極道アルファは極上オメガに転生して、愛に啼く

夏芽玉

文字の大きさ
39 / 39
番外編

いいふうふのひ 後編

「入ってきていいぞー」

 オレはベッドの上で膝立ちになったまま、寝室の外に声を掛けた。

「どうだ? 似合ってるだろ?」

 ふすまを開けて寝室に入ってきた相神に向かって、メイド風のエロ下着を披露する。

 胸元は最小面積の布で隠されている。というか、乳首のところにだけ黒い布があり、その周りは黒のリボンと白いレースで装飾されていて、どちらかといえば、その部分を隠しているというより強調しているといった方が正しいだろう。
 エプロン風の飾りがついたスカートは超ミニ丈で、太腿の上までしかない。しかもフリフリの布は前面にしか存在しておらず、後ろは紐があるだけでお尻は丸出しだ。
 その他にも、オレはヘッドドレスとかチョーカーとかガーターベルトとか網タイツ風のオーバーニーソックスとかを身につけた。
 琴宮の身体だと、こういった衣装はとても良く似合う。

「今日はこれでたぁっぷりサービスして……って、あァっ!?」

 部屋の入口に突っ立ったまま相神が硬直していたので、スベったか!? と一瞬焦ったが、相神は突然オレに近づいて来るとベッドの上に乱暴に押し倒してきた。

「おいこらちょっとまて。何、急に発情ラットになってんだよ!!」

 目をギラギラさせた相神からものすごく濃密なフェロモンが出ていて、それだけでクラクラする。

「あー……やばいトワが可愛い過ぎて萌え死ねる……」
「は!?」

 エロい下着で相神のことをちょっと誘惑して、いい雰囲気になったところで甘い言葉でも言ってやるかとか思っていたんだけど、衣装だけで効果ありすぎっていうか、相神チョロすぎじゃね!?

 相神は早口で何かを呟いたかと思うと、貪るようなキスをしてきた。
 いや、これキスっていうか、食われる!!  息ができねぇっ!! ただでさえ濃いフェロモンのせいで息苦しいのに、このままじゃ溺れる!!

 なんとか相神の拘束から逃れたくて手を突っぱねようとしても、相神はビクともしない。
 激しすぎるキスに頭がクラクラしてくる。
 力が抜けて抵抗ができなくなってきたところで、胸を揉まれて、後ろに指を突っ込まれた。

「ふぁっ……んぁあっ……!!」

 相神に慣らされた身体は、少しの刺激でも気持ち良くなってしまう。

 違う違う!! そうじゃない!! これじゃあいつもと一緒じゃねーか!!

 いつも気が付けばわけが分かんなくなるくらい気持ち良くされちまうから、今日こそはオレが相神に色々サービスしてやろうと思ってたのに……

 後ろをかき回されると、ビクンビクンと腰が跳ねる。

「はっ……おい、や……ぁんっ、やめっ……」

 抵抗しようとしても、相神の腕に縋りつくことしかできなかった。
 そうこうしているうちに、ペニスをパクリと咥えられた。

「やっ……それはダメ!! 一緒はだめだって……ちょ、やめっ……お願い、あっ……あ、……」

 グチュグチュと音が出るくらい激しく指を抜き差しされて、ジュルジュルとチンコを吸われると、頭が真っ白になるくらい気持ちイイ。今すぐにでもイってしまいそうだ。

「あ……ああっ、……だっだめっ、もうイくっ!! あっ、た……崇春たかはるっ!!」

 絶頂感に耐えきれなくなってオレが叫ぶとピタリと相神────崇春の動きが止まった。
 そのせいで、射精直前で寸止めを食らってしまった。出口を失った熱が体内で渦巻いて、ビクビクと腰が震える。

