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April
制裁イベントは、間違いなく過剰防衛です③ -side里緒-
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僕は小さく息を吐くと、向かってくる刃先を冷静に避ける。空を切ったその手首を掴むと、カッターナイフを叩き落とし、手の届かないドアの方に向かって蹴り飛ばした。
腕を背中に回し締め上げる。先輩は呻き声を上げて蹲った。
「風紀委員にこんなことしちゃダメですよー、先輩。公務執行妨害ってやつで、現行犯逮捕です。まぁ、すでにそんな感じですけど」
まだ暴れようともがくその体を押さえつけながら、風紀のみ携帯を許される手錠を両手首に嵌める。もちろん本物ではないけど、かなりしっかりした代物だ。
何とかかけ終えた僕に、朔が興奮したように話しかけてくる。
「里緒って小さいのに強いんだな!」
「仕事柄護身術ができるだけで、朔とは比べ物にならないよ。それに小さいのはお互い様じゃない?」
こんな惨状を生み出すくらいの強さは流石にいらないけどね。
そう心の中で突っ込みながら立ち上がると、京平くんが駆け寄ってきた。表情がかなり焦っている。
「大丈夫か小鳥遊…!? 怪我とかしていないか!?」
その焦りようが何だか可愛くて、僕は満面の笑みを向けた。
「僕は大丈夫。心配してくれてありがとね、京平くん」
わざと手を取って感謝の言葉を述べると、京平くんの顔が真っ赤になった。初心な反応、かぁわいい。
そう思いながら見つめていると、突然顔色を変えた京平くんに強く手を取られた。
「ちょっ、血が出てるじゃないかっ!」
言われて見ると、手のひらから出血してる。
「あぁ、さっき拳を握りしめたから。ごめん、血付けちゃったね」
「俺はいいから、手当しないと。何かあったら大変だ」
「ありがと。……優しいんだね、京平くんって」
上目遣いで微笑む。慌てていた彼の顔が、また赤く染まり、目がきょろきょろと泳ぎだす。
こんな素直な反応をしてくれる人が僕の周りでは最近減ってしまったので、何だか加虐心がくすぐられる。どさくさ紛れに抱きついてみてもいいかなとか思ったその時、高い透き通った声に遮られた。
「お疲れ様」
「あ、副委員長。お疲れ様でーす」
「おおお疲れ様っす!」
可愛らしい副委員長にぺこりと挨拶をする。京平くんは慌てふためいた様子で、かなり挙動不審だった。可愛いよね。
副委員長はそんな僕たちを軽く見て、すぐに後ろに控える黒服男性たちに指示を出す。
「対象者を怪我人含めて全員風紀室に連れて行って。仁科先生にはそっちに来てもらえるように伝えてるから」
「「はっ!」」
短い返事とともに、黒服の人たちが無駄な動き1つなく処理を始める。
この謎の黒服男性たちは、春風家の人間。つまり学生ではないのだけど、風紀の仕事は学生のみでは難しいということで許されている。そのため、慣習的に風紀委員長や副委員長は、家柄が良い人が行うことになるのだそうだ。他の委員会はそんなこともないんだけどね。
時間もかからず、あんなに酷い状態だったのが、みるみるうちに片付いていく。
その様子を感心しながら見ていると、突然おでこを叩かれた。ぺちっという可愛い音が鳴る。
「りぃ。あんまりキョウくんを誘惑しないの。困ってるでしょ」
少し眉根を寄せて、困ったような怒ったような表情をする副委員長が目の前に立つ。可愛らしい表情。僕は負けじと、叩かれたおでこを抑え、頬を膨らまして見せた。
「酷いです、僕はただ感謝を伝えただけですよ? ね? 京平くん?」
「あ…、おう…っ」
「こら。言わせてるじゃない」
