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二章
ひとときの休暇
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爽やかな風に斎姫は目を細めた。立ち並ぶ木々を見上げてみる。斎姫を撫でた風は木々の葉を揺らして過ぎていく。
いい別荘があるから君を招待しよう。斎姫は夏休みに入ってすぐ、おじさまである男性にそう誘われた。長い時間、優一郎に会えない寂しさを感じていた斎姫はすぐにその提案に乗った。少しでも環境が変われば寂しさも薄れるかも知れない。そう思ったからだ。
清陵高校は七月半ばから長い夏休みに入った。部活をしている生徒たちは学校に通うが、その他の生徒は学校に用はない。部活動をしていない斎姫も優一郎に会うチャンスはなかった。そして今、斎姫は勧められた別荘に来ているのだ。
斎姫の隣には一人の女性がいる。名前を椿という。物静かな優しい女性だ。椿は斎姫の身の回りのことを全て引き受けてくれている。斎姫は椿を見やって微笑みを浮かべた。椿もにっこりと笑って斎姫に頷く。
別荘を訪れてから静かな日々が続いている。のんびりと森の中を散策することもあれば、室内でバイオリンを弾くこともある。斎姫は香りのよい紅茶を飲み、そっと息をついた。
こうしていると学校での日々がまるで嘘のように感じられる。だが斎姫の身体はそう都合よく落ち着いてはくれなかった。優一郎のことを思うと身体が疼くことには変わりない。斎姫はつい、優一郎のことを思い出して慌てて椿を見やった。椿は静かな笑みを浮かべて黙って頷く。
「ごめんなさい」
斎姫は小さな声で詫びて立ち上がった。すると椿が首を横に振る。
「斎姫様、そんなにわたくしのことをお気になさらなくとも良いのです。大丈夫、斎姫様がなさっている間は近づきません」
椿は静かな笑みを浮かべてそう告げた。斎姫は顔を赤くしながら会釈をし、足早にティールームから離れた。
斎姫が使っている寝室は十二畳の広さがある。斎姫は倒れるようにベッドに横になり、淡いブルーのスカートをたくし上げた。ここでは人目を気にしなくても済む。椿は決して踏み込んでこないし、他に誰もいない。斎姫は熱い吐息をつきながらフレアースカートの中に手を入れた。
梢を鳴らす風の音を聞きながら、斎姫はブラウスのボタンを外した。すでに漏れ始めていた愛液が下着に染み込んでいく。微かな快感に目を細め、斎姫はブラジャーの中に指を入れた。
「駄目だわ。愛液の分泌が止まらない」
斎姫は乳首を指でこねた。生暖かい愛液がさらに零れてくる。斎姫は慣れた手つきで足の間を弄った。だが焦れるだけで上手く絶頂に走れない。斎姫は泣きそうな顔で優一郎の名前を呼んだ。すると途端にクリトリスが固さを増した。
いま、優一郎は何をしているのだろう。それを思いながら斎姫は指先でクリトリスをこねまわした。荒い息をつきながら夢中で自慰を続ける。斎姫は快感を味わいながら軽く達した。だが身体の疼きが収まらない。
「吉良くん……」
呟いてクリトリスを強く圧迫する。斎姫は走った快感に身体を震わせた。だがまだ足りない。満たされない思いで斎姫は下着を擦った。ブラジャーをたくし上げて乳房を揉む。あっさりと絶頂は訪れたが、身体が求める激しさとは違っていた。軽くしか達することが出来ない。斎姫は涙を浮かべて下着を強く擦った。なのにどうしても満たされないのだ。
「だめだわ、どうして……」
斎姫はため息をついて指の腹で勃起したクリトリスをつついた。快感はある。なのに思うような絶頂がこない。斎姫はやるせなさに唇をかんだ。
近頃、身体の調子がおかしい。まるで何かが狂ってしまっているようだ。優一郎の名前を呼ぶだけでは上手く快楽を得られないのだ。なのに身体は快感を欲し、疼いてくる。斎姫は濡れた下着の脇から指を入れ、膣口を直接弄った。
「くふっ……!」
まただ。斎姫は喘ぎを上げて軽く達した。だが、一度深い快感を覚えた身体ではこのくらいでは満足できない。斎姫は愛液を指に絡めて懸命に自慰を続けた。優一郎を呼び、頭の中で彼のことを想像する。斎姫は最近では恥ずかしさを覚えながらも、優一郎に犯される自分の姿まで想像するのだ。
固いペニスに突かれる自分を想像しながら膣に指を突っ込む。斎姫は小さく喘ぎながら絶頂に達した。だがさざなみのような快感しか得られない。学校の倉庫で感じていた、あの深い快楽はどうしても手に入れられないのだ。
