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第二章
18:生者と死者
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まずは目下の目的だった剣聖セリムに会う事はできた。
なら次にすべきは後始末だ。
俺は広場にゾンビを集め、台の上で声を張り上げた。
「ゾンビの皆さん、生存者の捜索をお願いしまーす!」
「ウァァァ……」
「オ……ア……」
「グルルル……」
俺の指示でゾンビ達が動き出し、家屋を覗いて回る。
中に隠れていたであろう住民達の悲鳴がそこかしこで上がった。
「生存者は結構いるみたいだな」
「あのやり方でいいのですか……?」
ラーティは苦笑いしながら言う。
まぁ隠れていたところにゾンビが押し掛けてきたら、そりゃ怖いだろうな。
「言いたい事はわかるけど、スピード重視だ。多少の事は目を瞑ってくれ」
そうして三百人ほどの生存者を救出できた。
「よし。じゃあ次は街の清掃に協力してくださーい!」
「オアァァ……」
生気のない顔で唸り声を上げ、ゾンビ達が散乱した瓦礫や破片を撤去していく。
一体一体は動きが鈍いが、何せ万に届くほどの頭数だ。道の掃除は文字通りあっという間に終わった。
家屋なんかは壊れたままだけど、さすがにゾンビには荷が重い。その辺は住民にがんばってもらうしかないな。
「ありがとうございます、勇者様。何とお礼を言っていいか……」
神父は深々と頭を下げた。
「いえいえ、俺は別に大した事はしてないので」
「ご謙遜を。聖女様も感謝致します」
「その感謝はわたくしよりも、守護神アルデム様へ捧げてください」
「ははは……そうですな。助けていただいたのは事実ですし、ルーメニス様は御心の広い神。異世界の神に祈る事もお許しくださるでしょう」
そう言って神父はラーティの前で手を組み、祈りを捧げた。
「まぁ、神父様がそう仰るのなら……」
続いてシスター、セリム、住民達、更にはゾンビ達までもがラーティに祈る。
「いやいや、おかしくない? ゾンビが神に祈るって……俺そんな命令してないんだけど」
「彼らは自主的に祈りを捧げているようですね」
ラーティがゾンビ達を見ながら言った。
「ゾンビに意識が残ってるのか?」
「いえ、ほとんど虚ろです。――が、残滓のようなものはあるのでしょう。彼らも元はこの街の住民ですし、感謝する気持ちが心のどこかにあるのかもしれませんね」
「元はこの街の住民、か……」
異世界の人々だって精一杯生きてきたはずだ。生まれ育った街を大切に想う気持ちは俺にだってある。
恐ろしく違和感のある絵面ではあるけど、ゾンビが神に祈っちゃいけない法律があるわけでもない。街を救った事で死者達の無念を晴らせたというなら結構な事だ。
そうして数分ほどした頃、皆の祈りが終了した。
「神聖力、回復した?」
「ええ、おかげ様で全回復しました」
よし。これで俺の安全は確保されたな。
「あとはこのゾンビ軍団をどうするかだけど――」
「燃やしましょう」
「ちょっと待て」
腕まくりするラーティを俺は引き留める。
「さっきなんかゾンビについて良い話をしてた気がするんだけど、気のせいだったのかな?」
「ご遺体は火葬。常識ですよ?」
「そうだけどさぁ。ってかそっちは土葬とかないの?」
「埋めたらゾンビになりますので」
もうなってるけどな!
