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第四章 神山学園のレヴィアタン
第六幕 神殺しの末路(1)
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空海と戦闘を続ける夏目たち。
炎を纏い、空海の衣服が燃え肌がより一層に赤みを帯びる。そこから陽炎が揺らめき、火力が増していくのが見て取れた。
睨み合う中、先に動いたのは空海だ。狙うのは、ヨルムンガンドと合体した夏目。
肉眼では、捉え切れない速度で距離を詰められ目の前に現れる。
「は、はやっ……!?」
空海は、手刀の構えで脇腹を抉るように突き出す。それを反射神経で横へ飛び退き躱す夏目、背後へ回り込み反撃に出る。
尻尾の先端で貫く。
「あ、熱っ!」
が、予想以上の熱量と火力に鱗が焼かれ皮膚が露わに。苦痛に歪む表情を浮かべ、空海から一旦距離を取り尻尾の火傷を神通力で癒やす。
空海は、夏目へ向き直り首の骨を軽く鳴らす。
「次は仕留める」
と、もう何度目かは分からない殺意を込めた眼差しと言葉を吐く。
「はっ。簡単に殺られると思うなよ!」
そう返し、今度は夏目が動く。真っ直ぐ、突っ込み右脚で回し蹴りを繰り出すが、空海は体を反らしバク転で躱す。右脚が地面に着地と同時に、その脚で体を支え次は左脚を振り上げ爪先は顎下を狙う。
「ふんっ!」
これも、頭を後ろへ倒して躱して、体勢を瞬時に整え踵落としを決めるが両手を眼前に広げ防がれる。
「ちっ!」
一発も入らないことに舌打ちをする夏目。ならばと、至近距離で息を大きく吸い込み猛毒を吐き出す。
「むっ!? これは……!」
吐き出される猛毒が危険だと、本能が危機を告げ跳躍し後退しようとするのをヨルムンガンドが逃さない。
『逃さないぞ!』
「な、なにっ!? 尻尾で!?」
夏目の意思ではなく、ヨルムンガンドの意思で尻尾を動かし伸ばして空海の足首に巻きつき封じる。
見るからに焦りの表情へと変わる空海へ、、夏目は躊躇うことなく口から紫色の煙こと猛毒の吐息を吹く。
夏目が猛毒を吐くなら、敵は必ず危険だと判断し距離を取ろうと退くだろう。
まだ完全に掌握できていない力を扱うことに集中し、意識を向ける夏目では敵を逃してしまう可能性が大きい。
その上、少しのミスで己とヨルムンガンドを傷つけて戦闘どころではなくなる。ならば、夏目が能力を行使している間、ヨルムンガンドが敵の動きを封じ互いを護る役目を担えばいいのだ。
相棒同士でフォローを意識し戦う。
「うぅんんっ、ぐぅぅううううううううっ!」
猛毒が容赦なく襲い掛かり、全身に受け纏う炎が徐々に溶かされ皮膚にも影響が出始める。変色し、腐っていく肌。
「ふ、ふざけるな! この程度でっ……!」
これで仕留め切れると思った夏目とヨルムンガンドだったが。
空海は、巻きつく左足首を自ら手刀で切り落としたのだ。
「う、嘘っ!?」
『ええっ!?』
猛毒から逃れる空海。これにはお互い驚き声を上げ、猛毒の吐息を止めてしまう。
「な、なんのこれしきっ!」
呼吸を荒くしながらも、切り落とした断面を焼き止血。
「『………………』」
片足を失った神殺しを前に、呆気に取られる夏目とヨルムンガンドは開いた口が塞がらない状態で立ち竦む。
そんな相棒と弟にフェンリルが叫ぶ。
「呆けている場合ではない、主! ここで逃がす気か、ヨルムンガンド!」
「『…………は、はいっ!』」
相棒の叱咤で我に返り、慌てて開いた距離を詰め寄ろうとする。
その光景に空海は、冷や汗を掻きながら地面に滴る己が流した血溜まりに触れる。
触れた血溜まりは、ブクブクと沸騰し夏目が近づいた瞬間に空海自身をも巻き込み爆ぜた。
「ちょっ、マジか!?」
