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23.お土産
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パパと2人で、森に来た。
エスメラルダと出会った時のことや、熊と相撲をしたことなどを話しながら、手をつないで歩いた。とても楽しかった。パパは、聞き上手だと思った。
「急に、イノシシにかけっこで勝つのは、無理だよ。練習したら、いずれ勝てるようになるけれども」
「パパは、どんな練習をされていたのですか?」
「毎日、走り回っていただけだよ。ほら、おばあちゃんちから森は、遠いだろう? 行き帰りに走るだけでも、力がついたんじゃないかな。街中を走っていると、知り合いが馬で追いかけてくるし、逃げ回る間に自然とね。最初からイノシシは、難しいよ」
そうか。スタートは、馬からだったか。ん? 馬とイノシシって、どっちが早いの? 変わらなくない? 街中の馬は全力疾走をさせないから、たいして速くないとか、そういう話かな。
パパの話は、深掘りすれば新たな疑問が湧くばかりで、いつまでもスッキリしないことばかりだ。家ではドレスでお茶会、外では熊と相撲。どちらの話を聞いても、疑問が解消されることはなかった。
森についたら、ウォーミングアップをする。運動前に軽くストレッチをした後、一旦パパと別れた。パパの走り込みには、ついていけないからだ。
私も、自分のペースで人道を走った。前は200mくらい走れば呼吸が乱れていたが、今は、そんなこともなくなった。魔法に頼りきるのはよくないな、と実感している。
水神様が住んでいると言われる川沿いを走っていたら、声をかけられた。
「おい、小僧」
この辺りには、私の住んでいる黒髪の村しか人里はない。大して大きくもない村だ。神様である母と、性格の歪んだお父様の息子である私の名を知らぬ者も、小僧などと呼べる腹の座った人間も、絶対にいない。
ここに住んでいる水神様は、性格にちょっと難があると聞いている。関係者でないと良いけれど。
しかし、足を止めてみても、誰がいるわけでもない。
「気の所為でしょうか」
足を進めようとしたら、変な生き物に立ちはだかれた。
「ここだ」
煤色の背中に薄墨色の腹。つぶらな瞳に小さな耳に長いヒゲ、頭から尻尾まで切れ目のない体型、手足は短い。大きさは、私と同じか、少し大きい? どこかで見た生き物だ。いつかお母様に連れて行かれた、動物が沢山いる場所にいた。
「イタチ? 違う。フェレットだ!」
「違うわ! カワウソだ」
名前を間違えてしまったようだ。怒らせてしまっただろうか。気が短い生き物なのだな。関わり合いになりたくないものだ。
「カワウソとは、話をする生き物だったのですね。勉強になりました」
「おう。感謝しろ」
「ありがとう御座いました。それでは、失礼致します」
面倒臭そうな空気を察知して、逃げようと画策したのだけど、失敗したようだ。引き返そうとして、回り込まれた。
「何か御用でしょうか」
「相撲をしよう」
「相撲? カワウソが?」
正直、相撲をする人類も、パパしか知らない。相撲という単語を発するのを聞いたのも、パパを除けば初めてだ。熊もいるし、森でアツい競技だったのか。
相撲相手を見つけるのは、難儀だった記憶がある。このカワウソは、相撲相手に飢えているのだろうか。仕方がないな。
「おう。相撲をしよう」
「私は、熊飛ばしのこーちゃんですよ。本当に、私でよろしいのですか?」
「く、熊飛ばし? 面白れぇじゃねぇか。相撲をしよう」
「一勝負だけですよ」
一月まるっと相撲漬けの生活など、こりごりだ。今日は、パパと魔獣狩りをするんだから。
適当な場所に、適当に円を書き、勝負を始めることにした。
「円の外に出るか、手が地面についたら負け、でいいんですよね?」
「円の外は初めて聞いたが、それでいいぞ。小僧の細腕じゃあ、我を投げ飛ばせまい」
「熊を投げたので、カワウソくらいいけると思いますよ?」
あれは私の力ではなかったが、ウソでもない。カワウソと勝負したいと思ってないので、身を引いてくれないかなぁ、と期待しているだけだ。