「では連れて行くのですか?」
ジトッとした目でラーティが見つめてくる。何か文句を言いたそうな顔だな。
まぁ彼女の気持ちはわからないでもない。聖女として死者を冒涜するような真似はしたくないんだろう。
万に届くゾンビの群れが俺の配下になったと考えればとてつもない戦力だ。しかしそれは、あくまで邪帝王のスキルで得ただけの仮初めの力。
それに頼り切りになったらいざという時に邪帝王の手のひらから抜け出せなくなる。俺だってそんな事態は避けたい。
「……そうだな。じゃあゾンビ達には街の住民になってもらおう」
俺は再び台に立ち、教会前でうろつくゾンビ達へ顔を向けた。
「いいか。今からお前達の主はロドニスの住民だ。彼らの言葉は俺のものと思って命令に従ってくれ」
「アァァァ……」
俺の命令に唸り声で応えるゾンビ達。
「勇者様、大丈夫なのですか……?」
不安そうに眉を下げる神父に、けれど住民達は苦笑しつつもうなずいていた。
「いいじゃないですか神父様。今はゾンビの手も借りたい状況、浮気して金を持ち逃げする女よりゾンビのがマシでさぁ」
「そうね。彼が噛まれた時はどうしようかと思ったけど、ゾンビになったら私を殴らないようになったわ」
「生きてた時の旦那はロクデナシの穀潰しだったけど、これでちったぁ働くようになるでしょ」
クソ野郎どもじゃねぇか。いやしかしそんなダメ人間ばっかじゃないはずだ、うん……。
とまぁ俺と神父は顔を引きつらせてたけど、街の住民達は忌避感はないようだった。何だかんだで前向きに捉えてくれたんだろう。
「死者と生者、双方を想う貴殿の考え、実に素晴らしい」
セリムも胸に手を当てて俺に顔を向けてくる。どうやら納得してくれたようだ。
残る問題はこっちだな。
「まだ不満か?」
「……いえ」
口では否定するが、ラーティはまだ納得していない様子だった。
まぁでもこれ以上はどうしようもない。俺は死んだ人間を生き返らせたりできないしな。
「よし。それじゃこの街でやる事は終わったかな」
「いや、待ってくれ。まだやるべき事が残っている」
「やるべき事?」
「命運のタリスマンですな?」
神父はそう言うと、何やら胸元から小箱を取り出す。
その中には七色にきらめく美しい宝石の付いた装飾品が収められていた。
「命運のタリスマンって何?」
「御守りだ。何でも光の神ルーメニス様を信仰する者を死の運命から免れさせる加護があるらしい」
「死の運命を……?」
「ああ。一度だけだがな」
「へぇ、それがあれば一回は殺されても死なないって事?」
「そうだ。ルーメニス様の預言により、この街にあると聞いてな。魔物どもの手に渡る前に入手しに来たのだ。無事でよかった」
なるほど……。グラミーがこの街を滅ぼそうとしていた理由はこれか。
一度だけ殺そうとしても絶対死なないチートアイテムを剣聖に渡さないようにしていたわけだ。
もしそんなものがセリムの手に渡ってしまったら?
俺達が邪帝王側へ付く場合、セリムを二回殺さなくてはならない事になる。
目にも止まらぬ速さで剣を振り、グラミーとガチンコバトルできそうな剣聖を相手にして、そんな事が可能だろうか?
無理! 死ぬわ! どうにかして御守りをセリムの手から奪わないと!
俺は必死に思考を巡らせる。すると一つの案を閃いた。
「あのさ。これがあれば死の運命から逃れられるんだよな?」
「ルーメニス様へ信仰を捧げる者のみだがな」
「それってすでに死んでる人にも効果ある?」
「何……?」
セリムは驚きの表情を浮かべた。
「それは、つまり死者を生き返らせるという意味か?」
「まぁそんな感じ。この街の人間はルーメニス教の信者で、今日ゾンビになったばっかだろうし。その御守りを使えばゾンビになる運命から免れられないかな~……なんて」
「……!」
ガシッとセリムは俺の双肩をつかみかかった。眉間にシワを寄せて睨んで来ててめちゃくちゃ怖い。
「イサム殿……なんという事を考えるのだ!」
「い、いやぁその……も、もちろん無理にとは言わないよ?」
「いや、素晴らしい考えだ! ぜひそうしよう!」