「違いますってー」
「キョウくん、りぃはダメだよ。純粋なキョウくんにはちょっとオススメできない」
「あ、…わかりました…」
「ちょっともう! 副委員長酷いですーっ!」
混乱する京平くんを間に置いたままそんなやりとりを一通り終えると、僕は思い出したように朔を呼んだ。通常なら騒がしいはずの彼が、僕が来た時と同じように静かにスマホを弄っていたので、一瞬存在を忘れていた。
「朔」
「お? なんだ!? ってか、スッゲェ片付いたな!!」
跳ねるかのように楽しそうに近づいてきながら、感嘆の声を漏らす。彼以外の関係者はもう残っておらず、部室はほぼ元の状態を取り戻していた。
「副委員長。彼が、一応被害者の新垣朔くんです」
「お前、すっげぇ可愛いな!! 何の副委員長なんだ!?」
誰に対しても全く物怖じしないこの性格、ほんとすごい。僕が敬語で話す相手だよ? 先輩かもしれないのに、フレンドリーすぎじゃない? 見習いたいとは全く思わないけど、ここまで来るとちょっと尊敬する。
可愛いと褒められた副委員長は、天使のようににっこりと微笑む。
「ありがとう。僕は、風紀委員会副委員長で2-Sの春風桜花だよ。今回は災難だったね」
「名前まで可愛いな! オレのことは朔でいいぞ! よろしくな、桜花!」
「ちょっと、朔…っ! 流石に呼び捨てはまずいよ」
無鉄砲にも程がある。何かあった時に被害を被るのは、いつも下にいる僕たちなのだ。
流石に焦ってそう告げるが、当人は不思議そうに、かつ不満そうに首を傾げる。
「どうしてダメなんだよっ!?」
「僕は構わないよ」
「お言葉ですが、それを我々が許してしまうと、今以上に学園の秩序が乱れます」
京平くんが援護してくれる。
“学園の秩序が乱れる”の言葉に、流石の副委員長も顎に人差し指を当てて、少し悩むそぶりを見せた。
「うーん、秩序が乱れるか。それはとっても困るね。──新垣朔くん」
「なんだ!?」
「僕たちは学園生の模範となるべき存在なんだ。だから、この学園の秩序を乱すわけにはいかない。それはわかってくれるかな?」
「おう!!」
とってもいい返事。でも本当にわかってるのかな? 思うところは山ほどあるものの、今はじっと見守る。
副委員長は1ミリも笑みを崩さずに、朔に向かって語りかけた。
「だから、他の生徒がいる前では呼び捨てはあまり良くないんだ」
「でも、友達だったら名前で呼び合うものじゃないのか!?」
「そんなことはないと思うよ。僕とりぃは友達だけど、りぃは僕のこと"副委員長"って呼んでいるもの」
「あ! 確かにそうだな!! じゃあオレも里緒と同じように"副委員長"って呼ぶぞ!」
「ありがとう。よろしくね、朔くん」
「おう!」
なんて鮮やかな誘導。やっぱり副委員長すごい。僕も副委員長のように、華麗に躱し、優雅に誘導する力を身につけたい。
部室の最終チェックを行うと、4人でラクロス部室から風紀室へと歩き始めた。
朔は今、京平くんに夢中だ。彼はかっこいい部類に入るし武闘派なので、話が合うのかもしれない。まぁ、京平くんは少し困っているみたいだけど。
2人の後ろを小さく欠伸を漏らしながらついて歩いていると、どうしても副委員長と隣り合って歩く形になってしまった。
副委員長が僕の顔を覗き込み、じとっと見上げてくる。
「どうしました?」
「朔くんにはあぁ言ったけど、りぃなら大丈夫だよ。外と同じようにタメで話してくれていいんだよ?」
「……ありがとうございます。でも、学園内では許してください」
目を伏せて、絞り出すように呟く。学園内では下手なことはしたくない。いくら本人同士が良くても、許されないことってあるから。
僕の気持ちが通じたのか、副委員長は「わかったよ」とため息をついた。
