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「ゴンタ、お前がわしに敵うわけないじゃろがあ」死神はゴンタコの顔を踏みつけながら笑っている。この時、死神はもう女の子の声になっていたが、俺はこいつも含めたゴンタコの家系の神一族は本当に碌なのいねえなと思った。
「ダメナおじさん、いいじゃん。少しぐらい間違うこともあるだろ」
ゴンタコは相変わらず明るかった。
「おめええ、その名前をいうんじゃねええええ」
ダメナはゴンタコの頭を殴りながら言った。
「大体ダメナじゃねえダゥーメィーナだ!かっこいいいい!」
ダメナコは腰に手を置き仁王立ちで笑い出し、その後なぜか自分で拍手していた。
「言いにくいからダメナでいいって、おじいちゃんが言ってたよ。屁こきながら」
ゴンタコは不満顔でブーイングしていた。
「あの野郎ぶち殺すううううううう」ダメナは地団駄を踏みながら叫んだ。
「あと最近あいつは女子化してるしダメナ子って呼べばいいって」
ゴンタコは呑気だった。
「余計悪いだろおおおがあああああ!もう死神って呼べクソがああああ」
ダメナコはゴンタコのボディにパンチを連発していた。
「普通の生活がしたいんですか?」ドコピカはやっと理解できてきた。
「そうだ、普通の人間が遅すぎて会話できないし、動くだけで色々壊れるんだ」
俺は3回ぐらい言った気がするなあと思っていた。
「あなた本当に人間なんですか?」
ドコピカはそんな人間を見たことがなかった。
「人間と思うぞ、多分。...昔の記憶はあんま覚えてないけど」
俺は思い出したが、曖昧な記憶しかなかった。
「まあ確実に人間ではないでしょうね、私達と普通に喋れてますしね」
ドコピカは現実を見てそう判断したものの、不思議そうな顔で俺を見ていた。
「そうだ、だからお前も俺の仲間になってくれ」
俺はゴンタコよりまともそうなので、こっちの方がいいなあと思いだしていた。
「はあ...それよりも終わったようですよ死神さん達の戦いが」
ドコピカは驚き呆れ疲れ切っていた。
「そんで、ゴンタコ何しにきたんだ?」ダメナコはやっと落ち着いて話だした。
「俺、新しい兄貴ができたんだ」ゴンタコは説明が苦手だ。
「お前の兄なら死んじまったろ...兄は後からは生まれねえぞ?」
ダメナコも言いにくそうな顔したが、しょうがねえと質問した。
「ほらそこにいるよ」俺は指差されてしまった。
「なんだあ、おめえは?...けど確かに死んだあいつに似てるかなあ?」
ダメナコは不思議そうな顔で俺を見回した。
「本当の兄じゃなくて兄貴だよ!俺が力で勝てなかったから仲間にしてもらったんだ」ゴンタコはいい笑顔で言った。
「お、おめえが力で負けたのか?」ダメナコは心底驚いた顔をしている。何しろ今も思い切りぶん殴っても何も効いてないピンピンして元気そのものなのだ。コイツを負かせるやつなんて神の中でも数えるほどしかいない。何しろ規格外の馬鹿だが強さだけなら数いる邪神の中でも上から数えた方が早いのだから。自分の馬鹿さは棚へ上げるダメナコだった。というか馬鹿と思ってなかったが、かなり上級な馬鹿だ。
「おい、おめえゴンタの兄貴なんだってな?」
ダメナコは俺を睨みつけ顔を上げ下げしている。
「ゴンタコは俺の仲間になってくれたんだ」俺は正直に答えた。
「本当におめえ強いのかあ?ゴンタコが負けるはずがねえ、わしが試してやる」
ダメナコはゴンタコにした時のアッパーなんかじゃない本気のアッパーカットを繰り出し叩き込もうとする。しかしダメナコの腕は上がったが手は反対に折れ曲がっていた。
「ウギョオオオオオオオ」俺は腕を抑え転げ回るダメナコを見て以前見た気がしたなあと思っていた。
しばらくして腕をなんとか修復させたダメナコは真紅の人形になると骨を擦るような声で言った。
「て、てめええははワシを怒らせちまったなああ!これを受けたら跡形もなく消滅する!跡形もなくなああ!」
俺はダメナコと同じようなセリフが出てきて、ああこれ知ってると思っていた。
真紅の人は両手を前に出すと、どこからともなく骨が集まり砕け散り、そこから溢れ出た真紅の液体が集まり球体になると波打ち出した。そして真紅の塊が手のひらほどに小さくなりそれが俺に向かって飛んできた。しかし俺からするとそんなに速くはなかった。その時ゴンタコを見て見るとワクワクしていたので、こいつを盾に使おうか迷っていたが、めんどいので当たるまで待ってみた。
その結果、俺に触れるとポンといい音を残して弾けて消えてしまった。
「ピ、ピ、ピー、ピー、ポォオオオオオオオ」
驚きすぎて真紅の人からダメナコに戻り、ムンクの叫びのまんま立ち尽くした。
ダメナコは考えていた...今日の夢で見た猫可愛かったなあ...あ!これまだ夢だ!確かめてみりゃわかるなという結論が出たので思い切り自分の頬と隣になぜか近寄ってきて笑っていたゴンタコの頬も思い切り捻り上げた。
「「いってえええええよ、このくそがああああああ」」
ダメナコとゴンタコが同時に叫び、その瞬間ダメナコのストレートとゴンタコのカウンターがクロスして豪快に決まって両者が固まったままダウンした。
「おい、大丈夫か?」
俺は2人とも固まって心配になってしまったので両方の肩にポンと手を置いた。
するとダメナコとゴンタコの半身が吹き飛んでしまった。
