1 / 256
旅立ちと出会い
えっ、死刑?
しおりを挟む
———とある朝。
人間の住まう都の中心部、王都。
その最奥にて優雅に佇む王城内部で俺は———人界王、つまりは人類の王様に、最悪の一言を告げられた。
「えっと……それはどういう……」
「端的に言えば……白よ、お主を2日後に処刑する」
………………どうして??
事の成り行き———と言うか、そもそも俺も、何がどうなって死刑を言い渡されたのかすら分かりはしないのだが。
だが、まあ心当たりと言えば———遡る事1日前、俺は———旅に出た。
…………思い当たる節を探しながらも、俺は今までの旅———未だ旅と呼んでもいいのか分からないものの記憶の断片を、1つ1つ繋ぎ合わせていく。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「AGE18600———まあ、太陽暦2800年における人間界。文字通り人類が住まう領域であり、西大陸のおよそ3分の2を占める領域じゃ。
1000年ほど前『終末戦争』と呼ばれる多種族間星圧戦争にて、星は終末を迎えた……地は裂け、天は割れ、母なる海には生命体の血が流れ出し、ついには波ひとつ起こさぬ紅き無の海へと変貌したんじゃ。
しかし、その戦争の末に———どうやったかは全く不明だが、人類は勝利した。誰も信じちゃおらんがな。
……が、魔族の王『魔王』は死んではおらず、西大陸の最西端にて魔界を作り戦力を蓄えていた。
魔族は30年前に人間界に攻め入り、人間界の中で結成された軍「人界軍」が応戦を試みたが、すぐに壊滅、
高度な魔術を用いる魔王軍に弓や木製の盾、剣などが敵う筈もなく、人類は苦戦を強いられていたんじゃ。
そんな中、人類の王ユダレイ・タッカーダル四世は、争いの素となるとして封印していた『魔術』と『ジョブシステム』を解放するんじゃ。
そして、人界軍の中でも魔術を用いた『魔導大隊』が結成され、人界軍も魔術を使って応戦する事により、魔王軍の一方的な蹂躙にも歯止めがかかるようになった……」
……だとか何とか言ってたおじさんとの会話が思い起こされる。
『そんなの知らなくたって戦えはするのに』
———だのと言ってやったらげんこつされた。
昨日の夜はそんな馬鹿なことばっかしてたっけな。
そう、これは昨日の夜の出来事。
俺が旅立ったのは———小鳥さえずる朗らかな朝のことだった。
「……やはり、お前も行くのか?……あの地獄のような戦地へと」
木造の家のドアの前にて、その人は確かめる様に、俺に向かって問う。
「もちろん。俺は昔から、戦う事しか生きる理由が無かったから」
その人との別れを寂しく思いながらも、細々と呟く。
「それじゃあ、行ってきます」
老人は1度笑顔になった後、俺のこれから歩むであろう道を不安げに見つめながら、少し震えた声で、
「死ぬんじゃ、ないぞ」
と呟いた。
それが老人との、俺を育ててくれた恩人、ジャンおじさんとの最後の会話となった。
……なったのなら、よかったものの。
「まずは王都で勇者登録、その後にジョブ決め……うわー、やる事多いなー……」
……と、冒険に行くのが楽しみなのか、つい独り言が出てしまう。
口に出したはいいものの、本当にやる事多いか? とか思いつつ王都へと足を進める。
おじさんは心配してたけど、はっきり言って魔王軍を倒す事なんて今の自分にとっては余裕(だと思う)で、今は魔王軍との交戦による心配よりも、新たな出会いや冒険にワクワクする気持ちの方が強かった。
だからこそなのだろうか、あれだけ長いと思っていた王都への一本道。
ろくに鋪装もされずに、岩がその辺に転がってるような険しい道が、まるで無かったかの様に思えてしまった。
そんな、ただボーッとしながら歩いていた……それだけで王都正門に着いてしまった。
立派な石造りのアーチに、門の先を埋め尽くす人だかり。4年前にも一度来た事があるが、やはり訪れた感想としては、四年前と同じく、
「すげぇ……」
と口に漏れてしまうほどのものでしかなかった。
石で敷き詰められたタイル、王都正門からなる道の両脇には、果物屋さんや野菜屋さんでいっぱい。
勇者登録ができるジョブセンターは、その一角にポツンと置かれていた。
期待に胸が膨らんで破裂しそうになりながら、ジョブセンターのドアを開ける。