「そういえば、音声データがあるらしいね」
「あーはい。一部始終を録ったものをもらって」
「あおくんでしょ」
ぴったりと名前を言い当てられて驚いた。しかも、疑問系でもない。確信のある言い方。
一瞬本人が言ったのかとも思ったけど、それはないかと打ち消した。だって、この件に関わりたくないというように「誰にも言うな」と念を押してきたから。知っているのは、その場にいた僕と京平くんだけのはず。
少し高いところにある、その整った横顔を見つめる。視線に気づいたのかこちらをちらりと見る。何ともない表情なのに、なんて可愛いんだろ。男に産まれたのは、きっと何か神様が采配を間違えたんだろうな。
「僕にもそれ、ちょうだいね」
「了解です」
そこまでバレていて、データを隠し通す理由もない。僕は歩きながらTSPを取り出す。
「それにしても、あおくんが現場に残っていないだなんて珍しいね」
「そうなんですよねぇ。何だか逃げるように帰っていきましたよ」
「逃げるように?」
頷くと、副委員長は何か考えるように頬に手を当てた。
授業中の、静かで長い廊下を歩く。
「はい。何だか少し様子が変だったんですよねぇ。あ、データ送りました」
「ありがと。そうなんだ、それは少し気になるね」
「サバサバしているように見えて、実は悩み事を内に溜め込むタイプですからねぇ、藤咲くんって」
そんな話をしながら、風紀室にたどり着く。
仁科先生に手当してもらって、事情聴取のために加害者のところへ向かった。
失神していた実行犯たちは、諦めたようにいろいろと話してくれた。その中で1人だけ、音声データに入っていない内容を話す生徒がいた。
それを副委員長に報告する。
「〔Aqua〕?」
「はい。『知ってるか?』と聞かれたそうです」
「それは…、音声データにはなかった話だね」
「彼が全員を沈めた後だそうなので、藤咲くんは聞いてなかった可能性もあります」
「まぁそうだね。それにしても〔Aqua〕、伝説の族潰しか……」
「調べてみますか?」
「うん。お願い」
頷いて、奥の部屋へ着替えに向かう。
やっと教室に戻れたのは、お昼休みが終わる5分前だった。
腕を背中に回し締め上げる。先輩は呻き声を上げて蹲った。
「風紀委員にこんなことしちゃダメですよー、先輩。公務執行妨害ってやつで、現行犯逮捕です。まぁ、すでにそんな感じですけど」
まだ暴れようともがくその体を押さえつけながら、風紀のみ携帯を許される手錠を両手首に嵌める。もちろん本物ではないけど、かなりしっかりした代物だ。
何とかかけ終えた僕に、朔が興奮したように話しかけてくる。
「里緒って小さいのに強いんだな!」
「仕事柄護身術ができるだけで、朔とは比べ物にならないよ。それに小さいのはお互い様じゃない?」
こんな惨状を生み出すくらいの強さは流石にいらないけどね。
そう心の中で突っ込みながら立ち上がると、京平くんが駆け寄ってきた。表情がかなり焦っている。
「大丈夫か小鳥遊…!? 怪我とかしていないか!?」
その焦りようが何だか可愛くて、僕は満面の笑みを向けた。
「僕は大丈夫。心配してくれてありがとね、京平くん」
わざと手を取って感謝の言葉を述べると、京平くんの顔が真っ赤になった。初心な反応、かぁわいい。
そう思いながら見つめていると、突然顔色を変えた京平くんに強く手を取られた。
「ちょっ、血が出てるじゃないかっ!」
言われて見ると、手のひらから出血してる。
「あぁ、さっき拳を握りしめたから。ごめん、血付けちゃったね」
「俺はいいから、手当しないと。何かあったら大変だ」
「ありがと。……優しいんだね、京平くんって」
上目遣いで微笑む。慌てていた彼の顔が、また赤く染まり、目がきょろきょろと泳ぎだす。
