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フィテアトル編
シンクレアの本性
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淡々と幸乃は仕事をこなす、しかし流石に中身が気になったのかそっと本の中身を見てみる、すると……
「ちょっ、何よこれ!!!!」
ジャミアが買わせていた本はそれも芸術のような絵ではなく幸乃の世界で言う漫画や同人誌に近い物で中には女の子の水着写真のようなものまで存在していた。
「あいつ、こんなもの買わせていたのかい!!」
幸乃はたまらず突っ込む。
一方ベルは1人全く違うエリアにいた、ジャミアは彼女の様態を懸念して比較的移動が少ないよう配慮していた、何とか目的の書物を買っていく中で机の向こう側で座っている販売員に書物の注文をすると……
「あの、これとこれとこれ…… をください」
「わかりました、5200eauですベルさん、体調はどうですか?」
販売員がベルの名を呼ぶ、それに驚いて彼女が販売員の顔を見ると──
「ってシンクレアさん、販売しているのここだったんですか?」
シンクレアだった、シンクレアは笑顔ながらもどこか企んでいるような、なにか不気味な笑い声を浮かべながらその本を渡す。
そしてベルは目的の書物を手にするとシンクレアが何の本か見てみないかと誘う。
ベルはシンクレアからどこかとてつもない邪悪なオーラを感じ恐る恐るその書物を見てみる。
するとベルは顔をリンゴのように真っ赤にする。
「な、な、な何ですか⁉こんな過激な絵は!!!!」
ベルにとっては天地がひっくり返ったような衝撃だった
それはシンクレアの団体が描いた漫画のようなもので内容はなんとかっこよくてモデルのような男性2人が裸になって抱き合っている画像だった。
「シンクレアさん、あなたなんて本書いているんですか?」
「別に、私もう25歳ですよ、別にいいじゃありませんか」
「だって、こんな裸が描いてある本なんて……」
「それにゆでダコみたいに顔を真っ赤にしてとってもかわいいわ」
ベルの顔はシンクレアが指摘しているように真っ赤だった。
「あ、あ、あ、あ、あ当たり前じゃないですかぁ!!!! こんなハレンチな裸で抱き合う、それも同性同士でなんて!!」
ハンサムな男性2人通しが裸で抱き合う「メンズラブ」という絵画が一部の女性達に流行っているらしく彼女をその団体の1人なのであった。
シンクレアは誘惑するような口調でベルに耳打ちする
「今買ったのはジャミア用なんでしょ、自分用に買ったらどう?今なら少しお安くして1580EAU、買うなら今しかないわよ……」
「う、ぅぅ……」
ベルの心が揺れ動き初める、幸か不幸か絵画の男性自体はベル好みのハンサムなルックスでベルの心がゆれうごきだす、
そしてその絵を興味ありげに見ていると……
「へぇベルちゃんこういう本が好きなんだ~~」
からかい半分で話しかけたのは幸乃だった、施設を歩いている最中ベルの姿を見かけて接近していた、それもベルがシンクレアの絵をじ~~っと見ているところをからかうように見ていたのであった。
「別に~~!! ベルちゃんがこんな性癖を持っていても私幻滅しないよ?」
「ちちちちちちちち、違いますよ!! そんなわけないじゃないですか!!」
ベルは顔の前で両手をぶんぶんと振って否定し真っ赤な顔のまま走って逃げだした。
「ベルさん、かわいいところあるじゃないですか」
そして11時ごろ、約束の時間になり、幸乃、ジャミア、ベルは約束の場所である入口に集まった。
リルカは人々の波に完全に流されてぐったりと壁に横たわっていた。全員が合流し昼食をとる。
休憩をはさみ午後になって絵画販売の方は落ち着き始める。
ジャミアは仮装大会の場所があるから今度はそっちへ行こうと誘いこみ幸乃達もそっちへ行くことにした。さらにシンクレアもそっちに参加するようで欠席が決まった仲間の代わりに誰か一人参加しないか頼んできた。