「あー……思ったよりクるな……」

 身体を起こした崇春がオレの脚を高く持ち上げた。

「な……? あ、ちょっと!?」

 そのままチンコをケツ穴に押し付けられて、一番奥まで貫かれた。

「んああああ──────────っ!!」

 さっきイき損ねた熱が、一気に解放される。オレのチンコから白濁がビュッビュッと飛び出した。

「あっ……ちょ、なんでっ……ああっ!! 今、イった……!! まだイってる!!」

 崇春が腰を振るたびに、オレのチンコから精液が飛び出す。それなのに、崇春は腰を振るのを止めてくれない。

「ちょっ、まて。とまっ……」
「ムリ。止まんねぇ」

 そう言うと、更にオレの腰を高く上げて、種付けでもするかのように上から体重をかけて奥まで抉ってきやがった。

「ああっ……!! おい、ちょっ……あんっ!! ふぁっ……ああああああっ!!」
「すげぇ好き。ずっと好き。一生オレだけのトワでいて」
「おい……やめろっ、やだっ……たかはるっ!! たかはるぅ、奥キてる……!! 奥でイくっ!! イくって、あ゛あ゛あ゛っ……!!」
「トワの中、ぎゅーぎゅー抱きしめてくれて最高」
「なっ、ちがっ……!! ああ、イってるときに動かすな!! ああっ、やっやめっ……!!」

 崇春は何度も、好きだ好きだと繰り返して言って、そしてオレの最奥で果てた。
 そしてそのまま、気が済むまでヤりつくされたのだった。




「なぁ、もう一回呼んでくれよ」
「何をだよ」

 ベッドの上に転がってオレは呻いた。散々啼かされたせいで、酷い声だ。
 せっかく用意した衣装はいつの間にか剥ぎ取られていて、色んな体液でベトベトになった身体は崇春がキレイにしてくれた。
 散々好き勝手にヤられたせいで、身体はボロボロだ。もう指一本動かしたくねぇ。

「名前」
「……さっき散々呼んだだろーが」

 ヤってる間も、名前を呼ぶたびにチンコをデカくしやがって……

「今日はサービスしてくれんじゃねーの?」
「イイコで待てができなかったから、お預けだ!! お預け!!」

 そう言って、オレは崇春に背を向けて目を瞑った。
 極限まで身体を酷使されたオレは、一瞬で眠りに落ちた。


 しかし、翌日、目が覚めた直後に寝ぼけた頭でうっかり名前を呼んでしまった。
 そしたらあっさりと発情ラットになった崇春に、朝からガッツリ盛られてしまうのだった。



 おわり






*****

番外編も読んでくださってありがとうございました!!
もしお話を気に入っていただけましたら、「第11回BL小説大賞」の投票をしていただけると嬉しいです。
また次のお話でもお会いできますように。
感想 17

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(17件)

一ノ瀬麻紀
2023.11.30 一ノ瀬麻紀

メイド風のエロ下着??
それを堂々と着こなすトワ、流石(笑)

いつもと違う感じで誘おうとしてたのに、効果覿面すぎて、いっきに襲われてんじゃんw

追い打ち?をかけるように名前で呼んだら、そりゃもうだめでしょー。
(*´ 艸`)フフ♡

あー。
マテができなくてお預けしたのに、うっかり名前呼んでラットになって抱き潰される。
相変わらずな関係の2人で安心しました💕

【後編】

2023.11.30 夏芽玉

麻紀

高く売れる極上オメガなので、美人なんですwww外側はwww
何をやっても裏目に出る、相変わらずの二人でした(笑)

最後まで読んでくださってありがとうございましたー!!

解除
一ノ瀬麻紀
2023.11.30 一ノ瀬麻紀

いいふうふの日のお話ありがとうございます💕
ツンデレぶり炸裂なトワが可愛い💕

イイコで待てができたら、たーっぷりサービスだって。
( *´艸`)フフフ♡

【前編】

2023.11.30 夏芽玉

麻紀様

番外編まで読んでくださってありがとうございますー!!
素直になれないトワですが……
たっぷりサービスするつもりらしいですよ!!
できるといいですね( *´艸`)

解除
T_Tectorum
2023.11.29 T_Tectorum
ネタバレ含む
2023.11.29 夏芽玉

T_Tectorum様

こちらでもありがとうございます!!
墓穴掘り名人はいつまでも墓穴を掘り続けます…!!
お話中、ずーっとイチャイチャしてしまいましたが、格好よくお仕事してたりすることもきっとある…ハズ?w
トワは刺されただけで、結局喧嘩していませんでしたね(笑)
いつか、格好よく活躍させてあげたいです!

読んでくださって&感想、ありがとうございました…!!

