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一章 真紅の王冠(レグルス編)
10.パーティーの招待
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***
徐々に気温が下がってきたのか、起きた頃にはもう一枚、布団が恋しくなるような季節がやってきた。
レグルスからの手紙は相変わらず、自分に起きたことと俺を気遣う言葉を書いてくるだけだったが、この日は違った。
いつもの白い便箋とは別に見慣れぬ厚手の紙が入っていた。
レグルスの誕生パーティーの招待状だ。
婚約者であり、未来の王でもある王子の誕生日なわけなので、勿論、オブシディアン家は全員参加である。
俺は「ドレスはどうしよう」だとか、「アクセサリーは何をつけよう」だとか、そんな年頃の女性の悩みは全てメリーナに任せることにして、ストレッチと筋トレに励んでいた。
せっかく、レグルスに会うのだから少しでも筋肉をつけておきたいものだ。
最近のアルキオーネはプランクもどきができるようになっていた。
プランクというのは、両肘をつき、うつ伏せの体勢になって、身体を支えるというもので、主に体幹を鍛えることができる。
勿論、アルキオーネの身体では筋肉が少なすぎるので、通常のプランクが無理だった。だから、膝をついたプランクをしている。
両肘と両膝をついたプランクは正に土下座のような形であった。ヒーヒー言いながら美少女が土下座をしている姿を想像していただけると分かりやすいかもしれない。
俺はプランクもどきを行うときは絶対に鍵をかけて誰にも見られないようにしていた。
そんな努力のかいもあって、アルキオーネの身体も最初に比べたら随分と進歩してきた。以前は細く折れそうだったが、ほんの少し肉付きもよくなってきた。
今日も今日とて、日課である散歩を終え、ストレッチでもしようかと考えていたところ、突然、お母様が部屋にやってきた。食事の時間にも顔を合わせたばかりだというのにどうしたのだろうか。
取り敢えず、今日の運動は終了だ。
俺はそう心の中で呟いてから笑顔でお母様を出迎えた。
「それで、お母様、なんの御用ですか?」
「えーっと、調子はいかが、アルキオーネ?」
お母様が緊張したように尋ねる。
「体の調子でしたら、すこぶる良いです」
「良かったわ。最近、散歩や『すとれっち』だとか『きんとれ』なる運動をよくやっていると聞くけど、貴女、無理してない?」
さてはメリーナ、お母様にチクったな。
お父様なら男同士、多少理解は得られると思うが、お母様は別だ。言ったら卒倒してしまうかもしれない。だから、体力をつけて元気になっちゃうぞ作戦は内緒にしてきたのに。
それなのに、チクってしまうなんて俺のお願いごとは聞けないということか。あとで、お仕置きしてやる!
「無理なんて……お父様やお母様、レグルス様に迷惑を掛けたくない一心で始めた運動ですよ。無理などできましょうか」
俺は涙を浮かべ、お母様をじっと見つめた。
「そうね。貴女は優しい子だもの。もう無理はしないわよね」
お母様もつられるように涙を浮かべて、うんうんと頷く。
自分の演技が恐ろしい。
いや、アルキオーネのこの美しい泣き顔だ。これを見て、誰がこれ以上問い詰めることが出来るのだろうか。いいや出来ないだろう。
しかし、アルキオーネの美少女っぷりもあるが、ここまで騙されやすいお母様というのも考えものだ。
騙されやすければ、騙されやすいほど、俺としてはやりやすくて助かる反面、罪悪感も募る。お人好し過ぎるのもどうかと思う。
「そうです。メリーナに何を言われたか知りませんが、わたくしはわたくしなりに、無理なくこつこつとやっておりますのでご安心ください。最近は体も慣れてきたのか体力もついてきましたし、これから寒くなれば散歩はやめて、屋敷の中を歩くことになりますから、そこまで無理はできませんわ」