斎姫は吐息をついて身体を起こした。泣きそうな顔で下着に手をかける。濡れそぼった下着をベッドの下に落とし、斎姫はため息をついた。振り返るとベッドの頭部分にある小さな棚が見える。斎姫はその中にしまっておいた小箱を取り出した。
「まさか、わたしがこれを使う日が来るなんて」
足を開いて陰部を晒す。陰唇を指で開き、勃起したクリトリスを剥き出しにする。斎姫は指先でそれを弄ってから膣口に指を滑らせた。
「吉良くんがわたしのここを見たら、きっと卒倒するわね。セックスなんてできるわけないじゃない」
濡れた膣口を指で押し開く。箱から小さな筒状のものを出した斎姫は、それを膣の中へと滑らせた。指先で筒を押す。筒は膣の奥深くに押し込まれた。
どうしても我慢できないほど欲情したら使うといい。そう言っていたのは斎姫がおじさまと呼ぶあの男性だ。だが今まで斎姫は小箱の蓋を開けることはなかった。まさか自分がどうしようもないほど欲情することなどあり得ない。そう思っていたからだ。人づてに渡された小箱には十本ほどの筒が並んで入っていた。つるんとした表面はゼリーのような感触だったが、斎姫の爪にも傷つけられないほど強い。ピンク色の筒は半透明で、中にさらに深い桃色の筒が仕込まれている。二重構造になっているのだ。大きさは斎姫の人差し指ほどで、長さは三センチほど。サテンの布張りが施されている箱の中に入った筒は、もらった時以来見ることはなかったのだ。
斎姫は指示されていた通りに膣口を指で塞いだ。陰唇を両側から合わせて強めにつまむ。目を固く閉じて数を数える。正確に二十秒ほど数えた時、異変が起こった。
「きゃふっ! あんっ! あぁんっ!!」
予告なく襲ってきた深い快感に斎姫は激しい声を上げた。膣内部に挿入された筒が自動的に膨張し、斎姫の膣壁を圧迫する。だが斎姫にはどうしてこんなに気持ちがいいのか判らない。斎姫の身体はさっきまでとはけた違いに感じていた。官能の声を上げる斎姫の膣口から愛液がどっと噴き出す。斎姫は陰部を塞いでいた指を離し、ベッドにうつ伏せになった。
それは意識や身体という斎姫の全てを無視し、強制的に与えられる快楽だった。筒はただ膣に入っているだけだ。別に動いてもいない。だが斎姫は激しい声を上げて幾度も達した。別に性器を弄っている訳でもない。優一郎のことを考えている訳でもない。なのに快楽の波は次々に斎姫に襲い掛かる。
斎姫の膣からはだらだらと愛液が流れ続けた。スカートを捲り上げた格好で、斎姫は無意識に腰を宙に突き上げた。剥き出しになった陰部から愛液が弾け飛ぶ。普段は閉じている膣口は、興奮のために開ききっている。しかも中に筒が入っているためか、斎姫の膣口はいつもより開いていた。
「んふっ! ん! あっ! あん! はぁっあん!!」
斎姫はあまりの快感に我を忘れた。腰を上下させて喘ぎ続ける。斎姫が動くたびに愛液がベッドや服を汚す。斎姫は涙を流しながら優一郎の名前を叫んだ。そうでもしなければ狂ってしまいそうだった。
激しい快楽は十分ほど続いた。斎姫が喘ぎ疲れてぐったりしたころ、しとどに濡れた膣からぬるりと筒が出てくる。斎姫が気付かぬ間に筒は元の形に戻っていた。シーツに溜まった愛液の中にぽたりと落ちる。斎姫は虚ろな眼差しでそれを見たが、何を思うことも出来なかった。ほどなく睡魔に襲われる。
斎姫が気付いたのは椿の腕の中だった。ぼんやりと目を上げた斎姫に椿が静かに笑いかける。
「申し訳ありません。お休み中とは思いましたが、そのままではお体にさわりますので」
椿はそう言いながら斎姫を浴室へと運んだ。大きなバスタブにはたっぷりと湯が張られている。斎姫は弱々しく頷いて黙って服を脱がせてもらった。椿は手早く斎姫の服をまとめ、籠の中へといれた。
そして椿がワンピースを落とす。下着を取った椿は床に座り込んでいた斎姫を再び抱え上げ、慎重にバスタブへと向かう。張られた湯の中に斎姫の身体を浸し、椿は優しい手つきで斎姫を洗い始めた。
椿の股間には性器はない。斎姫の許を訪れる女性たちはみんなそうだ。女性器も男性器もついていない。つるんとした椿の股間をぼんやりと見つめ、斎姫はされるがままになっていた。
