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10.星の降る日
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「十年後、星が降る日にこの丘でまた会おう」
明日に控えたその運命は、わずかながらも希望を湧かせていた。
「十年前に引っ越して行ったもう名前も覚えてないあの子がそう言ったんだよ」
「はいはい。で、明日がその日なんだよね」
時間は深夜二時を回った。部屋に一人佇み明日降る星を楽しみに空を見上げる。そして電話越しの彼女が呆れた声を出す。涼しくなった夜は静かな虫の声と、彼女の声と、たまに通る車の音だけだった。
明日は、十年前から予言されていた星が降る日。厳密に言えば七十五年に一度地球から見えるという、ハレー彗星が最も近づく日なのだ。丁度その予言が話題になった時、あの子は引っ越した。その時の約束が、「この丘でまた会おう」というものだった。
「何の服着ていけばいいかな?」
「なんで彼女の私がゆうが違う女に会いに行く日のコーデを考えなきゃいけないの…」
苦笑いが電話越しに飛んでくる。
「はるも初めこの話聞いた時すごい驚いた顔してたじゃん!」
「それはそうなんだけどね?」
はるとは高校で仲良くなって、そのまま今の関係になった。随分遠くの家から高校に通っているようで、毎朝早くに起きては急ぎ足で駆け込み乗車をするのが日課らしい。
「やっぱり秋っぽく羽織りがいい?それとも寒いからちょっと冬寄りの裏起毛とか?」
「私の好みは裏起毛」
「じゃあこっちで」
こういうものは大抵はるの意見を聞くのが正解だ。なんだかんだ言いながらも協力してくれるのが、魅力の一つだと思う。
「じゃあ私は寝るよ。明日出かける予定あるし」
「そうなの?」
「彗星の話は私も友達としてたからね。ゆうが浮気してる間私は友達と居るかも」
「わかった、じゃあまたね」
「うん」
電話を切ると、より一層辺りは静かになった。一人になると虫の声が目立って聞こえてくる。心地よさもあれば、鬱陶しさも兼ね備えている。窓を開けては寝れないことを悟り窓を閉めた。
明日の楽しみも、睡眠の妨害をしてくるらしい。それらを振り払ってついた眠りはとても浅いものだった。
やけに周りとはテンションが違うらしい。朝起きたまま、落ち着かなくなり外に飛び出したが辺りは七十五年に一度のイベントだと言うのにお祭りなどより格段に静かなのだ。そしてそれは昼になっても同じだった。
もはや、静かにハレー彗星が通るのを待っているようにも感じ取れた。それほどまでに静かなのだ。少しテンションのギャップを感じ、恥ずかしくなりながらも心臓が落ち着くことはなく、家、数年前まで通っていた中学校、小学校、近所のコンビニ、ありとあらゆる場所を回っていた。様々な場所であの子のことを思い出す。名前だけは覚えていないものの、遊んだ記憶はぼんやりと覚えていた。もうあれから中学の人たちとも喋る機会は一切なく、消え去った記憶を取り戻す手段は何処にもなかった。
夕方、とうとう待ちきれなくなり丘に足を運んだ。絶対時間的に早すぎることは目に見えている。こんな時間にはあの子も現れない。もっと言えば、そもそも十年前の約束をあの子が覚えているとも考えにくい。覚えていてもわざわざこの丘に来る必要などない。あまりに全ての要素が不確定すぎるのだ。
丘に繋がる階段を一段、さらに一段と踏みしめながら登る。楽しみだったこの丘の上が、いざとなっては少し怖くなった。
果たして、あの子は来るのか。
来たところで気づけるのだろうか。
今後その子とは友達になれるだろうか。
友達になれたとてはるはなんと言うのか。
本当に、あの子は来てくれるのだろうか。
空にはハレー彗星の登場を待ち望む小さな星たちが、頑張って地面を照らしていた。
「こうして見ると、月って綺麗なんだな」
ボヤいた言葉は誰にも届かず消えていく。
そのはずだった。
「なにそんな痛々しいこと言ってるのよ」
「えっと…?」
見上げたそこには中学から離れたかつてのクラスメイトが立っていた。
「言っとくけど、私はゆうが約束したその人ではないからね」
「それは知ってるけど」
約束した人ではないことくらいは昔の記憶から察しはついたが、いかんせん名前すら覚えていない。
「勘違いしてないなら大丈夫。早く階段登り切って行ってあげて。ゆうが言ってるあの子が待ってるよ」
「ありがとう…?」
この人は小学校しか同じではない。約束のことすらも知らないはずだ。ましてや名前を覚えられていることすらも不思議だ。
「あ、その子の名前って何?」
「自分で会って確かめたら良いよ。丘に座ってるし、分かるはずだから」
