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エピローグ
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エリオットが目覚めた気配を感じて二人の吸血鬼が扉の前で聞き耳を立てていた。
「おい、ラングル聞いたか?エリオットの奴あの女に牙を触らせているぞ。」
「ふむ。若いですなぁ。私も昔は愛する妻によくせがまれたものです。」
頬を赤らめてラングルは懐かしそうに目を和らげた。フェスターも耳まで赤く染めて成り行きを見守っている。吸血鬼にとって異性に牙を触らせるという行為は愛情行動と同位だ。
「知らないって恐ろしい。」
フェスターは扉の向こうで展開されているであろう状況は想像に難くない。甘すぎる状況に思わず目を伏せた。
「エリオット、私は国に帰らなければなりません。連れて行ってくれますね?」
ジュリアの言葉にエリオットは迷わず頷いた。
「この命にかけて、必ずやジュリア様をお届けいたします。」
先ほどまでの弱々しいエリオットの姿はそこには無い。王女と近衛としてのあるべき姿がそこにはあった。
エリオットは大きな窓を開け放ちジュリアを抱きかかえる。そしてその身を窓から乗り出すと一気に跳び降りた。魔力を纏い重力の力に抗う。ふわりと地面に着地するとそのままジュリアを抱えて走り出した。その姿をフェスターとラングルは見送っていた。
「よろしかったのですか?」
ラングルの言葉にフェスターはくすりと笑った。
「前と違って今ではエリオットは吸血鬼として覚醒している。だから、どこにいても僕には彼の居場所を感知できる。問題ないよ。」
「しかし、飛び降りるまでは分かりますが吸血鬼となったのになぜ走って帰ろうとしているのでしょうな。」
「うん。やっぱり大人になったばかりで力の使い方を理解していないんだよ。」
やっぱり私がきちんと導いてあげないといけないねと呟いてフェスターはどんどん小さくなっていく二人の影を愛おしそうに眺めた。
ヴァレント王国へと戻り馬を借りて城へと戻ったジュリアとエリオットはすぐに国王夫妻と両親に報告を行った。自分の正体と襲撃にあったことも。城では二人が行方不明になったという報告が入ってきたばかりだったのでそこまで混乱することもなく事態は収束された。
「でも吸血鬼になったというのにあんまり変わりないね。」
レオン王子がエリオットの周りをぐるぐると歩いて変化を見極めようとしている。
「変化があったとしたら牙と血を吸うようになったくらいよね。」
ジュリアがエリオットの腕をしっかりと抱えて答えた。エリオットは何とも言えない表情を浮かべながら頷く。
「それより問題は私が結界の中に平然と入れることです。」
エリオットの言葉は尤もだ。今までは確かに吸血鬼のような魔物を退けていたと考えられていた結界だがエリオットによれば何の問題もなく入れるらしい。ただ若干体が重く感じる程度で動きに支障があるわけではない。
「そもそもエリオットは普通の吸血鬼と違って弱点を克服しようと頑張っていたものね。」
ジュリアの言葉にエリオットは血の滲むような苦難の日々を思い出してげんなりとした表情を浮かべた。その目は若干死んだ魚に似ている。
「あれは…思い出したくもありませんが。」
頭を振って浮かんできた日々を頭から追いやるとエリオットは真剣な表情で国王を見上げる。
「陛下、あの結界は確かに下級の吸血鬼や成り損ないを抑え込むことはできると思われます。ですが、上位の吸血鬼にはほとんど意味をなさないでしょう。」
「お前自身がそう思うのであればそうであろうな。だが、だからと言ってどうする?何か手立てがあるというのか。」
手立てが何かあるのかと問われてエリオットは言葉に窮する。覚醒していない吸血鬼の状態であった時でさえ本物にはまるで敵わなかったのは自分自身が体験している。
だが、今の自分であればどうであろうか。少し頑張ればあの力に届くような気持ちはある。相手はかなり手加減していたのは分かるが…。そこまで考えてからエリオットは言葉を紡いだ。
その数日後にはエリオットの姿は辺境の端にあった。ラーファルの町を守ることが国を守ることになると考えての結果だ。その隣にはジュリアの姿がある。近衛を辞めて辺境へ向かったエリオットに自分も行くと言ってきかなかったのだ。
国王陛下の厚意でエリオットはラーファルの町の領主という形で赴任することになった。子爵という爵位を与えられて。正確に言うとウェスラン伯爵家の分家という形をとっている。
吸血鬼になったというのに国王夫妻も両親も変わらぬ愛情をエリオットに向けてくれている。それがなんだか嬉しくて同時に申し訳なくも思う。
ジュリアは結局エリオットに嫁ぐ形になってしまった。ジュリアは人間だ。エリオットはこの形で本当に良かったのかと何度も考える。
しかし、答えはいつも変わらない。ジュリアが好きだ。離したくない。ふと思考の端にある気配を感じてエリオットはため息をついた。
「またか。」
