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18話 にゅうしょう
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依然第11回アオきハルのプラロボコンテストにエントリーする予定のプラロボ制作作業を継続しながら、部長はパーツを切りながら話を切り出した。
「テーマを決めないといけないのだよ、佐伯海魅部員」
「はじめて名前で呼ばれたんだけどなんで?」
いきなりシラガの男にフルネームで呼ばれ彼女は表情訝しみ警戒をじわっと強めた。
「いやさすがに部員の名前は調べとかないと部長としてまずい(おまえが一向に名乗らないからな)」
「えぇ……」
「って引くなよお前がここまでイチドも名乗らないからだろ!」
「あんたも名乗ってないじゃん」
「ん? たしかに? ……いや名乗った名乗ったそれはもうマイ・トメイロばりにみんなに覚えてもらえるよう1話で名乗るように名乗った!!」
「ぜんっぜん覚えてない、1回じゃんちゃんとしてよぶちょー」
「回数を覚えてんじゃねぇか、はぁそれもそうだ。──1年1組浦島銀河、プラロボ部部長をやってる、改めてよろしくな」
改めて、表情直り座った前のめりの作業中の姿勢を正して銀河はしっかりと自己紹介をした。
「2組佐伯海魅、よろしくぅ浦島銀河」
見つめ返して淡々と、向かい席に対面する彼女もまた。
「おぅよろしく佐伯海魅部員」
部長がよろしくと言葉を返すと、おしゃべりな空間は一時の静寂にのまれニッパーの音も止まり鳴らない。
もう一度同じタイミングで男女互い顔を見合い、
「────やっぱりやめない? なんか慣れそうもなくきもちわるくなる……」
「だな……」
▼
▽
フルネームでの呼び合いがあまりしっくり来なかった2人は少々作業に耽り、やがて気を取り直して議題をさっき言いかけていた事に戻す。
「ってことでテーマだ、女子部員」
「うん、ぶちょー。テーマってなに」
「だからさ【きハル】に出すプラロボ作品のテーマだよ」
「たとえば?」
「そう聞かれると思ったからこれだ、これまでの最優秀プラロボ作品」
▽
第1回
ケイオスグランド 仮面のUNKNOWN
第2回
決闘、グランドⅡ(天脳システム搭載機)VSウ・ラカーゼ 底梨高校プラロボ愛好会
第3回
量産機マーズVSラカーゼ TOYOSHIMA工業高校月面支部
第4回
冗談はゴ冗談 とおりすがりのグランド好き
第5回
ゴ冗談はゴ冗談 TOYOSHIMA工業高校月面支部
第6回
逃走……闘争!ソラの旅人 グランドⅢはいいぞぉー
第7回
地球到達、降下攻防グランドⅢターボシルエット TOYOSHIMA工業高校月面支部
第8回
最強のミッション! グランドミッションみってねー
第9回
最狂のミッション… TOYOSHIMA工業高校月面支部
第10回
みんなで還ろう TOYOSHIMA工業高校月面支部
▽
タブレットに情報と画はひとつひとつタッチ&スクロールされていく。
歴代の最優秀プラロボ賞を勝ち取った作品がすべて【きハル】の特設サイトで見ることができる、渡されたタブレット端末を海魅は操作していき閲覧、銀河もその逆さに映る画面を共有し眺めていた。
「ふーーん、なんかしょっぱなから闇レベル高くない……なんか普通に作るだけじゃなくて土台とか光の演出とかもやってんじゃん? アニメみたいな宇宙空間も作っちゃってるしあとこんなにプラロボ並べていいの?」
「高い……高いよ! 見てて思ったわ、こいつらマジでおかしいよ。はい。ってことで参考になったか? ちなみにプラロボを何機使おうがいいらしいぞ(このルールもたいがいな気がするがそれでこのスゴイモノ……が作れるなら仕方ないな)」
「いやならないけど、」
「だよな」
「もはやプラロボじゃないじゃんこの人ら、本物みたい。そっち方面のアーティスト志望?」
「んーそうとも言える……かな?(どっち方面かはしらないが) なんか第1回からレベルがおかしくて年々競い合うようにキレが増してきてんだよな。見世物としてもかなり毎年盛り上がっているみたいだ」
「わたしたちとちがってガチってこと? このTOYOSHIMAっての倒して優勝できんの?」
第10回最優秀プラロボ賞を取った宇宙をゆく戦艦と数多のグランドロボットたち、その迫力の1枚が大きくタブレット端末に表示され部長の元へと返された。
部員の彼女は腕を胸のまえで組み、すこしクビを傾げたままだ。
「…………もちろんっ!」
「嘘だよね」
「いや、気合と言ってくれ……」
青い目は即座に部長のついた嘘を見抜き、はぁっ、と溜息を流した。
▼
▽
どう考えても優勝、最優秀プラロボ賞をもぎとるのは無理なのでは……?
