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Ⅱ嘆きの塔と君の影
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寒いのではない。恐ろしいだけ。だがそれを口にしたところで、何にもならない。変わらない。
男だろうと奮い立たせ、歯を食いしばる。忘れようと景色に集中し、フエテフォルツァに引き裂かれたシャツを懸命に握り締めた。
キラキラとした夜空はどこまでも美しいのに、今の奏人にそれを楽しむ余裕はない。俯いたまま、目だけは閉じないようにするのが精一杯。目を閉じるとあの悪夢が甦りそうで、恐ろしい。
沈黙の帰路。屋敷までは遠く中々たどり着かない。
後ろを振り返る。当たり前だがフエテフォルツァの姿はない。代わりにシンとフォニックの姿がそこにあった。それへ安堵する一方で、どうしても恐怖心が拭えなかった。さっきまでそんなことはなかったのに、どんどん酷くなってゆく。一体どうしたのだろう。自分で自分の心が上手くコントロールできない。
これ以上迷惑をかけるわけにはいかない。怖いだなんて言っても意味がない。きっと一晩眠れば元に戻る。今までだって嫌なことが続いても、どうにか復活できた。だから大丈夫だ。
そう言い聞かせて、奏人は妙な息苦しさに耐え続けた。
ふと、ソロが止まった。どうしたのかと見上げて、肩が震えた。厳しい顔をして、ソロがこちらを見下ろしている。何がそんなに気に障ったのか分からなかった。
「……ご、め……」
勝手に唇がそう紡ぎ、ソロの視線から逃れた。舌を打たれる。反射的に両腕で顔を庇い、我に返ってまた謝罪した。ソロを見るのが怖い。顔を上げられない。体が震えだす。なんだ。これは。
どうすればいいのか分からない。ソロが急にスピードを上げた。いきなりのことで驚く以上に、重力がかかって吐き気がする。ソロが術をかけてくれているのだろうけれど、息はできても苦しい。律界と人間界の重力が同じかどうかなんて奏人には分からないが、普段の生活に何も異変は感じないのでさほど変わらないはずだ。であれば、今どのくらいの重力が自分の体にかかっているのか知るのも恐ろしい。
あっという間にソロの屋敷に到着し、息も整わないままに風呂へ投げ込まれた。文字通り、ポーンと。しかし溺れることなく、弾力のある球体に守られる。見た目はシャボン玉。ソロはその日の気分で風呂の種類を色々と変えるが、今回は一体なんなのか。
ゆっくり深呼吸して息を整え、辺りを見回す。
いつもの大浴場でない。毎回ソロに引きずり込まれる風呂は、奏人の部屋の近くにある大浴場だ。入った後は十中八九、奥にある寝室へと連れて行かれる。ソロから逃げたくて何度も何度も屋敷中逃げ回ったが、八重の吐息のせいで大抵すぐに見つかってしまった。見つかった後は決まって朝まで放してもらえない。
それが毎日だ。体が持たない。連日は無理だと必死に頼み込んで、先日やっと三日に一回となった。が、よくよく考えてみればそこでもソロは奏人の意見を聞き入れてくれたわけだ。奏人の意思を通してくれた。
こびりついていた恐怖心が、ゆっくり、剥がれ落ちる。ソロはフエテフォルツァとは違う。彼は強引であるが、奏人をありのまま認めてくれる。
虹色の泡を掴んだ。凄い。シャボン玉が掴める。
「泡風呂って、もう少し泡が小さいもんじゃないの?」
何故か掴めてしまう柔らかな泡をソロへ投げつけ、しかし脆弱な泡ではソロに届かない。
大浴場と違って小ぢんまりとしているが、銭湯くらいの広さはある。造りは全体的にシンプルだ。なのに高級感が凄い。淡いクリーム色をした石造り。ローマを彷彿とさせる内装が、やたらゴージャスに思えるのは細工のせいだろう。コリント式の石柱。壁に刻まれた繊細で美しいレリーフ。天井は高く、夜空が見えている。
唯一欠点を上げれば、お湯が真っ赤なこと。匂いはただのお湯なのに、色がえげつない。虹色の泡に赤いお湯。律界人の美的感覚がイマイチ理解できない。
「赤は悪趣味で入りたくない。あと泡は小さくてモコモコしたヤツがいい」
「相変わらず文句の多い……」
指を鳴らして、ソロが湯の色を淡い乳白色に変える。泡も小さくなり、アルカリ温泉のようなとろみのある優しいお湯になった。泡風呂はキラキラしていて、とても美しい。それに丁度いい湯加減だ。大きく伸びをして、痛みの走った右足に顔を歪める。痛い。忘れていた。ここはまだ完治したわけではなかった。