「では、ハッケよーい。のこった。っうわ!」
開始早々、カワウソの口から水が飛んできた。狙われたのが、顔だったので、反射で避けれた。
これが胴だったなら、避けれなかっただろう。ただの目くらましであれば、胴で受ける分には問題ないのだろうが、あの水鉄砲に殺傷能力はあるのだろうか。
「汚いな!」
「口から水を飛ばしてはいけない、という取り決めはなかった」
ふんぞり返って、得意気な顔をしているカワウソが憎らしい。
「不衛生、下品と言う意味ですよ。風の精霊様、突風よろしくお願いします」
魔力を使う機会の減った私は、魔力をかなり溜め込んでいる。圧倒的風力で、カワウソを吹き飛ばしてやった。
「魔法を使ってはいけない、という取り決めも御座いませんでしたね。このままミンチに致しましょうか? まともに、相撲を致しますか? お帰りになりますか? お好きに決めて下さって、構いませんよ」
「相撲をしよう、と思います」
カワウソは、目を泳がせている。こんな状態になっても、まだ相撲がしたいとは、なかなかの相撲愛の持ち主だな。もう帰ってくれよ。
「ハッケよーい。のこったー」
私は、相撲勝負にやる気を見出せない。もう適当に押し出されてしまえばいいんじゃないかな、と思い始めた。私は、熊に勝負を申し込んだ時、勝つまで諦めなかったからだ。自分でやっておいて何だが、あれをやられたら、面倒臭い。
しかし、カワウソとがっぷりよつで、組み合った時だ。
「この勝負に勝ったら、小僧の尻子玉は、我の物だ」
カワウソが、ニヤリと笑った。
「尻子玉とは、何ですか?」
とても嫌な予感がした。玉はともかく、尻って何だ。
「●の穴に手をつっこんで、元気の素を抜いてやるのだ」
そんなところにそんな器官があるとは聞いたことがないが、抜かれる前に入れられてたまるか! そういうことであれば、負ける訳にはいかない。
カワウソの力は、強かった。組み合ったのは、失敗だった。足をかけて転ばそうにも、足は申し訳程度にしかない。なんだこれ。もう尻が地面に付いてんじゃないか? さっき手って言ったのが、いけなかったのか?
「ふっざけんな。ぬぉおぉお!!」
カワウソの身体を逆さに持ち上げて、放り投げた。
カワウソは、私と大して変わらない身長だった。その上、細身だ。体重など20kgもないのではなかろうか。軽いなら、力持ちだろうとなんだろうと、持ち上げてしまえば良い。相撲を楽しむ気持ちなど、欠片も持ち合わせていないのだから。
「アコーディオンを立って弾けるようになった私に、お前など敵にもならんわ!」
アコーディオン最強説! マミィありがとう!!
「それで? 私が、カワウソの尻子玉を頂けば、よろしいのでしょうか?」
カワウソのもとに寄り見下してやると、泣きながら震え、姿を変化させた。15歳前後の女性が現れた。パパのような長い金髪で、白い肌。儚気な風情で、私の同情を買おうと言うのが、見え見えである。4歳の私相手に色仕掛けというのが、おかしいと思うのだが、カワウソで4歳なら立派なものだ。わからないのかもしれないな。
「勝負に負けてしまったからには、いさぎよく嫁に参りましょう」
話がおかしい。私は、これっぽっちもそんな希望は伝えていない。馬鹿正直に連れ帰れば、また皆に怒られる案件だった。
「私には、既に心に決めた相手がおりますし、父より不細工な女性など、興味も御座いません。何より、他人の便秘の便を集める趣味をお持ちの方など、友人としてもご遠慮頂きたいですね」
「便ではありません。尻子玉です」
「そんな器官は、ありません」
「琥珀、何があった?」
どこかを走っていたパパが戻ってきたので、事の次第を報告した。
「お前、まだそんなことをしていたのか。二度とやらないと約束させたよね? もう理など、知ったことではないから、殺してしまえばいいんじゃないかな」
パパも、以前、相撲をしたようだ。どうも反省を知らない生き物なようなので、家に連れ帰り、二日酔いの薬を作っていた酒スライムに押し付けることになった。パパが殺すと言ったら、酒スライムは諦めて引き取った。カワウソは、水の精霊だから、殺して欲しくないらしい。