俺はお母様を安心させるように微笑んだ。
勿論、メリーナの言うことを鵜呑みにするなと釘を刺すのも忘れない。
「そう、寒くなったら、屋敷の中を歩くのね。なら、大丈夫よね」
お母様はほっとしたように頷く。
実は、屋敷の中を歩くだけじゃなくて、部屋の雑巾がけをさせてもらえるようメイドたちと交渉中なのは黙っておこう。
雑巾がけは体幹を鍛えるのに役立つ。出来れば毎日やりたい。
しかし、メイドたちもメイドたちでやはり矜恃を持って仕事をしているので主の娘を働かせるわけにはいかないと頑なだ。
魔法を使うことは進んでお願いしてくるくせにこういうところは律儀である。
今は、交渉に交渉を重ねた結果、自分の部屋をやるだけならと話がまとまりそうなところだった。
だから、今、お母様に知られてぶち壊されるのは非常に不味い。黙っておくに限る。
「ええ、ですから心配なさらないでくださいませ」
とにかく、何か察される前に話を切り上げよう。俺はコロコロと笑ってその場を収めようとした。
「いえ、貴女の体が弱いのは私の責任なのよ。心配くらいするわ……」
お母様はハンカチを取り出し、涙を拭う。
俺は女の涙には弱い。メリーナのときといい、どうしたらいいのか分からなくなる。なんで、皆こんなに泣くんだよ。
「泣かないでくださいませ、お母様」
俺はオロオロとお母様の顔を伺った。
「ああ、ごめんなさい。こんな話ばかりするつもりじゃなかったの。いい知らせがあるの! 貴女の誕生パーティーについてなんだけど……」
お母様は手を叩いて笑顔を浮かべた。
熟女趣味なんてないのだけど、お母様の笑顔は本当に綺麗だった。
「誕生パーティーですか?」
忘れていたが、レグルスの誕生日の一週間後にはアルキオーネの誕生日が来るんだ。
だから、最近、メリーナがドレスやアクセサリーについて何度も聞いてきたのか。
そうだよな。一人で二回分のパーティーの衣装を考えるのは大変だもんな。
メリーナにお仕置きは撤回。あとで労ってあげなくてはならないな。
そうだ。この前、散歩のときに仲良くなった庭師のおっちゃんに貰った薬草入りのマッサージオイルをあげよう。かなり不思議な匂いがするんだけど、疲れによく効くんだよな。
「そう、招待状のお返事がたくさん返ってきたのだけど、その中にね、貴女のお祖父様の名前があったのよ」
全く別のことを考えていた俺にお母様が声を掛けた。
俺は一瞬何を言われているか分からなくて思考を停止する。
オジイサマって何だ? おじい……お爺……あ、お祖父様のことか。
「あ、お祖父様が!?」
俺は身を乗り出して驚いたように叫ぶ。
「貴女、会いたがっていたでしょう?」
「ええ!」
俺は嬉しさのあまり、お母様の手をとった。
お母様の父――母方のお祖父様は一風変わった人なのだ。
王国軍のお偉いさんを退職して、家督も息子に譲って、悠悠自適に生活していくのかと思いきや、剣の修行にでたり、貴族の息子の剣の先生をやったり、アクティブに動くスーパー爺ちゃんだった。
剣の腕は王国一と名高く、有力な貴族は勿論王族までがこぞって息子の剣の先生になってほしいとお願いするほどの人だという。勿論、剣に夢中なレグルスもお祖父様に剣を習っていた時期があったという。
そんな素晴らしい人材が身内にいるなら是非とも剣術を習いたいと思っていたのだが、そんなことをお母様に知られては大変だ。だから、俺はお母様にバレないようにお祖父様に直談判したいと考え、お母様にお祖父様に会いたいとずっと言い続けてきたのだ。
「お祖父様は貴女の誕生パーティーに出席されるそうよ。良かったわね!」
「お母様、教えてくださってありがとうございます!」
俺の胸は高鳴った。
漸く、俺の野望は果たされる!
よし、まずは目の前のレグルスの誕生パーティーで、レグルスに勝つ!