「誰か、参加しませんか? とっても楽しいですよ、いろんな服を着たりするんです」
「じゃあ私!!っていいたいけど、1人楽しんでほしい人がいるんだよねぇ~~」
そう言って幸乃はちらっと左隣
疲れきってうたた寝をしていた。そのリルカに幸乃は肩をゆすって起こす。
「ふぇぇ~~何ですかぁ~~?」
「リルカちゃん、もしよかったら仮装大会に出てみない?」
幸乃はさっきまで話していた事、疲れていたリルカに今日を楽しんでほしいという事を告げる、すると──
「へぇ~~、楽しそう、私ちょっとやってみたい」
リルカはテンションが高くなり喜んだ表情で二つ返事をして了承、すぐにシンクレアに連れられて準備室に向かった。
2時間後2人の準備が終わったと聞いて幸乃達は再び会場へ足を運ぶ。
会場はさっきとは打って変わってさっきまでの殺気は広い場所になっていてなくみんなメイドや黒騎士、お姫様など各自好きな格好で仮装を楽しんでいた。
「おぉ~~2人ともかわいいじゃん!!」
ソファーには黒い魔女帽子をかぶり、灰色の衣装を羽織ったシンクレアがいる。
胸元には深い切れ込みが入っていていかにも魔女のような艶めかしさがある。
その隣では兎耳のヘアバンドをつけたリルカがお菓子をつまんでいた。
身体には装衣にも似たぴったりとした黒地の布が張り付いており、背中や首が大胆に見えている。
リルカにはかわいらしさを強調した衣類がよく似合っていた。
彼女の特徴である大きな胸の存在感と相まって、目のやり場に幸乃とベルは困ってしまう。
「リルカもシンクレアさんも大胆すぎませんか? 流石にその格好は問題じゃ──」
「あら~~ベルちゃん女の子に興味があるんですか? いけない子ですわね~~」
「ち、ち、ち、違いますよ!! そんな格好されたら見てるこっちも恥ずかしいってことですよ!!」
「そっちの気があるならあるって言ってくれればいいんですよ、うりうり」
と完全に悪ノリした笑みでシンクレアがベルの背中を小突いてくる。
「ちょっ、何よこれ!!!!」
ジャミアが買わせていた本はそれも芸術のような絵ではなく幸乃の世界で言う漫画や同人誌に近い物で中には女の子の水着写真のようなものまで存在していた。
「あいつ、こんなもの買わせていたのかい!!」
幸乃はたまらず突っ込む。
一方ベルは1人全く違うエリアにいた、ジャミアは彼女の様態を懸念して比較的移動が少ないよう配慮していた、何とか目的の書物を買っていく中で机の向こう側で座っている販売員に書物の注文をすると……
「あの、これとこれとこれ…… をください」
「わかりました、5200eauですベルさん、体調はどうですか?」
販売員がベルの名を呼ぶ、それに驚いて彼女が販売員の顔を見ると──
「ってシンクレアさん、販売しているのここだったんですか?」
シンクレアだった、シンクレアは笑顔ながらもどこか企んでいるような、なにか不気味な笑い声を浮かべながらその本を渡す。
そしてベルは目的の書物を手にするとシンクレアが何の本か見てみないかと誘う。
ベルはシンクレアからどこかとてつもない邪悪なオーラを感じ恐る恐るその書物を見てみる。
するとベルは顔をリンゴのように真っ赤にする。
「な、な、な何ですか⁉こんな過激な絵は!!!!」
ベルにとっては天地がひっくり返ったような衝撃だった
それはシンクレアの団体が描いた漫画のようなもので内容はなんとかっこよくてモデルのような男性2人が裸になって抱き合っている画像だった。
「シンクレアさん、あなたなんて本書いているんですか?」
「別に、私もう25歳ですよ、別にいいじゃありませんか」
「だって、こんな裸が描いてある本なんて……」
「それにゆでダコみたいに顔を真っ赤にしてとってもかわいいわ」
ベルの顔はシンクレアが指摘しているように真っ赤だった。