入ってすぐに受付があり、いかにもこういうところに立ってそうでどう見ても受付役のお姉さんがいたので、その人に話を聞く事にした。
「すいませーん、勇者登録をしに来たんですけど……」
「はい、勇者登録ですね?……でしたら、こちらにお名前を」
お姉さんが差し出してきてくれたペンを取り、自分の名前を書く。
「白さん、でよろしいですね。それにしても、珍しい名前ですね。異国の文字一文字だけの名前なんて」
……そうだ、俺の名前は———白だ。
ここ、人間界王都より遥か西に位置していた、日ノ國なんてところで使われてた文字を用いた名前だ。
しかし王都の人は凄いな、異国の文字でも読めるなんて。
「それじゃあジョブ決めをさせてもらいますので、この台に手を置いてください」
言われるがままに、茶色の平べったい台に手を置く。ついでに、
「ところで、ジョブシステムって何なんですか?」
おじさんも、その言葉に関しては何度か口にはしていたものの、具体的な意味がよく分からなかったのでつい聞いてしまった。
「ジョブシステムというのは……その人の魂から、その人に向いた魔術の属性などを調べ、その人に合った役職を紹介するシステムですね」
なるほど、つまり俺に合った魔術の属性が分かるって事か。
「ジョブシステムの結果が出たらお知らせしますので、それまであちらのソファで座って待っていてください」
そう言ってお姉さんが指を指したのは、赤くて座り心地の良さそうなソファだった。
ソファに深々と座り、色んなことを妄想してみる。
俺は何が使えるんだろうか。
敵を氷に閉じ込める氷の魔術? それとも敵を紅蓮の業火で焼き尽くす炎の魔術? それとも圧倒的な火力で全てを吹き飛ばす爆発/爆裂魔法?
または……師匠の使っていた『呪術』とか?
何にせよ、今までの人生では刀しか握ってこなかったものだから、どんな魔術や魔法でも、使える事自体が楽しみで仕方なかった。
———そんな事を考えているうちに、
「ジョブシステムの結果が分かりました」
と、お姉さんに案内されカウンターへと移動する。
「こちらがジョブシステムの結果です」
そう告げられ、お姉さんから茶色のカードを手渡された。
「ジョブシステムで評価するのは3つの項目で、1つ目が魔術/魔法適正属性。2つ目が現在の魔力量。3つ目が潜在能力、つまり魔術や魔力量の伸び代を評価しています。
2つ目以降の項目はAランク~Eランクまでで評価しており、AからEに進むごとに評価が下がっていく形となっています」
そう言われて、カードを見てみると、
適正属性:回復魔術
魔力量:C
潜在能力:E
と書かれており。
「嘘だろ……」
まさかの結果に呆然とし、自分の今の感情が声にまで出てしまっていた。
……何がいけないかって?
適正魔術属性だ。
回復魔術———『魔力』を、生物が生きる為に必要不可欠なエネルギー『神力』に変換する魔術、及びそれを用いて、『神力』の過剰供給により人体の損傷部位を迅速に治療する魔術……とは聞いていたが———。
それでも、俺が使いたかった魔術は……そんなショボいやつじゃないのだ。
もっとこう……バーッと火の柱を出したり、カチコチに敵を凍らせて、刀でスパーッと、みたいなことをしたかったってのになあ……
なんだ『回復魔術』って?
この俺に、刀を持って敵陣に突撃していくのが本職の俺に、回復術師をやれと?
……正気じゃないだろ、そんなの。
「色々と、凄いですよね……そこまでの人はあまり見かけないくらいには……」
あんなにまで憧れていた魔術を使う自分の姿が音を立てて崩れていく。っていうか今サラッとひどい事言われた気がする。
「……とりあえず、色々とありがとうございました……」
かき消えそうなほど、小さな声で呟いた。
「あ、うん、とりあえず冒険、頑張ってね……」
半笑いでお姉さんが口を開く。
どうしてこうなってしまったんだと。
15歳の少年には似合わないほどうなだれながら、ジョブセンターを後にする。
———次は依頼か、何か手頃で簡単でかつ金が沢山もらえる依頼……なんて、そんな上手い話はないか。
人間の住まう都の中心部、王都。
その最奥にて優雅に佇む王城内部で俺は———人界王、つまりは人類の王様に、最悪の一言を告げられた。
「えっと……それはどういう……」
「端的に言えば……白よ、お主を2日後に処刑する」
………………どうして??
