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第八章 偽りの神人
第四幕 反撃開始(1)
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アザゼルたちが創り上げた神山町。そこには、俺の家も再現されており自宅で一夜を過ごした翌日、リビングに集まった仲間たち。
そこで話し合う、その内容はいつ動き出すかだ。
「さて、機械人形の殲滅に塔の建設は中止どころか不可能なはず。おまけに、奴隷にした人間も失った今、悪神は必ず動くだろう。怒り心頭、でな」
そう口にするのはアザゼルだ。
アザゼルの言う通りだろう。あれだけ量産していた機械人形の九割が俺たちに破壊され、奴隷にしていた者や産み落とすための者、その他の施設が壊滅して塔の建設どころではないはず。
ここまでされて、あの機械仕掛けの神が怒らないわけがない。
「あれの思い通りにしないために、こちらから先手を打ちたい。夏目と直矢たちは、次元の狭間から滅びた世界へ飛ぶ。そしてこちらでは、分身体の悪神と戦う」
直矢曰く、
「すぐにでも案内はできるよ。あとはね、お父さんとお母さん次第」
「そうなのか?」
「うん」
俺が訊けば、笑顔で返す直矢。
俺たち次第、か。何か、行くための手順でもあるのかと思っていたが直矢がいればいつでも行けるとはな。ならば、話が早い。俺も美哉も、いつでも行ける。
「よしっ。作戦の内容を話すぞ。紅と奏と遥を筆頭に悪神を討つ。残る仲間は、その援護に回れ。俺とルシファーも、塔を破壊後に援護に回る。二人には、ウロボロスの姿になって戦ってもらうことになるかもしれん」
「ふふん! 任せて! ね、遥」
「うん」
「頼もしいな」
アザゼルにより大まかな行動が決まり、羽を伸ばす面々に直矢が面白いことを言い出す。
「神獣は、神話に名を残した存在。神の子もここにはいる。そんな存在と契約を交わすだけではなく、信頼関係を築き、絆を結ぶ神殺し。不思議な人間。相棒と呼び、共に生きるため護るために戦う。人間なのに、機械仕掛けとはいえ神である悪神に反逆する」
……直矢?
俺を見つめた次に、ここにいる他の神殺したる仲間に視線を向けた。
「駒として力を与えられたお父さんたちはただの人形、神に選ばれたわけでもなく、英雄でもない偽りの存在。だけど、神に成り得る力を持つ。人間の理を越え、神に届く。だから、僕はお父さんたちをこう呼ぼうと思うんだ。〝偽りの神人かみびと〟って」
…………。
偽りの神人……。
確かに、直矢の言う通り俺たちは英雄でも、ましてや神に選ばれた者じゃない。ただの人間だった。だが、力を手に入れ今では悪神に反逆する者だ。
神に届く。ははっ。ああ、そうだ。俺は神にだって、喧嘩を売るし世界だって護ってやる。俺の大切なもの傷つけ奪うというのなら、俺はそれを許さないしぶっ殺す。
そんな直矢の言葉に誰もが黙ってしまう。それにいち早く反応したのはやはりアザゼルだ。「いいことを言う」と。
「いいじゃないか。今後は〝偽りの神人〟と紹介すればいい。神殺しよりもこっちの方がお前たちに合うし、カッコいい名だろう?」
ああ、本当にな。
アザゼルの言葉に納得する面々。俺は、直矢の頭を撫で言う。
「俺たちにピッタリの名付けをありがとな。さすが、俺たちの子だよ。直矢は」
「えへへっ! もっと褒めて! お父さん!」
「よしよし。直矢は良い子だ。この先も頼りにしてるからな」
「むふふっ!」
俺の膝の上に座り、褒められ嬉しそうに満面の笑みを浮かべる直矢だった。こうして、神殺し改め偽りの神人による反撃が始まろうとしていた。
そこで話し合う、その内容はいつ動き出すかだ。
「さて、機械人形の殲滅に塔の建設は中止どころか不可能なはず。おまけに、奴隷にした人間も失った今、悪神は必ず動くだろう。怒り心頭、でな」
そう口にするのはアザゼルだ。
アザゼルの言う通りだろう。あれだけ量産していた機械人形の九割が俺たちに破壊され、奴隷にしていた者や産み落とすための者、その他の施設が壊滅して塔の建設どころではないはず。
ここまでされて、あの機械仕掛けの神が怒らないわけがない。
「あれの思い通りにしないために、こちらから先手を打ちたい。夏目と直矢たちは、次元の狭間から滅びた世界へ飛ぶ。そしてこちらでは、分身体の悪神と戦う」
直矢曰く、
「すぐにでも案内はできるよ。あとはね、お父さんとお母さん次第」
「そうなのか?」
「うん」
俺が訊けば、笑顔で返す直矢。
俺たち次第、か。何か、行くための手順でもあるのかと思っていたが直矢がいればいつでも行けるとはな。ならば、話が早い。俺も美哉も、いつでも行ける。
「よしっ。作戦の内容を話すぞ。紅と奏と遥を筆頭に悪神を討つ。残る仲間は、その援護に回れ。俺とルシファーも、塔を破壊後に援護に回る。二人には、ウロボロスの姿になって戦ってもらうことになるかもしれん」
「ふふん! 任せて! ね、遥」
「うん」
「頼もしいな」
アザゼルにより大まかな行動が決まり、羽を伸ばす面々に直矢が面白いことを言い出す。
「神獣は、神話に名を残した存在。神の子もここにはいる。そんな存在と契約を交わすだけではなく、信頼関係を築き、絆を結ぶ神殺し。不思議な人間。相棒と呼び、共に生きるため護るために戦う。人間なのに、機械仕掛けとはいえ神である悪神に反逆する」
……直矢?
俺を見つめた次に、ここにいる他の神殺したる仲間に視線を向けた。
「駒として力を与えられたお父さんたちはただの人形、神に選ばれたわけでもなく、英雄でもない偽りの存在。だけど、神に成り得る力を持つ。人間の理を越え、神に届く。だから、僕はお父さんたちをこう呼ぼうと思うんだ。〝偽りの神人かみびと〟って」
…………。
偽りの神人……。
確かに、直矢の言う通り俺たちは英雄でも、ましてや神に選ばれた者じゃない。ただの人間だった。だが、力を手に入れ今では悪神に反逆する者だ。
神に届く。ははっ。ああ、そうだ。俺は神にだって、喧嘩を売るし世界だって護ってやる。俺の大切なもの傷つけ奪うというのなら、俺はそれを許さないしぶっ殺す。
そんな直矢の言葉に誰もが黙ってしまう。それにいち早く反応したのはやはりアザゼルだ。「いいことを言う」と。
「いいじゃないか。今後は〝偽りの神人〟と紹介すればいい。神殺しよりもこっちの方がお前たちに合うし、カッコいい名だろう?」
ああ、本当にな。
アザゼルの言葉に納得する面々。俺は、直矢の頭を撫で言う。
「俺たちにピッタリの名付けをありがとな。さすが、俺たちの子だよ。直矢は」
「えへへっ! もっと褒めて! お父さん!」
「よしよし。直矢は良い子だ。この先も頼りにしてるからな」
「むふふっ!」
俺の膝の上に座り、褒められ嬉しそうに満面の笑みを浮かべる直矢だった。こうして、神殺し改め偽りの神人による反撃が始まろうとしていた。
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