そこへソロが珍しく服を自分で脱いで、風呂に入ってきた。ここに侍従がいれば大騒ぎだっただろう。彼らはソロが自分で服を脱いだり着たりするのを見ると、大仰に驚いて慌て始める。
ここの者たちにとって、ソロは絶対だ。
前にソロがコードたちの前でキスしようとしてきた時、奏人がそれを拒んだことがあった。単純に嫌だったからだ。だが奏人がソロを拒んだ途端、そこにいた名前も知らない律界人に斬りかかられた。彼が持っていたのは炎の短剣。
だが奏人がそれを熱いと思うことなく、彼はいきなり動かなくなった。意識を失ったのかと思ったが、違う。彼の顔を見て分かった。終わりだった。事切れていた。
奏人は駆け寄ることもできずに、唖然と立ち尽くした。ソロがコードに命じて片付けさせ、まるで最初から存在しなかったかのような空気になった。
ソロもコードも、顔色一つ変えない。他の律界人もだ。奏人は自分のせいで人が死んだことに、その場に倒れて熱を出した。人間の体は律界人とは違う。誰もどうすることもできない。三日三晩高熱に苦しんだ。体はどこも異常はない。精神的なショックからの発熱だった。
ソロは原因を解明しろとシンたちに命じた。結果、発熱している原因が顔も名前も知らない律界人の死だと分かり、ソロは若い青年を奏人のもとへ連れてきた。あの青年だった。彼はララバイから出てきたばかりだと奏人に笑いかけ、以前の記憶は一切残っていなかった。
生命球から誕生する律界人。理解が追い付かない奏人に、ソロは人間の死と律界人の死を同一視するなと言った。律界人の本当の死は、魂の霧散にあるという。生命球に吸収されることなく散った場合のみ、それが当てはまるらしい。
魂の限界は個体によって異なり、吸収に耐えきれず霧散した魂はララバイの種となってまた別の新しい生命を誕生させる。
ニコニコと奏人の前に立つ彼を見て、なんとも言えない気分になった。彼は彼であって、彼ではない。しかし魂は同じ。だから律界人たちは彼を彼と識別する。頭では理解できても、心が追い付かない。
ここは律界だ。地球の常識など通じなくて当たり前。これまで培ってきた価値観は、一度捨てるべきで奏人が順応するしかない。その時それを痛感した奏人は、自分なりに受容してここまできた。ソロの服を渋々なりとも脱がしたり着替えを手伝ったりと、ここで生きていく術ならばと取り入れた。
落ちてきた可能性が、ゼロではない拓斗を探し続ける為に……。
「来い」
ソロが奏人の体を抱き寄せる。膝の上に横抱きの状態で乗せ、奏人をジッと見下ろしていた。その手が右足に触れた。流れ込んできたのは、お湯とは違う優しい温もり。すぐに違和感も痛みも消えて、奏人は体から力を抜いた。
見上げた先の天色の瞳。手を払われたらその時だと思い、奏人は黒布に触れた。ソロは動かない。簡単に解けてしまった黒布から現れる、綺麗な青い瞳。
「なんで、隠すの? こんなに綺麗なのに」
「お前だからだ」
「……?」
「他には、そうは見えない」
なんのことだかよく分からずに、奏人はソロの瞳を見つめた。青く美しい瞳。吸い込まれそうなほどの澄んだ青。
水音がして、ソロが体を傾け顔が近づく。吐息が触れた。
「……可もなく不可もなくが、ここまで変わるとはな。私の目も、当てにならないものだ」
「なんのこと?」
「お前は可愛い」
「ふぁっ?」
ソロがあまりにも変なことを言うから、同じように変な声が出てしまった。
怪我が癒えて血のめぐりでもよくなったのか、みるみる顔が熱く赤くなる。もうこれ以上にないくらい真っ赤になって、ソロの膝から飛び退いた。風呂の端に縮こまり、何事かと軽いパニックだ。
「な、なっ、なにっ、いきなりどうしたんだよっ?」
「何とは? 愛いものを愛いと言って何が悪い」
「ぅぃ、く……ナイっっ」
「……? なんだ、お前照れているか?」
本気で分かっていなさそうなソロに、奏人は更に真っ赤になって慌てふためく。ソロが近づいてくるので距離を取るが、そうするとお湯が凝固して足が動かなくなった。
「ずっ、ずるいぞ!」
「だから何がだ。私がお前を愛でているのは今更だろう」
「いやいや俺はオモチャだろっ? ペット! それって面白がってるだけで、愛でてはナイ!」
「どう違う?」
「オモチャはこう……フエテみたいな。愛でるは、なんか……愛情ある?」
「私がフエテと同じだと言いたいのか」
「違うよっ。け、けどさ……」
凝固していたお湯が元に戻り、ソロが近づいてくる。奏人は動けずに、右を見て左を見て正面を見て後ろを見て、逃げ場のないまま腰を抱かれて捕まった。もう一方の手で顎をすくわれ視線が重なる。
