GAMEなら何でもいいってわけじゃないよね  五十路のオッサンゲーマーは異世界で何かする

なかのしま

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062話:さ迷う

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 なぜだ?
 フブキと命名したブリザードウルフに騎乗して、森をさまようこと3日。
 移動速度はかなり早いはずなのに一向に森を抜けない。
 もう一度言おう、なぜだ?
 とてつもなく巨大な森ってことはわかってる。
 にしても、初期位置は割と外縁部だったはず。
 これは、何者かの攻撃?なわけないな。
 理由はなんとなくだけどわかっている。
 認めたくないだけさ。
 最初に進んだ方角、丸一日走っても森を抜けなかったから、ひょっとして逆に向かってるんじゃ?と思って引き返した。
 それが悪かったんじゃなかろうか。
 さらにそれを何回か繰り返したせいかもしれない。
 引き返したつもりで、方向がズレてきている可能性も無くはない。
 うん、これを認められるんだから俺は冷静だ。
 魔物と遭遇しまくっているから余計に進行方向が狂ってきてるのもあるよな。
 うんうん、俺は冷静だし、こうなったのは仕方がないことなんだ。
 オレ、ワルクナイ。
 う~ん。
 どうしよう。
 森全体が邪魔してるよぅ。
 ん?なんか、どこからかツッコミの気配がする。
 ・・・
 ・・
 ・
 ひょっとすると、俺は方向音痴だったのだろうか。
 いやいや、そんなことは無い、俺は東京迷宮を生き抜いてきたじゃないか。
 あの複雑怪奇な下町迷路だって、ちゃんと目的地にたどり着いてたじゃないか。
 <ナビツカッテタケドネ。>
 どこかから声がする・・・。
 ・・・どうやら、俺は便利な世界で長生きしすぎたようだ。
 ナビと地図アプリに頼り切った生活が、自分自身の方向感覚を鈍らせてしまっていたのかもしれない。
 ク・・・これではまるで方向音痴ではないか。
 悪いのは文明の利器だな、俺じゃない。
 ・・・
 ・・
 ・
 はい、悪あがきとふざけるのはここら辺にしましょう。
 一人でやってても空しいだけだし。
 とにかくピンチだ。
 魔物はフブキが難なく蹴散らしてくれている。
 騎乗化したモンスターなのに戦ってくれるなんて、ホントにいい子だ。
 ゲームで敵として登場するブリザードウルフは上位の魔物だったしな。
 おかげで労せず経験値のおすそ分けをもらっているけど、脱出の助けにはなっていない。
 すまんなフブキ、頼りない飼い主で。
 全ては俺の方向感覚を鈍らせた現代文明の利器のせいだ。
 俺がだなんて認めない。
 フブキが仕留めた魔物は時間による劣化の無い第三貯蔵庫へ・・・入れたかったけど、バラされた拠点の資材がみっちり詰め込まれていて入らない。
 こんなに隙間なく入れんでもいいじゃないか。
 と愚痴ってみても仕方がない。
 資材を適当に処分する、なんてもったいないことはとてもできない貧乏性な俺だが、こればかりは仕方ない、価値のあるものだけ第四貯蔵庫の、フブキが入っていたスペースに入れて、後は魔石だけ取り出してポーチへ、それ以外は放置することにした。
 もったいないけど、そうかからずにここら辺に生息する魔物のお腹に収まるだろうから、まるっきり無駄ではあるまい。
 おなかが膨れればむやみに人を襲わなくなるだろうし、遠回りの人助けってことで。
 こんな所まで人が来るとは限らないけどさ。
 現状、ちょっと道に迷ってはいるけど、最大の問題になっているのは食事だ。
 空の魔石が無いと魔素抜きできないので、久しぶりの苦行を強いられている。
 なので一刻も早く人里に出て空の魔石を譲ってほしいのだ。
 一口ごとに全身に震えが走るような食事はもう嫌だ。
 まぁ、いよいよ精神的に参ってきたら、第三貯蔵庫に眠るエイルヴァーン製の食料に手を付けるしかないだろうけど。
 いっぱいあるんだけどさ。
 もう手に入らないとなると、なんか手を出しずらいんだよねぇ。
 あぁ貧乏性よ・・・。
 新品の魔石はいくらでも手に入るんだけどなぁ、それを消費することができないのでどうにもならない。
 空に近くなってくれないと魔素抜きできんじゃないか。
 丸悪魔の話だと、俺たちが使うスキルや魔法は魔素を消費するようにできてるって言っていた。
 魔石を持ったままスキルを使ったり、消費した魔力や気力を魔石の魔素で回復させられないか、と試してみたけど効果無し。