エリオットの体は霧のように変化してその場から掻き消えた。瞬時に気配を感じた場所に移動する。
「ここは人間の町だ。何の用で来た吸血鬼。」
「な!お前だって吸血鬼じゃないか。餌を求めてきたんだ。あんたにも分かるだろう?」
「残念だがこの地はヴァレント王国の領土だ。吸血鬼の狩りは認められていない。」
「ふ、ふざけるな!なぜ俺たちが人間の法に従わなければならない。」
喚く吸血鬼にエリオットは話が通じないと肩をすくめる。
「人間の法ではない。吸血鬼の王が定めた法だろう?」
そう告げると喚いていた吸血鬼はエリオットを睨み付けた。
「お前が王を唆したのだろう!前はこんなことは無かったのに。」
「だが、安定した血の供給もまた無かったのではないか?」
エリオットの言葉に言葉を詰まらせた吸血鬼は言葉では敵わないと判断して攻撃に出た。
その攻撃を軽く躱してエリオットは吸血鬼を取り押さえるとその体を縛り上げた。吸血鬼相手に意味はないはずの縄はしっかりと効果を表している。
「な、なんだこの縄は!」
霧の形にもなれず吸血鬼は喚いた。エリオットは縛り上げた吸血鬼を引きずって国境へと放り出した。
「二度と入ることは許さない。次に見れば容赦はしないから覚悟しろ。」
悔しげに呻く吸血鬼を追い出してエリオットは戻っていった。エリオットが領主としてこの地に来て行ったのはフェスターとの会談だった。
エリオットは人間の国を守るため、フェスターは吸血鬼たちを守るために互いに合意できる内容として吸血鬼は人間の国へ入って狩りをしてはならないということ。代わりに人間の国では血液を民から募りそれを提供することとしたのだ。
おかげで人間の国では吸血鬼による被害は年々減少している。吸血鬼も狩りに行かなくても血液を安定的に手に入れることができ互いに満足いく結果になっている。
ただ、時折それで満足しない吸血鬼が国境にあるラーファルの町へと侵入するのだ。エリオットはそんな吸血鬼を国境の外へと放り出すのをしばしば行っている。
あまりに諦めの悪い彼らに若干呆れながらも、彼らの言い分も何となく分からなくはないといったフェスターの言葉もエリオットは理解していた。理解したくはなくとも自らそれを求めている以上彼らの事を強く言えないのも事実なのだ。
「エリオット、お帰りなさい。」
ジュリアの温かな笑顔がエリオットを迎えてくれる。
「ただいまジュリア。」
そう返してエリオットはジュリアを抱きしめた。柔らかな肌と愛する人の香に包まれてエリオットは幸せな気分に浸る。泣き虫なエリオットは愛するジュリアと辺境の地でこうして生きることを決めたのだ。
-END-
「おい、ラングル聞いたか?エリオットの奴あの女に牙を触らせているぞ。」
「ふむ。若いですなぁ。私も昔は愛する妻によくせがまれたものです。」
頬を赤らめてラングルは懐かしそうに目を和らげた。フェスターも耳まで赤く染めて成り行きを見守っている。吸血鬼にとって異性に牙を触らせるという行為は愛情行動と同位だ。
「知らないって恐ろしい。」
フェスターは扉の向こうで展開されているであろう状況は想像に難くない。甘すぎる状況に思わず目を伏せた。
「エリオット、私は国に帰らなければなりません。連れて行ってくれますね?」
ジュリアの言葉にエリオットは迷わず頷いた。
「この命にかけて、必ずやジュリア様をお届けいたします。」
先ほどまでの弱々しいエリオットの姿はそこには無い。王女と近衛としてのあるべき姿がそこにはあった。
エリオットは大きな窓を開け放ちジュリアを抱きかかえる。そしてその身を窓から乗り出すと一気に跳び降りた。魔力を纏い重力の力に抗う。ふわりと地面に着地するとそのままジュリアを抱えて走り出した。その姿をフェスターとラングルは見送っていた。
「よろしかったのですか?」
ラングルの言葉にフェスターはくすりと笑った。
「前と違って今ではエリオットは吸血鬼として覚醒している。だから、どこにいても僕には彼の居場所を感知できる。問題ないよ。」
「しかし、飛び降りるまでは分かりますが吸血鬼となったのになぜ走って帰ろうとしているのでしょうな。」
「うん。やっぱり大人になったばかりで力の使い方を理解していないんだよ。」
やっぱり私がきちんと導いてあげないといけないねと呟いてフェスターはどんどん小さくなっていく二人の影を愛おしそうに眺めた。
ヴァレント王国へと戻り馬を借りて城へと戻ったジュリアとエリオットはすぐに国王夫妻と両親に報告を行った。自分の正体と襲撃にあったことも。城では二人が行方不明になったという報告が入ってきたばかりだったのでそこまで混乱することもなく事態は収束された。
「でも吸血鬼になったというのにあんまり変わりないね。」
レオン王子がエリオットの周りをぐるぐると歩いて変化を見極めようとしている。
「変化があったとしたら牙と血を吸うようになったくらいよね。」
ジュリアがエリオットの腕をしっかりと抱えて答えた。エリオットは何とも言えない表情を浮かべながら頷く。
「それより問題は私が結界の中に平然と入れることです。」
