが消え失せていっていたのだ。
『お…………おおっ、おおおおまえ……何で死んでないんだ、それは一体なんなんで———』
「見れたか? 理解できたか?……コレが、お前達が非現実的だと非難する『ソウルレス』だと言うわけだ。
暴露させてもらうが、俺は———かつてオリュンポスの実験によって、ソウルレスに強制的に生まれ変わらされた人間の1人なんだ。
…………俺の生まれた年がAGE18557。んで今日が、AGE18603の12月22日だから……ざっと俺は50年近く生きてはいる———が。
それにしてはこの俺の、格好———若すぎやしないかとでも思わないか?」
そう、なのだ。
皆が皆、この時自らの前にいる者は『人間』であると思い込んでいた。
「…………そう、その通り。ソウルレスになったことで、俺は頭の中のコアを壊されない限り、不老不死の体を手に入れた。……手に入れてしまった」
だが、もしそれが———人智を超えた何かだとしたら。
今まで対等……はおろか、下位に見ていた者が。それまで服従していたはずの者が、その実自分なぞ簡単に始末できると知ったのならば。
「さあ———話し合いを続けよう!! 恨みっこもなしと行こうじゃないか!!」
『伝令、伝令ーーーーっ!
つい先ほど———ヘヴンズバーストが発生しました!!』
……が、黒にとってちょうど良いところで、ドアを押し開けて入ってきた兵士はそう告げた。
「———なるほど。……どうやら、ケイ・チェインズの精神状態については、回復の兆しが見え始めたようだな」
その頃の人界軍王都、王城内部。
かつてトランスフィールド、人界軍らが一堂に介した、この円卓の部屋。
そこに再び、人界軍とトランスフィールドの面々は一堂に介していた。
人界軍、主な代表としては———レイ・ゲッタルグルトと、現人界王、黒。
彼らがこれより何を問われるかと言うのは———、
『では、監視対象物……『N-CAv:#M』に関しての、調査結果の報告をするとしよう……この私が、直々な』
トランスフィールド、カイラ国の王にして、彼の地の実質的な最高権力者———ヴァラスク・カイ。
その者がわざわざ腰を上げねばならぬほどの情報というのは、それほどまでに機密性の高い情報ということなのだろう。
……第二次王都防衛戦。新型の浮遊型神話的生命体が、西大陸一面に渡って侵攻してきたこの作戦において。
敵の最前線を引っ張っていた漆黒の機体、その正体は———『ブラン・カーリー』の証言によると、この機体の名は『Nexus-Chaos°Avalon:#Memories』と言うらしく、その名が広まると共に、コードネームを『N-CAv:#M』として機体の調査が始まった。
『では、今の所の調査結果を報告しておこう。N-CAv:#M……ブラン・カーリーは有人兵器だと口にしていたが、その実それは本当であった~……』
話された内容は、以下の通りだった。
N-CAv:#M……そのコックピットブロックと思しき殻の中に、もはや修復不可能なまでに破損した女性の身体らしきものが放置されていたこと。
本機体の材質は、西大陸や東大陸で採取されるいかなる鉱物や天然資源とも一致しない、極めて特異にして謎深い物質であること。
構造を調べたものの、どこか人界軍由来のサイドツーと酷似する点が多いらしく、機体装甲も新品同然であることから、人界軍のサイドツーを基に、つい最近建造された可能性があると言うこと。
この機体の動力源は、神力であること。
『~~……では、報告を終わるとしよう。今のが我々の持ちうる、N-CAv:#Mに関する情報だ。……これ以上の情報は、何一つ得られなかっ———』
「信用して、いいのですか?」
声を上げたのは、黒だった。
『信用……とは』
「お前たちが何の情報をも隠蔽せず、その技術の独占も行っていないことを———信用してもいいのかと聞いているだが」
その質問が発せられた瞬間、場は一瞬厳格な空気に包まれた。人界軍には圧力がかねてよりかかっている中で、この新しい人界軍の王はここまで踏み込んでくるのか、と。
『…………ああ、約束しよう。情報には何の嘘偽りもなく、現時点で判明しているいかなる情報、技術をも隠蔽してはいない。これを破った場合には、私自ら首を斬ろう』
「……そうか」
そこまで言うのなら、と流石に黒も引き下がる。しかし依然として、彼はこの状況に対して薄ら笑みを浮かべたままであった。
『では次に、そちらのWS-895の建造計画進行状況を聞いておこう。どうなっている、FM種抗重力型力場形成式機関は』
「来たる第二次真珠海作戦、それに間に合わせるためにも、FM機関の開発は後回しとなった。
その代わり、ヒノカグツチには莫大な武装を———」
『我々が何のためにあのような予算を注ぎ込んだかをわかっているのか?!』
『サイドツー・カスタムヌルの建造もなしにしたと言うのに……っ!』
『貴様らはいつもいつも迷惑しかかけんな!