あ、オッケーしてくれたのね。紛らわしい。
セリムは命運のタリスマンを両手で握り締め、静かに祈る。
すると淡い光がセリムの手を包み、噴水のように溢れた。その輝きを浴びたゾンビが、瞬く間に傷ひとつない人間の姿に修復されていく。
人々の間で歓声が上がった。
「おお……まさに奇跡だ!」
「ルーメニス様が死者を蘇生してくださった!」
「アンタなんで生き返ったんだい!?」
「よくもオレを肉壁にしてくれたなてめぇ!」
「いやぁぁぁぁぁぁっ!」
なんか一部で悲鳴が上がってるけど、まぁいいや……。大多数は喜んでるみたいだし俺のせいじゃないよ。
愛憎渦巻く人々を尻目に、俺は隣にいる聖女様へ顔を向けた。
「これならいいんじゃないか?」
「……そうですね」
ラーティは白い歯を見せて子どもっぽく笑う。
初めて見る、年相応の笑顔だ。
「あんたもずっとその顔をしてくれてりゃいいんだけどな」
「何がです?」
「何でもないよ」
こうしてロドニスの街における騒動は一件落着となったのだった。
なら次にすべきは後始末だ。
俺は広場にゾンビを集め、台の上で声を張り上げた。
「ゾンビの皆さん、生存者の捜索をお願いしまーす!」
「ウァァァ……」
「オ……ア……」
「グルルル……」
俺の指示でゾンビ達が動き出し、家屋を覗いて回る。
中に隠れていたであろう住民達の悲鳴がそこかしこで上がった。
「生存者は結構いるみたいだな」
「あのやり方でいいのですか……?」
ラーティは苦笑いしながら言う。
まぁ隠れていたところにゾンビが押し掛けてきたら、そりゃ怖いだろうな。
「言いたい事はわかるけど、スピード重視だ。多少の事は目を瞑ってくれ」
そうして三百人ほどの生存者を救出できた。
「よし。じゃあ次は街の清掃に協力してくださーい!」
「オアァァ……」
生気のない顔で唸り声を上げ、ゾンビ達が散乱した瓦礫や破片を撤去していく。
一体一体は動きが鈍いが、何せ万に届くほどの頭数だ。道の掃除は文字通りあっという間に終わった。
家屋なんかは壊れたままだけど、さすがにゾンビには荷が重い。その辺は住民にがんばってもらうしかないな。
「ありがとうございます、勇者様。何とお礼を言っていいか……」
神父は深々と頭を下げた。
「いえいえ、俺は別に大した事はしてないので」
「ご謙遜を。聖女様も感謝致します」
「その感謝はわたくしよりも、守護神アルデム様へ捧げてください」
「ははは……そうですな。助けていただいたのは事実ですし、ルーメニス様は御心の広い神。異世界の神に祈る事もお許しくださるでしょう」
そう言って神父はラーティの前で手を組み、祈りを捧げた。
「まぁ、神父様がそう仰るのなら……」
続いてシスター、セリム、住民達、更にはゾンビ達までもがラーティに祈る。
「いやいや、おかしくない? ゾンビが神に祈るって……俺そんな命令してないんだけど」
「彼らは自主的に祈りを捧げているようですね」
ラーティがゾンビ達を見ながら言った。
「ゾンビに意識が残ってるのか?」
「いえ、ほとんど虚ろです。――が、残滓のようなものはあるのでしょう。彼らも元はこの街の住民ですし、感謝する気持ちが心のどこかにあるのかもしれませんね」
「元はこの街の住民、か……」
異世界の人々だって精一杯生きてきたはずだ。生まれ育った街を大切に想う気持ちは俺にだってある。
恐ろしく違和感のある絵面ではあるけど、ゾンビが神に祈っちゃいけない法律があるわけでもない。街を救った事で死者達の無念を晴らせたというなら結構な事だ。
そうして数分ほどした頃、皆の祈りが終了した。
「神聖力、回復した?」
「ええ、おかげ様で全回復しました」
よし。これで俺の安全は確保されたな。
「あとはこのゾンビ軍団をどうするかだけど――」
「燃やしましょう」
「ちょっと待て」
腕まくりするラーティを俺は引き留める。
「さっきなんかゾンビについて良い話をしてた気がするんだけど、気のせいだったのかな?」
「ご遺体は火葬。常識ですよ?」
「そうだけどさぁ。ってかそっちは土葬とかないの?」
「埋めたらゾンビになりますので」
もうなってるけどな!
