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April
ハンバーガーが冷めないうちに①
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目当てのハンバーガーを売るワゴンは、ジャングルをモチーフにしたようなエリアにあった。
2人して、SNSで話題の大きなハンバーガーとジュースを買うと、澪のスマホでワゴン車をバックに自撮りする。
「ふっふ~ん、やっぱり映えるねぇ」
「映えを気にしてたから予想はしてたけど、自撮りも加工もうっまいなぁ」
「蒼葉の写真は加工とかしない系だもんね~」
「俺の写真に“映え”は必要ないからな」
俺が写真に求めるものは、“映え”じゃなくて“萌え”だからな。
そんな腐男子魂をどこか誇らしく感じながら、あまり目立たない建物の影のベンチに2人で腰掛ける。
「お腹すいたぁ、いただきま~す」
器用に包みを開き、早速ハンバーガーにかぶりつく澪。正直こんなに大口を開けて食べる姿に驚いた。
おぼっちゃまばかりの天照学園では、どんなに寮生活が荒んでいて汚い言葉を吐く不良でも、食べ方なんかは綺麗だったりする。
一匹狼属性の蓮もある意味その1人。購買のパンとかを食べている時ならまだしも、食堂でナイフやフォークを使っている時はどこの貴族だと思うくらいに美しい。やっぱり腐っても金持ちの子息だから、幼い頃から教えこまれた所作は簡単には抜けないってことなんだろう。
そんな学園生たちの筆頭である生徒会メンバーの1人が、大口開いて恥ずかしげもなくハンバーガーを頬張るとは。案の定、ソースが口元に付いている。
「ん~っ、うまぁい!」
「……」
「ん? 蒼葉どーしたの?」
俺の視線に気づいたらしい澪。口の端に付いたソースを赤い舌でぺろりと舐めとり、小首を傾げる。
「澪って、ハンバーガー食ったことあるのか?」
「へ? あるけど、どして?」
「学園のおぼっちゃま方は、ファストフードに馴染みがないもんだと。陽希とかも食べたことなかったみたいだったし」
「あー、なるほどぉ。確かに他の子が食べてるところは見たことないかも~」
澪はそう言って、一緒に買ったサイダーのストローを咥える。
「それより、見た目からは想像できないくらい美味しいよぉこれ! 蒼葉も早く食べなよ~」
「あ、あぁそうだな」
持ったままだったハンバーガーに視線を落とす。
ジャングルのエリアにちなみ、鮮やかな緑色のバンズに、大きな肉と野菜がふんだんに挟まれた、ボリュームたっぷりのハンバーガー。
SNSで話題の映える見た目を崩さないよう、思いっきり大きく口を開いてかぶりつく。野菜がシャキッと音を鳴らし、分厚い肉からは熱い肉汁が溢れ出した。
「ん~。うまいな!」
「でしょ~」
「何でお前が得意げなんだよ」
「オレが先に食べたからぁ?」
「意味不明」
「だよねぇ~」
笑いながらストローを吸う澪に、「そういえば」と口を開く。
「遊園地にも来たことある感じだったけど?」
「うん、オレは来たことあるよぉ。でもどうだろ~? みんなはないかもしれないねぇ」
含みのある言い方に、首を傾げる。
みんなはないけど自分はある。
ということは、学園行事で来たのはこれが初めてなのか? もしも家族で来たのなら、澪の家族は結構庶民派ということなのだろうか?
でも確か両親は、王手芸能プロダクション社長と、海外でも有名な大物女優だったはず。顔もバレてるし有名すぎて、遊園地にホイホイ行けるような家庭でもない気がするんだけど……。
顎に手を当て考え込む俺の顔を覗き込んでくる澪。長い睫毛の奥の、緑の瞳が楽しそうに光る。
「ふふ。わかんないって顔してる~。そんな考え込まなくても、簡単な話だよ。オレ中2の途中まで公立の学校にいたんだよねぇ」
「え?」
「遊園地には、小5の時に課外授業みたいなので行ったことがあるってわけ。ファストフードはまぁ……、学校からの帰り道、とかに? 時々買って帰ってたかなぁ?」
初耳だった。
天下の生徒会の会計様だから、幼稚舎からエスカレーターだと思っていたのに、まさか中等部からだとは。
そう考えると、情報通である陽希にしては珍しい、少し曖昧な澪の評価にも納得がいった。他の生徒会メンバーと比べて澪は観察期間が短いから、まだはっきりと言いきれない部分があるんだろう。
にしても、学園に来る前にはかなり庶民的な生活をしていたみたいだ。
学校帰りに買い食いだなんて懐かしいなぁ。まぁ俺はあんまり金持ってなかったし、寄り道をしないようにって母さんや兄ちゃんたちに言われてたから、ほとんど経験はないんだけどな。
それでもやっぱり少し親近感を覚えて、思わず微笑みが漏れる。
「驚きだよ。まさか天下の生徒会役員様の中に、こんな庶民的なやつがいるだなんて」
「オレの方もびっくりだよぉ。はるくんとかから聞いたりしてなかったんだねぇ」
「はるく……っ!?」
慌てて腕で口を塞ぐ。
急に来るのはやっばい! “はるくん”って呼ぶんですね! ついでに関係性を詳しく!!