この前はクーデターまで起きた、こちらの負担も考えてほしいもので…………』
飛び交うヤジに対し、ヴァラスク王は落ち着いて話し始める。
『まあよい。第一次真珠海作戦、その成果でお釣りが来るくらいだ。……ならば今は、そのお釣りが全部水の泡になるやもしれぬ話を進めようではないか。
ヴェンデッタ2号機———ヴェンデッタ・シンパイロット、ケイ・チェインズ。……この者の処分はどうする?』
『カイラ国の兵士殺害、ヘヴンズバーストによる数万人の殺害……その他利敵行為、敵前不戦……どうするというのだ?……処分が下されるのは、オリュンポス突入作戦成功後になるかもしれぬとは言え……』
『余罪の多い少年なこと』
「処分を決めるのもいいが、第二次真珠海作戦の要は、偶然にもケイ・チェインズに任された……今は、そのケイの精神の安定化をどうするかを先に模索すべきで———」
『この場を使ってそんな些細なことを議論するつもりか! ここは人界軍とトランスフィールド、その連合軍の最高会議! いくら型破りな王とは言え、話す順序を弁えてもらおうか!』
発言し始めたのは、トランスフィールドの小国を収める太り気味の王。男らしからぬ甲高い声が場を取り仕切る。
……が、ソレが琴線に触れたのか、黒の口調は、とても目上に向けるソレではなくなってしまった。……元からそうだったかもしれない。
「ならばそれは俺の言葉だ。今話すべきは、過去の罪ではない———今本当に話すべきことは、明日を生きるために何をすべきなのか、ということのみ。
……いいか? 機神がもしも願いを叶えようものなら、俺たちはおろか、お前達を含めた全人類がロストに変わるんだぞ?……この意味を分かっていてでも、まだそんなくだらないことに固執するか……!」
『そもそも!!!! ロストなどというものは本当に存在するのか?!
プロジェクトエターナルがどうだか言っているが、アレは全部嘘なんじゃないのか!! ロストなどという生物は、今の今まで目撃例がない!
このような情報をどうやって信用しろと言うのだ! 大体願いを叶える願望器などと…………ロストといい、ソウルレスといい、非現実的な妄想が過ぎるぞ!!!!』
…………
別に、誰にとっても打つ手なし、と言うことではなかった。
一見場を取り仕切ったかのように思える発言だったが、反論の余地は腐るほどにある。……そも、魔術という時点で、トランスフィールドの人間にとっては非現実的なものの典型だろうに。
……ならば、と。黒は最大の手段を以て、その非現実的なモノに対する事実性を裏づけようと、腰を上げる。
「俺の———左腕を見ろ」
突然の命令。あまりに部をわきまえぬ発言に、皆が驚きつつも目を向けた、その瞬間であった。
パン、パンパン……と。
あまりにも一瞬にして、3発の銃声が……黒の左腕に向けられる。左腕はその血と肉を露出させながら崩れ落ちた。
……その音の発信源は……黒自身の右腕よりだった。
「さあ、この場で俺を撃ちたいヤツはいるか! いるんだったら、そのピストルで俺の顔でも撃ち抜いてみるといい、さあ!」
もはや誰も、この状況には混乱して動けない中。文字通りピストルを構えた人界軍の人間がいた。
「んっ!」
そのピストルを構えた女の人影———人界軍副司令、フリー・ラナメルは……またしても言葉通り、ピストルで黒の顔面を撃ち抜いてみせた。
……もちろん、その衝撃をモロに食らった黒は、後頭から地面に叩きつけられる。
「えっ……ちょっと、人界王?! いやいや、なん……急に何して……えっ?」
皆が皆驚愕する。その場に居合わせたレイでさえも、その展開にはたじろぐことしかできなかった。
『あ……あわ……わ……!』
『人殺し……人殺しが出た!!!!』
『……どのように収集をつければ良いのか』
「あー……安心して、落ち着いて、そしてよく聞いてください、この場にお集まりの皆様方。
…………私は人を殺してはいませんし、今のを食らってなお、この男は———死んではいません」
皆が疑問を口に出す間もなく、フリーは堂々と言い放ってみせた。その瞬間。
「ああ…………そうだ、俺は……死んでない。むしろ……ピンピンしている」
言葉通りであった。何事もなく立ち上がった黒は、その顔すらも———その場で再生していた。
そう、再生だ。破損した骨と肉は再度形成され、みるみるうちに傷口と血の溜まりが消え失せていっていたのだ。
『お…………おおっ、おおおおまえ……何で死んでないんだ、それは一体なんなんで———』
「見れたか? 理解できたか?……コレが、お前達が非現実的だと非難する『ソウルレス』だと言うわけだ。
暴露させてもらうが、俺は———かつてオリュンポスの実験によって、ソウルレスに強制的に生まれ変わらされた人間の1人なんだ。
…………俺の生まれた年がAGE18557。んで今日が、AGE18603の12月22日だから……ざっと俺は50年近く生きてはいる———が。
それにしてはこの俺の、格好———若すぎやしないかとでも思わないか?」
そう、なのだ。
皆が皆、この時自らの前にいる者は『人間』であると思い込んでいた。
「…………そう、その通り。ソウルレスになったことで、俺は頭の中のコアを壊されない限り、不老不死の体を手に入れた。……手に入れてしまった」
だが、もしそれが———人智を超えた何かだとしたら。
今まで対等……はおろか、下位に見ていた者が。それまで服従していたはずの者が、その実自分なぞ簡単に始末できると知ったのならば。
「さあ———話し合いを続けよう!! 恨みっこもなしと行こうじゃないか!!」
『伝令、伝令ーーーーっ!
つい先ほど———ヘヴンズバーストが発生しました!!』
……が、黒にとってちょうど良いところで、ドアを押し開けて入ってきた兵士はそう告げた。
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