という思いを若干共有しながらも、きハルにエントリーするにあたって定めるべきものを定めなければならない。
作品の方向性にも関る大事なテーマ。
「────とグランド」
「ん? そいつぁかなりまともなテーマだな?」
「うん。わたしってノーマルだし」
海魅本人の口から発されたその短くまともなテーマ。
目の前のちょっとあまのじゃくな女子高生から出た全く邪のないテーマに部長はおどろきつつも、
「おまえそれも好きだな……(おまえのじんせい何話目の台詞だよ)。……──よしそれでいこう!」
さらりとそう言ってみせた。
「は?」
こんなにフツウのテーマが採用されるとは思わなかった。
言った本人である彼女も一音でおどろき。
「ノーマルはノーマル、アブノーマルにはノーマル、平均超えたアブノーマルな奴らにはノーマル!!! その嫌味の無いテーマで入賞目指すぞ!!!」
「にゅうしょう……」
テーマは決まった。掲げた優勝の旗印は一旦心深くに置いておいて、ブラロボ部の2人は現実を見据え“入賞”を目指す。
バッチリと決まったテーマから細部を詰めていく。
切りの良いところで90分の1グランドの制作作業を中断し、赤い表紙のタコイカ学習帳に出し合ったアイディアを書き連ねていく。削る作業は後日ということだ。
「さすがに人間はプラロボじゃないからな、イチから作る!」
「まじ」
「おおまじ!」
「ありなの?」
「ありだろグランドに乗るのは人だからな。てかさっきのなんでもやってんの見たらこれぐらいアリでしかないだろ……時刻はそうだなぁあいつらに倣って繋いだ簡易プロジェクターでショーケースを照らして夕暮れ時でいいか?」
「うんフツウにいんじゃない。夕暮れのグラウンドに立つグランド」
「ダジャレかよ。──いや、いんじゃないか。子供が通っていたのが学校だし、シチュエーション的には違和感なくバッチリだ? それで行こう」
「じゃあ学校も作るの? 学校ってプラロボなの?」
「んー普通のプラスチック模型もありだがネクストステージの学校戦艦をカモコウに改造して使うぜ、ははは」
「なにそれ、」
学校戦艦メダカ:
最新作グランドネクストミッションに登場する学校を背に乗せた巨大メダカモチーフの戦艦である。
普段はただの主人公の通う学校であったが数々のミッションを成功させた終盤にかけて地下の巨大メダカがついにネムリから覚めて学校戦艦となり最終ミッションまで主人公ヒロインを含む皆をノセ活躍した。
「残念だが全40話そいつを観ているじかんはなさそうだ……また今度一緒にみようぜ?(そすると俺は三周目)」
「ふーん。それより他のがいい」
「そうかいそうかい……そりゃぁまたおまえにまかせますよぉー」
今日という日はこれにて解散。
しっかりと戸締りをし部活棟から出ていったプラロボ部の2人。
部活棟2階からみえるグランドの夕日に、物思いに耽る。
年季の入った手すりに手を置く彼を、
──パシャリ。青いスマホの固定化されたシャッター音が鳴る。
「おいナニ隠し撮りしてんだ(全く隠れてない言葉のセレクトミスです校長!)」
「絵になりたそうだったから」
「おまえそれ俺が言ったらきもいって言うやつだろ……次俺の番だからそこに立て」
「ふーん、────いぇい」
珍しく言われるがままに彼女は動いた────あわてて取り出した灰色のスマホはそのシーンをカメラに収めた。
部活棟2階の視点から広がるグランドと学校とちいさな町景色と、
夕日のオレンジに手の甲を見せた左ピース、少し左を後ろ見る青いアイカメラが輝いている。
「……(だまっていたらバッチリヒロイン)」
「撮ったの? じゃあ送って」
「あ?」
「メアド、送ったらソレちゃんと消しといて」
コツンと青いスマホの先端が灰色のスマホ裏を小突いた。
機器同士が無線通信し灰色のスマホ画面に見知らぬアドレスが送られていた。
「はぁ?(メアド……) っておまえ消しといてってなんかその言い方がなっ」
「だって隠し撮りされて保存されてたらイヤじゃん」
「許可撮り許可撮り! 俺はちゃんと言って撮ったろっておまえナラ俺のも消しとけよ!」
「わたしは女子だからいいでしょ」
「おーいっ! 俺は男子だぁ! 水の星の人類の恥じらいは平等だぁあマテえええ!」
「まったない、また来週! ふんふんくぃーー」
駆け下りていく錆びついた階段の音がさわがしくなる。
急に始まった男女鬼ごっこ、この日佐伯海魅と浦島銀河のメアドは交換された。
例の写真データはイチド捨て、切り札として使えるかもしれないと……フッカツされたようだ。