不思議なことに椿にどこを触れられても斎姫は快楽を覚えることはなかった。丹念に性器を洗われても何ともない。刺激を受けたクリトリスが勃起することもない。斎姫はため息をつきながらバスタブに深く寄りかかった。
いい別荘があるから君を招待しよう。斎姫は夏休みに入ってすぐ、おじさまである男性にそう誘われた。長い時間、優一郎に会えない寂しさを感じていた斎姫はすぐにその提案に乗った。少しでも環境が変われば寂しさも薄れるかも知れない。そう思ったからだ。
清陵高校は七月半ばから長い夏休みに入った。部活をしている生徒たちは学校に通うが、その他の生徒は学校に用はない。部活動をしていない斎姫も優一郎に会うチャンスはなかった。そして今、斎姫は勧められた別荘に来ているのだ。
斎姫の隣には一人の女性がいる。名前を椿という。物静かな優しい女性だ。椿は斎姫の身の回りのことを全て引き受けてくれている。斎姫は椿を見やって微笑みを浮かべた。椿もにっこりと笑って斎姫に頷く。
別荘を訪れてから静かな日々が続いている。のんびりと森の中を散策することもあれば、室内でバイオリンを弾くこともある。斎姫は香りのよい紅茶を飲み、そっと息をついた。
こうしていると学校での日々がまるで嘘のように感じられる。だが斎姫の身体はそう都合よく落ち着いてはくれなかった。優一郎のことを思うと身体が疼くことには変わりない。斎姫はつい、優一郎のことを思い出して慌てて椿を見やった。椿は静かな笑みを浮かべて黙って頷く。
「ごめんなさい」
斎姫は小さな声で詫びて立ち上がった。すると椿が首を横に振る。
「斎姫様、そんなにわたくしのことをお気になさらなくとも良いのです。大丈夫、斎姫様がなさっている間は近づきません」
椿は静かな笑みを浮かべてそう告げた。斎姫は顔を赤くしながら会釈をし、足早にティールームから離れた。
斎姫が使っている寝室は十二畳の広さがある。斎姫は倒れるようにベッドに横になり、淡いブルーのスカートをたくし上げた。ここでは人目を気にしなくても済む。椿は決して踏み込んでこないし、他に誰もいない。斎姫は熱い吐息をつきながらフレアースカートの中に手を入れた。
梢を鳴らす風の音を聞きながら、斎姫はブラウスのボタンを外した。すでに漏れ始めていた愛液が下着に染み込んでいく。微かな快感に目を細め、斎姫はブラジャーの中に指を入れた。
「駄目だわ。愛液の分泌が止まらない」
斎姫は乳首を指でこねた。生暖かい愛液がさらに零れてくる。斎姫は慣れた手つきで足の間を弄った。だが焦れるだけで上手く絶頂に走れない。斎姫は泣きそうな顔で優一郎の名前を呼んだ。すると途端にクリトリスが固さを増した。
いま、優一郎は何をしているのだろう。それを思いながら斎姫は指先でクリトリスをこねまわした。荒い息をつきながら夢中で自慰を続ける。斎姫は快感を味わいながら軽く達した。だが身体の疼きが収まらない。
「吉良くん……」
呟いてクリトリスを強く圧迫する。斎姫は走った快感に身体を震わせた。だがまだ足りない。満たされない思いで斎姫は下着を擦った。ブラジャーをたくし上げて乳房を揉む。あっさりと絶頂は訪れたが、身体が求める激しさとは違っていた。軽くしか達することが出来ない。斎姫は涙を浮かべて下着を強く擦った。なのにどうしても満たされないのだ。
「だめだわ、どうして……」
斎姫はため息をついて指の腹で勃起したクリトリスをつついた。快感はある。なのに思うような絶頂がこない。斎姫はやるせなさに唇をかんだ。
近頃、身体の調子がおかしい。まるで何かが狂ってしまっているようだ。優一郎の名前を呼ぶだけでは上手く快楽を得られないのだ。なのに身体は快感を欲し、疼いてくる。斎姫は濡れた下着の脇から指を入れ、膣口を直接弄った。
「くふっ……!」
まただ。斎姫は喘ぎを上げて軽く達した。だが、一度深い快感を覚えた身体ではこのくらいでは満足できない。斎姫は愛液を指に絡めて懸命に自慰を続けた。優一郎を呼び、頭の中で彼のことを想像する。斎姫は最近では恥ずかしさを覚えながらも、優一郎に犯される自分の姿まで想像するのだ。
固いペニスに突かれる自分を想像しながら膣に指を突っ込む。斎姫は小さく喘ぎながら絶頂に達した。だがさざなみのような快感しか得られない。学校の倉庫で感じていた、あの深い快楽はどうしても手に入れられないのだ。
斎姫は吐息をついて身体を起こした。泣きそうな顔で下着に手をかける。濡れそぼった下着をベッドの下に落とし、斎姫はため息をついた。振り返るとベッドの頭部分にある小さな棚が見える。斎姫はその中にしまっておいた小箱を取り出した。