なんて興奮を顔に出さないよう、ハンバーガーと会話に集中を向ける。
「……ま、生徒会なんかに興味なかったしな」
「やっばあ、キッツイこと言うねぇ~!」
「事実だからな」
萌えの提供者としての興味は、入学前からものすごくあったけどな。
と言うのは心のうちに秘めておく。
俺の“興味ない”発言に、澪は何がそんなに面白いのか、ハンバーガー片手に涙目で笑っている。
面白いことなんてこれっぽっちも言ってないのにこんなに笑ってるなんて、こいつ案外ゲラなのか?
不思議に思いつつ、ひと口頬張る。
「で、澪の学校ってどの辺りだったんだ? もしかしたら結構近所?」
「ん? んー……、田舎の方だよぉ」
「え? でも澪って都内の生まれじゃ──」
「あーと、そんなことより──」
「おっ。藤咲と綾瀬じゃねぇか。てめぇらペアだったのかよ?」
あからさまに話題を逸らされた矢先、突如目の前に影がさした。
2人して顔を上げると、そこに立っていたのは見知った長身のイケメン。
「げ。世羅先輩」
「おいおい。げ、って何だよ、つれねぇなぁ」
思わず顔を歪めてしまった俺に、意地の悪そうな笑みを向けてくる世羅先輩こと《魔王様》。
むぎゅっと片手で両頬を掴まれて上を向かされる。
「はひふふんへふは」
「ふっ、変な顔」
「……」
無断で人の顔を掴んでおいて、変な顔とはなんだと思いつつ、ハンバーガーを持っている手前大きな抵抗もできず、ただジトっと睨みつける。
「いい眼すんねぇ」
「ん。雅委員長やっほ~」
「おー、何してんだよこんなトコで」
「見てのとーり、ハンバーガー食ってんのぉ」
「はんばーがー?」
「蒼葉ぁ。やっぱり学園生には馴染みないみたい~」
「……」
なんて言いながら俺の方を向いた澪にも、同じくジトっとした視線を向ける。
だって、俺はまだ頬を掴まれたままなわけで。
そんなどうでもいい世間話する前に俺を助けろよ!
「そんなに怒んないでよぉ。いいんちょー、そろそろ離してあげて~」
「しゃあねぇな」
「遅いぞ雅、何をしている」
なぜか渋々と頬を離されたと同時に、全く別方向から第三者の声が飛んできた。
早くこのよく掴めない《魔王様》をどこかへ連れていってほしくて、鈍く痛む頬をさすりながら声のした方に顔を向けて。
「ふぇ……?」
現れたのは、赤茶の髪に赤い瞳、服装までもが赤と黒でまとめられた、恐ろしく顔の整った男。……どんだけ赤と黒が好きなんだこいつ。
並び立つ世羅先輩は真っ黒では無いものの黒っぽい髪色で、白Tシャツに黒のパンツ姿のため、ヤツの赤がかなり悪目立ちしている。が、そんなの本人は1ミリも気にしていないんだろう。
なんせ、学園の頂点に君臨する《王様》なのだから。
「おー戻ったか秀吉」
「戻ったかじゃねぇよ。俺様を待たせるとはいい度胸だな」
「先々行くのお前が悪ぃんだよ」
「貴様な……」
腕を組んで不機嫌そうなバ会長の様子をものともせず、口角を上げたまま返事する世羅先輩。バ会長側もあの時みたいにキレることはなく、むしろ面倒そうにため息をついている。
……何だか、さらに面倒臭くなりそうな予感。
そんな嫌なフラグから目を逸らしたくて、俺は黙って少し冷めたハンバーガーにかぶりついた。
2人して、SNSで話題の大きなハンバーガーとジュースを買うと、澪のスマホでワゴン車をバックに自撮りする。
「ふっふ~ん、やっぱり映えるねぇ」
「映えを気にしてたから予想はしてたけど、自撮りも加工もうっまいなぁ」
「蒼葉の写真は加工とかしない系だもんね~」
「俺の写真に“映え”は必要ないからな」
俺が写真に求めるものは、“映え”じゃなくて“萌え”だからな。
そんな腐男子魂をどこか誇らしく感じながら、あまり目立たない建物の影のベンチに2人で腰掛ける。
「お腹すいたぁ、いただきま~す」
器用に包みを開き、早速ハンバーガーにかぶりつく澪。正直こんなに大口を開けて食べる姿に驚いた。