何が勝ちなのか分からないけど、とにかく、レグルスに情けないところは絶対に見せないぞ。
それから、アルキオーネの誕生日パーティーでお祖父様を説得できるようにうーんと作戦を練っておかないと。
俺はパーティーがすごく待ち遠しく感じた。
徐々に気温が下がってきたのか、起きた頃にはもう一枚、布団が恋しくなるような季節がやってきた。
レグルスからの手紙は相変わらず、自分に起きたことと俺を気遣う言葉を書いてくるだけだったが、この日は違った。
いつもの白い便箋とは別に見慣れぬ厚手の紙が入っていた。
レグルスの誕生パーティーの招待状だ。
婚約者であり、未来の王でもある王子の誕生日なわけなので、勿論、オブシディアン家は全員参加である。
俺は「ドレスはどうしよう」だとか、「アクセサリーは何をつけよう」だとか、そんな年頃の女性の悩みは全てメリーナに任せることにして、ストレッチと筋トレに励んでいた。
せっかく、レグルスに会うのだから少しでも筋肉をつけておきたいものだ。
最近のアルキオーネはプランクもどきができるようになっていた。
プランクというのは、両肘をつき、うつ伏せの体勢になって、身体を支えるというもので、主に体幹を鍛えることができる。
勿論、アルキオーネの身体では筋肉が少なすぎるので、通常のプランクが無理だった。だから、膝をついたプランクをしている。
両肘と両膝をついたプランクは正に土下座のような形であった。ヒーヒー言いながら美少女が土下座をしている姿を想像していただけると分かりやすいかもしれない。
俺はプランクもどきを行うときは絶対に鍵をかけて誰にも見られないようにしていた。
そんな努力のかいもあって、アルキオーネの身体も最初に比べたら随分と進歩してきた。以前は細く折れそうだったが、ほんの少し肉付きもよくなってきた。
今日も今日とて、日課である散歩を終え、ストレッチでもしようかと考えていたところ、突然、お母様が部屋にやってきた。食事の時間にも顔を合わせたばかりだというのにどうしたのだろうか。
取り敢えず、今日の運動は終了だ。
俺はそう心の中で呟いてから笑顔でお母様を出迎えた。
「それで、お母様、なんの御用ですか?」
「えーっと、調子はいかが、アルキオーネ?」
お母様が緊張したように尋ねる。
「体の調子でしたら、すこぶる良いです」
「良かったわ。最近、散歩や『すとれっち』だとか『きんとれ』なる運動をよくやっていると聞くけど、貴女、無理してない?」
さてはメリーナ、お母様にチクったな。
お父様なら男同士、多少理解は得られると思うが、お母様は別だ。言ったら卒倒してしまうかもしれない。だから、体力をつけて元気になっちゃうぞ作戦は内緒にしてきたのに。
それなのに、チクってしまうなんて俺のお願いごとは聞けないということか。あとで、お仕置きしてやる!
「無理なんて……お父様やお母様、レグルス様に迷惑を掛けたくない一心で始めた運動ですよ。無理などできましょうか」
俺は涙を浮かべ、お母様をじっと見つめた。
「そうね。貴女は優しい子だもの。もう無理はしないわよね」
お母様もつられるように涙を浮かべて、うんうんと頷く。
自分の演技が恐ろしい。
いや、アルキオーネのこの美しい泣き顔だ。これを見て、誰がこれ以上問い詰めることが出来るのだろうか。いいや出来ないだろう。
しかし、アルキオーネの美少女っぷりもあるが、ここまで騙されやすいお母様というのも考えものだ。
騙されやすければ、騙されやすいほど、俺としてはやりやすくて助かる反面、罪悪感も募る。お人好し過ぎるのもどうかと思う。
「そうです。メリーナに何を言われたか知りませんが、わたくしはわたくしなりに、無理なくこつこつとやっておりますのでご安心ください。最近は体も慣れてきたのか体力もついてきましたし、これから寒くなれば散歩はやめて、屋敷の中を歩くことになりますから、そこまで無理はできませんわ」
俺はお母様を安心させるように微笑んだ。
勿論、メリーナの言うことを鵜呑みにするなと釘を刺すのも忘れない。