それを見たドコピカは恐怖から腰砕けになり震えていた。
しばらくすると、ダメナコが土下座し、ゴンタコは体操座りでいじけていた。
「ダメナおじさん、いいじゃん。少しぐらい間違うこともあるだろ」
ゴンタコは相変わらず明るかった。
「おめええ、その名前をいうんじゃねええええ」
ダメナはゴンタコの頭を殴りながら言った。
「大体ダメナじゃねえダゥーメィーナだ!かっこいいいい!」
ダメナコは腰に手を置き仁王立ちで笑い出し、その後なぜか自分で拍手していた。
「言いにくいからダメナでいいって、おじいちゃんが言ってたよ。屁こきながら」
ゴンタコは不満顔でブーイングしていた。
「あの野郎ぶち殺すううううううう」ダメナは地団駄を踏みながら叫んだ。
「あと最近あいつは女子化してるしダメナ子って呼べばいいって」
ゴンタコは呑気だった。
「余計悪いだろおおおがあああああ!もう死神って呼べクソがああああ」
ダメナコはゴンタコのボディにパンチを連発していた。
「普通の生活がしたいんですか?」ドコピカはやっと理解できてきた。
「そうだ、普通の人間が遅すぎて会話できないし、動くだけで色々壊れるんだ」
俺は3回ぐらい言った気がするなあと思っていた。
「あなた本当に人間なんですか?」
ドコピカはそんな人間を見たことがなかった。
「人間と思うぞ、多分。...昔の記憶はあんま覚えてないけど」
俺は思い出したが、曖昧な記憶しかなかった。
「まあ確実に人間ではないでしょうね、私達と普通に喋れてますしね」
ドコピカは現実を見てそう判断したものの、不思議そうな顔で俺を見ていた。
「そうだ、だからお前も俺の仲間になってくれ」
俺はゴンタコよりまともそうなので、こっちの方がいいなあと思いだしていた。
「はあ...それよりも終わったようですよ死神さん達の戦いが」
ドコピカは驚き呆れ疲れ切っていた。
「そんで、ゴンタコ何しにきたんだ?」ダメナコはやっと落ち着いて話だした。
「俺、新しい兄貴ができたんだ」ゴンタコは説明が苦手だ。
「お前の兄なら死んじまったろ...兄は後からは生まれねえぞ?」
ダメナコも言いにくそうな顔したが、しょうがねえと質問した。
「ほらそこにいるよ」俺は指差されてしまった。
「なんだあ、おめえは?...けど確かに死んだあいつに似てるかなあ?」
ダメナコは不思議そうな顔で俺を見回した。
「本当の兄じゃなくて兄貴だよ!俺が力で勝てなかったから仲間にしてもらったんだ」ゴンタコはいい笑顔で言った。
「お、おめえが力で負けたのか?」ダメナコは心底驚いた顔をしている。何しろ今も思い切りぶん殴っても何も効いてないピンピンして元気そのものなのだ。コイツを負かせるやつなんて神の中でも数えるほどしかいない。何しろ規格外の馬鹿だが強さだけなら数いる邪神の中でも上から数えた方が早いのだから。自分の馬鹿さは棚へ上げるダメナコだった。というか馬鹿と思ってなかったが、かなり上級な馬鹿だ。
「おい、おめえゴンタの兄貴なんだってな?」
ダメナコは俺を睨みつけ顔を上げ下げしている。
「ゴンタコは俺の仲間になってくれたんだ」俺は正直に答えた。
「本当におめえ強いのかあ?ゴンタコが負けるはずがねえ、わしが試してやる」
ダメナコはゴンタコにした時のアッパーなんかじゃない本気のアッパーカットを繰り出し叩き込もうとする。しかしダメナコの腕は上がったが手は反対に折れ曲がっていた。
「ウギョオオオオオオオ」俺は腕を抑え転げ回るダメナコを見て以前見た気がしたなあと思っていた。
しばらくして腕をなんとか修復させたダメナコは真紅の人形になると骨を擦るような声で言った。
「て、てめええははワシを怒らせちまったなああ!これを受けたら跡形もなく消滅する!跡形もなくなああ!」
俺はダメナコと同じようなセリフが出てきて、ああこれ知ってると思っていた。
真紅の人は両手を前に出すと、どこからともなく骨が集まり砕け散り、そこから溢れ出た真紅の液体が集まり球体になると波打ち出した。そして真紅の塊が手のひらほどに小さくなりそれが俺に向かって飛んできた。しかし俺からするとそんなに速くはなかった。その時ゴンタコを見て見るとワクワクしていたので、こいつを盾に使おうか迷っていたが、めんどいので当たるまで待ってみた。
その結果、俺に触れるとポンといい音を残して弾けて消えてしまった。
「ピ、ピ、ピー、ピー、ポォオオオオオオオ」
驚きすぎて真紅の人からダメナコに戻り、ムンクの叫びのまんま立ち尽くした。
ダメナコは考えていた...今日の夢で見た猫可愛かったなあ...あ!これまだ夢だ!確かめてみりゃわかるなという結論が出たので思い切り自分の頬と隣になぜか近寄ってきて笑っていたゴンタコの頬も思い切り捻り上げた。
「「いってえええええよ、このくそがああああああ」」
ダメナコとゴンタコが同時に叫び、その瞬間ダメナコのストレートとゴンタコのカウンターがクロスして豪快に決まって両者が固まったままダウンした。
「おい、大丈夫か?」
俺は2人とも固まって心配になってしまったので両方の肩にポンと手を置いた。
するとダメナコとゴンタコの半身が吹き飛んでしまった。
それを見たドコピカは恐怖から腰砕けになり震えていた。
しばらくすると、ダメナコが土下座し、ゴンタコは体操座りでいじけていた。
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