 本当に魔素を消費させる気あるのか?あのクソ悪魔。
 夜は第四貯蔵庫から簡易拠点(MOD製で、設置も撤去もワンタッチの小さな拠点)を取り出して、その中でグッスリ安眠だ。
 これ、ミニキッチンに作業台までついてて一通りのクラフトができる優れもの。
 見た目は石積みの物置なんだけどね。
 4日目、突然降りだした大雨の中、ついに俺は迷子であると認めることにした。
 これまでちょっと道に迷ってるだけだとごまかしてきたけど、認めます。
 迷子です。
 ここまでの判断がほとんど間違いだったことも認めます。
 すでに1日目から迷子確定だった気がしないでもないが。
 現在、俺は森のかなり深い場所にいると思われます。
 だって、目の前にグレートベアがいるんだもの。
 警戒を怠っておりました。
 フブキが頼りになりすぎて。
 出会い頭のグレートベアはインパクト大きすぎです。
 突然バケツをひっくり返したような大雨が降りだし、慌てて簡易拠点を設置した時でした。
 元気に走り回っていた(?)らしい大きな大きな熊さんが飛び出してきたのです。
 強烈な雨で、臭いも音もかき消されて互いに気が付かないままの出会い。
 見つめあうこと数秒、クマさんはいきなり前足で壁ドンならぬ拠点にドーン!
 「壊れたらどうすんじゃぁ~!」
 と、妙なテンションで迎撃です。
 すべて突然の雨のせいです。
 自慢の一品、刃が高熱を発するロングソードですが、雨のおかげで大量の蒸気を発しています。
 当然しっかり冷やされてしまって高熱の効果はいまいち。
 逆に噴き出す蒸気が熱くて・・・やけどするかと思ったよ!
 こういうところだけはしっかり現実って、ないよねぇ~。
 それでも心血注いで鍛えた剣は、グレートベアの皮膚を簡単に切り裂きます。
 惜しむらくは、自分自身のレベルの低さよ。
 皮一枚切られても平然と前足をぶんぶん振り回す熊さん。
 フブキがいなかったら今頃美味しくいただかれていたでしょう。
 あぁ、やっぱりなんか、自分のテンションがおかしい。
 ここはひとつ、初心に帰ろう。
 距離を取ると、至高の一手(馬鹿の一つ覚え)、マジックミサイルを準備。
 3倍化までフブキに頑張ってもらう。
 ブリザードウルフのスキルは氷雪系の範囲攻撃が多い。
 多少の雨だとプラスになるかもしれないけど、この豪雨だと自爆か誤爆しそうで怖い。
 それにそもそも、フブキは従魔じゃなくて騎乗用だから。
 戦ってくれてるだけでも業務外だから。
 晴れたらしっかり労おう。
 思いっきりブラッシングして、モフモフワシャワシャしてやろう。
 3倍化が完成すると、グレートベアの死角に回り込んでこっそり発射。
 かっこ良くドバーンなんてやってられない、だって今の俺、低レベルだもの。
 5本のマジックミサイルは見事に命中・・・したけど大きな熊さんは倒れない。
 低レベルで知力が激減してしまっている分威力も落ちていると見える。
 あ!
 この妙なテンションは、知力系のステータスが減っているせいか?
 って、んなこと今はどうでもいい、とにかくクマさん撃破を優先せねば。
 スキルが使えなくても自力で勝るフブキがクマさんを圧倒、とはいえ、ステータス設定がスキル重視なので肉弾戦では決定打にかける。
 ここはやはり俺が頑張るしかなさそうだ。
 もうもうと剣から立ち込める蒸気に視界を塞がれながらも何とかグレートベアと切り結ぶ。
 刃欠けやら耐久度なんて気にしてられん。
 めったやたらに振り回して、当たれば御の字的剣術で切り裂いてゆく。
 フブキのサポートのおかげで、と言うか、グレートベアは俺よりフブキを警戒してくれているおかげで危なげなく俺の滅多矢鱈剣術がグレートベアに傷を作ってゆく。
 そして、不意に訪れた絶好のチャンス。
 グレートベアのガードが下がり、心臓への隙間ができた。
 今朝解放されたばかりのスキル"強撃"を発動して、体ごと突っ込む。
 わずかな隙間を通すように、スキルと体重、速度を上乗せした突きが通る。
 そんなこんなでなんとか仕留めると、手早く魔石だけ取り出して簡易拠点を回収、その場を後にした。
 この雨で毛皮を取る気力なんて無い。
 豪雨はさらに激しさを増し、下向いてないと息できないくらいなんだもの。
 1時間ほどフブキを連れてトボトボ歩く。
 雨は全く弱まることなく振り続けている。
 (さすがにそろそろいいか)
 十分離れただろうし、簡易拠点を設置して入り込む。
 (あ、いかん!)