おぼっちゃまばかりの天照学園では、どんなに寮生活が荒んでいて汚い言葉を吐く不良でも、食べ方なんかは綺麗だったりする。
一匹狼属性の蓮もある意味その1人。購買のパンとかを食べている時ならまだしも、食堂でナイフやフォークを使っている時はどこの貴族だと思うくらいに美しい。やっぱり腐っても金持ちの子息だから、幼い頃から教えこまれた所作は簡単には抜けないってことなんだろう。
そんな学園生たちの筆頭である生徒会メンバーの1人が、大口開いて恥ずかしげもなくハンバーガーを頬張るとは。案の定、ソースが口元に付いている。
「ん~っ、うまぁい!」
「……」
「ん? 蒼葉どーしたの?」
俺の視線に気づいたらしい澪。口の端に付いたソースを赤い舌でぺろりと舐めとり、小首を傾げる。
「澪って、ハンバーガー食ったことあるのか?」
「へ? あるけど、どして?」
「学園のおぼっちゃま方は、ファストフードに馴染みがないもんだと。陽希とかも食べたことなかったみたいだったし」
「あー、なるほどぉ。確かに他の子が食べてるところは見たことないかも~」
澪はそう言って、一緒に買ったサイダーのストローを咥える。
「それより、見た目からは想像できないくらい美味しいよぉこれ! 蒼葉も早く食べなよ~」
「あ、あぁそうだな」
持ったままだったハンバーガーに視線を落とす。
ジャングルのエリアにちなみ、鮮やかな緑色のバンズに、大きな肉と野菜がふんだんに挟まれた、ボリュームたっぷりのハンバーガー。
SNSで話題の映える見た目を崩さないよう、思いっきり大きく口を開いてかぶりつく。野菜がシャキッと音を鳴らし、分厚い肉からは熱い肉汁が溢れ出した。
「ん~。うまいな!」
「でしょ~」
「何でお前が得意げなんだよ」
「オレが先に食べたからぁ?」
「意味不明」
「だよねぇ~」
笑いながらストローを吸う澪に、「そういえば」と口を開く。
「遊園地にも来たことある感じだったけど?」
「うん、オレは来たことあるよぉ。でもどうだろ~? みんなはないかもしれないねぇ」
含みのある言い方に、首を傾げる。
みんなはないけど自分はある。
ということは、学園行事で来たのはこれが初めてなのか? もしも家族で来たのなら、澪の家族は結構庶民派ということなのだろうか?
でも確か両親は、王手芸能プロダクション社長と、海外でも有名な大物女優だったはず。顔もバレてるし有名すぎて、遊園地にホイホイ行けるような家庭でもない気がするんだけど……。
顎に手を当て考え込む俺の顔を覗き込んでくる澪。長い睫毛の奥の、緑の瞳が楽しそうに光る。
「ふふ。わかんないって顔してる~。そんな考え込まなくても、簡単な話だよ。オレ中2の途中まで公立の学校にいたんだよねぇ」
「え?」
「遊園地には、小5の時に課外授業みたいなので行ったことがあるってわけ。ファストフードはまぁ……、学校からの帰り道、とかに? 時々買って帰ってたかなぁ?」
初耳だった。
天下の生徒会の会計様だから、幼稚舎からエスカレーターだと思っていたのに、まさか中等部からだとは。
そう考えると、情報通である陽希にしては珍しい、少し曖昧な澪の評価にも納得がいった。他の生徒会メンバーと比べて澪は観察期間が短いから、まだはっきりと言いきれない部分があるんだろう。
にしても、学園に来る前にはかなり庶民的な生活をしていたみたいだ。
学校帰りに買い食いだなんて懐かしいなぁ。まぁ俺はあんまり金持ってなかったし、寄り道をしないようにって母さんや兄ちゃんたちに言われてたから、ほとんど経験はないんだけどな。
それでもやっぱり少し親近感を覚えて、思わず微笑みが漏れる。
「驚きだよ。まさか天下の生徒会役員様の中に、こんな庶民的なやつがいるだなんて」
「オレの方もびっくりだよぉ。はるくんとかから聞いたりしてなかったんだねぇ」
「はるく……っ!?」
慌てて腕で口を塞ぐ。
急に来るのはやっばい! “はるくん”って呼ぶんですね! ついでに関係性を詳しく!!