水龍様は変な方だと聞いていたが、その周りの精霊様がこんなのだったなんて、ショックだ。水の精霊は、様なんて付けなくていいかもしれないね。
エスメラルダと出会った時のことや、熊と相撲をしたことなどを話しながら、手をつないで歩いた。とても楽しかった。パパは、聞き上手だと思った。
「急に、イノシシにかけっこで勝つのは、無理だよ。練習したら、いずれ勝てるようになるけれども」
「パパは、どんな練習をされていたのですか?」
「毎日、走り回っていただけだよ。ほら、おばあちゃんちから森は、遠いだろう? 行き帰りに走るだけでも、力がついたんじゃないかな。街中を走っていると、知り合いが馬で追いかけてくるし、逃げ回る間に自然とね。最初からイノシシは、難しいよ」
そうか。スタートは、馬からだったか。ん? 馬とイノシシって、どっちが早いの? 変わらなくない? 街中の馬は全力疾走をさせないから、たいして速くないとか、そういう話かな。
パパの話は、深掘りすれば新たな疑問が湧くばかりで、いつまでもスッキリしないことばかりだ。家ではドレスでお茶会、外では熊と相撲。どちらの話を聞いても、疑問が解消されることはなかった。
森についたら、ウォーミングアップをする。運動前に軽くストレッチをした後、一旦パパと別れた。パパの走り込みには、ついていけないからだ。
私も、自分のペースで人道を走った。前は200mくらい走れば呼吸が乱れていたが、今は、そんなこともなくなった。魔法に頼りきるのはよくないな、と実感している。
水神様が住んでいると言われる川沿いを走っていたら、声をかけられた。
「おい、小僧」
この辺りには、私の住んでいる黒髪の村しか人里はない。大して大きくもない村だ。神様である母と、性格の歪んだお父様の息子である私の名を知らぬ者も、小僧などと呼べる腹の座った人間も、絶対にいない。
ここに住んでいる水神様は、性格にちょっと難があると聞いている。関係者でないと良いけれど。
しかし、足を止めてみても、誰がいるわけでもない。
「気の所為でしょうか」
足を進めようとしたら、変な生き物に立ちはだかれた。
「ここだ」
煤色の背中に薄墨色の腹。つぶらな瞳に小さな耳に長いヒゲ、頭から尻尾まで切れ目のない体型、手足は短い。大きさは、私と同じか、少し大きい? どこかで見た生き物だ。いつかお母様に連れて行かれた、動物が沢山いる場所にいた。
「イタチ? 違う。フェレットだ!」
「違うわ! カワウソだ」
名前を間違えてしまったようだ。怒らせてしまっただろうか。気が短い生き物なのだな。関わり合いになりたくないものだ。
「カワウソとは、話をする生き物だったのですね。勉強になりました」
「おう。感謝しろ」
「ありがとう御座いました。それでは、失礼致します」
面倒臭そうな空気を察知して、逃げようと画策したのだけど、失敗したようだ。引き返そうとして、回り込まれた。
「何か御用でしょうか」
「相撲をしよう」
「相撲? カワウソが?」
正直、相撲をする人類も、パパしか知らない。相撲という単語を発するのを聞いたのも、パパを除けば初めてだ。熊もいるし、森でアツい競技だったのか。
相撲相手を見つけるのは、難儀だった記憶がある。このカワウソは、相撲相手に飢えているのだろうか。仕方がないな。
「おう。相撲をしよう」
「私は、熊飛ばしのこーちゃんですよ。本当に、私でよろしいのですか?」
「く、熊飛ばし? 面白れぇじゃねぇか。相撲をしよう」
「一勝負だけですよ」
一月まるっと相撲漬けの生活など、こりごりだ。今日は、パパと魔獣狩りをするんだから。
適当な場所に、適当に円を書き、勝負を始めることにした。
「円の外に出るか、手が地面についたら負け、でいいんですよね?」
「円の外は初めて聞いたが、それでいいぞ。小僧の細腕じゃあ、我を投げ飛ばせまい」
「熊を投げたので、カワウソくらいいけると思いますよ?」
あれは私の力ではなかったが、ウソでもない。カワウソと勝負したいと思ってないので、身を引いてくれないかなぁ、と期待しているだけだ。
「では、ハッケよーい。のこった。っうわ!」