「思い出せるかな…」
「良いから早く行く!」
「はい!」
背中を強く押され前へ転げそうになる。
そのせっかくの勢いを殺さないように足を出す。
座り込む人を探して声をかけるだけ。
それだけのことを、緊張してしまっていた。
「え…」
「約束の日だね。ゆう」
そこには、いつもより格段に綺麗に着飾ったはるが座っていた。
長い真っ黒の髪が風に乗せられ、はるは向こう側を見つめている。
「なんではるがここに…?」
「良いから座りなよ。話してあげるから」
辺りの音など何も聞こえなかった。目の前の光景が、何よりも信じがたかった。
「引っ越した日から数年経って、私も約束はなんとなくしか覚えてなかった。けど高校に入ってゆうの約束の話を聞いてから全部思い出した。子供ながらにまた会いたいって思ったんだと思う。ハレー彗星が来るなんて詳しいこと何も理解できてなかったから、星が降る日にまた会おうとか言っちゃってさ。なのにゆうは私を見ても思い出してくれないし、名前も覚えてくれてないし、なんかちょっと悔しくなっちゃって。だから今日まで何も言わずに驚かせようと思ってね」
「本当なの?」
「何を今更疑えって言うのよ」
「本当に君があの子なの?」
「そうだよ、思い出したりしない?仕草とかからさ」
他のことを考える余裕などはなく、目の前にある問題に集中してしまっていた。
「そういえば、あの子もはるも、髪の毛長いのに結んでるイメージないかも」
「仕草じゃないけど…」
はるが少し苦笑する。恐らく少しパニックになっているのだろう。今はそんなことよりも、本当にあの子がはるなのか、真偽が知りたかった。
「まぁけど、昔から髪の毛長い方が好きなのに結ぶのは好きじゃないからね」
「だから高校で会った時に懐かしい気分になったのかも」
「かもね」
「じゃああの人は?さっき階段にいた…」
あの人はどうも全て知っているような口振りだった。少なくともあの対応ははるについて知っていないと不可能だ。
「あぁ。私は引っ越す時にゆうと約束したけど、友達数人は親が知り合いだったから連絡手段があって、中学の時にも高校に入ってからも関わりがあったの。今日はちょっとだけ協力してもらった」
「と、とんだサプライズだな」
あの日からずっと探し続けていたあの子が一番近くに居たなんて、信じがたい。しかし本人が言っている以上本当なのだろう。
「そりゃ十年も待った今日だからね。驚いてもらわなきゃ。ほら、星が綺麗だよ」
ハッとしてはるの横に座り込む。考え込みすぎていたせいで考えが回らなかったが今日は星を見るために来ているのだ。
きっと、十年前から待った瞬間が、今やって来たのだ。
ハレー彗星は眩しいほどの光を放ちながら地球を横断する。決して遅くはなく、一瞬でも目を離せば見失うほどだった。
白い光を放ちながら全人類を見下ろす彗星は可憐だった。次人類と対面するのは七十五年後になるということを考えると、少し気が遠くなった。
何が何だか分からなくなるほどに状況が混雑してしまう。色んな星も、過ぎ去っていく彗星も、この奇跡とも言える再会も、少し一日としては濃すぎる内容な気がした。
「本当に綺麗だな、何もかも」
彗星に見入って何も考えられなくなりそうになった。なんとも言えないこの吸い込まれていきそうな感覚は、どうにもここ数年では味わえないほど綺麗で珍しいものだった。
「ずっとどこか遠い所にいるって思ってた人が一番近くに居たのは、どう?」
「どう?ってどういうこと?」
少し馬鹿げた質問のようにも感じ取れて思わず笑みが浮かんでしまう。
「いや…黙ってたこととか怒られるかなって思って」
「別に怒らないけど」
「そっか」
「まだちょっと信じられないっていうか…」
正直なところまだ信じられないどころか疑っていると言った方が正しいかもしれない。疑う理由もないが、逆に言えば信じられる要素もない。
「家にゆうと私の昔のツーショットあるよ」
「え、本当?」
「今度見せようかなって思ってたけど信じられないなら今から家行って見せてあげようか」
イタズラな笑みを浮かべる。はっきりとではないが、昔もこの笑顔を見た気がする。
そしてどこか肩が一気に軽くなった気がした。それは何よりの動かない証拠になるからだ。
「見たい見たい」
「わかったよー」
運命のハレー彗星が過ぎ去ってしばらく時間を置いた後、二人して笑い合った。
あの小学校の時だけ同じだった友達は、また違う友達と一緒にどこかへ歩いて行った。
人は本当に大切なものが近くにあっても、案外気づけないものである。必要なのは大切なものに気づくこともだが、やっと気付けた大切なものを二度と手放さないことなのだ。
──この日のことは二度と忘れることはない。
