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第1話 地味な僕と、学園の模範生
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高校二年の教室は、相変わらず騒がしいエネルギーに満ちていた。その中で、僕、黒羽 竜牙《くろはね りゅうが》は、窓際の席で静かに文庫本に目を落としている。黒縁の伊達メガネの奥で、外界とは意図的に距離を置く。僕の「裏」の顔――人気ゲーム実況者「クロ」としての活動を守るため、学校生活では徹底して地味な「陰キャ」を装っていた。
放課後までの長い時間、波風を立てずに過ごす。それが僕の唯一のミッションだ。
「竜牙くん」
静かな声が、僕の読書を遮った。顔を上げると、そこに立っていたのは、クラス委員長の花市 凜《はないち りん》だ。
彼女は、僕とは対極の存在。完璧に整えられた長い黒髪に、シワ一つない制服。生徒からの信頼も厚く、教師からも一目置かれる、学園の模範生。その優等生ぶりは、僕のような日陰者に冷淡な態度を取る必要すらない、余裕のある完璧さだった。
彼女の手には、返却期限が過ぎた僕の図書室の本がある。
「これ、あなたが昨日借りた本ね。返却期限は守ってほしいの。委員長としてではなく、図書委員としてもお願いするわ」
凜の目は冷静で、僕の地味な外見を一切気に留めていないようだった。ただ、目の前の責務を淡々と果たしている。
「あ、すみません、花市委員長。すぐに返します」
僕は急いで本を受け取ろうと立ち上がった。その時、凜は一瞬だけ目を伏せ、僕の足元、机の下に置かれた僕のリュックの横に視線をやった。そこには、うっかり外に出しっぱなしにしていた、黒いヘッドセットの細いコードがわずかに見えていた。
凜はすぐに視線を僕の顔に戻したが、その瞳の奥に、微かな動揺と、強い興奮のようなものが、一瞬にして燃え上がって消えたように感じた。
「あの……」
「……あなたは、いつも静かに本を読んでいるわね。その熱心さを、もう少しクラス活動にも向けてくれたら嬉しいわ。期待しているから」
凜はそれだけ言い残し、いつもの澄ました表情で自席に戻っていった。
(今の、なんだったんだ? まさか、あのヘッドセットのコードで……)
僕は背中に冷たい汗を感じながらも、ただの委員長としての指導だと、自分に言い聞かせた。
その日の夜。
自室の防音ブースに入れば、僕は地味な黒羽竜牙から、人気実況者「クロ」へと変貌する。
「はい、こんばんは。クロです」
配信開始と同時に、チャット欄が爆発した。そして、お馴染みの赤スパチャが画面を流れる。
【ユキ】:「クロさん、今日もご降臨ありがとうございます!学校での疲れなんて、このユキが全力で吹き飛ばします!無理しないで!でも今日の神プレイも期待してます!」
いつも通りの、過激だが愛情深いユキのメッセージ。だが、今日のコメントには、明らかに普段以上の熱量と、具体的すぎる言及が混ざっていた。
「今日の学校での委員長は、完璧な演技でしたね!さすが私の推し!学校でクロさんを守れるのは、委員長のユキだけです!」
「クロさんの細い指でキーボードを叩く音、最高です!今日は特に神懸かってます!」
僕の手元のアップを映しているわけではないのに、「細い指」という身体的な特徴に言及している。そして、「委員長のユキ」という言葉。
(やっぱり、花市委員長が「ユキ」なのか? でも、なぜ委員長……? そして、なぜ僕の正体に気づいた?)