「どうでもいいヤツのために、私がエレジーに借りを作ったと?」
「そ、れは」
男だろうと奮い立たせ、歯を食いしばる。忘れようと景色に集中し、フエテフォルツァに引き裂かれたシャツを懸命に握り締めた。
キラキラとした夜空はどこまでも美しいのに、今の奏人にそれを楽しむ余裕はない。俯いたまま、目だけは閉じないようにするのが精一杯。目を閉じるとあの悪夢が甦りそうで、恐ろしい。
沈黙の帰路。屋敷までは遠く中々たどり着かない。
後ろを振り返る。当たり前だがフエテフォルツァの姿はない。代わりにシンとフォニックの姿がそこにあった。それへ安堵する一方で、どうしても恐怖心が拭えなかった。さっきまでそんなことはなかったのに、どんどん酷くなってゆく。一体どうしたのだろう。自分で自分の心が上手くコントロールできない。
これ以上迷惑をかけるわけにはいかない。怖いだなんて言っても意味がない。きっと一晩眠れば元に戻る。今までだって嫌なことが続いても、どうにか復活できた。だから大丈夫だ。
そう言い聞かせて、奏人は妙な息苦しさに耐え続けた。
ふと、ソロが止まった。どうしたのかと見上げて、肩が震えた。厳しい顔をして、ソロがこちらを見下ろしている。何がそんなに気に障ったのか分からなかった。
「……ご、め……」
勝手に唇がそう紡ぎ、ソロの視線から逃れた。舌を打たれる。反射的に両腕で顔を庇い、我に返ってまた謝罪した。ソロを見るのが怖い。顔を上げられない。体が震えだす。なんだ。これは。
どうすればいいのか分からない。ソロが急にスピードを上げた。いきなりのことで驚く以上に、重力がかかって吐き気がする。ソロが術をかけてくれているのだろうけれど、息はできても苦しい。律界と人間界の重力が同じかどうかなんて奏人には分からないが、普段の生活に何も異変は感じないのでさほど変わらないはずだ。であれば、今どのくらいの重力が自分の体にかかっているのか知るのも恐ろしい。
あっという間にソロの屋敷に到着し、息も整わないままに風呂へ投げ込まれた。文字通り、ポーンと。しかし溺れることなく、弾力のある球体に守られる。見た目はシャボン玉。ソロはその日の気分で風呂の種類を色々と変えるが、今回は一体なんなのか。
ゆっくり深呼吸して息を整え、辺りを見回す。
いつもの大浴場でない。毎回ソロに引きずり込まれる風呂は、奏人の部屋の近くにある大浴場だ。入った後は十中八九、奥にある寝室へと連れて行かれる。ソロから逃げたくて何度も何度も屋敷中逃げ回ったが、八重の吐息のせいで大抵すぐに見つかってしまった。見つかった後は決まって朝まで放してもらえない。
それが毎日だ。体が持たない。連日は無理だと必死に頼み込んで、先日やっと三日に一回となった。が、よくよく考えてみればそこでもソロは奏人の意見を聞き入れてくれたわけだ。奏人の意思を通してくれた。
こびりついていた恐怖心が、ゆっくり、剥がれ落ちる。ソロはフエテフォルツァとは違う。彼は強引であるが、奏人をありのまま認めてくれる。
虹色の泡を掴んだ。凄い。シャボン玉が掴める。
「泡風呂って、もう少し泡が小さいもんじゃないの?」
何故か掴めてしまう柔らかな泡をソロへ投げつけ、しかし脆弱な泡ではソロに届かない。
大浴場と違って小ぢんまりとしているが、銭湯くらいの広さはある。造りは全体的にシンプルだ。なのに高級感が凄い。淡いクリーム色をした石造り。ローマを彷彿とさせる内装が、やたらゴージャスに思えるのは細工のせいだろう。コリント式の石柱。壁に刻まれた繊細で美しいレリーフ。天井は高く、夜空が見えている。
唯一欠点を上げれば、お湯が真っ赤なこと。匂いはただのお湯なのに、色がえげつない。虹色の泡に赤いお湯。律界人の美的感覚がイマイチ理解できない。
「赤は悪趣味で入りたくない。あと泡は小さくてモコモコしたヤツがいい」
「相変わらず文句の多い……」
指を鳴らして、ソロが湯の色を淡い乳白色に変える。泡も小さくなり、アルカリ温泉のようなとろみのある優しいお湯になった。泡風呂はキラキラしていて、とても美しい。それに丁度いい湯加減だ。大きく伸びをして、痛みの走った右足に顔を歪める。痛い。忘れていた。ここはまだ完治したわけではなかった。
そこへソロが珍しく服を自分で脱いで、風呂に入ってきた。ここに侍従がいれば大騒ぎだっただろう。彼らはソロが自分で服を脱いだり着たりするのを見ると、大仰に驚いて慌て始める。
