乙女ゲームに転生したらチートだったけど平凡に生きたいのでとりあえず悪役令息付きの世話役になってみました。

ぽぽ

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ゲームの人が次から次と...💢

96.

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「なんであんたがここにいるんだ!」

「な、それはこっちのセリフだ!!!!!!」


町民の服を身にまとったマルルとエドワード。


マルルのほうは女装だけど。


出会ったのは偶然だった。
マルルはイオに頼まれて、とある情報探しに町にでてた。


エドワードはただ、1人で定食屋で平民が食べるような飯を食べてた。


情報は定食屋に集まりやすいため、入ったのが間違いだった。


マルルは隠そうともせず、嫌な顔をした。そして、踵をかえそうとした。が、


「おい!」


エドワードが声を発す。


「なんすか。」


「いや、、、その、だな。」 


エドワードはダラダラと汗をかく。


そりゃそうだろう。学校にいるはずのエドワードが付き人もつれずに街にでて。

貴族が食べないような飯を食べてるなんて知られたら。

エレメス・ファイン家的にも目が当てられない。



その事実に比べたらマルルの女装なんて優しいものだ。



「...とにかく座れ。」

「いやッスよ。私フレディ様とアニキ...イオさんの命令しかききません。」

「はあ?お前エレメス・ファイン家の使用人だろ。」

マルルはふっと笑う。
一瞬エドワードはドキッとした。これは、そうだ。こいつが今紛らわしい格好をしてるから...。。。

「私はフレディ様だから仕えようと思ったんです。あなたには分からないと思うけど。」





ぐ。






「フレドリックの。何がそんなにいいんだ。」


エドワードの質問にマルルは冷たい視線をかえす。



「...座れ。目立ってる。」

「私がお暇するんでお構いなく!」


エドワードはまさかここまで拒まれると思わなかったのだろう。咄嗟にマルルの手を掴んだ。



なんだか、



今このまま別れるのが惜しいと思った。


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感想 30

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