~黒い箱庭~ パパパは頑張ります

プロテインマン

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最高品質のプロテイン

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視界にうっすらと青白い光の文字が浮かぶ



名前 パパパ

種族 人族

HP  250/250
MP  0

STR 30

VIT 25

INT 12

AGI 10

DEX 10

パッシブスキル
力倍化LV1
超回復LV1
消化酵素LV1

アクティブスキル


加護
筋肉神の加護 小


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・・。

本当にこんなものが存在するのか。

推測の域ではあるが、この世界の法則がゲームの中にと同じものなのかもしれない。

その場合自分のステータスは、どれ程の数値なのだろうか?

密閉され他に人のいない空間では比べようも無い

まずMPが0なのが痛い
これは魔法の素質が無いと言うことなのだろうか?

自分の予想だけで言えば 日本人の平均ベンチプレス値が50キロ程なので ベンチプレス150キロが挙がる自分との割合を考えた場合 1:3

そこから予測して 平均の日本人の能力値を10と仮定した場合大体自分に当てはまる感じにはなるが 悪魔で予測である


「ゲームのシステムが存在する世界か」


・・・・・。もしかしてあれも存在するのか??


「 アイテムボックス!! 」



・・・・。


・・・・・・・。

何も起こらない・・・・

イメージが足りないのか?

左手に別の空間があることを強くイメージして再び叫ぶ

「 アイテムボックス!!!!!! 」

その瞬間 左手の周りの空間が歪むと同時に視界に赤白い文字でストレージが表示された


アイテム数 4/10

MRPプロテインスクーパー    ∞
水500cc入りペットボトル    ∞
シェイカー            ∞


「よっしゃーー!」

筋トレ好きな俺の為にあるような中身で、普通の人間なら驚くだろうが正直に嬉しい

まず食料も水も無い状況を回避できたのが一番で、尚且つプロテインだけではなくMRP入りの三大栄養素混合タイプである そしてシェイカーがあることによって、それを適切な水分量でしっかりと混ぜることができる

プロテインの直食いは謝って少しでも息をすると本当に死にそうになるので注意が必要だ

さっそくシェイカーを出しシェイカーの蓋を開け 右手にスクーパーを念じる するとプロテインがすり切り1杯分入っており、それをシェイカーに投入し これまた500ccの水のペットボトルを取り出す
蓋を開けシェイカーに水を注ぐと、シェイカーの蓋を閉じ20回ほどシェイク!!

しっかり混ざったところで一気に飲んでみる!!

ゴクゴクゴクゴクゴク!!

プッハーーーーーー

人工甘味料では無い自然な甘みに、プレーンの素朴な味そして後味にほんのりとミルクの味が漂う

この味に溶けやすさ、泡立ちの少なさ、そして血中に糖質とアミノ酸が回り体に力が漲るこの感覚

「これは最高品質のプロテインやっ!!」

本当であれば、プロテインおよび水が毒である可能性も考慮して冷静に対処すべきではあったが、思わず歓喜のあまりにやってしまったことは反省しておこう

そんなこんなで、アイテムボックスの使い方にも慣れて、2杯目のプロテインを飲み終えたところで・・・・・


ビチャ

ビチャビチャビチャビチャ!!!

それは現れた

「あっ コレはスライムやな!」
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