ハレー彗星によって再会できた今日を。
本当の大切な人を再確認した今日を。
十年前から待ち望んだ今日という、星が降る日を。
明日に控えたその運命は、わずかながらも希望を湧かせていた。
「十年前に引っ越して行ったもう名前も覚えてないあの子がそう言ったんだよ」
「はいはい。で、明日がその日なんだよね」
時間は深夜二時を回った。部屋に一人佇み明日降る星を楽しみに空を見上げる。そして電話越しの彼女が呆れた声を出す。涼しくなった夜は静かな虫の声と、彼女の声と、たまに通る車の音だけだった。
明日は、十年前から予言されていた星が降る日。厳密に言えば七十五年に一度地球から見えるという、ハレー彗星が最も近づく日なのだ。丁度その予言が話題になった時、あの子は引っ越した。その時の約束が、「この丘でまた会おう」というものだった。
「何の服着ていけばいいかな?」
「なんで彼女の私がゆうが違う女に会いに行く日のコーデを考えなきゃいけないの…」
苦笑いが電話越しに飛んでくる。
「はるも初めこの話聞いた時すごい驚いた顔してたじゃん!」
「それはそうなんだけどね?」
はるとは高校で仲良くなって、そのまま今の関係になった。随分遠くの家から高校に通っているようで、毎朝早くに起きては急ぎ足で駆け込み乗車をするのが日課らしい。
「やっぱり秋っぽく羽織りがいい?それとも寒いからちょっと冬寄りの裏起毛とか?」
「私の好みは裏起毛」
「じゃあこっちで」
こういうものは大抵はるの意見を聞くのが正解だ。なんだかんだ言いながらも協力してくれるのが、魅力の一つだと思う。
「じゃあ私は寝るよ。明日出かける予定あるし」
「そうなの?」
「彗星の話は私も友達としてたからね。ゆうが浮気してる間私は友達と居るかも」
「わかった、じゃあまたね」
「うん」
電話を切ると、より一層辺りは静かになった。一人になると虫の声が目立って聞こえてくる。心地よさもあれば、鬱陶しさも兼ね備えている。窓を開けては寝れないことを悟り窓を閉めた。
明日の楽しみも、睡眠の妨害をしてくるらしい。それらを振り払ってついた眠りはとても浅いものだった。
やけに周りとはテンションが違うらしい。朝起きたまま、落ち着かなくなり外に飛び出したが辺りは七十五年に一度のイベントだと言うのにお祭りなどより格段に静かなのだ。そしてそれは昼になっても同じだった。
もはや、静かにハレー彗星が通るのを待っているようにも感じ取れた。それほどまでに静かなのだ。少しテンションのギャップを感じ、恥ずかしくなりながらも心臓が落ち着くことはなく、家、数年前まで通っていた中学校、小学校、近所のコンビニ、ありとあらゆる場所を回っていた。様々な場所であの子のことを思い出す。名前だけは覚えていないものの、遊んだ記憶はぼんやりと覚えていた。もうあれから中学の人たちとも喋る機会は一切なく、消え去った記憶を取り戻す手段は何処にもなかった。
夕方、とうとう待ちきれなくなり丘に足を運んだ。絶対時間的に早すぎることは目に見えている。こんな時間にはあの子も現れない。もっと言えば、そもそも十年前の約束をあの子が覚えているとも考えにくい。覚えていてもわざわざこの丘に来る必要などない。あまりに全ての要素が不確定すぎるのだ。
丘に繋がる階段を一段、さらに一段と踏みしめながら登る。楽しみだったこの丘の上が、いざとなっては少し怖くなった。
果たして、あの子は来るのか。
来たところで気づけるのだろうか。
今後その子とは友達になれるだろうか。
友達になれたとてはるはなんと言うのか。
本当に、あの子は来てくれるのだろうか。
空にはハレー彗星の登場を待ち望む小さな星たちが、頑張って地面を照らしていた。
「こうして見ると、月って綺麗なんだな」
ボヤいた言葉は誰にも届かず消えていく。
そのはずだった。
「なにそんな痛々しいこと言ってるのよ」
「えっと…?」
見上げたそこには中学から離れたかつてのクラスメイトが立っていた。
「言っとくけど、私はゆうが約束したその人ではないからね」
「それは知ってるけど」
約束した人ではないことくらいは昔の記憶から察しはついたが、いかんせん名前すら覚えていない。
「勘違いしてないなら大丈夫。早く階段登り切って行ってあげて。ゆうが言ってるあの子が待ってるよ」
「ありがとう…?」
この人は小学校しか同じではない。約束のことすらも知らないはずだ。ましてや名前を覚えられていることすらも不思議だ。
「あ、その子の名前って何?」
「自分で会って確かめたら良いよ。丘に座ってるし、分かるはずだから」
「思い出せるかな…」
「良いから早く行く!」
「はい!」
背中を強く押され前へ転げそうになる。
そのせっかくの勢いを殺さないように足を出す。