こんな素直な反応をしてくれる人が僕の周りでは最近減ってしまったので、何だか加虐心がくすぐられる。どさくさ紛れに抱きついてみてもいいかなとか思ったその時、高い透き通った声に遮られた。
「お疲れ様」
「あ、副委員長。お疲れ様でーす」
「おおお疲れ様っす!」
可愛らしい副委員長にぺこりと挨拶をする。京平くんは慌てふためいた様子で、かなり挙動不審だった。可愛いよね。
副委員長はそんな僕たちを軽く見て、すぐに後ろに控える黒服男性たちに指示を出す。
「対象者を怪我人含めて全員風紀室に連れて行って。仁科先生にはそっちに来てもらえるように伝えてるから」
「「はっ!」」
短い返事とともに、黒服の人たちが無駄な動き1つなく処理を始める。
この謎の黒服男性たちは、春風家の人間。つまり学生ではないのだけど、風紀の仕事は学生のみでは難しいということで許されている。そのため、慣習的に風紀委員長や副委員長は、家柄が良い人が行うことになるのだそうだ。他の委員会はそんなこともないんだけどね。
時間もかからず、あんなに酷い状態だったのが、みるみるうちに片付いていく。
その様子を感心しながら見ていると、突然おでこを叩かれた。ぺちっという可愛い音が鳴る。
「りぃ。あんまりキョウくんを誘惑しないの。困ってるでしょ」
少し眉根を寄せて、困ったような怒ったような表情をする副委員長が目の前に立つ。可愛らしい表情。僕は負けじと、叩かれたおでこを抑え、頬を膨らまして見せた。
「酷いです、僕はただ感謝を伝えただけですよ? ね? 京平くん?」
「あ…、おう…っ」
「こら。言わせてるじゃない」
「違いますってー」
「キョウくん、りぃはダメだよ。純粋なキョウくんにはちょっとオススメできない」
「あ、…わかりました…」
「ちょっともう! 副委員長酷いですーっ!」
混乱する京平くんを間に置いたままそんなやりとりを一通り終えると、僕は思い出したように朔を呼んだ。通常なら騒がしいはずの彼が、僕が来た時と同じように静かにスマホを弄っていたので、一瞬存在を忘れていた。
「朔」
「お? なんだ!? ってか、スッゲェ片付いたな!!」
跳ねるかのように楽しそうに近づいてきながら、感嘆の声を漏らす。彼以外の関係者はもう残っておらず、部室はほぼ元の状態を取り戻していた。
「副委員長。彼が、一応被害者の新垣朔くんです」
「お前、すっげぇ可愛いな!! 何の副委員長なんだ!?」
誰に対しても全く物怖じしないこの性格、ほんとすごい。僕が敬語で話す相手だよ? 先輩かもしれないのに、フレンドリーすぎじゃない? 見習いたいとは全く思わないけど、ここまで来るとちょっと尊敬する。
可愛いと褒められた副委員長は、天使のようににっこりと微笑む。
「ありがとう。僕は、風紀委員会副委員長で2-Sの春風桜花だよ。今回は災難だったね」
「名前まで可愛いな! オレのことは朔でいいぞ! よろしくな、桜花!」
「ちょっと、朔…っ! 流石に呼び捨てはまずいよ」
無鉄砲にも程がある。何かあった時に被害を被るのは、いつも下にいる僕たちなのだ。
流石に焦ってそう告げるが、当人は不思議そうに、かつ不満そうに首を傾げる。
「どうしてダメなんだよっ!?」
「僕は構わないよ」
「お言葉ですが、それを我々が許してしまうと、今以上に学園の秩序が乱れます」
京平くんが援護してくれる。
“学園の秩序が乱れる”の言葉に、流石の副委員長も顎に人差し指を当てて、少し悩むそぶりを見せた。
「うーん、秩序が乱れるか。それはとっても困るね。──新垣朔くん」
「なんだ!?」
「僕たちは学園生の模範となるべき存在なんだ。だから、この学園の秩序を乱すわけにはいかない。それはわかってくれるかな?」
「おう!!」