僕は混乱しながらも、プロとしての冷静さを保ち、ゲームプレイに集中した。しかし、難易度の高いダンジョンのボス戦で、わずかな集中力の乱れから致命的なミスを犯してしまう。
「あー、マジか、これ。詰んだわ。判断ミスだ……」
その瞬間、僕が校内でも思わず口にした、いつもの口癖が、マイクを通じて世界に発信された。
次の瞬間、今日一番の高額スパチャが画面を埋め尽くした。
【ユキ】:「クロさん!大丈夫!ミスなんてありません!今の声、最高に生でした!ユキは知ってますよ!その口癖、実はメガネを外したとき限定の口癖ですよね?ユキは全て見てます!永遠に応援します!」
僕は完全に凍り付いた。
「詰んだわ」の口癖。そして、学校で僕がかけている「メガネ」。
花市凜が僕の正体を確信したことを、このユキのコメントは完全に証明していた。あの冷徹な委員長が、僕のチャンネルの熱狂的な古参ファンであり、僕のプライベートを隅々まで監視している重度の「推し」だったのだ。
翌朝、登校した僕は、誰もいない教室で、自分の机の引き出しの中に、真新しいメモ用紙が挟まっているのを見つけた。
昨日の騒動を考えれば、差出人は一人しかいない。
そのメモには、委員長らしい整った、完璧な文字でこう書かれていた。
『黒羽竜牙くんへ。あなたの秘密は、私の人生の最重要事項です。放課後、旧校舎裏の使われていない理科準備室へ来なさい。 — 花市凜』
そして、そのメモの末尾。几帳面な筆跡で、誰も気づかないほど小さく、しかし情熱的なペン先の跡で、ユキのアイコンに似た小さな雪の結晶のマークが描かれていた。
僕の推測は確信に変わった。これから、僕の高校生活は、この完璧な仮面を被った重すぎるファンによって、根底から覆されることになるだろう。
放課後、僕は指示通り旧校舎の理科準備室の前に立った。鍵は開いている。恐る恐る中に入ると、実験器具が雑然と並ぶ薄暗い部屋の中で、花市凜が一人、こちらに背を向けて立っていた。
僕が入ったのを確認すると、凜は静かに扉を閉め、鍵をかけた。
「誰も入ってこないわ。安心なさい、竜牙くん」
振り返った凜の顔は、朝までの「学園の模範生」とは、全く違う表情をしていた。その瞳は興奮に潤み、口元は僅かに緩んでいる。完璧な委員長の仮面が、今、完全に剥がれ落ちていた。
「ゆ、ユキ……さん?」
「ええ、その通りよ」
凜は、まるで自分が世界で一番特別な存在であるかのように、誇らしげに胸を張った。
「私は花市 凜。そして、あなたの最古参ファン『ユキ』。私は昨日、確信したわ。あなたが私の推し『クロ』さんだと」
彼女は一歩踏み出し、僕に近づいてくる。その一歩は、委員長としての威圧感ではなく、ファンとしての強い熱意に満ちていた。
「なぜ、僕が地味な生活を送っているのかは、今は聞かない。でも、私はあなたの秘密を守る義務があると思っているわ」
「義務?」
「そうよ。推しが安心して活動できる環境を作ること。それが古参ファンとしての責務でしょう?」
凜は、僕の目をまっすぐに見つめた。その瞳は、昼間の冷徹さとは無縁の、強い愛情を湛えていた。
「だから、竜牙くん。私はあなたと『推し活契約』を結びたい」
凜の言葉は、熱狂的でありながら、委員長らしく理路整然としていた。
「条件は三つ。まず、第一。学校であなたの地味な生活を完璧にカモフラージュすること。誰もあなたを疑わないよう、私は委員長として、あなたとは適度な距離を保つ。もちろん、冷たい言葉は使わないわ。私はあなたを蔑んだりしない」
その言葉に、僕は安堵した。少なくとも、彼女が僕をいじめる心配はなさそうだ。
「第二。この理科準備室は、私たちの秘密の活動拠点とする。誰も来ない放課後のこの部屋で、私にだけ、あなたの『クロ』としての話を聞かせて。ゲームの裏話、配信のボツネタ。私を『最古参にして、特別な秘書』として優遇すること」
凜の頬が、わずかに赤く染まる。その姿は、憧れの人を前にした、ただの可愛い少女だった。
「そして、第三。……これは、あなたの安全のためでもあるわ。私はあなたの活動を全面的にサポートする。あなたの配信機材のトラブル、情報漏洩の危険、生活の不摂生。全て、この花市 凜が、委員長として厳しく管理する」