 と思ったときにはすでに遅かった。
 フブキがブルンブルンと濡れた毛から水を飛ばす。
 拠点の中は水浸しになってしまった。
 あぁ、ベッドまで・・・。
 ここで気が付いたのか、フブキも申し訳なさそうに クゥ~ン と鳴いてうなだれた。
 いや、いいよ、本能なんだし。
 シクシク。
 その日は床に毛皮敷いて寝たよ。

    **
 
 散々な4日目を超え、とうとう5日目、素晴らしいことに状況は何一つ変わっていない。
 雨こそ上がったけど、地面は完全にぬかるみ。
 ちょっとした風で木から大量のしずくが落ちてくる。
 「雨と変わらなくね?」
 拠点を出た途端にそれを食らっての一言だ。
 グレートベアなんて遥か格上を倒したのだから、盛大にレベルが上がってくれてもいい。
 あぁ超越者よ。
 再び自分の職業を呪う日がこようとは。
 超越者に格上撃破ボーナスはない。
 それでも、けっこうな経験値が入ったけど、レベルアップに必要な経験値もすごく多い。
 結果、あまりレベルは上がっていない。
 ステータスも器用貧乏な平均的成長なので低いまま。
 まだまだ当分はフブキ頼みだ。
 
 進めども進めども、茶色と緑しか視界に入ってこない。
 もういい加減、ここら辺に拠点作って永住してやろうか?とか思ってしまう。
 そんな風に半ば自棄になっていると、突然視界が開けた。
 道か?と思いたかったけど、思う前に期待は砕けた。
 視界が開けた理由は、地面に開いた大穴だった。
 覗き込んでみても、10mほどで細くなり、うねっているのか底が見えない。
 (洞窟か、触らぬ神に、だな。)
 この世界には、いわゆるゲームやラノベで言うダンジョンはない。
 入ったところで、宝箱があるわけでもおいしいドロップが出るわけでもないのだ。
 ただ、空気より重い魔素は下へ下へとたまる傾向が強いので、深いほど濃い魔素だまりができやすく、強力な魔物が生まれるのだ。
 純粋に魔素から生まれた魔物は非常に強く、そのくせ殺すと魔素に分解されて魔石すら残らないので旨みが無い。
 のは、この世界の住人にとっての話。
 俺たちは殺した魔物の魔素を吸収することで経験値を得る。
 長く辛い丸悪魔との会話でそれが分かった。
 魔素の塊相手なら経験値もたくさん入るだろうし、倒す意味はあるだろう。
 一応拉致された目的も魔素減らしらしいし、奴らにとっても悪い話ではないのではないか。
 魔素から生まれた魔物は、周囲の魔素だけでも存在していける。
 ただ、増えすぎると縄張り争いが起こって互いに食い合うらしい。
 食った魔物は食うほどに強くなって、進化することもある。
 ただ、そうして強くなった魔物はより濃い魔素を求めて地下深くへ潜ってゆき、その先にいた魔物と縄張りをかけて争うと。
 なので、どれだけ増えたとしても内部で完結するため外へ出ることは普通起こらない。
 ただ、事故などでまれに外の生き物が入り込むことがある。
 力試しに無謀なチャレンジをする愚かなヒトもいる。
 実態のある生き物を食うことで、魔素から生まれた魔物は肉体を持ち、魔素だけでは生きていけなくなる。
 そういった魔物が外へと出てくる。
 実体ある餌を求めて。
 めったに起こらないし、肉体を持った魔物は時間がたつと弱体化する。
 だからダンジョンの対策なんてされることも無く放置、というのがこの世界での地下洞窟の扱いだ。
 そもそも、自然にできた洞窟の中は複雑に入り組み、かろうじて子供が通れるような細い通路だらけ、水没していたり、ガスだまりなど危険な場所も多い。
 ガスでの引火や、酸欠の危険があって火が使えないので真っ暗闇だし、魔素が濃すぎると体調にも異変が起こる。
 人類にとって未踏の地、それが地下洞窟。
 夢の無い話だ。
 死ぬ前に"常識"サンに教えてもらっていた。
 忘れてなくてよかった。
 なんせ、現状の知識値じゃあ、たぶん初心者ハンターレベルのことしか知らないだろうし。
 もし以前知った知識を忘れていたら、「わ~い、たからばこみつけるぞぉ~」なんて突っ込んでたかもしれん。
 いや突っ込んでた。