「そう、寒くなったら、屋敷の中を歩くのね。なら、大丈夫よね」
お母様はほっとしたように頷く。
実は、屋敷の中を歩くだけじゃなくて、部屋の雑巾がけをさせてもらえるようメイドたちと交渉中なのは黙っておこう。
雑巾がけは体幹を鍛えるのに役立つ。出来れば毎日やりたい。
しかし、メイドたちもメイドたちでやはり矜恃を持って仕事をしているので主の娘を働かせるわけにはいかないと頑なだ。
魔法を使うことは進んでお願いしてくるくせにこういうところは律儀である。
今は、交渉に交渉を重ねた結果、自分の部屋をやるだけならと話がまとまりそうなところだった。
だから、今、お母様に知られてぶち壊されるのは非常に不味い。黙っておくに限る。
「ええ、ですから心配なさらないでくださいませ」
とにかく、何か察される前に話を切り上げよう。俺はコロコロと笑ってその場を収めようとした。
「いえ、貴女の体が弱いのは私の責任なのよ。心配くらいするわ……」
お母様はハンカチを取り出し、涙を拭う。
俺は女の涙には弱い。メリーナのときといい、どうしたらいいのか分からなくなる。なんで、皆こんなに泣くんだよ。
「泣かないでくださいませ、お母様」
俺はオロオロとお母様の顔を伺った。
「ああ、ごめんなさい。こんな話ばかりするつもりじゃなかったの。いい知らせがあるの! 貴女の誕生パーティーについてなんだけど……」
お母様は手を叩いて笑顔を浮かべた。
熟女趣味なんてないのだけど、お母様の笑顔は本当に綺麗だった。
「誕生パーティーですか?」
忘れていたが、レグルスの誕生日の一週間後にはアルキオーネの誕生日が来るんだ。
だから、最近、メリーナがドレスやアクセサリーについて何度も聞いてきたのか。
そうだよな。一人で二回分のパーティーの衣装を考えるのは大変だもんな。
メリーナにお仕置きは撤回。あとで労ってあげなくてはならないな。
そうだ。この前、散歩のときに仲良くなった庭師のおっちゃんに貰った薬草入りのマッサージオイルをあげよう。かなり不思議な匂いがするんだけど、疲れによく効くんだよな。
「そう、招待状のお返事がたくさん返ってきたのだけど、その中にね、貴女のお祖父様の名前があったのよ」
全く別のことを考えていた俺にお母様が声を掛けた。
俺は一瞬何を言われているか分からなくて思考を停止する。
オジイサマって何だ? おじい……お爺……あ、お祖父様のことか。
「あ、お祖父様が!?」
俺は身を乗り出して驚いたように叫ぶ。
「貴女、会いたがっていたでしょう?」
「ええ!」
俺は嬉しさのあまり、お母様の手をとった。
お母様の父――母方のお祖父様は一風変わった人なのだ。
王国軍のお偉いさんを退職して、家督も息子に譲って、悠悠自適に生活していくのかと思いきや、剣の修行にでたり、貴族の息子の剣の先生をやったり、アクティブに動くスーパー爺ちゃんだった。
剣の腕は王国一と名高く、有力な貴族は勿論王族までがこぞって息子の剣の先生になってほしいとお願いするほどの人だという。勿論、剣に夢中なレグルスもお祖父様に剣を習っていた時期があったという。
そんな素晴らしい人材が身内にいるなら是非とも剣術を習いたいと思っていたのだが、そんなことをお母様に知られては大変だ。だから、俺はお母様にバレないようにお祖父様に直談判したいと考え、お母様にお祖父様に会いたいとずっと言い続けてきたのだ。
「お祖父様は貴女の誕生パーティーに出席されるそうよ。良かったわね!」
「お母様、教えてくださってありがとうございます!」
俺の胸は高鳴った。
漸く、俺の野望は果たされる!
よし、まずは目の前のレグルスの誕生パーティーで、レグルスに勝つ!
何が勝ちなのか分からないけど、とにかく、レグルスに情けないところは絶対に見せないぞ。
それから、アルキオーネの誕生日パーティーでお祖父様を説得できるようにうーんと作戦を練っておかないと。
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