とってもいい返事。でも本当にわかってるのかな? 思うところは山ほどあるものの、今はじっと見守る。
副委員長は1ミリも笑みを崩さずに、朔に向かって語りかけた。
「だから、他の生徒がいる前では呼び捨てはあまり良くないんだ」
「でも、友達だったら名前で呼び合うものじゃないのか!?」
「そんなことはないと思うよ。僕とりぃは友達だけど、りぃは僕のこと"副委員長"って呼んでいるもの」
「あ! 確かにそうだな!! じゃあオレも里緒と同じように"副委員長"って呼ぶぞ!」
「ありがとう。よろしくね、朔くん」
「おう!」
なんて鮮やかな誘導。やっぱり副委員長すごい。僕も副委員長のように、華麗に躱し、優雅に誘導する力を身につけたい。
部室の最終チェックを行うと、4人でラクロス部室から風紀室へと歩き始めた。
朔は今、京平くんに夢中だ。彼はかっこいい部類に入るし武闘派なので、話が合うのかもしれない。まぁ、京平くんは少し困っているみたいだけど。
2人の後ろを小さく欠伸を漏らしながらついて歩いていると、どうしても副委員長と隣り合って歩く形になってしまった。
副委員長が僕の顔を覗き込み、じとっと見上げてくる。
「どうしました?」
「朔くんにはあぁ言ったけど、りぃなら大丈夫だよ。外と同じようにタメで話してくれていいんだよ?」
「……ありがとうございます。でも、学園内では許してください」
目を伏せて、絞り出すように呟く。学園内では下手なことはしたくない。いくら本人同士が良くても、許されないことってあるから。
僕の気持ちが通じたのか、副委員長は「わかったよ」とため息をついた。
「そういえば、音声データがあるらしいね」
「あーはい。一部始終を録ったものをもらって」
「あおくんでしょ」
ぴったりと名前を言い当てられて驚いた。しかも、疑問系でもない。確信のある言い方。
一瞬本人が言ったのかとも思ったけど、それはないかと打ち消した。だって、この件に関わりたくないというように「誰にも言うな」と念を押してきたから。知っているのは、その場にいた僕と京平くんだけのはず。
少し高いところにある、その整った横顔を見つめる。視線に気づいたのかこちらをちらりと見る。何ともない表情なのに、なんて可愛いんだろ。男に産まれたのは、きっと何か神様が采配を間違えたんだろうな。
「僕にもそれ、ちょうだいね」
「了解です」
そこまでバレていて、データを隠し通す理由もない。僕は歩きながらTSPを取り出す。
「それにしても、あおくんが現場に残っていないだなんて珍しいね」
「そうなんですよねぇ。何だか逃げるように帰っていきましたよ」
「逃げるように?」
頷くと、副委員長は何か考えるように頬に手を当てた。
授業中の、静かで長い廊下を歩く。
「はい。何だか少し様子が変だったんですよねぇ。あ、データ送りました」
「ありがと。そうなんだ、それは少し気になるね」
「サバサバしているように見えて、実は悩み事を内に溜め込むタイプですからねぇ、藤咲くんって」
そんな話をしながら、風紀室にたどり着く。
仁科先生に手当してもらって、事情聴取のために加害者のところへ向かった。
失神していた実行犯たちは、諦めたようにいろいろと話してくれた。その中で1人だけ、音声データに入っていない内容を話す生徒がいた。
それを副委員長に報告する。
「〔Aqua〕?」
「はい。『知ってるか?』と聞かれたそうです」
「それは…、音声データにはなかった話だね」
「彼が全員を沈めた後だそうなので、藤咲くんは聞いてなかった可能性もあります」
「まぁそうだね。それにしても〔Aqua〕、伝説の族潰しか……」
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