なんて興奮を顔に出さないよう、ハンバーガーと会話に集中を向ける。
「……ま、生徒会なんかに興味なかったしな」
「やっばあ、キッツイこと言うねぇ~!」
「事実だからな」
萌えの提供者としての興味は、入学前からものすごくあったけどな。
と言うのは心のうちに秘めておく。
俺の“興味ない”発言に、澪は何がそんなに面白いのか、ハンバーガー片手に涙目で笑っている。
面白いことなんてこれっぽっちも言ってないのにこんなに笑ってるなんて、こいつ案外ゲラなのか?
不思議に思いつつ、ひと口頬張る。
「で、澪の学校ってどの辺りだったんだ? もしかしたら結構近所?」
「ん? んー……、田舎の方だよぉ」
「え? でも澪って都内の生まれじゃ──」
「あーと、そんなことより──」
「おっ。藤咲と綾瀬じゃねぇか。てめぇらペアだったのかよ?」
あからさまに話題を逸らされた矢先、突如目の前に影がさした。
2人して顔を上げると、そこに立っていたのは見知った長身のイケメン。
「げ。世羅先輩」
「おいおい。げ、って何だよ、つれねぇなぁ」
思わず顔を歪めてしまった俺に、意地の悪そうな笑みを向けてくる世羅先輩こと《魔王様》。
むぎゅっと片手で両頬を掴まれて上を向かされる。
「はひふふんへふは」
「ふっ、変な顔」
「……」
無断で人の顔を掴んでおいて、変な顔とはなんだと思いつつ、ハンバーガーを持っている手前大きな抵抗もできず、ただジトっと睨みつける。
「いい眼すんねぇ」
「ん。雅委員長やっほ~」
「おー、何してんだよこんなトコで」
「見てのとーり、ハンバーガー食ってんのぉ」
「はんばーがー?」
「蒼葉ぁ。やっぱり学園生には馴染みないみたい~」
「……」
なんて言いながら俺の方を向いた澪にも、同じくジトっとした視線を向ける。
だって、俺はまだ頬を掴まれたままなわけで。
そんなどうでもいい世間話する前に俺を助けろよ!
「そんなに怒んないでよぉ。いいんちょー、そろそろ離してあげて~」
「しゃあねぇな」
「遅いぞ雅、何をしている」
なぜか渋々と頬を離されたと同時に、全く別方向から第三者の声が飛んできた。
早くこのよく掴めない《魔王様》をどこかへ連れていってほしくて、鈍く痛む頬をさすりながら声のした方に顔を向けて。
「ふぇ……?」
現れたのは、赤茶の髪に赤い瞳、服装までもが赤と黒でまとめられた、恐ろしく顔の整った男。……どんだけ赤と黒が好きなんだこいつ。
並び立つ世羅先輩は真っ黒では無いものの黒っぽい髪色で、白Tシャツに黒のパンツ姿のため、ヤツの赤がかなり悪目立ちしている。が、そんなの本人は1ミリも気にしていないんだろう。
なんせ、学園の頂点に君臨する《王様》なのだから。
「おー戻ったか秀吉」
「戻ったかじゃねぇよ。俺様を待たせるとはいい度胸だな」
「先々行くのお前が悪ぃんだよ」
「貴様な……」
腕を組んで不機嫌そうなバ会長の様子をものともせず、口角を上げたまま返事する世羅先輩。バ会長側もあの時みたいにキレることはなく、むしろ面倒そうにため息をついている。
……何だか、さらに面倒臭くなりそうな予感。
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