 だって、ダンジョンってある意味ロマンじゃん。
 覚えていてよかったよ。
 なんせ地下洞窟には高確率で、
  ●一生出会いたくない魔物
  ●絶対受肉させてはいけない魔物
  ●絶対勝てない魔物
 などなど、いずれのランキングにも必ずといっていいほどランクインする、ザ、キラワレ魔物のスライム様がいらっしゃるんだから。
 ゲームやラノベではザコキャラだったり、マスコットだったり、最近ではお役立ちキャラだったりしてるけれど、この世界のスライムは災害級の、とんでも魔物だった。
 と、以前"常識"さんが警告してくれていた。
 スライム自体は、数ミリ程度の非常に小さい魔物だ。
 それが、数億とか数兆とか集まって群体を形成している。
 群体の見た目は、透明の粘液だ。
 それが、洞窟内の壁や天井、床などにへばりついている。
 獲物が触れると、一斉に動き出して包みこんでしまう。
 その上で口、鼻、耳など、穴という穴から体内に侵入する。
 獲物に触れているスライムは消化酵素を分泌して、溶かしながら食らう。
 つまり、触れたが最後、外から中から地獄の苦しみを味わいながらゆっくり溶かされて死ぬしかない。
 群体なので物理攻撃は意味がなく、火などで焼き払おうにもバラバラに別れてしまうので効果が薄く、一個体でも残ればいずれ増殖して増えてしまうという非常に厄介な魔物。
 受肉して地上に出てくると、動物だけでなく木や葉などの植物まで食らいつくし、瞬く間に増殖していく。
 過去一度だけ受肉してしまったことがある。
 その時は結局、数カ国の軍隊が協力して、広大な森林をまるごと焼き尽くさなければならなかった。
 まさに災害。
 レベルアップのために入るとしても、かなりの準備と覚悟が必要だよ。
 まぁ、今の俺には関係ないな、瞬殺される自信しかないぞ。
 自慢じゃないぞ。
 いつか、そう、レベル100を超えたら考えるとしよう。
 そこまで上げられたらだけど。
 この場所をマーキングでも出来たらいいんだけどなぁ。
 スキルのオートマップはまだ解放できないし・・・あ!
 まさか・・・。
 いそいで商会を開いて、商品管理からあるアイテムを探す。
 10分ほどで見つけると、巻物状のアイテムを取り出してそっと開いてみる。
 ペタン。
 そういった擬音が似合いそうな勢いで、フブキに突っ伏した。
 正確にはフブキの背に取り付けられた騎乗用の鞍に。
 完全に存在を忘れていたアイテム。
 激レアアイテム、魔導地図だ。
 ゲーム中のクエストで一時的に貸し出されるだけで、高難度の裏技を使わなければ所有することのできない幻のアイテム。
 その割に、スキルのオートマップが解放されると意味がなくなる残念アイテム。
 通常は所持できないこと、オートマップを持ってないときは有用であることから、エイルヴァーン三大残念認定から惜しくも漏れてしまった悲しき逸品。
 この魔導地図には、屋外なら自分のいる周囲100mほどを、屋内なら視野の届く範囲の周辺10mを地図に記載してくれる、オートマップとほぼ同じ機能があった。
 ゲームのイベント中は目的地の場所も表示されていたし、アイテムとして入手した後はオートマップと同じく、自由にマーカーを付けたりもできた。
 それが目の前にある。
 なぜ思い出さなかった・・・。
 ゲームでは必要なかったし。
 死ぬ前はまだ、これを入れてあった第三貯蔵庫が解放されて無くて使えなかったし。
 ワスレテテモシカタナイヨネー。
 生き帰ったら思い出せよぉ~。
 地図を見ると、生き返ってからの移動経路が良く分かる。
 どれだけ無駄に動いていたことか。
 認めます。
 俺は方向音痴だぁ~!
 全体像は全く分からないしずっと森の中だけど、この地図を見ながらなら真っすぐ進める。
 とりあえず地図の上側、北に向けて進もう。
 あ、洞窟にマーカー入れるの忘れずに。
 よし、いこうか。
 颯爽と駆け出して数歩、突然の浮遊感。
 次の瞬間、俺は強烈なチン寒感に全身を震わせたのだった。
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