開始早々、カワウソの口から水が飛んできた。狙われたのが、顔だったので、反射で避けれた。
これが胴だったなら、避けれなかっただろう。ただの目くらましであれば、胴で受ける分には問題ないのだろうが、あの水鉄砲に殺傷能力はあるのだろうか。
「汚いな!」
「口から水を飛ばしてはいけない、という取り決めはなかった」
ふんぞり返って、得意気な顔をしているカワウソが憎らしい。
「不衛生、下品と言う意味ですよ。風の精霊様、突風よろしくお願いします」
魔力を使う機会の減った私は、魔力をかなり溜め込んでいる。圧倒的風力で、カワウソを吹き飛ばしてやった。
「魔法を使ってはいけない、という取り決めも御座いませんでしたね。このままミンチに致しましょうか? まともに、相撲を致しますか? お帰りになりますか? お好きに決めて下さって、構いませんよ」
「相撲をしよう、と思います」
カワウソは、目を泳がせている。こんな状態になっても、まだ相撲がしたいとは、なかなかの相撲愛の持ち主だな。もう帰ってくれよ。
「ハッケよーい。のこったー」
私は、相撲勝負にやる気を見出せない。もう適当に押し出されてしまえばいいんじゃないかな、と思い始めた。私は、熊に勝負を申し込んだ時、勝つまで諦めなかったからだ。自分でやっておいて何だが、あれをやられたら、面倒臭い。
しかし、カワウソとがっぷりよつで、組み合った時だ。
「この勝負に勝ったら、小僧の尻子玉は、我の物だ」
カワウソが、ニヤリと笑った。
「尻子玉とは、何ですか?」
とても嫌な予感がした。玉はともかく、尻って何だ。
「●の穴に手をつっこんで、元気の素を抜いてやるのだ」
そんなところにそんな器官があるとは聞いたことがないが、抜かれる前に入れられてたまるか! そういうことであれば、負ける訳にはいかない。
カワウソの力は、強かった。組み合ったのは、失敗だった。足をかけて転ばそうにも、足は申し訳程度にしかない。なんだこれ。もう尻が地面に付いてんじゃないか? さっき手って言ったのが、いけなかったのか?
「ふっざけんな。ぬぉおぉお!!」
カワウソの身体を逆さに持ち上げて、放り投げた。
カワウソは、私と大して変わらない身長だった。その上、細身だ。体重など20kgもないのではなかろうか。軽いなら、力持ちだろうとなんだろうと、持ち上げてしまえば良い。相撲を楽しむ気持ちなど、欠片も持ち合わせていないのだから。
「アコーディオンを立って弾けるようになった私に、お前など敵にもならんわ!」
アコーディオン最強説! マミィありがとう!!
「それで? 私が、カワウソの尻子玉を頂けば、よろしいのでしょうか?」
カワウソのもとに寄り見下してやると、泣きながら震え、姿を変化させた。15歳前後の女性が現れた。パパのような長い金髪で、白い肌。儚気な風情で、私の同情を買おうと言うのが、見え見えである。4歳の私相手に色仕掛けというのが、おかしいと思うのだが、カワウソで4歳なら立派なものだ。わからないのかもしれないな。
「勝負に負けてしまったからには、いさぎよく嫁に参りましょう」
話がおかしい。私は、これっぽっちもそんな希望は伝えていない。馬鹿正直に連れ帰れば、また皆に怒られる案件だった。
「私には、既に心に決めた相手がおりますし、父より不細工な女性など、興味も御座いません。何より、他人の便秘の便を集める趣味をお持ちの方など、友人としてもご遠慮頂きたいですね」
「便ではありません。尻子玉です」
「そんな器官は、ありません」
「琥珀、何があった?」
どこかを走っていたパパが戻ってきたので、事の次第を報告した。
「お前、まだそんなことをしていたのか。二度とやらないと約束させたよね? もう理など、知ったことではないから、殺してしまえばいいんじゃないかな」
パパも、以前、相撲をしたようだ。どうも反省を知らない生き物なようなので、家に連れ帰り、二日酔いの薬を作っていた酒スライムに押し付けることになった。パパが殺すと言ったら、酒スライムは諦めて引き取った。カワウソは、水の精霊だから、殺して欲しくないらしい。
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