解除

あなたにおすすめの小説

忘れられない君の香

秋月真鳥
BL
 バルテル侯爵家の後継者アレクシスは、オメガなのに成人男性の平均身長より頭一つ大きくて筋骨隆々としてごつくて厳つくてでかい。  両親は政略結婚で、アレクシスは愛というものを信じていない。  母が亡くなり、父が借金を作って出奔した後、アレクシスは借金を返すために大金持ちのハインケス子爵家の三男、ヴォルフラムと契約結婚をする。  アレクシスには十一年前に一度だけ出会った初恋の少女がいたのだが、ヴォルフラムは初恋の少女と同じ香りを漂わせていて、契約、政略結婚なのにアレクシスに誠実に優しくしてくる。  最初は頑なだったアレクシスもヴォルフラムの優しさに心溶かされて……。  政略結婚から始まるオメガバース。  受けがでかくてごついです! ※ムーンライトノベルズ様、エブリスタ様にも掲載しています。

「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜

鳥羽ミワ
BL
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。 そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。 あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。 そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。 「お前がずっと、好きだ」 甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。 ※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています

試情のΩは番えない

metta
BL
発情時の匂いが強すぎる体質のフィアルカは、オメガであるにもかかわらず、アルファに拒絶され続け「政略婚に使えないオメガはいらない」と家から放逐されることになった。寄る辺のなかったフィアルカは、幼い頃から主治医だった医師に誘われ、その強い匂いを利用して他のアルファとオメガが番になる手助けをしながら暮らしていた。 しかし医師が金を貰って、オメガ達を望まない番にしていたいう罪で捕まり、フィアルカは自分の匂いで望まない番となってしまった者がいるということを知る。 その事実に打ちひしがれるフィアルカに命じられた罰は、病にかかったアルファの青年の世話、そして青年との間に子を設けることだった。 フィアルカは青年に「罪びとのオメガ」だと罵られ拒絶されてしまうが、青年の拒絶は病をフィアルカに移さないためのものだと気づいたフィアルカは献身的に青年に仕え、やがて心を通わせていくがー一 病の青年‪α‬×発情の強すぎるΩ 紆余曲折ありますがハピエンです。 imooo(@imodayosagyo )さんの「再会年下攻め創作BL」の1次創作タグ企画に参加させていただいたツイノベをお話にしたものになります。素敵な表紙絵もimoooさんに描いていただいております。

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。

当たり前の幸せ

ヒイロ
BL
結婚4年目で別れを決意する。長い間愛があると思っていた結婚だったが嫌われてるとは気付かずいたから。すれ違いからのハッピーエンド。オメガバース。よくある話。 初投稿なので色々矛盾などご容赦を。 ゆっくり更新します。 すみません名前変えました。

運命の番は僕に振り向かない

ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。 それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。 オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。 ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。 ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。 ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。 ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。 完結しました!ありがとうございました。

鳴成准教授は新しいアシスタントを採用しました。実は甘やかし尽くし攻めの御曹司でした。

卯藤ローレン
BL
逢宮大学准教授の鳴成秋史は、自分の授業サポートをしてくれるTA(ティーチングアシスタント)を募集していた。 そこに現れたのは、月落渉と名乗る男。 志望動機を問うと、男はこう答えた。 「端的に言うと迷子です。迷える子羊のような気持ちで」 「……はい?」 独特なペース、冗談か真実か分からない。 けれど、鳴成は採用を決めた。 理由は、『自分に興味のなさそうな雰囲気に惹かれたから』。 それが、男の完璧なる包囲網の一端に既に引っかかっているとも知らずに――。 仕事の枠を超え持てる全てで全力サポートするハイスペック年下御曹司×穏やかで大人な年上准教授。 ベタベタしてないのにものすっごくイチャイチャしてる、日常系ラブコメです。

そうだ課長、俺と結婚してください

藤吉めぐみ
BL
運命の番を信じるアルファ×運命なんか信じないアルファスペックのオメガ 社内、社外問わずモテるアルファの匡史は、一見遊んでいるように見えるが、運命の番を信じ、その相手に自分を見つけて欲しいという理由から、目立つように心がけ、色々な出会いの場にも顔を出している。 そんな匡史の働く職場に課長として赴任してきた池上。彼もアルファで、匡史よりもスペックが高いとすぐに噂になり、自分の存在が霞むことに不安を覚える匡史。 気に入らないという理由で池上に近づくが、なぜか池上から香りを感じて惹かれてしまい―― 運命の番を信じるアルファと運命なんか信じないアルファ嫌いのオメガのオフィスラブです。