乙女ゲームに転生したらチートだったけど平凡に生きたいのでとりあえず悪役令息付きの世話役になってみました。

お気に入り1000人突破記念

赤ずきんちゃん終

「おかえりなさ～い。」

日が傾き、夕焼けで空が赤く染った頃にイオにお姫様抱っこされてフレドリックが帰ってきた。

軽くマルルと争奪戦がおこったが、、、

 


「リーシャみて！僕花冠作ったの!!」

控えめに言って上手とは言い難いが、初めてにしては上手い方だろう。

ピンクと赤の花を満遍なく使った可愛らしいものだった。

「素敵ですね！」

褒めてくれたのか嬉しくてフレドリックがえへへと笑う。


「リーシャさん目を瞑ってくださいませんか。」


「？わかりました。」

リーシャはイオの言う通りに目を閉じる。


イオはフレドリックの脇に手をいれ、お姫様抱っこから高い高いの反対を向かせた格好にした。

「ん～～！」

フレドリックはリーシャの頭に可愛らしい花冠をのせた。

その感触に驚いて目を開けたリーシャと顔が近く、リーシャは驚いて口をぱくぱくさせた。

「今日お留守番ありがとー。」

照れて、ほっぺを赤くしながらもにこっと笑ってお礼を言った。

「マルルそれ止めろ。」

振り返るとマルルがだばだばと鼻血を出していたがいつもの事なのでフレドリックは放置することにした。

「ふ、フレドリック様～。」

目いっぱいに涙をためたリーシャにイオとフレドリックが今度驚く。


「え、なんで泣いてるの？！」

「うれしぐでーー。ありがとうございまずーー。」

ぐずぐずと泣くリーシャに拍子抜けして、


でも、自分がプレゼントしたことでこんなに喜んでくれるのが嬉しくて、

そんなフレドリックをみてイオもマルルもまた嬉しくなって、


ほんわかとした充実した幸せな雰囲気が漂う中………







「誰も来ねぇ。。。」

日に焼けた肌、たくましい筋肉、整った男の顔、、、それににつかわない女性用の寝巻き。


「あいつら俺のこと忘れてねぇか。」


うん。



忘れてる。


「この格好じゃ恥ずかしくて外でられねんだけど。」


そうぼやくのはおばあさん役のブラウン。



まぁ、彼は仕方ないとして、

「はぁ？！」

今回の番外編楽しんでいただけたでしょうか！

「ちょっ、まてよ！」

Twitterでの人気投票本日までとなっております！

「聞く気ないなこいつ。」

まぁね。ふっ

「イラ💢」

ここまで見てくださった方々、お気に入りにしてくださった方々。コメントをくださった方々にほんとうに感謝しています。

「ありがとうございます。」

最後ブラウンと一緒の挨拶に不服ではありますが、

「腹立つなぁ。」

これからもよろしくお願いします！


お気に入り、コメントなど頂けると嬉しいです！
明日からは約束通りちゃんと本編戻ります。