彼女はポケットから、新しい献立表のようなメモを取り出した。
「例えば、『クロさんの健康管理プラン』よ。配信前には必ずこれを食べなさい。寝不足は許しません。スパチャの収益管理は私がやるわ。万が一、アンチがあなたの個人情報を探ろうとしたら、私が委員長の情報収集能力で叩き潰す」
凜は真剣だった。その「推し」への情熱は、常軌を逸していた。
「返事は、竜牙くん。『クロ』さん?」
僕は、この完璧な委員長の背後にいる、重すぎるほどの「ユキ」の存在に、圧倒されていた。しかし、彼女の「全力で守る」という言葉は、確かに僕の秘密の活動にとって、これ以上ないほどのチート能力になり得る。
「……わかりました、花市委員長。僕の秘密と、僕の安全を、あなたに委ねます」
僕が了承した瞬間、凜の表情が、一気に満面の笑顔に変わった。その笑顔は、学校で誰も見たことがない、歓喜に満ちた、一人の少女の笑顔だった。
「契約成立ね、竜牙くん。これからは、二人でこの秘密の二重生活を楽しみましょう。さて、さっそく今日の配信の反省会を始めるわよ。あの時の判断ミスは、私ならこうプレイすべきだと考えていて……」
委員長は、プロのゲームアナリストのように冷静な口調で、僕の今日のプレイを批評し始めた。僕の地味な高校生活は、この日から、委員長による溺愛と、厳格な管理が同居する、甘くも忙しい日々へと変わっていったのだった。
放課後までの長い時間、波風を立てずに過ごす。それが僕の唯一のミッションだ。
「竜牙くん」
静かな声が、僕の読書を遮った。顔を上げると、そこに立っていたのは、クラス委員長の花市 凜《はないち りん》だ。
彼女は、僕とは対極の存在。完璧に整えられた長い黒髪に、シワ一つない制服。生徒からの信頼も厚く、教師からも一目置かれる、学園の模範生。その優等生ぶりは、僕のような日陰者に冷淡な態度を取る必要すらない、余裕のある完璧さだった。
彼女の手には、返却期限が過ぎた僕の図書室の本がある。
「これ、あなたが昨日借りた本ね。返却期限は守ってほしいの。委員長としてではなく、図書委員としてもお願いするわ」
凜の目は冷静で、僕の地味な外見を一切気に留めていないようだった。ただ、目の前の責務を淡々と果たしている。
「あ、すみません、花市委員長。すぐに返します」
僕は急いで本を受け取ろうと立ち上がった。その時、凜は一瞬だけ目を伏せ、僕の足元、机の下に置かれた僕のリュックの横に視線をやった。そこには、うっかり外に出しっぱなしにしていた、黒いヘッドセットの細いコードがわずかに見えていた。
凜はすぐに視線を僕の顔に戻したが、その瞳の奥に、微かな動揺と、強い興奮のようなものが、一瞬にして燃え上がって消えたように感じた。
「あの……」
「……あなたは、いつも静かに本を読んでいるわね。その熱心さを、もう少しクラス活動にも向けてくれたら嬉しいわ。期待しているから」
凜はそれだけ言い残し、いつもの澄ました表情で自席に戻っていった。
(今の、なんだったんだ? まさか、あのヘッドセットのコードで……)
僕は背中に冷たい汗を感じながらも、ただの委員長としての指導だと、自分に言い聞かせた。
その日の夜。
自室の防音ブースに入れば、僕は地味な黒羽竜牙から、人気実況者「クロ」へと変貌する。
「はい、こんばんは。クロです」
配信開始と同時に、チャット欄が爆発した。そして、お馴染みの赤スパチャが画面を流れる。
【ユキ】:「クロさん、今日もご降臨ありがとうございます!学校での疲れなんて、このユキが全力で吹き飛ばします!無理しないで!でも今日の神プレイも期待してます!」
いつも通りの、過激だが愛情深いユキのメッセージ。だが、今日のコメントには、明らかに普段以上の熱量と、具体的すぎる言及が混ざっていた。
「今日の学校での委員長は、完璧な演技でしたね!さすが私の推し!学校でクロさんを守れるのは、委員長のユキだけです!」
「クロさんの細い指でキーボードを叩く音、最高です!今日は特に神懸かってます!」
僕の手元のアップを映しているわけではないのに、「細い指」という身体的な特徴に言及している。そして、「委員長のユキ」という言葉。
(やっぱり、花市委員長が「ユキ」なのか? でも、なぜ委員長……? そして、なぜ僕の正体に気づいた?)