「まさか、わたしがこれを使う日が来るなんて」
足を開いて陰部を晒す。陰唇を指で開き、勃起したクリトリスを剥き出しにする。斎姫は指先でそれを弄ってから膣口に指を滑らせた。
「吉良くんがわたしのここを見たら、きっと卒倒するわね。セックスなんてできるわけないじゃない」
濡れた膣口を指で押し開く。箱から小さな筒状のものを出した斎姫は、それを膣の中へと滑らせた。指先で筒を押す。筒は膣の奥深くに押し込まれた。
どうしても我慢できないほど欲情したら使うといい。そう言っていたのは斎姫がおじさまと呼ぶあの男性だ。だが今まで斎姫は小箱の蓋を開けることはなかった。まさか自分がどうしようもないほど欲情することなどあり得ない。そう思っていたからだ。人づてに渡された小箱には十本ほどの筒が並んで入っていた。つるんとした表面はゼリーのような感触だったが、斎姫の爪にも傷つけられないほど強い。ピンク色の筒は半透明で、中にさらに深い桃色の筒が仕込まれている。二重構造になっているのだ。大きさは斎姫の人差し指ほどで、長さは三センチほど。サテンの布張りが施されている箱の中に入った筒は、もらった時以来見ることはなかったのだ。
斎姫は指示されていた通りに膣口を指で塞いだ。陰唇を両側から合わせて強めにつまむ。目を固く閉じて数を数える。正確に二十秒ほど数えた時、異変が起こった。
「きゃふっ! あんっ! あぁんっ!!」
予告なく襲ってきた深い快感に斎姫は激しい声を上げた。膣内部に挿入された筒が自動的に膨張し、斎姫の膣壁を圧迫する。だが斎姫にはどうしてこんなに気持ちがいいのか判らない。斎姫の身体はさっきまでとはけた違いに感じていた。官能の声を上げる斎姫の膣口から愛液がどっと噴き出す。斎姫は陰部を塞いでいた指を離し、ベッドにうつ伏せになった。
それは意識や身体という斎姫の全てを無視し、強制的に与えられる快楽だった。筒はただ膣に入っているだけだ。別に動いてもいない。だが斎姫は激しい声を上げて幾度も達した。別に性器を弄っている訳でもない。優一郎のことを考えている訳でもない。なのに快楽の波は次々に斎姫に襲い掛かる。
斎姫の膣からはだらだらと愛液が流れ続けた。スカートを捲り上げた格好で、斎姫は無意識に腰を宙に突き上げた。剥き出しになった陰部から愛液が弾け飛ぶ。普段は閉じている膣口は、興奮のために開ききっている。しかも中に筒が入っているためか、斎姫の膣口はいつもより開いていた。
「んふっ! ん! あっ! あん! はぁっあん!!」
斎姫はあまりの快感に我を忘れた。腰を上下させて喘ぎ続ける。斎姫が動くたびに愛液がベッドや服を汚す。斎姫は涙を流しながら優一郎の名前を叫んだ。そうでもしなければ狂ってしまいそうだった。
激しい快楽は十分ほど続いた。斎姫が喘ぎ疲れてぐったりしたころ、しとどに濡れた膣からぬるりと筒が出てくる。斎姫が気付かぬ間に筒は元の形に戻っていた。シーツに溜まった愛液の中にぽたりと落ちる。斎姫は虚ろな眼差しでそれを見たが、何を思うことも出来なかった。ほどなく睡魔に襲われる。
斎姫が気付いたのは椿の腕の中だった。ぼんやりと目を上げた斎姫に椿が静かに笑いかける。
「申し訳ありません。お休み中とは思いましたが、そのままではお体にさわりますので」
椿はそう言いながら斎姫を浴室へと運んだ。大きなバスタブにはたっぷりと湯が張られている。斎姫は弱々しく頷いて黙って服を脱がせてもらった。椿は手早く斎姫の服をまとめ、籠の中へといれた。
そして椿がワンピースを落とす。下着を取った椿は床に座り込んでいた斎姫を再び抱え上げ、慎重にバスタブへと向かう。張られた湯の中に斎姫の身体を浸し、椿は優しい手つきで斎姫を洗い始めた。
椿の股間には性器はない。斎姫の許を訪れる女性たちはみんなそうだ。女性器も男性器もついていない。つるんとした椿の股間をぼんやりと見つめ、斎姫はされるがままになっていた。
不思議なことに椿にどこを触れられても斎姫は快楽を覚えることはなかった。丹念に性器を洗われても何ともない。刺激を受けたクリトリスが勃起することもない。斎姫はため息をつきながらバスタブに深く寄りかかった。
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