「テーマを決めないといけないのだよ、佐伯海魅部員」
「はじめて名前で呼ばれたんだけどなんで?」
いきなりシラガの男にフルネームで呼ばれ彼女は表情訝しみ警戒をじわっと強めた。
「いやさすがに部員の名前は調べとかないと部長としてまずい(おまえが一向に名乗らないからな)」
「えぇ……」
「って引くなよお前がここまでイチドも名乗らないからだろ!」
「あんたも名乗ってないじゃん」
「ん? たしかに? ……いや名乗った名乗ったそれはもうマイ・トメイロばりにみんなに覚えてもらえるよう1話で名乗るように名乗った!!」
「ぜんっぜん覚えてない、1回じゃんちゃんとしてよぶちょー」
「回数を覚えてんじゃねぇか、はぁそれもそうだ。──1年1組浦島銀河、プラロボ部部長をやってる、改めてよろしくな」
改めて、表情直り座った前のめりの作業中の姿勢を正して銀河はしっかりと自己紹介をした。
「2組佐伯海魅、よろしくぅ浦島銀河」
見つめ返して淡々と、向かい席に対面する彼女もまた。
「おぅよろしく佐伯海魅部員」
部長がよろしくと言葉を返すと、おしゃべりな空間は一時の静寂にのまれニッパーの音も止まり鳴らない。
もう一度同じタイミングで男女互い顔を見合い、
「────やっぱりやめない? なんか慣れそうもなくきもちわるくなる……」
「だな……」
▼
▽
フルネームでの呼び合いがあまりしっくり来なかった2人は少々作業に耽り、やがて気を取り直して議題をさっき言いかけていた事に戻す。
「ってことでテーマだ、女子部員」
「うん、ぶちょー。テーマってなに」
「だからさ【きハル】に出すプラロボ作品のテーマだよ」
「たとえば?」
「そう聞かれると思ったからこれだ、これまでの最優秀プラロボ作品」
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第1回
ケイオスグランド 仮面のUNKNOWN
第2回
決闘、グランドⅡ(天脳システム搭載機)VSウ・ラカーゼ 底梨高校プラロボ愛好会
第3回
量産機マーズVSラカーゼ TOYOSHIMA工業高校月面支部
第4回
冗談はゴ冗談 とおりすがりのグランド好き
第5回
ゴ冗談はゴ冗談 TOYOSHIMA工業高校月面支部
第6回
逃走……闘争!ソラの旅人 グランドⅢはいいぞぉー
第7回
地球到達、降下攻防グランドⅢターボシルエット TOYOSHIMA工業高校月面支部
第8回
最強のミッション! グランドミッションみってねー
第9回
最狂のミッション… TOYOSHIMA工業高校月面支部
第10回
みんなで還ろう TOYOSHIMA工業高校月面支部
▽
タブレットに情報と画はひとつひとつタッチ&スクロールされていく。
歴代の最優秀プラロボ賞を勝ち取った作品がすべて【きハル】の特設サイトで見ることができる、渡されたタブレット端末を海魅は操作していき閲覧、銀河もその逆さに映る画面を共有し眺めていた。
「ふーーん、なんかしょっぱなから闇レベル高くない……なんか普通に作るだけじゃなくて土台とか光の演出とかもやってんじゃん? アニメみたいな宇宙空間も作っちゃってるしあとこんなにプラロボ並べていいの?」
「高い……高いよ! 見てて思ったわ、こいつらマジでおかしいよ。はい。ってことで参考になったか? ちなみにプラロボを何機使おうがいいらしいぞ(このルールもたいがいな気がするがそれでこのスゴイモノ……が作れるなら仕方ないな)」
「いやならないけど、」
「だよな」
「もはやプラロボじゃないじゃんこの人ら、本物みたい。そっち方面のアーティスト志望?」
「んーそうとも言える……かな?(どっち方面かはしらないが) なんか第1回からレベルがおかしくて年々競い合うようにキレが増してきてんだよな。見世物としてもかなり毎年盛り上がっているみたいだ」
「わたしたちとちがってガチってこと? このTOYOSHIMAっての倒して優勝できんの?」
第10回最優秀プラロボ賞を取った宇宙をゆく戦艦と数多のグランドロボットたち、その迫力の1枚が大きくタブレット端末に表示され部長の元へと返された。
部員の彼女は腕を胸のまえで組み、すこしクビを傾げたままだ。
「…………もちろんっ!」
「嘘だよね」
「いや、気合と言ってくれ……」
青い目は即座に部長のついた嘘を見抜き、はぁっ、と溜息を流した。
▼
▽
どう考えても優勝、最優秀プラロボ賞をもぎとるのは無理なのでは……?