ここの者たちにとって、ソロは絶対だ。
前にソロがコードたちの前でキスしようとしてきた時、奏人がそれを拒んだことがあった。単純に嫌だったからだ。だが奏人がソロを拒んだ途端、そこにいた名前も知らない律界人に斬りかかられた。彼が持っていたのは炎の短剣。
だが奏人がそれを熱いと思うことなく、彼はいきなり動かなくなった。意識を失ったのかと思ったが、違う。彼の顔を見て分かった。終わりだった。事切れていた。
奏人は駆け寄ることもできずに、唖然と立ち尽くした。ソロがコードに命じて片付けさせ、まるで最初から存在しなかったかのような空気になった。
ソロもコードも、顔色一つ変えない。他の律界人もだ。奏人は自分のせいで人が死んだことに、その場に倒れて熱を出した。人間の体は律界人とは違う。誰もどうすることもできない。三日三晩高熱に苦しんだ。体はどこも異常はない。精神的なショックからの発熱だった。
ソロは原因を解明しろとシンたちに命じた。結果、発熱している原因が顔も名前も知らない律界人の死だと分かり、ソロは若い青年を奏人のもとへ連れてきた。あの青年だった。彼はララバイから出てきたばかりだと奏人に笑いかけ、以前の記憶は一切残っていなかった。
生命球から誕生する律界人。理解が追い付かない奏人に、ソロは人間の死と律界人の死を同一視するなと言った。律界人の本当の死は、魂の霧散にあるという。生命球に吸収されることなく散った場合のみ、それが当てはまるらしい。
魂の限界は個体によって異なり、吸収に耐えきれず霧散した魂はララバイの種となってまた別の新しい生命を誕生させる。
ニコニコと奏人の前に立つ彼を見て、なんとも言えない気分になった。彼は彼であって、彼ではない。しかし魂は同じ。だから律界人たちは彼を彼と識別する。頭では理解できても、心が追い付かない。
ここは律界だ。地球の常識など通じなくて当たり前。これまで培ってきた価値観は、一度捨てるべきで奏人が順応するしかない。その時それを痛感した奏人は、自分なりに受容してここまできた。ソロの服を渋々なりとも脱がしたり着替えを手伝ったりと、ここで生きていく術ならばと取り入れた。
落ちてきた可能性が、ゼロではない拓斗を探し続ける為に……。
「来い」
ソロが奏人の体を抱き寄せる。膝の上に横抱きの状態で乗せ、奏人をジッと見下ろしていた。その手が右足に触れた。流れ込んできたのは、お湯とは違う優しい温もり。すぐに違和感も痛みも消えて、奏人は体から力を抜いた。
見上げた先の天色の瞳。手を払われたらその時だと思い、奏人は黒布に触れた。ソロは動かない。簡単に解けてしまった黒布から現れる、綺麗な青い瞳。
「なんで、隠すの? こんなに綺麗なのに」
「お前だからだ」
「……?」
「他には、そうは見えない」
なんのことだかよく分からずに、奏人はソロの瞳を見つめた。青く美しい瞳。吸い込まれそうなほどの澄んだ青。
水音がして、ソロが体を傾け顔が近づく。吐息が触れた。
「……可もなく不可もなくが、ここまで変わるとはな。私の目も、当てにならないものだ」
「なんのこと?」
「お前は可愛い」
「ふぁっ?」
ソロがあまりにも変なことを言うから、同じように変な声が出てしまった。
怪我が癒えて血のめぐりでもよくなったのか、みるみる顔が熱く赤くなる。もうこれ以上にないくらい真っ赤になって、ソロの膝から飛び退いた。風呂の端に縮こまり、何事かと軽いパニックだ。
「な、なっ、なにっ、いきなりどうしたんだよっ?」
「何とは? 愛いものを愛いと言って何が悪い」
「ぅぃ、く……ナイっっ」
「……? なんだ、お前照れているか?」
本気で分かっていなさそうなソロに、奏人は更に真っ赤になって慌てふためく。ソロが近づいてくるので距離を取るが、そうするとお湯が凝固して足が動かなくなった。
「ずっ、ずるいぞ!」
「だから何がだ。私がお前を愛でているのは今更だろう」
「いやいや俺はオモチャだろっ? ペット! それって面白がってるだけで、愛でてはナイ!」
「どう違う?」
「オモチャはこう……フエテみたいな。愛でるは、なんか……愛情ある?」
「私がフエテと同じだと言いたいのか」
「違うよっ。け、けどさ……」
凝固していたお湯が元に戻り、ソロが近づいてくる。奏人は動けずに、右を見て左を見て正面を見て後ろを見て、逃げ場のないまま腰を抱かれて捕まった。もう一方の手で顎をすくわれ視線が重なる。
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