僕は混乱しながらも、プロとしての冷静さを保ち、ゲームプレイに集中した。しかし、難易度の高いダンジョンのボス戦で、わずかな集中力の乱れから致命的なミスを犯してしまう。
「あー、マジか、これ。詰んだわ。判断ミスだ……」
その瞬間、僕が校内でも思わず口にした、いつもの口癖が、マイクを通じて世界に発信された。
次の瞬間、今日一番の高額スパチャが画面を埋め尽くした。
【ユキ】:「クロさん!大丈夫!ミスなんてありません!今の声、最高に生でした!ユキは知ってますよ!その口癖、実はメガネを外したとき限定の口癖ですよね?ユキは全て見てます!永遠に応援します!」
僕は完全に凍り付いた。
「詰んだわ」の口癖。そして、学校で僕がかけている「メガネ」。
花市凜が僕の正体を確信したことを、このユキのコメントは完全に証明していた。あの冷徹な委員長が、僕のチャンネルの熱狂的な古参ファンであり、僕のプライベートを隅々まで監視している重度の「推し」だったのだ。
翌朝、登校した僕は、誰もいない教室で、自分の机の引き出しの中に、真新しいメモ用紙が挟まっているのを見つけた。
昨日の騒動を考えれば、差出人は一人しかいない。
そのメモには、委員長らしい整った、完璧な文字でこう書かれていた。
『黒羽竜牙くんへ。あなたの秘密は、私の人生の最重要事項です。放課後、旧校舎裏の使われていない理科準備室へ来なさい。 — 花市凜』
そして、そのメモの末尾。几帳面な筆跡で、誰も気づかないほど小さく、しかし情熱的なペン先の跡で、ユキのアイコンに似た小さな雪の結晶のマークが描かれていた。
僕の推測は確信に変わった。これから、僕の高校生活は、この完璧な仮面を被った重すぎるファンによって、根底から覆されることになるだろう。
放課後、僕は指示通り旧校舎の理科準備室の前に立った。鍵は開いている。恐る恐る中に入ると、実験器具が雑然と並ぶ薄暗い部屋の中で、花市凜が一人、こちらに背を向けて立っていた。
僕が入ったのを確認すると、凜は静かに扉を閉め、鍵をかけた。
「誰も入ってこないわ。安心なさい、竜牙くん」
振り返った凜の顔は、朝までの「学園の模範生」とは、全く違う表情をしていた。その瞳は興奮に潤み、口元は僅かに緩んでいる。完璧な委員長の仮面が、今、完全に剥がれ落ちていた。
「ゆ、ユキ……さん?」
「ええ、その通りよ」
凜は、まるで自分が世界で一番特別な存在であるかのように、誇らしげに胸を張った。
「私は花市 凜。そして、あなたの最古参ファン『ユキ』。私は昨日、確信したわ。あなたが私の推し『クロ』さんだと」
彼女は一歩踏み出し、僕に近づいてくる。その一歩は、委員長としての威圧感ではなく、ファンとしての強い熱意に満ちていた。
「なぜ、僕が地味な生活を送っているのかは、今は聞かない。でも、私はあなたの秘密を守る義務があると思っているわ」
「義務?」
「そうよ。推しが安心して活動できる環境を作ること。それが古参ファンとしての責務でしょう?」
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その言葉に、僕は安堵した。少なくとも、彼女が僕をいじめる心配はなさそうだ。
「第二。この理科準備室は、私たちの秘密の活動拠点とする。誰も来ない放課後のこの部屋で、私にだけ、あなたの『クロ』としての話を聞かせて。ゲームの裏話、配信のボツネタ。私を『最古参にして、特別な秘書』として優遇すること」
凜の頬が、わずかに赤く染まる。その姿は、憧れの人を前にした、ただの可愛い少女だった。
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凜は真剣だった。その「推し」への情熱は、常軌を逸していた。
「返事は、竜牙くん。『クロ』さん?」
僕は、この完璧な委員長の背後にいる、重すぎるほどの「ユキ」の存在に、圧倒されていた。しかし、彼女の「全力で守る」という言葉は、確かに僕の秘密の活動にとって、これ以上ないほどのチート能力になり得る。
「……わかりました、花市委員長。僕の秘密と、僕の安全を、あなたに委ねます」
僕が了承した瞬間、凜の表情が、一気に満面の笑顔に変わった。その笑顔は、学校で誰も見たことがない、歓喜に満ちた、一人の少女の笑顔だった。
「契約成立ね、竜牙くん。これからは、二人でこの秘密の二重生活を楽しみましょう。さて、さっそく今日の配信の反省会を始めるわよ。あの時の判断ミスは、私ならこうプレイすべきだと考えていて……」
委員長は、プロのゲームアナリストのように冷静な口調で、僕の今日のプレイを批評し始めた。僕の地味な高校生活は、この日から、委員長による溺愛と、厳格な管理が同居する、甘くも忙しい日々へと変わっていったのだった。
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