轟音を鳴り響かせ、地面を強く揺らし周囲に爆風を巻き起こし、周辺を明るく照らし赤く染め上げた。
炎を纏い、空海の衣服が燃え肌がより一層に赤みを帯びる。そこから陽炎が揺らめき、火力が増していくのが見て取れた。
睨み合う中、先に動いたのは空海だ。狙うのは、ヨルムンガンドと合体した夏目。
肉眼では、捉え切れない速度で距離を詰められ目の前に現れる。
「は、はやっ……!?」
空海は、手刀の構えで脇腹を抉るように突き出す。それを反射神経で横へ飛び退き躱す夏目、背後へ回り込み反撃に出る。
尻尾の先端で貫く。
「あ、熱っ!」
が、予想以上の熱量と火力に鱗が焼かれ皮膚が露わに。苦痛に歪む表情を浮かべ、空海から一旦距離を取り尻尾の火傷を神通力で癒やす。
空海は、夏目へ向き直り首の骨を軽く鳴らす。
「次は仕留める」
と、もう何度目かは分からない殺意を込めた眼差しと言葉を吐く。
「はっ。簡単に殺られると思うなよ!」
そう返し、今度は夏目が動く。真っ直ぐ、突っ込み右脚で回し蹴りを繰り出すが、空海は体を反らしバク転で躱す。右脚が地面に着地と同時に、その脚で体を支え次は左脚を振り上げ爪先は顎下を狙う。
「ふんっ!」
これも、頭を後ろへ倒して躱して、体勢を瞬時に整え踵落としを決めるが両手を眼前に広げ防がれる。
「ちっ!」
一発も入らないことに舌打ちをする夏目。ならばと、至近距離で息を大きく吸い込み猛毒を吐き出す。
「むっ!? これは……!」
吐き出される猛毒が危険だと、本能が危機を告げ跳躍し後退しようとするのをヨルムンガンドが逃さない。
『逃さないぞ!』
「な、なにっ!? 尻尾で!?」
夏目の意思ではなく、ヨルムンガンドの意思で尻尾を動かし伸ばして空海の足首に巻きつき封じる。
見るからに焦りの表情へと変わる空海へ、、夏目は躊躇うことなく口から紫色の煙こと猛毒の吐息を吹く。
夏目が猛毒を吐くなら、敵は必ず危険だと判断し距離を取ろうと退くだろう。
まだ完全に掌握できていない力を扱うことに集中し、意識を向ける夏目では敵を逃してしまう可能性が大きい。
その上、少しのミスで己とヨルムンガンドを傷つけて戦闘どころではなくなる。ならば、夏目が能力を行使している間、ヨルムンガンドが敵の動きを封じ互いを護る役目を担えばいいのだ。
相棒同士でフォローを意識し戦う。
「うぅんんっ、ぐぅぅううううううううっ!」
猛毒が容赦なく襲い掛かり、全身に受け纏う炎が徐々に溶かされ皮膚にも影響が出始める。変色し、腐っていく肌。
「ふ、ふざけるな! この程度でっ……!」
これで仕留め切れると思った夏目とヨルムンガンドだったが。
空海は、巻きつく左足首を自ら手刀で切り落としたのだ。
「う、嘘っ!?」
『ええっ!?』
猛毒から逃れる空海。これにはお互い驚き声を上げ、猛毒の吐息を止めてしまう。
「な、なんのこれしきっ!」
呼吸を荒くしながらも、切り落とした断面を焼き止血。
「『………………』」
片足を失った神殺しを前に、呆気に取られる夏目とヨルムンガンドは開いた口が塞がらない状態で立ち竦む。
そんな相棒と弟にフェンリルが叫ぶ。
「呆けている場合ではない、主! ここで逃がす気か、ヨルムンガンド!」
「『…………は、はいっ!』」
相棒の叱咤で我に返り、慌てて開いた距離を詰め寄ろうとする。
その光景に空海は、冷や汗を掻きながら地面に滴る己が流した血溜まりに触れる。
触れた血溜まりは、ブクブクと沸騰し夏目が近づいた瞬間に空海自身をも巻き込み爆ぜた。
「ちょっ、マジか!?」
轟音を鳴り響かせ、地面を強く揺らし周囲に爆風を巻き起こし、周辺を明るく照らし赤く染め上げた。
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