事の成り行き———と言うか、そもそも俺も、何がどうなって死刑を言い渡されたのかすら分かりはしないのだが。
だが、まあ心当たりと言えば———遡る事1日前、俺は———旅に出た。
…………思い当たる節を探しながらも、俺は今までの旅———未だ旅と呼んでもいいのか分からないものの記憶の断片を、1つ1つ繋ぎ合わせていく。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「AGE18600———まあ、太陽暦2800年における人間界。文字通り人類が住まう領域であり、西大陸のおよそ3分の2を占める領域じゃ。
1000年ほど前『終末戦争』と呼ばれる多種族間星圧戦争にて、星は終末を迎えた……地は裂け、天は割れ、母なる海には生命体の血が流れ出し、ついには波ひとつ起こさぬ紅き無の海へと変貌したんじゃ。
しかし、その戦争の末に———どうやったかは全く不明だが、人類は勝利した。誰も信じちゃおらんがな。
……が、魔族の王『魔王』は死んではおらず、西大陸の最西端にて魔界を作り戦力を蓄えていた。
魔族は30年前に人間界に攻め入り、人間界の中で結成された軍「人界軍」が応戦を試みたが、すぐに壊滅、
高度な魔術を用いる魔王軍に弓や木製の盾、剣などが敵う筈もなく、人類は苦戦を強いられていたんじゃ。
そんな中、人類の王ユダレイ・タッカーダル四世は、争いの素となるとして封印していた『魔術』と『ジョブシステム』を解放するんじゃ。
そして、人界軍の中でも魔術を用いた『魔導大隊』が結成され、人界軍も魔術を使って応戦する事により、魔王軍の一方的な蹂躙にも歯止めがかかるようになった……」
……だとか何とか言ってたおじさんとの会話が思い起こされる。
『そんなの知らなくたって戦えはするのに』
———だのと言ってやったらげんこつされた。
昨日の夜はそんな馬鹿なことばっかしてたっけな。
そう、これは昨日の夜の出来事。
俺が旅立ったのは———小鳥さえずる朗らかな朝のことだった。
「……やはり、お前も行くのか?……あの地獄のような戦地へと」
木造の家のドアの前にて、その人は確かめる様に、俺に向かって問う。
「もちろん。俺は昔から、戦う事しか生きる理由が無かったから」
その人との別れを寂しく思いながらも、細々と呟く。
「それじゃあ、行ってきます」
老人は1度笑顔になった後、俺のこれから歩むであろう道を不安げに見つめながら、少し震えた声で、
「死ぬんじゃ、ないぞ」
と呟いた。
それが老人との、俺を育ててくれた恩人、ジャンおじさんとの最後の会話となった。
……なったのなら、よかったものの。
「まずは王都で勇者登録、その後にジョブ決め……うわー、やる事多いなー……」
……と、冒険に行くのが楽しみなのか、つい独り言が出てしまう。
口に出したはいいものの、本当にやる事多いか? とか思いつつ王都へと足を進める。
おじさんは心配してたけど、はっきり言って魔王軍を倒す事なんて今の自分にとっては余裕(だと思う)で、今は魔王軍との交戦による心配よりも、新たな出会いや冒険にワクワクする気持ちの方が強かった。
だからこそなのだろうか、あれだけ長いと思っていた王都への一本道。
ろくに鋪装もされずに、岩がその辺に転がってるような険しい道が、まるで無かったかの様に思えてしまった。
そんな、ただボーッとしながら歩いていた……それだけで王都正門に着いてしまった。
立派な石造りのアーチに、門の先を埋め尽くす人だかり。4年前にも一度来た事があるが、やはり訪れた感想としては、四年前と同じく、
「すげぇ……」
と口に漏れてしまうほどのものでしかなかった。
石で敷き詰められたタイル、王都正門からなる道の両脇には、果物屋さんや野菜屋さんでいっぱい。
勇者登録ができるジョブセンターは、その一角にポツンと置かれていた。
期待に胸が膨らんで破裂しそうになりながら、ジョブセンターのドアを開ける。
入ってすぐに受付があり、いかにもこういうところに立ってそうでどう見ても受付役のお姉さんがいたので、その人に話を聞く事にした。