エリオットの言葉は尤もだ。今までは確かに吸血鬼のような魔物を退けていたと考えられていた結界だがエリオットによれば何の問題もなく入れるらしい。ただ若干体が重く感じる程度で動きに支障があるわけではない。
「そもそもエリオットは普通の吸血鬼と違って弱点を克服しようと頑張っていたものね。」
ジュリアの言葉にエリオットは血の滲むような苦難の日々を思い出してげんなりとした表情を浮かべた。その目は若干死んだ魚に似ている。
「あれは…思い出したくもありませんが。」
頭を振って浮かんできた日々を頭から追いやるとエリオットは真剣な表情で国王を見上げる。
「陛下、あの結界は確かに下級の吸血鬼や成り損ないを抑え込むことはできると思われます。ですが、上位の吸血鬼にはほとんど意味をなさないでしょう。」
「お前自身がそう思うのであればそうであろうな。だが、だからと言ってどうする?何か手立てがあるというのか。」
手立てが何かあるのかと問われてエリオットは言葉に窮する。覚醒していない吸血鬼の状態であった時でさえ本物にはまるで敵わなかったのは自分自身が体験している。
だが、今の自分であればどうであろうか。少し頑張ればあの力に届くような気持ちはある。相手はかなり手加減していたのは分かるが…。そこまで考えてからエリオットは言葉を紡いだ。
その数日後にはエリオットの姿は辺境の端にあった。ラーファルの町を守ることが国を守ることになると考えての結果だ。その隣にはジュリアの姿がある。近衛を辞めて辺境へ向かったエリオットに自分も行くと言ってきかなかったのだ。
国王陛下の厚意でエリオットはラーファルの町の領主という形で赴任することになった。子爵という爵位を与えられて。正確に言うとウェスラン伯爵家の分家という形をとっている。
吸血鬼になったというのに国王夫妻も両親も変わらぬ愛情をエリオットに向けてくれている。それがなんだか嬉しくて同時に申し訳なくも思う。
ジュリアは結局エリオットに嫁ぐ形になってしまった。ジュリアは人間だ。エリオットはこの形で本当に良かったのかと何度も考える。
しかし、答えはいつも変わらない。ジュリアが好きだ。離したくない。ふと思考の端にある気配を感じてエリオットはため息をついた。
「またか。」
エリオットの体は霧のように変化してその場から掻き消えた。瞬時に気配を感じた場所に移動する。
「ここは人間の町だ。何の用で来た吸血鬼。」
「な!お前だって吸血鬼じゃないか。餌を求めてきたんだ。あんたにも分かるだろう?」
「残念だがこの地はヴァレント王国の領土だ。吸血鬼の狩りは認められていない。」
「ふ、ふざけるな!なぜ俺たちが人間の法に従わなければならない。」
喚く吸血鬼にエリオットは話が通じないと肩をすくめる。
「人間の法ではない。吸血鬼の王が定めた法だろう?」
そう告げると喚いていた吸血鬼はエリオットを睨み付けた。
「お前が王を唆したのだろう!前はこんなことは無かったのに。」
「だが、安定した血の供給もまた無かったのではないか?」
エリオットの言葉に言葉を詰まらせた吸血鬼は言葉では敵わないと判断して攻撃に出た。
その攻撃を軽く躱してエリオットは吸血鬼を取り押さえるとその体を縛り上げた。吸血鬼相手に意味はないはずの縄はしっかりと効果を表している。
「な、なんだこの縄は!」
霧の形にもなれず吸血鬼は喚いた。エリオットは縛り上げた吸血鬼を引きずって国境へと放り出した。
「二度と入ることは許さない。次に見れば容赦はしないから覚悟しろ。」
悔しげに呻く吸血鬼を追い出してエリオットは戻っていった。エリオットが領主としてこの地に来て行ったのはフェスターとの会談だった。
エリオットは人間の国を守るため、フェスターは吸血鬼たちを守るために互いに合意できる内容として吸血鬼は人間の国へ入って狩りをしてはならないということ。代わりに人間の国では血液を民から募りそれを提供することとしたのだ。
おかげで人間の国では吸血鬼による被害は年々減少している。吸血鬼も狩りに行かなくても血液を安定的に手に入れることができ互いに満足いく結果になっている。
ただ、時折それで満足しない吸血鬼が国境にあるラーファルの町へと侵入するのだ。エリオットはそんな吸血鬼を国境の外へと放り出すのをしばしば行っている。
あまりに諦めの悪い彼らに若干呆れながらも、彼らの言い分も何となく分からなくはないといったフェスターの言葉もエリオットは理解していた。理解したくはなくとも自らそれを求めている以上彼らの事を強く言えないのも事実なのだ。
「エリオット、お帰りなさい。」
ジュリアの温かな笑顔がエリオットを迎えてくれる。
「ただいまジュリア。」
そう返してエリオットはジュリアを抱きしめた。柔らかな肌と愛する人の香に包まれてエリオットは幸せな気分に浸る。泣き虫なエリオットは愛するジュリアと辺境の地でこうして生きることを決めたのだ。
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