「あ、あ、あ、あ、あ当たり前じゃないですかぁ!!!! こんなハレンチな裸で抱き合う、それも同性同士でなんて!!」
ハンサムな男性2人通しが裸で抱き合う「メンズラブ」という絵画が一部の女性達に流行っているらしく彼女をその団体の1人なのであった。
シンクレアは誘惑するような口調でベルに耳打ちする
「今買ったのはジャミア用なんでしょ、自分用に買ったらどう?今なら少しお安くして1580EAU、買うなら今しかないわよ……」
「う、ぅぅ……」
ベルの心が揺れ動き初める、幸か不幸か絵画の男性自体はベル好みのハンサムなルックスでベルの心がゆれうごきだす、
そしてその絵を興味ありげに見ていると……
「へぇベルちゃんこういう本が好きなんだ~~」
からかい半分で話しかけたのは幸乃だった、施設を歩いている最中ベルの姿を見かけて接近していた、それもベルがシンクレアの絵をじ~~っと見ているところをからかうように見ていたのであった。
「別に~~!! ベルちゃんがこんな性癖を持っていても私幻滅しないよ?」
「ちちちちちちちち、違いますよ!! そんなわけないじゃないですか!!」
ベルは顔の前で両手をぶんぶんと振って否定し真っ赤な顔のまま走って逃げだした。
「ベルさん、かわいいところあるじゃないですか」
そして11時ごろ、約束の時間になり、幸乃、ジャミア、ベルは約束の場所である入口に集まった。
リルカは人々の波に完全に流されてぐったりと壁に横たわっていた。全員が合流し昼食をとる。
休憩をはさみ午後になって絵画販売の方は落ち着き始める。
ジャミアは仮装大会の場所があるから今度はそっちへ行こうと誘いこみ幸乃達もそっちへ行くことにした。さらにシンクレアもそっちに参加するようで欠席が決まった仲間の代わりに誰か一人参加しないか頼んできた。
「誰か、参加しませんか? とっても楽しいですよ、いろんな服を着たりするんです」
「じゃあ私!!っていいたいけど、1人楽しんでほしい人がいるんだよねぇ~~」
そう言って幸乃はちらっと左隣
疲れきってうたた寝をしていた。そのリルカに幸乃は肩をゆすって起こす。
「ふぇぇ~~何ですかぁ~~?」
「リルカちゃん、もしよかったら仮装大会に出てみない?」
幸乃はさっきまで話していた事、疲れていたリルカに今日を楽しんでほしいという事を告げる、すると──
「へぇ~~、楽しそう、私ちょっとやってみたい」
リルカはテンションが高くなり喜んだ表情で二つ返事をして了承、すぐにシンクレアに連れられて準備室に向かった。
2時間後2人の準備が終わったと聞いて幸乃達は再び会場へ足を運ぶ。
会場はさっきとは打って変わってさっきまでの殺気は広い場所になっていてなくみんなメイドや黒騎士、お姫様など各自好きな格好で仮装を楽しんでいた。
「おぉ~~2人ともかわいいじゃん!!」
ソファーには黒い魔女帽子をかぶり、灰色の衣装を羽織ったシンクレアがいる。
胸元には深い切れ込みが入っていていかにも魔女のような艶めかしさがある。
その隣では兎耳のヘアバンドをつけたリルカがお菓子をつまんでいた。
身体には装衣にも似たぴったりとした黒地の布が張り付いており、背中や首が大胆に見えている。
リルカにはかわいらしさを強調した衣類がよく似合っていた。
彼女の特徴である大きな胸の存在感と相まって、目のやり場に幸乃とベルは困ってしまう。
「リルカもシンクレアさんも大胆すぎませんか? 流石にその格好は問題じゃ──」
「あら~~ベルちゃん女の子に興味があるんですか? いけない子ですわね~~」
「ち、ち、ち、違いますよ!! そんな格好されたら見てるこっちも恥ずかしいってことですよ!!」
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と完全に悪ノリした笑みでシンクレアがベルの背中を小突いてくる。
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