「では連れて行くのですか?」
ジトッとした目でラーティが見つめてくる。何か文句を言いたそうな顔だな。
まぁ彼女の気持ちはわからないでもない。聖女として死者を冒涜するような真似はしたくないんだろう。
万に届くゾンビの群れが俺の配下になったと考えればとてつもない戦力だ。しかしそれは、あくまで邪帝王のスキルで得ただけの仮初めの力。
それに頼り切りになったらいざという時に邪帝王の手のひらから抜け出せなくなる。俺だってそんな事態は避けたい。
「……そうだな。じゃあゾンビ達には街の住民になってもらおう」
俺は再び台に立ち、教会前でうろつくゾンビ達へ顔を向けた。
「いいか。今からお前達の主はロドニスの住民だ。彼らの言葉は俺のものと思って命令に従ってくれ」
「アァァァ……」
俺の命令に唸り声で応えるゾンビ達。
「勇者様、大丈夫なのですか……?」
不安そうに眉を下げる神父に、けれど住民達は苦笑しつつもうなずいていた。
「いいじゃないですか神父様。今はゾンビの手も借りたい状況、浮気して金を持ち逃げする女よりゾンビのがマシでさぁ」
「そうね。彼が噛まれた時はどうしようかと思ったけど、ゾンビになったら私を殴らないようになったわ」
「生きてた時の旦那はロクデナシの穀潰しだったけど、これでちったぁ働くようになるでしょ」
クソ野郎どもじゃねぇか。いやしかしそんなダメ人間ばっかじゃないはずだ、うん……。
とまぁ俺と神父は顔を引きつらせてたけど、街の住民達は忌避感はないようだった。何だかんだで前向きに捉えてくれたんだろう。
「死者と生者、双方を想う貴殿の考え、実に素晴らしい」
セリムも胸に手を当てて俺に顔を向けてくる。どうやら納得してくれたようだ。
残る問題はこっちだな。
「まだ不満か?」
「……いえ」
口では否定するが、ラーティはまだ納得していない様子だった。
まぁでもこれ以上はどうしようもない。俺は死んだ人間を生き返らせたりできないしな。
「よし。それじゃこの街でやる事は終わったかな」
「いや、待ってくれ。まだやるべき事が残っている」
「やるべき事?」
「命運のタリスマンですな?」
神父はそう言うと、何やら胸元から小箱を取り出す。
その中には七色にきらめく美しい宝石の付いた装飾品が収められていた。
「命運のタリスマンって何?」
「御守りだ。何でも光の神ルーメニス様を信仰する者を死の運命から免れさせる加護があるらしい」
「死の運命を……?」
「ああ。一度だけだがな」
「へぇ、それがあれば一回は殺されても死なないって事?」
「そうだ。ルーメニス様の預言により、この街にあると聞いてな。魔物どもの手に渡る前に入手しに来たのだ。無事でよかった」
なるほど……。グラミーがこの街を滅ぼそうとしていた理由はこれか。
一度だけ殺そうとしても絶対死なないチートアイテムを剣聖に渡さないようにしていたわけだ。
もしそんなものがセリムの手に渡ってしまったら?
俺達が邪帝王側へ付く場合、セリムを二回殺さなくてはならない事になる。
目にも止まらぬ速さで剣を振り、グラミーとガチンコバトルできそうな剣聖を相手にして、そんな事が可能だろうか?
無理! 死ぬわ! どうにかして御守りをセリムの手から奪わないと!
俺は必死に思考を巡らせる。すると一つの案を閃いた。
「あのさ。これがあれば死の運命から逃れられるんだよな?」
「ルーメニス様へ信仰を捧げる者のみだがな」
「それってすでに死んでる人にも効果ある?」
「何……?」
セリムは驚きの表情を浮かべた。
「それは、つまり死者を生き返らせるという意味か?」
「まぁそんな感じ。この街の人間はルーメニス教の信者で、今日ゾンビになったばっかだろうし。その御守りを使えばゾンビになる運命から免れられないかな~……なんて」
「……!」
ガシッとセリムは俺の双肩をつかみかかった。眉間にシワを寄せて睨んで来ててめちゃくちゃ怖い。
「イサム殿……なんという事を考えるのだ!」
「い、いやぁその……も、もちろん無理にとは言わないよ?」
「いや、素晴らしい考えだ! ぜひそうしよう!」
あ、オッケーしてくれたのね。紛らわしい。
セリムは命運のタリスマンを両手で握り締め、静かに祈る。
すると淡い光がセリムの手を包み、噴水のように溢れた。その輝きを浴びたゾンビが、瞬く間に傷ひとつない人間の姿に修復されていく。
人々の間で歓声が上がった。
「おお……まさに奇跡だ!」
「ルーメニス様が死者を蘇生してくださった!」
「アンタなんで生き返ったんだい!?」
「よくもオレを肉壁にしてくれたなてめぇ!」
「いやぁぁぁぁぁぁっ!」
なんか一部で悲鳴が上がってるけど、まぁいいや……。大多数は喜んでるみたいだし俺のせいじゃないよ。
愛憎渦巻く人々を尻目に、俺は隣にいる聖女様へ顔を向けた。
「これならいいんじゃないか?」
「……そうですね」
ラーティは白い歯を見せて子どもっぽく笑う。
初めて見る、年相応の笑顔だ。
「あんたもずっとその顔をしてくれてりゃいいんだけどな」
「何がです?」
「何でもないよ」
こうしてロドニスの街における騒動は一件落着となったのだった。
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