座り込む人を探して声をかけるだけ。
それだけのことを、緊張してしまっていた。
「え…」
「約束の日だね。ゆう」
そこには、いつもより格段に綺麗に着飾ったはるが座っていた。
長い真っ黒の髪が風に乗せられ、はるは向こう側を見つめている。
「なんではるがここに…?」
「良いから座りなよ。話してあげるから」
辺りの音など何も聞こえなかった。目の前の光景が、何よりも信じがたかった。
「引っ越した日から数年経って、私も約束はなんとなくしか覚えてなかった。けど高校に入ってゆうの約束の話を聞いてから全部思い出した。子供ながらにまた会いたいって思ったんだと思う。ハレー彗星が来るなんて詳しいこと何も理解できてなかったから、星が降る日にまた会おうとか言っちゃってさ。なのにゆうは私を見ても思い出してくれないし、名前も覚えてくれてないし、なんかちょっと悔しくなっちゃって。だから今日まで何も言わずに驚かせようと思ってね」
「本当なの?」
「何を今更疑えって言うのよ」
「本当に君があの子なの?」
「そうだよ、思い出したりしない?仕草とかからさ」
他のことを考える余裕などはなく、目の前にある問題に集中してしまっていた。
「そういえば、あの子もはるも、髪の毛長いのに結んでるイメージないかも」
「仕草じゃないけど…」
はるが少し苦笑する。恐らく少しパニックになっているのだろう。今はそんなことよりも、本当にあの子がはるなのか、真偽が知りたかった。
「まぁけど、昔から髪の毛長い方が好きなのに結ぶのは好きじゃないからね」
「だから高校で会った時に懐かしい気分になったのかも」
「かもね」
「じゃああの人は?さっき階段にいた…」
あの人はどうも全て知っているような口振りだった。少なくともあの対応ははるについて知っていないと不可能だ。
「あぁ。私は引っ越す時にゆうと約束したけど、友達数人は親が知り合いだったから連絡手段があって、中学の時にも高校に入ってからも関わりがあったの。今日はちょっとだけ協力してもらった」
「と、とんだサプライズだな」
あの日からずっと探し続けていたあの子が一番近くに居たなんて、信じがたい。しかし本人が言っている以上本当なのだろう。
「そりゃ十年も待った今日だからね。驚いてもらわなきゃ。ほら、星が綺麗だよ」
ハッとしてはるの横に座り込む。考え込みすぎていたせいで考えが回らなかったが今日は星を見るために来ているのだ。
きっと、十年前から待った瞬間が、今やって来たのだ。
ハレー彗星は眩しいほどの光を放ちながら地球を横断する。決して遅くはなく、一瞬でも目を離せば見失うほどだった。
白い光を放ちながら全人類を見下ろす彗星は可憐だった。次人類と対面するのは七十五年後になるということを考えると、少し気が遠くなった。
何が何だか分からなくなるほどに状況が混雑してしまう。色んな星も、過ぎ去っていく彗星も、この奇跡とも言える再会も、少し一日としては濃すぎる内容な気がした。
「本当に綺麗だな、何もかも」
彗星に見入って何も考えられなくなりそうになった。なんとも言えないこの吸い込まれていきそうな感覚は、どうにもここ数年では味わえないほど綺麗で珍しいものだった。
「ずっとどこか遠い所にいるって思ってた人が一番近くに居たのは、どう?」
「どう?ってどういうこと?」
少し馬鹿げた質問のようにも感じ取れて思わず笑みが浮かんでしまう。
「いや…黙ってたこととか怒られるかなって思って」
「別に怒らないけど」
「そっか」
「まだちょっと信じられないっていうか…」
正直なところまだ信じられないどころか疑っていると言った方が正しいかもしれない。疑う理由もないが、逆に言えば信じられる要素もない。
「家にゆうと私の昔のツーショットあるよ」
「え、本当?」
「今度見せようかなって思ってたけど信じられないなら今から家行って見せてあげようか」
イタズラな笑みを浮かべる。はっきりとではないが、昔もこの笑顔を見た気がする。
そしてどこか肩が一気に軽くなった気がした。それは何よりの動かない証拠になるからだ。
「見たい見たい」
「わかったよー」
運命のハレー彗星が過ぎ去ってしばらく時間を置いた後、二人して笑い合った。
あの小学校の時だけ同じだった友達は、また違う友達と一緒にどこかへ歩いて行った。
人は本当に大切なものが近くにあっても、案外気づけないものである。必要なのは大切なものに気づくこともだが、やっと気付けた大切なものを二度と手放さないことなのだ。
──この日のことは二度と忘れることはない。
ハレー彗星によって再会できた今日を。
本当の大切な人を再確認した今日を。
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