という思いを若干共有しながらも、きハルにエントリーするにあたって定めるべきものを定めなければならない。
作品の方向性にも関る大事なテーマ。
「────とグランド」
「ん? そいつぁかなりまともなテーマだな?」
「うん。わたしってノーマルだし」
海魅本人の口から発されたその短くまともなテーマ。
目の前のちょっとあまのじゃくな女子高生から出た全く邪のないテーマに部長はおどろきつつも、
「おまえそれも好きだな……(おまえのじんせい何話目の台詞だよ)。……──よしそれでいこう!」
さらりとそう言ってみせた。
「は?」
こんなにフツウのテーマが採用されるとは思わなかった。
言った本人である彼女も一音でおどろき。
「ノーマルはノーマル、アブノーマルにはノーマル、平均超えたアブノーマルな奴らにはノーマル!!! その嫌味の無いテーマで入賞目指すぞ!!!」
「にゅうしょう……」
テーマは決まった。掲げた優勝の旗印は一旦心深くに置いておいて、ブラロボ部の2人は現実を見据え“入賞”を目指す。
バッチリと決まったテーマから細部を詰めていく。
切りの良いところで90分の1グランドの制作作業を中断し、赤い表紙のタコイカ学習帳に出し合ったアイディアを書き連ねていく。削る作業は後日ということだ。
「さすがに人間はプラロボじゃないからな、イチから作る!」
「まじ」
「おおまじ!」
「ありなの?」
「ありだろグランドに乗るのは人だからな。てかさっきのなんでもやってんの見たらこれぐらいアリでしかないだろ……時刻はそうだなぁあいつらに倣って繋いだ簡易プロジェクターでショーケースを照らして夕暮れ時でいいか?」
「うんフツウにいんじゃない。夕暮れのグラウンドに立つグランド」
「ダジャレかよ。──いや、いんじゃないか。子供が通っていたのが学校だし、シチュエーション的には違和感なくバッチリだ? それで行こう」
「じゃあ学校も作るの? 学校ってプラロボなの?」
「んー普通のプラスチック模型もありだがネクストステージの学校戦艦をカモコウに改造して使うぜ、ははは」
「なにそれ、」
学校戦艦メダカ:
最新作グランドネクストミッションに登場する学校を背に乗せた巨大メダカモチーフの戦艦である。
普段はただの主人公の通う学校であったが数々のミッションを成功させた終盤にかけて地下の巨大メダカがついにネムリから覚めて学校戦艦となり最終ミッションまで主人公ヒロインを含む皆をノセ活躍した。
「残念だが全40話そいつを観ているじかんはなさそうだ……また今度一緒にみようぜ?(そすると俺は三周目)」
「ふーん。それより他のがいい」
「そうかいそうかい……そりゃぁまたおまえにまかせますよぉー」
今日という日はこれにて解散。
しっかりと戸締りをし部活棟から出ていったプラロボ部の2人。
部活棟2階からみえるグランドの夕日に、物思いに耽る。
年季の入った手すりに手を置く彼を、
──パシャリ。青いスマホの固定化されたシャッター音が鳴る。
「おいナニ隠し撮りしてんだ(全く隠れてない言葉のセレクトミスです校長!)」
「絵になりたそうだったから」
「おまえそれ俺が言ったらきもいって言うやつだろ……次俺の番だからそこに立て」
「ふーん、────いぇい」
珍しく言われるがままに彼女は動いた────あわてて取り出した灰色のスマホはそのシーンをカメラに収めた。
部活棟2階の視点から広がるグランドと学校とちいさな町景色と、
夕日のオレンジに手の甲を見せた左ピース、少し左を後ろ見る青いアイカメラが輝いている。
「……(だまっていたらバッチリヒロイン)」
「撮ったの? じゃあ送って」
「あ?」
「メアド、送ったらソレちゃんと消しといて」
コツンと青いスマホの先端が灰色のスマホ裏を小突いた。
機器同士が無線通信し灰色のスマホ画面に見知らぬアドレスが送られていた。
「はぁ?(メアド……) っておまえ消しといてってなんかその言い方がなっ」
「だって隠し撮りされて保存されてたらイヤじゃん」
「許可撮り許可撮り! 俺はちゃんと言って撮ったろっておまえナラ俺のも消しとけよ!」
「わたしは女子だからいいでしょ」
「おーいっ! 俺は男子だぁ! 水の星の人類の恥じらいは平等だぁあマテえええ!」
「まったない、また来週! ふんふんくぃーー」
駆け下りていく錆びついた階段の音がさわがしくなる。
急に始まった男女鬼ごっこ、この日佐伯海魅と浦島銀河のメアドは交換された。
例の写真データはイチド捨て、切り札として使えるかもしれないと……フッカツされたようだ。
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