「すいませーん、勇者登録をしに来たんですけど……」
「はい、勇者登録ですね?……でしたら、こちらにお名前を」
お姉さんが差し出してきてくれたペンを取り、自分の名前を書く。
「白さん、でよろしいですね。それにしても、珍しい名前ですね。異国の文字一文字だけの名前なんて」
……そうだ、俺の名前は———白だ。
ここ、人間界王都より遥か西に位置していた、日ノ國なんてところで使われてた文字を用いた名前だ。
しかし王都の人は凄いな、異国の文字でも読めるなんて。
「それじゃあジョブ決めをさせてもらいますので、この台に手を置いてください」
言われるがままに、茶色の平べったい台に手を置く。ついでに、
「ところで、ジョブシステムって何なんですか?」
おじさんも、その言葉に関しては何度か口にはしていたものの、具体的な意味がよく分からなかったのでつい聞いてしまった。
「ジョブシステムというのは……その人の魂から、その人に向いた魔術の属性などを調べ、その人に合った役職を紹介するシステムですね」
なるほど、つまり俺に合った魔術の属性が分かるって事か。
「ジョブシステムの結果が出たらお知らせしますので、それまであちらのソファで座って待っていてください」
そう言ってお姉さんが指を指したのは、赤くて座り心地の良さそうなソファだった。
ソファに深々と座り、色んなことを妄想してみる。
俺は何が使えるんだろうか。
敵を氷に閉じ込める氷の魔術? それとも敵を紅蓮の業火で焼き尽くす炎の魔術? それとも圧倒的な火力で全てを吹き飛ばす爆発/爆裂魔法?
または……師匠の使っていた『呪術』とか?
何にせよ、今までの人生では刀しか握ってこなかったものだから、どんな魔術や魔法でも、使える事自体が楽しみで仕方なかった。
———そんな事を考えているうちに、
「ジョブシステムの結果が分かりました」
と、お姉さんに案内されカウンターへと移動する。
「こちらがジョブシステムの結果です」
そう告げられ、お姉さんから茶色のカードを手渡された。
「ジョブシステムで評価するのは3つの項目で、1つ目が魔術/魔法適正属性。2つ目が現在の魔力量。3つ目が潜在能力、つまり魔術や魔力量の伸び代を評価しています。
2つ目以降の項目はAランク~Eランクまでで評価しており、AからEに進むごとに評価が下がっていく形となっています」
そう言われて、カードを見てみると、
適正属性:回復魔術
魔力量:C
潜在能力:E
と書かれており。
「嘘だろ……」
まさかの結果に呆然とし、自分の今の感情が声にまで出てしまっていた。
……何がいけないかって?
適正魔術属性だ。
回復魔術———『魔力』を、生物が生きる為に必要不可欠なエネルギー『神力』に変換する魔術、及びそれを用いて、『神力』の過剰供給により人体の損傷部位を迅速に治療する魔術……とは聞いていたが———。
それでも、俺が使いたかった魔術は……そんなショボいやつじゃないのだ。
もっとこう……バーッと火の柱を出したり、カチコチに敵を凍らせて、刀でスパーッと、みたいなことをしたかったってのになあ……
なんだ『回復魔術』って?
この俺に、刀を持って敵陣に突撃していくのが本職の俺に、回復術師をやれと?
……正気じゃないだろ、そんなの。
「色々と、凄いですよね……そこまでの人はあまり見かけないくらいには……」
あんなにまで憧れていた魔術を使う自分の姿が音を立てて崩れていく。っていうか今サラッとひどい事言われた気がする。
「……とりあえず、色々とありがとうございました……」
かき消えそうなほど、小さな声で呟いた。
「あ、うん、とりあえず冒険、頑張ってね……」
半笑いでお姉さんが口を開く。
どうしてこうなってしまったんだと。
15歳の少年には似合わないほどうなだれながら、ジョブセンターを後にする。
———次は依頼か、何か手頃で簡単でかつ金が沢山もらえる依頼……なんて、そんな上手い話はないか。
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる